自己分析

就活生必見の自己分析テスト4選|テストを行う理由についても解説

就活は自分を知ることから始まる

就職活動では「まず自分を知ることから始まる」という言葉をよく耳にします。ですが、どうして自分のことを、知っておく必要があるのでしょうか。自分の過去を振り返るなどしてわざわざ自分の内面に迫ろうとするのは、恥ずかしいことかもしれませんし、またわずらわしくもあるかもしれません。

また、思い出したくない過去には目をそむけたくなる人もいるでしょう。しかし、この過程を疎かにしていると、就職活動がうまくいかなくなるといっても過言ではありません。ここでは自分自身のことを理解しておかなければならない理由を2点ご紹介いたします。

自分が自分を理解していないとPRできない

1つ目が、自分をより魅力的に見せる「自己PR」ができるようになるためという理由です。自己PRといえば、よく「自分」という商品を相手に売り込みに行くというイメージだと言われています。

相手に買ってもらうためには、その商品の良いところ・悪いところすべてをよく理解したうえで「最大の売りポイント」がどこなのかを把握し、それを訴求していく必要があるのです。自己分析はこの流れのなかの、「商品のことをよく理解」するという過程で大切になるツールになります。

自らのこれまでの行動や経験を振り返り、その中で起こった自分の良い面・悪い面すべてを把握し総合することで自分の魅力が形になって見えてきます。それを自分の言葉に変えて相手に伝えることで、相手の印象に残りやすいアピールにすることができるのです。

強みを活かした職場を選べる

どこに就職するにしても、誰もがそこで自分の能力をいかんなく発揮したいと思うでしょう。そのためには、自分の強みを知り、それを活かせる職場を選ぶ必要があります。そのための第一歩が、自己分析です。

自分が他の人と比べて優れている点、例えば素直、明るい、社交的、積極的、向上意識が強い、粘り強く努力する、サービス精神旺盛など、差別化できる強みが分かれば、そうした人材を求めている企業や職種との相性がいいということです。就活する際にもターゲットをピンポイントで選びやすくなります。

また、履歴書やエントリーシートを書く際、面接時などには、自己分析の結果「私にはこういう強みがある」ということを説得力を持ってアピールできます。自分の強みが発揮できる企業や団体に就職できれば、当然やりがいを持って仕事ができますし、成果も上がります。つまり、自己分析で自身の強みを知るということは、自分のためでもあると同時に、職場のためでもあるのです。

就活の軸が決められる

就活の軸が決められることも、自分自身を知っておくべき理由のひとつです。就活を上手に進めるためには、就活の軸の設定が必須であり、軸を決めるためには自己分析を徹底しておかなければなりません。自分が何を求めているのか、どのような能力、性格を持っているのかを知らなければ軸を決めることができませんし、仮に軸を設定しても間違えてしまう可能性があります。

どのような方向性で就活を進めるのかを決めずに、就活に取り組んでも成果が得られな場合も多いですし、闇雲に選考を受けても時間の無駄になってしまうことも多いです。就活を効率よくスムーズに進めるためには、目指すべき方向をきちんと見定めておく必要がありますので、正しい軸を決めるためにも自己分析は欠かせません。

就職先とのミスマッチを防げる

5つ目は、3つ目のポイントと表裏をなすものですが、就職先選びに失敗しない、つまり企業とのミスマッチを防げるということです。自己分析をすることにより、自分の「強み」が明白になると同時に、自分のウイークポイント、「弱み」も分かります。

仮に、あなたが人と話すのが苦手、優柔不断なところがある、集中力が長続きしない、要領よく仕事をこなすのが不得意などの「弱点」を持っていて、自己分析テストでそれが明白に分かったとします。しかし、ここで大事なのは落ち込んだり、がっかりしないことです。

自分の弱みを客観的に把握できたということは、裏を返せば向いていない企業に就職することを回避できるということです。限られた就活時間の中で無駄が省けますし、何より就職後にミスマッチに悩むこともありません。自己分析の結果がどんなものであったにせよ、プラスに捉えることで就活に役立てましょう。

36の質問に答えて自分のタイプを把握しよう

自分がどのようなタイプなのかを知るためにおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプを診断できます。

技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

自己分析テストで人間性や適職が明らかになる

自己分析テストとは、用意されている複数の質問に答えると、そこから「自分がどういう性格で、どのような仕事が向いているのか」という答えを返してくれるというものです。その性質から、自己分析をする際に大変役立つツールのひとつとなっています。

