自己PR
【自己PRの意味とは】長所との違いや効果的な書き方|例文3選つき
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目次
自己PRの意味を理解していないと企業に評価してもらえない可能性がある
就活では自己PRは必須の項目ですが、この意味を正しく理解できていない人は少なくありません。自己PRは自分の魅力や能力、人柄などを伝えるものですが、これだけの認識では足りていないのです。
自己PRで評価される人とされない人の違いは、言葉の意味を正しく理解できているかどうかと言っても過言ではありません。意味を理解したうえでの自己PRが非常に重要ですので、よく考えて正しい理解を持って就活を進めましょう。
自己PRの意味とは
自己PRとは、自分のよさをアピールして伝えていくものです。自分の能力や人柄を詳細まで伝えることが大切であり、そのうえで採用メリットを示し、企業でいかに活躍できるかを売り込んでいきます。
つまり、相手に魅力を伝えるということが大切です。就活における自己PRは、企業に評価されるかどうかが重要であり、企業が求める人材像に合わせてアピールしなければなりません。
単に自分の魅力をアピールするだけが自己PRではなく、評価されるものをアピールするのが本当の意味での自己PRです。
能力や人柄をアピールする点では一般的な意味と一緒ですが、就活においては企業に評価されるものということを念頭に置かなければなりません。
企業が自己PRを求める理由
自己PRを進めるためには、なぜ企業は学生に自己PRを求めるのかを知っておくことが大切です。面接では業界や企業ごとに出題される質問内容は違いますが、自己PRに関してはほとんどの場合で共通して聞かれます。
履歴書にも自己PRの欄がありますし、就活において自己PRは切っても切れないものです。なぜ就活では自己PRが重要視されているのか、企業が見ている点を合わせて考えていきましょう。
コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
自己PRは就活において必ずといっていいほど必要になります。自己PRが曖昧なまま就活がうまくいかなかったという就活生は多くいます。
そこで活用したいのが「自己PR作成ツール」です。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
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企業に合った人材かどうか
自己PRの内容からは、企業に合った人材かどうかがチェックされています。企業は単に優秀なだけではなく、企業の社風に合った人材を採用したいと考えています。
企業とのマッチング度が低いと、働きづらさを感じてしまったり、最悪の場合早期に退職してしまう恐れがあるため、相性の良さを感じられなければ採用を躊躇することも多いので注意が必要です。
反対にそれほど能力が高くなくても、マッチング度さえ高ければ、積極的に採用を考える企業も多いです。新卒では就職時点の能力だけではなく、就職後の成長力も重要視されていますし、企業との相性がいいのはかなりのプラスポイントになります。
自社に就職して上手くやれそうか、成長できそうかを見るために、自己PRは求められています。
自己分析がきちんとできているか
自己PRは自分のいいところを伝えていくためのものです。つまりは自分自身のいいところについてきちんと理解しておかなければなりません。企業からは、自己分析をしっかりとおこなって自分自身を理解できているかが見られています。
自己分析は就活の基本ですし、これができていなければ就活をスムーズに進めることはできません。就活生としては最も重視してやらなければならないものであり、自己分析ができていなければ就活への真剣度が低いと評価され、企業への志望度も低いと思われます。
自分自身がしっかり把握できていないのに、周囲のことまで考えることはできないと判断されますし、多くの場合でマイナスの評価になるので注意しましょう。
自己PRで伝えるべきこと3つ
自己PRとはその名の通り、自分のことをPRすることを指しますが、PRするべき「自分のこと」はいくつかあります。面接官が知りたいことや自己PRの役割を理解することが、選考通過のカギを握るといっても過言ではありません。
ここでは3つの自己PRで伝えるべきことを紹介していくので、ぜひこれらを盛り込んだ自己PRを作成できるようにしましょう。
人柄
自己PRにおいて、「どんな人なのか」ということを伝えることが最も大切な役割の一つです。入社して一緒に働いていく人を見極める選考において志望者の人柄を掴むことは重要なことであり、だからこそ就活生は人柄をアピールする必要があります。
自身がどのような人であるのかを伝え、企業側は学生の特徴が社風や仕事を進めるうえで適しているのかを判断します。
入社の意欲
また、自己PRには「どれくらい入社したいのか」を示す役割もあります。志望動機で伝える「なぜ入社したいのか」を補強するような内容を伝えるべきです。
