面接対策

【グループディスカッションでのNG自己紹介とは】勝ち抜こうとすると敗れる罠を回避しよう!

グループディスカッションで失敗しない自己紹介

グループディスカッションの自己紹介は面接の自己紹介とは異なる点があり、注意が必要になります。自己紹介は、就活の場では頻繁に必要なものですので、すでに定型の自己紹介を持っている人も多いです。自己紹介でその人の第一印象が決まりますし、就活において第一印象は非常に大切なものでもあります。

そのため、グループディスカッションでも第一印象を決定する自己紹介は大切ですが、面接と同じ自己紹介をしてしまうと失敗してしまう可能性があります。自己紹介で失敗してしまうと、その失敗が足を引っ張りますし、スムーズにグループディスカッションに移行することができません。

グループディスカッションならではの自己紹介のポイントがありますので、それを踏まえて失敗しない自己紹介を目指しましょう。

ディスカッション対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。

グループディスカッションを突破したいなら、「対策マニュアル」を活用しよう!

グループディスカッションに苦手意識を持っている就活生はたくさんいます。面接官から何を評価されていて、どうやって対策すればいいか分からないですよね。
そこで「グループディスカッション対策マニュアル」を活用しましょう。実際に行われたグループディスカッションを書き起こして進め方や場面別のポイントを解説しているので、効率的に対策をすることができます。
今すぐマニュアルを手に入れて、グループディスカッションを突破しましょう

今すぐ手に入れる!【無料】

あわせて活用したい!

これから就活を始める人に!たった30秒であなたの就活偏差値がわかります。

グループディスカッションの流れを知っておこう

グループディスカッションの自己紹介を考える前に、まずはグループディスカッションがどのような流れで行われるのかを知っておきましょう。グループディスカッションの流れは企業によって異なる場合もありますが、基本的にはグループ分け、自己紹介、ディスカッション、発表、面接官からのフィードバックの流れで行われます。

自己紹介は本題であるディスカッションに入る前に行われるものですし、この段階で面接官は就活生をチェックしていますので、失敗は避けなければなりません。

評価されるポイント

  • 自分の意見が主張できている
  • チームワークを発揮できている
  • 人の話を聞くことができている

グループディスカッションでは主に上記の3つが評価されるポイントです。グループディスカッションは発言から評価を決定しますので、良くも悪くも自分の意見を主張しなければ評価の対象にはなりません。

自分勝手にアピールするだけではなく、グループで行っていることですので、チームワークを発揮して議論を進めることができているかも大切です。人の話を聞くことができているかも評価のポイントです。話すことに必死になり、人の話を真面目に聞いていないと悪印象ですので注意しましょう。

グループワークのコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

自己紹介のポイント

グループディスカッションでの自己紹介のポイントは短く、ハキハキと、笑顔を意識しましょう。これらを意識して自己紹介を進めていきます。グループディスカッションは複数人で行われますので、一人当たりの時間は短くなりますので、簡潔に伝えることが大切です。

またグループ全員に聞こえるようにハキハキと大きな声で話すことも大切です。グループディスカッションはチームで協力する必要もあるので、印象良く笑顔で話し、自己紹介でチームとの距離を縮めていきましょう。

自己紹介の内容

次は自己紹介の内容を考えていきましょう。グループディスカッションは面接とは違い、自己紹介をする相手は面接官ではなく、ディスカッションを行う学生です。面接官に伝えるべき内容とチームの学生に伝える内容は違いますので、面接用に自己紹介の定型文を考えている人は注意しなければなりません。

グループディスカッションも就活を通して行われる機会が多いものなので、グループディスカッション用で自己紹介の定型文を考えておいてもいいでしょう。

名前や出身校など

  • 名前
  • 出身校
  • 趣味など

グループディスカッションでの自己紹介では、名前と出身校を伝えるのは基本です。自身の情報を開示して自分の身分を明らかにし、距離感を縮めていきましょう。稀に出身校は伏せて自己紹介を行うことなど、企業から指定がある場合もありますが、その場合はそれに従いましょう。