本記事では自己分析をする際にテストを行う理由や、利用することのメリットなど、まとめてご紹介いたします。また数ある自己分析テストの中から、特におすすめできるものを3つご紹介いたしますので、ツールを選ぶ際の参考にしてください。

自己分析にかかる時間を大幅に削減できる

自己分析をするには、具体的にどのような方法があるでしょう。最も知られていて、かつ就活生がよく取る手法のひとつは「自分史」を作るというものです。これは文字通り、自分がこれまで生きてきた歴史、経験したこと、家族や人間関係、時代・社会情勢などを文章や年表などにしたものです。

「自分のことだから簡単」と思い、安易に取り掛かりがちですが、実はそこに落とし穴があります。日々、日記をつけている人や、メモでこまめに記録を残しているという人ならいいでしょうが、生まれてから20数年間にあったことを正確に思い出すことは、普通の人には困難です。

それを事象ごとに正確な年月日を付けて書きおこすのは、非常に手間が掛かるものです。「自分」を中心にして、出来事や関わりのある事柄を周りにどんどん書き足していく「メモリーツリー」や「マインドマップ」というものもありますが、自分史を作るための手法の一つであり、労力の軽減にはなりません。

自分では分からないことが知れることも

自分が一番よく分かっていると考える人も多いですし、他の人が知らない一面を自覚している人も少なくありません。しかし自分だからこそ知らないこと、知ることができないこともありますし、自己分析テストなどを使用して、完全に客観的な視点で自分を見つめ直すのは大切なことです。自己分析テストによって、自分では分からないことが知れる場合もありますし、新たな一面に気づける場合もあります。

どれだけ客観的に自分を見ることができても、少なからず主観は含まれてしまいますし、完全に自分を客観視することはできません。就活を上手に進めるためには、自分を客観的に判断して理解を深めることが大切です。そこで、その手助けとなる自己分析テストの利用がおすすめです。

就活生におすすめの無料自己分析テスト4選

ランキング①:エニアグラム無料診断

エニアグラム無料診断は自分が20歳以下だったとき、どういう考えやどのような行動をとっていたか、90項目の中から当てはまるものにチェックを入れていく方法で診断します。その90項目は10項目ずつ9つの属性に分かれており、最もチェック数の多かったところが自分のタイプになります。

結果では「こだわり」「決してしないこと」「されて嫌なこと」「プラス面」「マイナス面」など、13項目でそのタイプの人がどういう人物なのかを細かく表示してくれます。煩雑な会員登録などは一切不要で実施することができるので、ここで紹介する自己分析ツールの中では最も簡単に扱うことができます。

ランキング②:マイナビ2018 適職診断MATCH

マイナビ2018 適職診断MATCHは、仕事に関連する個人の行動傾向を見る自己分析ツールで、仕事における個人の特徴を知る「パーソナリティ診断」と、仕事における個人の価値観を見る「バリュー診断」の2つを診断することができます。

就職情報サイトのサービスだということもあり、マイナビに掲載している90職種・48業界について詳しく解説してくれるほか、それぞれの適合度をランキング形式で見ることができます。これだけ充実した機能が使える優れものなのですが、マイナビに登録しなければ利用することができないという煩雑さがある点には注意しておきましょう。

ランキング③:リクナビ 適職診断

リクナビ 適職診断は、各項目ごとに、自分に最も当てはまる思考や行動にチェックを入れていく方式のテストです。考えてしまうと答えにばらつきが生じてしまうので、直感で答えるようにしてください。就職情報サイトのサービスとだけあって、診断結果から自分に最も合う企業をピックアップしてくれます。

今まで知らなかった新たな企業に出会うこともできるので、これから進むべき道に悩んでいる方にはおすすめのツールです。なお、リクナビに登録しなければ使うことはできませんのでご注意ください。

ランキング④:キャリタスQUEST

キャリタスQUESTでは、20の質問に答えることで自分の性格を診断することができます。診断結果はキャラクターとなって現れますので、ちょっとした空き時間に息抜きを兼ねて試してみるのもおすすめです。質問は「YES」「NO」「どちらでもない」の3択で回答していき、どの答えを選んだかによって最終的な結果が変わります。

結果では就活に関係したことはもちろん、就活以外での性格なども表示されますので、自分自身を知るいい機会になります。詳細な分析結果を見るためにはキャリタス就活への会員登録が必要ですが、登録さえすればさらに有益な情報を知ることが可能です。登録は無料でできますし、より詳細な結果を知るためにも登録も検討しておきましょう。

