業界研究

【ゲーム業界の基礎知識】主な職種や業務内容、気になる年収まで徹底解説

近年注目のゲーム業界

世の中には様々な業界がある中で、ゲーム業界は毎年志望する人も多く、人気の業界の一つです。どこか自由な社風が期待できそうなイメージや、ヒットタイトルが出れば給料が上がりそうといった印象があることから、人気の業界とされています。

しかしながら、漠然と「自由な社風が期待できそうなイメージがあるから」「ヒットタイトルが出れば給料が上がりそう」というイメージで選考に進んでしまうと、入社前の理想と入社後の現実のギャップに苦しんだり、選考で落とされてしまう可能性もあります。

本記事ではゲーム業界の基礎知識から内定を得るためのポイントまで解説しています。ゲーム業界の業務内容や動向を知ることで、業界研究や企業研究を進めることができ、自分に合っているかどうか判断することができます。

また求める人物像をしっかりと理解することで、企業に対して的確なアピールをすることができるため、選考も有利に進めることができるでしょう。

ゲーム業界の基礎知識から内定を得るためのポイントまで理解し、就職活動を優位に進めましょう。

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そもそもゲーム業界とは

ゲーム業界は娯楽の商品やサービスを提供する業界です。家庭用ゲーム機や、ゲームセンターにあるゲームを開発・販売している業界です。

ゲーム業界の企業は大きく2種類に分かれます。1つ目に「パブリッシャー」と呼ばれるゲームの販売を行う企業です。オンラインゲームなど、売り切りではなくサービスを運営するタイプのゲームの場合は運営も行います。販売・運営をする企業だと覚えておくと良いでしょう。

2つ目に「デベロッパー」と呼ばれるゲームの開発を行う企業です。デベロッパーはパブリッシャーとは違い、販売や運営はしません。ゲームを開発する企業だと覚えておくとよいでしょう。

そしてゲーム業界は「デベロッパー」が開発したゲームを「パブリッシャー」が販売・運営をしている構造だと覚えておきましょう。

そんなゲーム業界ですが、具体的にどのような事業があるのかを理解している方は少ないのではないでしょうか。そこで次に、ゲーム業界の事業内容について解説していきます。是非参考にしてみてください。

ゲーム業界の事業

ゲーム業界の事業としてどのようなものを思い浮かべますでしょうか。かつてゲームと言えば、家庭用ゲームを指していました。そして家庭用ゲームは現在でも根強い人気を誇っています。

しかし近年はスマホゲームやVR技術により急激に市場を拡大しています。そして多くの人が持っているスマートフォンにアプリをダウンロードするだけで、手軽にゲームを楽しめるようになりました。

家庭用ゲームを主に扱っていた企業がスマホゲームに参入し始めているほか、直接的には開発・販売を行わない、ゲーム関連事業を展開している企業も台頭するなど、事業の多様性は高まってきています。

‌ゲーム業界で展開されている事業を把握し、視野を広く就職活動を行っていきましょう。

家庭用ゲーム

ゲームと聞いて多くの人がイメージするのが、ゲームでを遊ぶことを用途としたゲームハード、そしてそのハードに入れるゲームソフトではないでしょうか。ここでは家庭用ゲームに関連する事業を見ていきましょう。

‌ゲームハードを提供するゲームハードメーカー、ゲームソフトを企画・販売するゲームパブリッシャー、そしてゲームソフトを開発するゲームデベロッパーについて説明していきます。それぞれの特徴を把握し、就職活動に活かしてください。

ゲームハードメーカー

ゲームハードを開発し、販売するのがゲームハードメーカーです。‌‌ゲームハードの代表的な例としては、任天堂のニンテンドーDSやWii、SONYのPlayStationが挙げられます。

‌‌任天堂やSONY、Microsoftといった企業は自社でソフトの開発も行っているため売上も大きく‌、ゲーム業界で大きな存在感を放っています。

‌近年ではこれまでの枠組みにこだわらず、スマホゲームへも積極的に進出するようになりました。また、VR端末を用いたゲームの開発が進むなど、ハードにも今後新たな発展があるかもしれません。

【代表的な企業】

任天堂、SONY、Microsoft、オキュラス(VRメーカー)

ゲームパブリッシャー

ゲームハードに入れて遊ぶゲームソフトの企画・販売を手掛けるのがゲームパブリッシャーです。大手のゲームパブリッシャーはゲームの開発を行うデベロッパー機能も持っていることが多いです。