特に指定がなければ名前と出身校の二つは必ず伝えなければなりません。しかし、それだけでは自己紹介としてあまりにも情報が少ないので、趣味など個人的なことを話してもいいでしょう。趣味や特技などを話すことで、自分がどんな人間であるかを伝えることができますし、グループ内に同じ趣味を持つ人がいれば距離を縮めやすくなります。

自己紹介はチーム内で距離を縮めることが目的ですので、最低限必要な情報に加えて、興味を持ってもらえそうな情報も伝えましょう。

意気込みや今の気持ちを伝える

○○大学経済学部から参りました、○○(名前)と申します。大学ではサッカーサークルに所属しており、趣味はスポーツ全般です。グループディスカッションは少し苦手で緊張していますが、皆さんと協力しながら有意義なディスカッションにしたいと考えています。人前で話すことは苦手ですが、自分の意見が主張できるように頑張りたいと思います。話を振っていただければ、それに答えることは得意なので、皆さんのパス回しにも期待したいと思います。

グループディスカッションの自己紹介では、意気込みや今の気持ちを伝えることも大切です。これらはチーム内での距離を縮めるものですので、それほど難しく考える必要はありません。

例文ではまず出身校と名前、そして所属しているサークルや趣味が語られています。必要な情報に加えてプライベートな情報を含めることで親近感を持たせることができているでしょう。例文ではグループディスカッションが苦手で緊張していると話していますが、苦手や緊張などは事前に伝えることで気持ちが楽になるのでおすすめです。

苦手ながらも頑張って発言したいとすることで好印象を与えることができていますし、話を振ってもらえれば答えることができると、軽いお願いで距離を縮めることもできています。

挨拶の言葉を含める

○○大学文学部から参りました、○○と申します。居酒屋でアルバイトをしており、大きな声で挨拶をすることが得意です。グループディスカッションでもハキハキと発表していきたいと思います。気持ちが乗ってくると、つい喋り過ぎてしまうので、気持ちを抑えて皆さんの意見をしっかりと聞くことを心がけてディスカッションに臨みたいと考えています。緊張しますが一緒に頑張っていきましょう。本日はどうぞよろしくお願いします。

グループディスカッションの自己紹介では挨拶の言葉を含めることも大切です。挨拶はコミュニケーションの基本ですし、しっかりとコミュニケーションを取り、距離を縮めることが大切です。例文では一通り自分の情報を伝え、意気込みを語った後に挨拶で締めくくっています。

挨拶の言葉が大切だからと言って、最低限の情報と挨拶だけで終わってしまっては良い印象を与えることはできません。必ず意気込みや自身の気持ちなどを語り、その上で挨拶を行うようにしましょう。挨拶と言っても難しく考える必要はありません。意気込みと一緒に「よろしくお願いします」などだけで充分ですので、どんな自己紹介であっても最後に締めの言葉として挨拶を付け加えるようにしましょう。

グループディスカッションの自己紹介例については、こちらの記事で詳しく解説しています。

絶対にNGな自己紹介

グループディスカッションでの自己紹介の内容を紹介しましたが、自己紹介には正しく行うためのポイントと絶対に避けなければならないNGポイントがあります。自己紹介はNGポイントが一つでも含まれてしまうと、その時点で大きくマイナスの印象にもなりかねませんので、注意が必要です。

また面接と同じように自己紹介をしてしまうとグループディスカッションでのNGポイントに引っかかりやすくもあります。何がNGなのかを知り、それを避けて自己紹介を行いましょう。

まとまりがなく長い

グループディスカッションの自己紹介でNGなポイントとしてはまとまりがなく、長い自己紹介が挙げられます。グループディスカッションの自己紹介は自分がどんな人であるかを簡単に知ってもらい、チームのメンバーと距離を縮めていくためのものです。

そのため色々なことを話し、自分のことを知ってもらい、距離を縮めようと考える人もいますが、これは逆効果で迷惑になります。距離を縮めることは大事ですが、グループディスカッションは限られた時間で複数人が自己紹介を行います。

