業界研究

【自動車業界の研究ガイド】就活に役立つ動向や主要企業の詳細を紹介

自動車業界とは

自動車業界は日本の産業の中でも大規模なものであり、日本が世界に誇れる業界でもあります。自動車産業は新たな技術によってどんどん進化を続けており、これからも成長が見込まれる業界です。

自動車業界は成長力も高く、就活生にも人気の業界ですが、その実態について詳細まで知っている人は少ないです。自動車業界は単に、自動車を作っているだけと考えている人も多いですが、それだけではありませんので、自動車業界に関する正しい知識を身に付けていきましょう。

自動車業界

自動車業界は2007年にアメリカのサブプライムローン問題や、その後のリーマンショックなどによって、業績は大幅に悪化しました。業績は低迷し、横ばいに推移していたものの、2012年頃から業績は回復し、現在は成長傾向で推移しています。

業績回復の要因としては景気の回復が挙げられ、円安によってさらに業績は追い風を受けて、業績は好調に推移しています。先進国、新興国ともに自動車販売数は好調です。国内だけではなく、国外にも販路を開拓していることが、業績好調の理由でもあります。

自動車販売台数や売上など、日本のトヨタが世界でも売上首位を誇るなど、自動車産業は日本が世界に誇れる一大産業です。景気に左右される業界ではありますが、今後もさらに業界としての成長が見込まれています。

自動車業界の業績推移について

  • 業界規模:68兆1,730億円
  • 平均年収:716万円
  • 平均継続年数:17年

自動車業界の業界規模は68兆1,730億円と巨大な規模を誇っています。国内でも最大級の業界規模であり、成長率も高く、さらに業界規模は成長傾向にあります。日本車は海外でも人気が高く、グローバルに活躍している企業も多いです。

平均年収は716万円であり、他の業界と比べても高い金額です。業界自体の景気も良く、収益性も高い企業が多いため、給料も高い水準の企業が多くなっています。平均継続年数は17年であり、これも他の業界と比べると長い傾向にあります。

自動車業界は成長傾向にありますので、企業の雇用も安定しており、従業員満足が高い企業が多いです。年収も高く、業績も成長傾向であり、雇用が安定しているため、一つの企業で長く続けている人は多いです。

自動車業界の細かい職種分類について

  • 研究開発
  • 企画・販促
  • 生産

自動車業界の職種としては、研究開発、企画・販促、生産などが挙げられます。研究開発は新しい自動車の研究・開発を行う職種です。電子技術やモーター、エンジンなどの分野に分かれ、それぞれの専門家によって生産技術の向上が図られています。

企画・販促は新自動車の企画や販売促進としての営業などが主な仕事です。市場のマーケティングを担当し、それを研究開発に伝え、市場のニーズを新自動車に落とし込んでいく役割もあります。

生産は、生産ラインのチェックや品質の管理などを行います。開発された自動車をいかにして量産させるかを考えるのも、生産の仕事です。自動車を広く世に普及させるためには、生産の仕事は欠かすことのできない重要な職種です。

自動車業界についての業界研究をより具体的におこないたい人は、資料の活用もおすすめいします。資料には自動車業界を目指す人はぜひ押さえてほしい注目トピックスや、書類選考を突破するための志望動機の書き方のヒントとなるものが記載されています。ぜひ手に取ってチェックしてみてください。

自動車業界の売上高ランキングTOP10

自動車業界の売上高ランキングTOP10

  1. トヨタ自動車 28兆4,031億円
  2. 日産自動車12兆1,895億円
  3. ホンダ10兆6,254億円
  4. マツダ 3兆4,066億円
  5. 富士重工業 3兆0,394億円
  6. スズキ 2兆8,785億円
  7. 三菱自動車工業 2兆2,678億円
  8. いすゞ自動車 兆9,269億円
  9. 日野自動車 1兆7,455億円
  10. ダイハツ工業 1兆6,903億円