‌これまでは家庭用ゲーム機向けにソフトを販売してきましたが、近年ではヒットした自社のゲームやアニメの版権を用いてスマホゲームも開発し、多くの企業が売上を伸ばしていることが特徴です。

背景にあるのはスマホの高性能化です。スマホの高性能化に伴い、スマホとゲーム専用機‌を用いたゲームとの境目がなくなってきているのです。

そのため現在ゲームパブリッシャーでは、あらゆる端末にむけてソフトを提供できるようになってきており、今後も多様なコンテンツの展開が期待できるでしょう。

【代表的な企業】‌

バンダイナムコHD、スクウェア・エニックスHD、セガサミーHD、コナミホールディングス、カプコン‌

ゲームデベロッパー

ゲームソフトの開発を担うのがゲームデベロッパーです。上でお伝えしましたが、大手のゲームパブリッシャーはデベロッパー機能を持っている場合が多いですが、ゲームの開発だけを担う企業も存在します。

‌例えば、大手パブリッシャーであるスクウェア・エニックスの旧エニックス部門は開発機能を持っていないため、『ドラゴンクエスト』などの人気タイトルの開発は社外のゲームデベロッパーが担っています。

‌ゲームデベロッパーはゲームの開発を行っている企業だと覚えておくと良いでしょう。

【代表的な企業】‌

‌トーセ、ゲームフリーク

スマホゲーム

近年市場を急拡大させているのがスマホゲームです。矢野経済研究所の調査結果によると2018年度の国内スマホゲーム市場規模は前年度比5.4%増の1兆850億円です。

そして2019年度の国内スマホゲーム市場は、前年度比4.9%増の1兆1,380億円へと拡大すると予測しており、近年市場を急拡大しています。

誰もが持ち運んでいるスマホですが、近年は高性能になっており、スマホアプリであっても本格的なゲームを楽しめるようになってきました。

ここからは、アプリを提供するアプリマーケットとそのスマホ向けのゲームアプリを開発するスマホゲーム開発会社について解説していきます。

スマホゲーム開発会社

スマホにダウンロードするゲームアプリを開発している企業です。かつてソーシャルゲームで急成長を遂げ、現在はアプリゲームを開発している企業が多いことが特徴です。

‌近年はゲーム専用機向けにソフトの開発を行っていた企業も参入が進んでおり、競争が激化しています。

【代表的な企業】

ミクシィ、LINE、サイバーエージェント、DeNA、ガンホー、コロプラ、テンセント

アプリマーケット

アプリマーケットとはゲームアプリを提供するプラットフォームを提供している企業です。アプリ公式ストアを想像するとわかりやすいでしょう。公式ストアを運営する企業は手数料によって収益を得ています。

【代表的な企業】

Google:Playストア、Apple:appストア

ゲーム関連サービス

ゲーム業界ではゲームの開発・販売以外のゲーム関連サービスも展開されています。ここからはゲーム関連サービスを展開している事業のうち、主要な事業を3つ紹介します。是非業界研究の参考にしてみてください。

メディアミックス

あるメディアのコンテンツがほかのメディアに展開されることをメディアミックスと言います。ゲームコンテンツで言えば映画化・アニメ化などがメディアミックスに該当します。

‌ゲームコンテンツを他のメディアを通じても展開していくことで更なる知名度の向上や、知名度向上により収益の拡大を見込めます。ゲーム会社のなかにはメディアミックスを担う部署もあるため、興味のある方はチェックしてみるとよいでしょう。

【代表的なコンテンツ】

ポケットモンスター(株式会社ポケモン)→アニメ化・映画化
妖怪ウォッチ→アニメ化・映画化

ゲーム情報サイト

関連サービスとして、ゲーム情報サイトも挙げられます。かつては攻略本が主な攻略情報の提供源でしたが、近年はインターネット上で攻略情報を共有するメディアがメインになってきています。

‌さらにYouTubeを用いたゲームプレイ動画配信が人気を集めるなど、攻略情報はゲーム業界において大きなコンテンツに成長していることも特徴です。

ゲームの開発・販売だけでなく、ゲームを用いたコンテンツ配信も就職先を考えるうえで、今後有力な選択肢となりえるでしょう。
‌‌

【代表的な企業】

Game With、Gzブレイン(ファミ通)