どんな人であるかを伝えるとともに、その人柄や能力をどのように扱い企業に貢献していくと考えているのかを示すのが自己PRです。自分の強みと、企業での仕事内容を論理的に結び付け、入社して自分の強みを活かしていきたいという強い意欲もPRしましょう。
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自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?コピペで使える効率的に受かりやすい自己PRを作成することができます。
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入社後のビジョン
自己PRで自分にはどんなことができるのかを伝え、そのうえで、「入社して何がしたいのか」をアピールすることも大切です。
企業は、常に受け身な人よりも自ら積極的に行動してくれる人を求めています。学生の段階から入社後のビジョンを持っていると、非常に前向きで積極的な印象に移るため、魅力的に感じられるでしょう。
だからこそ自己PRでは入社後のビジョンも伝える必要があるのです。
自己PRと混同しやすいもの
就活では自己PRと混同しやすい、似ているものがたくさんあります。似ているからといって、それらは同じものではありません。同じことばかりアピールしたり、間違えてアピールしてしまうとマイナスの印象を残してしまいます。
就活では相手の質問に対して正しく答えることが基本であり、間違ったアピールをすれば、内容以前の段階で評価を下げられるので注意が必要です。自己PRは何と混同しやすいのかを知り、それぞれの違いも明確に理解しておきましょう。
自己紹介
面接の最初では自己紹介を求められることがほとんどであり、これが面接における最初のアピールポイントになります。しかし、自己紹介は自分自身を紹介するためのものであり、あくまで話のとっかかりを作るためのものです。
自分の魅力やセールスポイントについて言及することもありますが、それは話を広げるための布石にすぎません。本来の目的は自分のことを知ってもらうために、自分を紹介することです。
自己紹介の段階でアピールをしても、質問の意図が理解できていないとしてマイナスの印象を残します。また、アピールする内容がなくなって困ることも多いです。
自己紹介と自己PRの違いはこちらの記事も参考にしてみてください。
長所
長所は自身の優れた点や、アピールポイントなどを指したものです。自己PRと混同しやすいですが、自己PRと長所の大きな違いは視点にあります。長所は自分が考える自分の優れた部分であり、自分の目線から企業で役立ちそうな能力をアピールします。
対して自己PRの場合は、企業目線で考えた優れた部分です。自己PRでアピールする内容は、仕事で役立てられるものではなければなりませんし、企業が求めるものを理解してアピールする必要があります。
長所でも仕事に役立てられる能力をアピールする必要がありますが、それは自分目線から見たアピールです。企業を客観的に見たときにどんな能力が必要かを考え、自分の中で適したものを提示するのが長所のアピールです。
長所と自己PRの違いはこちらの記事でも詳しく紹介しています。ぜひ併せて読んでみてください。
就活生に聞いた! 自己PRの自己紹介や長所を聞かれたときとのすみ分け
自己PRと混同しやすい、自己紹介・長所について紹介しましたが、就活生の皆さんは、実際にどのようなことを意識して自己PRをするときと、自己紹介や長所を回答するとき内容を分けているのでしょうか。
調査結果を紹介していくので、ぜひすみ分けの参考にしてみてください。
会社でどのように活かせるかを盛り込んだという回答が大多数
集まった回答の中で、自己PRにアピールする強みが会社でどのように活かせるかを盛り込んだというものが特に目立ちました。
自己PRは長所とは異なり「企業目線で考えた優れた部分」を示すことだと説明しました。その通り、自己PRでは会社でどのように活かせるものなのかということをアピールしている就活生が多いようです。
PRに盛り込んだエピソードの状況だからこそ発揮できた特別な能力ではなく、近い状況でいつでも発揮できる能力の方が、仕事での再現性が期待でき、高評価につながるかもしれませんね。
数字などでわかりやすく特徴を表現するという回答も
自己PRでは数字や結果などでわかりやすく強みを表現することを意識しているという回答もいくつか見られました。
「企業目線で考えた優れた部分」であるためには客観的に「どれくらい優れているのか」を示す必要があります。そのため、長所などに比べて、数字や結果などの客観的な指標を使って表現することが自己PRには特に必要だと就活生が一定数いるようです。
自己PRする内容を考える方法
自己PRではいかに自分を知ってもらうか、そして自分が企業にとってどれだけ魅力があり、どれだけ企業に貢献できるのかを示すことが必要です。