業界動向リサーチを参考に、自動車業界の売上高ランキングをご紹介します。上記のランキングを見ても、トヨタ自動車の圧倒的な首位は明確です。2位の日産自動車に15兆いじょうもの差をつけています。ランキングでは、上位3社が以下の企業から売上高の差をつけていることがわかります。

主要企業5選紹介

就活では業界研究を進めることも大切ですが、それと併せて企業研究も進めておく必要があります。同じ業界であっても企業ごとにさまざまな違いがありますし、就活を攻略するためには企業研究は欠かせません。

また企業について詳しく知ることが、業界研究につながる場合もあります。企業の事業内容などから、業界の動向やトレンドなどを知ることもできます。主要な企業についての理解を深め、自動車業界についてもさらに理解を深めていきましょう。

①トヨタ自動車株式会社

  • 企業名:トヨタ自動車株式会社
  • 代表者名:豊田 章男
  • 従業員数:364,445人(連結)
  • 設立年月日:1937年(昭和12年)8月28日

トヨタ自動車株式会社は、自動車の生産・販売を行っている企業です。トヨタは国内でもトップの業績を誇り、世界でも自動車販売台数、売上ともに首位を誇っている大企業です。自動車の生産・販売が有名ではありますが、他にも住宅、金融、エネルギーなどさまざまな事業を行っています。

トヨタの強みは企業独自の技術力です。高い技術力でさまざまな自動車を開発し、現在では電気・水素を使用したガソリン車の代替商品の開発が進められています。トヨタが求める人材像は「自ら高い目標を掲げ、周囲を巻き込んで挑戦していく人」です。

社風としても、挑戦することが歓迎される環境にありますので、何事にも向上心を持って主体的に取り組める人に向いている企業だと言えます。

②日産自動車株式会社

  • 企業名:日産自動車株式会社
  • 代表者名:西川 廣人
  • 従業員数:22,209名 (連結137,250名)
  • 設立年月日:1933(昭和8)年12月26日

日産自動車株式会社は、自動車の生産・販売を行っている企業です。自動車業界ではトヨタに次いで2位の業績を誇り、日本の自動車業界をけん引する企業でもあります。日産は最先端の商品開発、高い技術力による革新により、自動車業界の先端を行く企業です。

シェアは国内だけではなく、国外にも広がり、世界で活躍しているグローバルな企業でもあります。「NISSAN」と「INFINITI」の二つのブランド展開によって、多くの国と地域で技術力、デザイン性ともに高く評価されています。

日産は社員それぞれの個性を最大限に活かし、応援する社風です。人材としては多様性が求められていますし、個性を発揮しやすい環境であると言えます。

③本田技研工業株式会社

  • 企業名:本田技研工業株式会社
  • 代表者名:八郷隆弘
  • 従業員数:21,903名 (連結211,915名)
  • 設立年月日:1948年(昭和23年)9月

本田技研工業株式会社は、Hondaの名前でも有名であり、二輪、四輪、金融、パワープロダクツ事業など幅広い事業展開をしている企業です。Hondaは二輪が有名でもあり、二輪事業でも高い業績を誇っています。

四輪事業は企業全体の売上の70%を占めるなど、割合は大きく、自動車業界でも業界3位に位置している企業です。二輪、四輪、パワープロダクツのそれぞれに強みがあり、それぞれの事業が国内外で幅広く展開されています。

海外でも高い販売実績を持ち、グローバルな企業として活躍しています。Hondaの基本理念は自立、平等、信頼です。自由にチャレンジができる社風であり、お互いに尊重し合いながら成長できる環境が整っています。

④マツダ株式会社

  • 企業名:マツダ株式会社
  • 代表者名:小飼 雅道
  • 従業員数:22,121名 (連結48,849名)
  • 設立年月日:1920年(大正9年)1月30日