リビルド

近年ゲーム関連サービスの中でも特に注目を集めているのが、リビルドという事業です。すでに出回っているタイトルを買収し、作り直して販売するというビジネスモデルです。

キャラクターの変更やRPGのストーリーを作り直して販売することが多いです。例えば株式会社マイネットが提供する「真・戦国バスター」などがあげられます。

時代の流れや、流行に影響を受けやすいのがゲーム業界です。そのためゲームの発想自体はよくても、流行ではないことで売上が上がらないことは往々にしてあります。リビルド事業を展開している企業は独自のノウハウを生かしてゲームの価値を高めることで、人気のコンテンツを生み出しています。

つまり時代の流れや、流行に影響を受けにくいことが特徴です。ゲーム業界をお考えの方は新たなビジネスモデルにも視野を広げ、就職先の選択肢を増やすとよいでしょう。

‌【代表的な企業】

‌マイネット

ゲーム業界の職種と平均年収

ここまでは、ゲーム業界の事業を解説してきました。上記の事業を運営するためにゲーム業界には様々な職種があります。

そこでここからは、ゲーム業界の職種と平均年収を見ていきましょう。職種と平均年収を参考に、業界研究や志望動機の作成を進めるとよいでしょう。

ゲームプランナー

ゲームプランナーは、ゲームの企画を作り出す仕事です。ゲーム全体に関係するルール、登場するキャラクターやその動き、画面のレイアウトやシナリオなど細かい設定を決めて、社内向けにプレゼンテーションを行います。

また企画が通った際には、実際にゲーム制作を担うメンバー向けに仕様書を作成することもゲームプランナーの役割です。

ゲーム制作の入り口を担うポジションなので、ゲームに関する最低限の知識はもちろん、発想力や論理的思考力、コミュニケーション能力などが必要でしょう。身につくでしょう。

ゲームプランナーの平均年収:約450万円

ゲームディレクター

ゲームディレクターは、ゲーム開発の責任者です。プロデューサーが策定したスケジュールに沿って、開発に関わるスタッフに対し指示出しや、企画段階から作品完成までのスケジュール管理やゲーム品質の管理などの役割を担います。

ゲームプランナーが作成した仕様書をもとに、納期までに制作を進められるように指揮を執ります。そのためリーダーシップやコミュニケーション能力が必要でしょう。ディレクターによってゲームの良し悪しが決まることも多いため、一般的には新卒で配属されることはあまりないでしょう。

ゲームディレクターの平均年収:約600万円

ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーは、全体的なゲームの方向性を決める統括マネージャーです。

ゲームを開発するにあたって必要な予算や制作スケジュールの策定、開発メンバーの選定・アサインなど、プロジェクト全体の指揮・運営を担います。つまりプロデューサーが作成した計画を元に、ゲームディレクターが管理をします。

仕事の範囲が広くなる分管理する人数が増えるうえに、進捗管理やトラブル対応など責任も重くなります。プロジェクトの中心として信頼を得るためにも、一度に複数の人や状況を見れる能力や、問題解決能力に長けている人が向いている仕事と言えるでしょう。ディレクターと同様に、新卒で配属されることはあまりないでしょう。

ゲームプロデューサーの平均年収:約700万~1000万円

シナリオライター

シナリオライターは、ゲームの物語を書きストーリーを作り上げていく仕事です。キャラクターの性格やセリフなど、作品作りの根幹から幅広くゲーム制作に携わります。

コンセプトや方向性などの大枠はプロデューサーが用意しているものの、一からストーリー展開を作ることも多いため、想像力や発想力、文章力が必要でしょう。

シナリオライターの平均年収:300万~500万円

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、各種ゲームに登場するキャラクターやアイテム・背景などをデザインする設計する仕事です。場合によってはストーリー設計やゲームの動作システムの構築などの仕事を任されることもあります。

ゲームの種類によって必要な技術は異なりますが、「Photoshop」や「Illustrator」などのデザインツールを使用するスキルは持っていた方が就活を有利に進められるでしょう。

職種は「CGデザイナー」と「グラフィックデザイナー」の2種類に分けられます。それぞれ詳しく解説していきますので、是非参考にしてみてください。

CGデザイナー

ゲームデザイナーの中でも、CG(コンピューターグラフィック)の技術を用いて、キャラクターやその動きを表現するのがCGデザイナーです。「Maya」「3DSMAX」「LightWave」などの3DモデリングソフトやCGクリエイター検定などの資格を持っておくと就活を有利に進められるでしょう。