長々と話すぎると他の人の自己紹介の時間を奪ってしまいますし、長すぎると結局何を伝えたいのかが分かりません。自己紹介は手短に伝えて、その中でチームのメンバーと距離を縮める工夫をしていきましょう。

自己PRをしてしまう

グループディスカッションでのNGな自己紹介としては自己PRをしてしまうことが挙げられます。これは多くの人がやってしまいがちな失敗ですので、充分に気をつけましょう。グループディスカッションは選考の一つであり、自己紹介も面接官に見られています。

そのため少しでも自己評価を上げようと自己PRを行ってしまう人がいますが、自己紹介と自己PRは違います。ここを勘違いするとイタい自己紹介になってしまいますし、するべきことを正しく理解できていない、周囲に合わせて行動できないなど悪印象になる可能性もあるので注意しましょう。

自己紹介はあくまでグループディスカッションの導入部分です。本番のディスカッションで評価を上げていけばいいので、間違っても自己紹介で自己PRをしてしまわないようにしましょう。

所要時間はたったの30秒! あなたの面接偏差値がわかります

やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

そこで無料の「面接力診断」を活用しましょう。
面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけであなたの面接力と弱点がわかります。

もし39点以下を取ってしまったら早期の改善が必要です。今すぐ診断で面接力をアップし、効率よく企業からの内定を手に入れましょう。

面接力診断をスタート【無料】

あわせて活用したい!

これから就活を始める人に!たった30秒であなたの就活偏差値がわかります。

他の人の自己紹介を聴くときの態度に注意

グループディスカッションでは、集団面接と同様にあなたと同じ立場の受験生がいます。ここで問われることは、どのようにして他人の話を聞いているか、またきちんと内容を把握し、それに対して自分の意見を持っているかどうかです。

時には面接官から、他の受験生が意見した内容について質問や考えを求められることもあります。正確に内容を把握していないと自分の意見を述べられずに、話を聞いていないという評価をされてしまう可能性があるのです。

興味がない素振りをしない

最もやってはいけない態度は、興味がない素振りをすることです。この評価基準はあくまで周りから見たあなた自身であり、自分ではきちんと聞いていたつもりでも相手からそのように認識されなければ、意味がないということになります。

他人の自己紹介など興味がないというのが本音の人もいるかもしれませんが、周囲が話した内容をきちんと把握しておく必要があります。爪をいじったり下を向いたりといった、明らかに興味がないと見受けられやすい行動は控えましょう。

適度に相づちを打つ

「自分はあなたの話をきちんと聞いていますよ」というアピールとして最も有効な方法は、適度に相づちを打つことです。しっかりと他の受験生の自己紹介や発言を聞いており、理解しようと努めていることを面接官にアピールすることができます。自己紹介をしている人も、他の受験生が相づちを打ちながら聞いていると安心できます。

特にグループディスカッションでは「間違ったことを言っていないだろうか」と不安になる人が多いため、相づちを打たれるとホッとするでしょう。そのほかにも、誰かが話をしているときには視線を向ける、相手の顔をきちんと見るということを意識する必要があります。

自己紹介はチームワークづくりの第一歩

グループディスカッションの自己紹介は、就活に慣れた人でも失敗してしまいがちであり、むしろ慣れている人ほどいつもの面接のように自己紹介をしてしまいやすいので、注意が必要です。同じ自己紹介ですが、面接とグループディスカッションでは目的が違いますし、気をつけるべきポイントも違います。

いつも通りと面接と同じ自己紹介をすると、それがNGポイントに引っかかる可能性がありますので注意しましょう。グループディスカッションの自己紹介はチームワークづくりの第一歩です。チームワークを発揮することが大切なグループディスカッションにとって、自己紹介が命運を分けると言っても過言ではありません。正しい自己紹介でチームワークを高め、グループディスカッションを攻略していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

記事についてのお問い合わせ