とはいえこれらのことをどう示せばいいのか、そもそも自分の何を伝えればいいのかわからなくては、うまく自分をPRすることはできないでしょう。
自己PRで伝えるべきことはどのように考えれば良いのでしょうか。ここでは自己PRを作成するときに必要なポイントを紹介していきます。
自己分析で強みを見つける
自己PRを作成するにあたっては自己分析を怠らないことが大切です。自己PRとは自分を企業に売り込むためにおこなうことですが、それには当然、相手に売り込む「自分」について理解しておかなければなりません。
自分の強みを自信をもってアピールするためにも、自己分析をし自分のことをきちんと理解しておく必要があるのです。
自己分析のやり方はこちらの記事で確認してみてください。
企業研究で求める人物像を把握する
自己PRに自己分析は欠かせませんが、企業に売り込みをおこなう以上、企業が求めている点に沿って自己PRをおこなわなければなりません。求めていないものを売り込まれても困ってしまいますよね。それと同じことです。自己PRでは企業が求めている人物像を理解したうえでアピールしていくことが大切です。
企業にはそれぞれ特色があり、求められている人物像も異なってきます。たとえば、伝統を重んじ、組織に馴染める社会性を重視するのであれば、柔軟性や協調性が求められているといえます。また、成長力があり事業の開拓に力を注いでいるのであれば、積極性や主体性などが求められやすいなどの特徴が考えられます。
自分のアピールする強みを企業によって都度適切に選ぶためにも、しっかりと企業の求める人物像を調べておきましょう。
企業研究についてはこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
就活生に聞いた! 自己PRの考え方
自己PRをするためにはまず、自分のことについて知っておく必要があります。では、就活生の皆さんはどのような方法で自己分析をしたのでしょうか。調査した結果を紹介していきます。
自分史やモチベーショングラフなどで過去の自分を振り返ったという回答が多数
多くの回答が、自分史やモチベーショングラフなど過去の自分について書き出す方法で、PRできる部分をみつけたというものでした。
多くの就活生に共通することは、経験を書き出すということでした。まず経験を可視化して、それを履歴書の自己PRの文章に落とし込むという方法を選んでいるようです。
また、この方法を取ることで、アピールすべきエピソードや強みが複数用意できることも期待できます。企業や職種の特徴に合わせてPR内容や話題を変えることができるというメリットもあります。
自己分析ツールを使ったという声も集まる
一方で、就活サイトが提供する自己分析ツールを利用し、それをもとに自己PRを記入したという声も多く寄せられました。
簡単に自分を分析できるとして、自己分析ツールを活用している就活生も多いようです。手軽にできるので誰でも取り組みやすい自己分析の方法ですね。
ただしツールでわかるのは主に自分の強みそのものがメインになります。PR内容が決まったら、そこから具体的なエピソードなどの肉付けを欠かさずに記入していくことも大切です。
効果的なアピールにするための自己PRの作り方
自己PRはどんな内容でアピールするかも重要ですが、それ以上にどのようにアピールするかが大切です。同じ題材でアピールした場合でも、アピールの方法次第で印象は良くも悪くも変わりますし、当然評価のされ方も違ってきます。
せっかくいい題材でアピールしても、伝え方次第では評価されない場合もあります。きちんと評価される効果的なアピール方法を知っておきましょう。
自己PRの作り方で悩んだ場合はこちらの記事で紹介しているテンプレを活用してみてください。
①アピールしたい能力を最初に提示する
自己PRを魅力的に伝えるためには、最初に結論を提示することが大切です。自分の強み、PRポイントは何なのかを最初に提示し、冒頭で結論付けをおこないます。
最初に結論を提示することでアピール内容を明確にすることができ、先入観を与えてアピールを進めることができます。
結論から述べることでインパクトもありますし、印象にも残りやすいのもポイントです。面接官は何十人、何百人もの学生を相手にしていますし、分かりづらいアピールでは高評価にならないどころか、印象にも残りません。
まずは自分のことを認識し、覚えてもらうことが大切ですので、簡潔に伝わるように明確なアピールを心がけましょう。
②能力が備わっている根拠を提示する
能力が備わっている根拠を提示することも、魅力的に自己PRを進めるポイントのひとつです。いくら能力があるとアピールしても、それが本当のことだと信じでもらえなければ意味はありません。
能力が備わっていることを証明をするためには、過去のエピソードなどを述べて根拠を提示することが大切です。具体的な根拠を提示することで、能力が備わっていることのアピールになり、好印象を残しやすくなります。
実績自慢はNG