マツダ株式会社は、乗用車・トラックの製造、販売などを行っている企業です。高い技術力やデザイン力などに大きな強みがあり、これまでも数々の賞を受賞しています。

2015年と2016年で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2016年にはワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、国内外で高い評価を獲得しています。マツダは日本車の中でも海外で人気が高いです。確かな技術力と洗練されたデザイン力により、さまざまな国と地域で数多くのファンを獲得しています。

マツダで重要視されているのは「飽くなき挑戦」です。挑戦することが重んじられている社風ですので、向上心が高い人、好奇心旺盛な人などに向いている企業だと言えます。

⑤スズキ株式会社

  • 企業名:スズキ株式会社
  • 代表者名:鈴木 俊宏
  • 従業員数:15,138名
  • 設立年月日:1920年3月 (1990年10月スズキ株式会社と社名変更)

スズキ株式会社はm二輪、四輪、船外機、電動車いすや、産業機器事業などを行っている企業です。二輪、四輪ともに高い業績を誇り、広くシェアを拡大しています。国内外に生産拠点を持ち、グローバルに活躍している企業でもあります。

スズキのSマークは、ブランドとしても広がりを見せ、国内外で広く愛されるブランドです。高い技術力と豊かなデザイン力が売りでもあり、次世代に向けた新たな価値の創造を目指して、研究開発が進められています。

スズキはチャレンジ精神が大切にされている社風であり、社員のチャレンジをサポートするための人材教育制度が、整えられています。チャレンジ精神が旺盛な人におすすめの企業であり、挑戦を恐れない人に向いている企業です。

自動車業界研究のおすすめ書籍紹介

業界分析を進めるためには、ネットを利用したり、企業説明会に参加するなどの方法が挙げられます。しかしそれらだけでは業界研究としては不十分な場合も多いです。さらに業界研究を進めるのであれば、書籍を利用することがおすすめです。

書籍では、他では知ることができない専門的な知識を学ぶことができますし、知識が集約されていますので、効率よく業界に関する知識を身に付けることができます。おすすめの書籍を参考に、さらに自動車業界の研究を進めていきましょう。

成長力を採点!2020年の「勝ち組」自動車メーカー

成長力を採点!2020年の「勝ち組」自動車メーカーは、自動車メーカーの実力を6つの視点から分析して採点し、2020年での勝ち組を予想しています。現在自動車業界ではトヨタの一人勝ち状態が続いていますが、トヨタの好調はいつまで続くのか、その他の企業が台頭するのかなどが分析されています。

自動車メーカーについても8つの企業が分析されており、企業研究にも役立つ一冊です。企業の現在、そして、業界の将来を知ることができるため、就活だけではなく、就職後にも役に立つでしょう。

自動車業界も、さまざまな技術の登場により大きな転換期を迎えています。どの企業が頭角を現すのかなどを知っておけば、自動車業界の将来性なども分かりますので、一読の価値がある一冊です。

モビリティー革命2030 自動車産業の破壊と創造

モビリティー革命2030 自動車産業の破壊と創造は、「モビリティー革命」に焦点を当て、2030年の自動車産業の変化について解説しています。モビリティー革命を引き起こす要因として挙げられるのは、パワートレーンの多様化、クルマの知能化・IoT化、シェアリングサービスの台頭の3つです。
これらの要因が自動車産業にどのような変化を与えるのかが解説されています。

モビリティー革命によって、乗用車メーカーの利益の半減や、部品産業存亡、ディーラー数の7割減少が起こると考えられています。その将来に対してどのように立ち向かていくのか、どう生き残ればいいのかその対策が重要です。

この本では自動車業界の将来像とともに、生き残りのための術が解説されていますので、自動車業界を志すのであれば一度読んでおきたい一冊です。

自動車業界を深く知り就活を有利に進めよう!

自動車業界は日本が世界に誇る巨大な産業であり、まだまだ成長力を秘めている業界でもあります。自動車業界は、これからまだまだ成長し、変化も続きますのでしっかりと業界研究を進め、就活に役立てていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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