有料の自己分析テストもある

自己分析テストには無料のものもあります。就活生向けの無料のものも上記のように複数ありますので、自分で確認して使い分けるようにしてください。

ここでは、有料の自己分析テストを使用するメリットを紹介します。無料の自己分析テストとどこが違うのか把握してください。

より精密な診断結果がでる

有料の自己分析テストを使用するメリットは、無料の診断検査より精密な結果がでることです。分析項目を多く設けているケースもあり、個人を細部まで分析してくれる傾向にあります。

無料の分析テストは手軽にインターネットで始められるメリットがありますが、細かく自分を分析したい人は、有料の自己分析テストも検討してみてください。金額はそれぞれ異なります。また、診断項目や分析内容もそれぞれ異なるのでしっかりと下調べをしてからテストを受けるようにしましょう。

自己分析のテストにオススメの本3選

ここまでインターネットを使ってできる自己分析テストをご紹介してきましたが、会員登録しなければならなかったり、ネット環境が身近にない人(ほとんどいないとは思いますが)は使うことができません。これに対し、書籍化されているものであれば、かばんの中に忍ばせておけば、いつでも取り出して見ることができますね。

もちろん、スマホの電波状態が悪かったり、パケット容量の上限を超えて制限がかかっていたり、バッテリー切れのときでも安心です。また、ネットの簡易的な診断と違い、活字になっているものはテスト項目も細かく、詳しい解説や診断結果の活用法などがついている場合が多いので、より深掘りすることができます。そこで、おすすめの自己分析本を3つ紹介します。

おすすめ本①

1つ目は「あなたが『一番輝く』仕事を見つける 最強の自己分析」です。著者の梅田幸子氏は、これまで4千人の就職面接に立ち会い、多くの人を就職内定に導いたキャリアコンサルタント。また、採用担当者の研修会などで講師を務めており、企業側の「本音」を熟知しています。

同著は、2009年に発行されたベストセラー「あなたの天職がわかる最強の自己分析」をリニューアルし、11月に単行本化して発刊されたばかりですので、最新の就職市場の状況が分かります。具体的な自己分析は「心が喜ぶ仕事を見つける」「仕事を活かせる強みを見つける」「苦手で耐えられないことを知る」に分かれており、合わせて29のシートが付いています。また、解説も充実しています。KADOKAWA。税込1404円。

おすすめ本②

2つ目は「絶対内定2019――自己分析とキャリアデザインの描き方」。著者は就活塾「我究館」創業者の杉村太郎氏と、館長でリクルート社に勤務した経験を持つ熊谷智宏氏。20年以上もロングセラーを続け、就活本に初めて「自己分析」の手法を取り入れたことで知られる「絶対内定」シリーズの最新版です。

同著は、94枚のワークシートを使ってキャリアデザインを描くことで効果的な内定を勝ち取ろうという内容で、情報量豊富。2019年版では、就活における自己分析のタイミングについて図入りの解説を追加しています。合意が分かれるタイミングや意思決定など重要な場面で自己分析が役立つことや、具体的に自己分析をどう行えばいいのかを詳説しています。ダイヤモンド社。1944円。

おすすめ本③

最後は「就活必修! 1週間でできる自己分析2019」です。著者の坪田まり子氏は、プロフェッショナル・キャリア・カウンセラーで、東京学芸大学特命教授、亜細亜大学非常勤講師。社会人や大学生向けの講演・研修会で講師を務めており、特に就活に関しては、これまで延べ10万人を対象にセミナーを行ってきました。

同著は、7つのワークシートを使い、タイトル通り「1週間」で自己分析ができるように構成。「何のために働くのかを明確にする」や「自分の性格について考える」「自分らしさを表現するエピソード探し」「将来のライフプランをイメージしよう」などといった自己分析ワークプログラムを掲げており、目的意識を明確にして1日1日やるべきことに取り組めるよう工夫されています。さくら舎。1404円。

自己分析テストでも自分を知ってから就活を進めよう!

「自己分析テスト」に関して、そのメリットからおすすめのツールまでをまとめてご紹介しました。冒頭にも申したように、就職活動を円滑に進めるためには「自分を知ること」が何よりも大切です。自己分析テストは自分の内面を客観的に分析してくれるので、自己を知るための強力なサポートをしてくれます。

また、自分が進みたいと思う道を定められていない就活生にとっても、これからの活動の方向性を決める一つの指標とすることができます。自己分析テストをうまく活用して、自分の内面や進みたい道と真剣に向き合って就職活動に臨むようにしてください。

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監修者プロフィール

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吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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