自己PRでは、過去のエピソードを盛り込むことによって、具体的な根拠のある内容にすることが大切です。
しかし、「◯◯を頑張りました」「◯◯を取得しました」といったように単に過去のエピソードを語るだけでは、事実を伝えるだけの実績自慢になってしまうことがあります。
過去のエピソードは、あくまで主張に根拠を持たせるための材料であり、自己PRのメインではありません。
自己PRは自分の魅力を知って貰う機会です。過去のエピソードによって得た経験を、どのようにして今後活かせるのか、自分のアピールポイントをどのように企業に役立たせるのかにつなげていくようにしましょう。
③企業でどのように活躍できるかをアピール
能力を提示して裏付けをおこなった後は、アピールした能力を使って企業でどのように活躍できるか、活躍したいのかを伝えていきます。企業で活躍する姿を述べ、イメージさせることで採用メリットを感じさせることができるのです。
自己PRでは実際に働く姿をイメージさせることが大切なので、企業の仕事を例に出しながら、どのように活躍できるのかを具体的に提示する必要があります。
企業での具体的な仕事を例に挙げて伝えることで、企業への理解度の高さも伝えることができ、より好印象になります。
就活生に聞いた!自己PRのコツ
自己PRを効果的なアピールにするためには工夫が必要ですが、就活生の皆さんなりの自己PRのコツがあるのか気になるところです。そこで今回は就活性の皆さんに、自己PRをする際の回答の仕方で工夫していることを教えてもらいました。
結論ファーストなどわかりやすさを意識する就活生が多数
わかりやすさを意識して、結論を最初に言ってから具体的なエピソードを展開するというような構成にしているという回答が多数を占めました。
印象に残る自己PRにするために、内容だけでなく話す順序や言葉選びを工夫している就活生が多いようです。キャッチコピーを作るなど、印象に残りやすい仕掛けを作ることで、何を伝えたいPRなのかをわかりやすくする一工夫を実践してみてください。
PR内容を企業によって変えるという回答も散見
企業の社風や求める人物像に合わせて自己PRの内容を変えているという回答もいくつも見受けられました。
先ほども伝えた通り、面接官に刺さる自己PRにするためには、企業の求める人物像や社風に近い強みをアピールすることが大切です。自分がその企業と相性が良いということを伝えなければ、魅力的には映りません。
自己分析などを通して見つけた自分のいくつかの強みの中で、企業の考えや社風に近い自分の強みを選ぶことが大切です。
自己PRの例文3選
自己PRを上手におこなうためのポイントはさまざまありますが、いざ実際に考えるなるとなかなか思いつかないことも多いです。自己PRが作成できないのは、全体のイメージが掴めていないからであることが多いので、例文を参考にしながらイメージを膨らませていきましょう。
例文①向上心
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例文①では向上心を題材に自己PRしています。単に向上心があるとするのではなく、常に目標を設定し、努力を続けられると細かく補足することで、より詳細な内容をアピールできています。
シュート練習が数字で表されており、練習量が伝わりやすくなっています。能力を活かして、仕事でどのように活躍するのかも細かく伝えられている例文です。向上心の高さもきちんと伝えられており好印象でしょう。
例文②傾聴力(コミュニケーション能力)
私はコミュニケーション能力があり、特に人の話を引き出すのが得意です。大学時代はボランティア活動を行っており、被災地の支援などにも出かけました。
物資の支援なども数多く行いましたが、果たしてこれらは本当に役に立っているのかと疑問に思い、実際に現地の人たちに本当は何が必要なのかを尋ねました。いきなり本題を切り出すのではなく、仲良くなって距離を縮め、そこから本題に入ることで本当に必要なものを引き出すことが出来ました。
御社でもクライアントの望みを引き出し、共通認識を図ることで仕事をスムーズに進め、実績に貢献したいと考えています。
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例文②ではコミュニケーション能力の中でも、傾聴力についてアピールされています。コミュニケーション能力は社会人にとって必須の能力ですが、能力の範囲は広いですし、これだけではアピールも漠然として伝わりづらいです。
人の話を引き出す傾聴力に焦点が当てられており、能力を細かく説明することで印象的なアピールになっています。能力の裏付けのエピソードも語られており、仕事での活かし方も明示されているので伝わりやすいでしょう。
例文③好奇心旺盛
私は好奇心があり、新しい環境でも恐れずに挑戦出来ます。大学時代はスーパーでアルバイトをしていましたが、途中で別の企業の買収が決まり、業態が大きく変化しました。
仕事内容も大幅に代わるため、買収のタイミングで辞める人も多くいましたが、私は新しい仕事にも興味を持ち、続けました。新しい仕事はほとんどゼロからのスタートで戸惑うこともたくさんありましたが、その分学びは多く様々な働き方を経験出来ました。
御社では新設された部署がたくさんありますし、新しい環境へのチャレンジを続けることで、どこでも活躍できるマルチな人材に成長したいと考えています。
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例文③では好奇心があり、新しい環境でも恐れずに挑戦できることがアピールされています。大学時代の経験から新しい環境にチャレンジしたことが述べられていますし、変化を恐れない姿勢がアピールできています。
周囲の人が辞めていく中で自分は続けたこともポイントであり、好奇心の旺盛さとともに、継続力もアピールできており好印象です。新設された部署が多いなど、企業の特徴を踏まえて今後の活躍について述べることで、企業への理解度や仕事への熱意が伝わります。
自己PRのNG例文
ここからは自己PRのNG例文を紹介していきます。上で紹介した例文と同じアピール内容なので、どこがNGなのかを探してみてください。
NG例文①向上心
私は向上心があり、常に目標を設定して努力を続けることができます。私は大学時代バスケ部に所属しており、練習後に追加のシュート練習をしていました。
努力を続けた結果、試合でも多く活躍できるようになりました。
御社では営業として働き、細かく目標を設定しながら契約を勝ち取っていきたいです。ゆくゆくは営業成績トップを獲得して、企業に貢献したいと考えています。
こちらの例文は、努力できたきっかけや過程について書かれていないためNGです。ただ結果を書いただけにすぎず、相手に自分の人物像を伝えることができていません。
また、具体的な数字や結果がなく、その努力がどれだけすごいものなのかがイメージできません。
NG例文②傾聴力(コミュニケーション能力)
私はコミュニケーション能力があり、特に人の話を引き出すのが得意です。
いきなり本題を切り出すのではなく、仲良くなって距離を縮め、そこから本題に入ることで本当に必要なものを引き出すことが出来ました。
御社でもクライアントの望みを引き出し、共通認識を図ることで仕事をスムーズに進め、実績に貢献したいと考えています。
この例文には具体的なエピソードがないため、単なる自己評価のようになってしまっています。自己PRにはアピールする強みの客観的な根拠となるエピソードが必要です。
抽象的なままだと面接官は強みを発揮している姿が想像できません。必ず具体的なエピソードとセットで回答するようにしましょう。
NG例文③好奇心旺盛
私は好奇心があり、新しい環境でも恐れずに挑戦できます。大学時代はスーパーでアルバイトをしていましたが、途中で別の企業の買収が決まり、業態が大きく変化しました。
仕事内容も大幅に代わるため、買収のタイミングで辞める人も多くいましたが、私は新しい仕事にも興味を持ち、続けました。
御社では新設された部署がたくさんありますし、新しい環境へのチャレンジを続けることで、どこでも活躍できるマルチな人材に成長したいと考えています。
この例文の場合、具体的なエピソードは書かれていますが、その経験を通してどのように感じたのかという視点が抜け落ちてしまっています。自己PRではエピソードとともに、そのときどのように感じたのかや何を学んだのかということも触れる必要があります。
なぜなら自己PRには人柄を伝えるという役割もあるからです。自己PRは強みを発揮した結果だけでなく、過程や心情にも踏み込み自分という人柄をアピールすることが大切です。
自己PRは意味を理解してアピールしよう
自己PRは就活では必須のものですが、意味を理解しないままにアピールしている人は多いです。就活で求められる自己PRとは、企業で活かせる能力、仕事に役立てられる人柄などです。
企業は自社で活躍できる、成長できる人材を求めていますし、アピール内容から仕事への適性を判断しています。自己PRの内容次第で評価は大きく変わりますので、意味をきちんと理解し、正しい方法で自己PRをおこないましょう。
【自己PRに関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2022年9月14日~19日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の75人
私は向上心があり、常に目標を設定して努力を続けることが出来ます。私は大学時代バスケ部に所属しており、ポジションはシューターでした。私はシューターとしての役割を果たすべく、練習後に100本のシュート練習を課していました。
最初は終えるのに時間がかかりましたが、繰り返すうちに余裕が持て、そこから150本、200本と数を伸ばしました。最終的には500本まで増え、大会では最優秀シューターとしてMVPを獲得しました。
御社では営業として働き、細かく目標を設定しながら契約を勝ち取っていきたいです。ゆくゆくは営業成績トップを獲得して、企業に貢献したいと考えています。