グラフィックデザイナー

商品のパッケージやタイトルデザイン、キャラクターや背景のデザインなどを作成するのが、グラフィックデザイナーです。多くの場合グラフィックデザイナーがデザインしたキャラクターをCGデザイナーが動かすという工程を踏みます。

「Photoshop」「Illustrator」のスキルに加えて、DTP検定などの資格や色彩感覚などが求められるため、資格を持っておくと就活を有利に進められるでしょう。

ゲームデザイナーの平均年収:約450万円

サウンドクリエイター

サウンドクリエイターは、ゲームに音楽を付けて戦闘シーンを盛り上げたり、効果音を作る仕事です。作品のコンセプトやイメージを崩さない音源を選定し、実際に組み込むサウンドへと仕上げていきます。

作曲スキルに加えて、プログラミング言語を用いて音をデータ化する技術も必要とされる仕事です。「サウンドレコーディング技術認定」や「Pro Tools技術認定」などの資格を取得していると、就活を有利に進められるでしょう。

サウンドクリエイターの平均年収:約400万円

デバッカー

デバッカーは、完成間近のゲームを実際にプレイし不具合やバグがないか確認する仕事です。ゲーム内でキャラクターを回転させることや、壁に何度もぶつからせたりと単純作業を繰り返し行います。実際にプレイすることで、ユーザーが快適にプレイできるように改善していく役割を担います。

特に必要なスキルや技術はありませんが、単純作業を根気強く継続して行える集中力やゲームをプレイすることが好きな方におすすめです。

デバッカーの平均年収:約250万円

ゲーム業界の動向と課題点

ここからはゲーム業界の変革と課題点を解説していきます。変革と課題点を理解することで、これからのゲーム業界を紐解くことや業界に対する理解を深めることができます。是非参考にしてみてください。

今までの変革

ゲーム業界の市場は業務用から家庭用へと移り、現在はソーシャルゲームへと変化を遂げてきました。そこでここでは、ゲーム業界の変革を見ていきましょう。

ゲーム業界の変革を知ることで、ゲーム業界に対する理解が深まります。理解が深まると志望動機の作成やゲーム業界に対する熱意を面接官に伝えることができるでしょう。是非参考にしてみてください。

第一次ゲーム旋風を巻き起こしたのは、1970年代後半にタイトーが発売したアーケードゲームの「インベーダーゲーム」です。アーケードゲームとはゲームセンターに置いてあるゲームのことを指します。

そして当時、日本全国にインベーダーゲームをするための施設「インベーダーハウス」が乱立しました。このインベーダーハウスは後にゲームセンターとなり現在も人々のゲームの拠り所となっています。

第二次ゲーム旋風を巻き起こしたのは、1983年に任天堂が発売した家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」です。それまではアーケードゲームが主流でしたが、家庭用ゲーム機が登場したことにより大きな変革をもたらしました。家庭用ゲーム機は「プレイステーション」や「Wii」などがあげられます。

そして2010年代に、スマートフォンの普及に伴い発展したソーシャルゲームが登場します。ソーシャルゲームの登場により第三次ゲーム旋風が巻き起こります。ガンホーが発売した「パズルアンドドラゴンズ」などが挙げられます。

そして現在では通信速度の向上やグローバル化の波を受け、ソーシャルゲームがオンライン上で世界中とつながるようになりました。これにより日本企業は世界中のゲーム会社と市場を競うことになり、ますます競争が激化に注目が集まっています。

ゲーム業界の課題2選

ここからはゲーム業界の課題を解説していきます。あらかじめ課題を知っておくことで入社後に「思っていた仕事と違った」というミスマッチを防ぐことができます。

ミスマッチの可能性を減らすためにも、ゲーム業界の課題を確認しておきましょう。

1.人材不足

ゲーム業界の課題1つ目は人材不足です。これまでのゲーム業界ではコンシューマーゲームが主流で、ゲームプログラマーの主な業務はコンシューマー向けゲームの開発でした。しかし現在ではオンラインゲームやスマホゲームが普及したことにより、多種多様のエンジニアの技術が必要になっています。

例えば、VR技術はまだそれほど普及していませんが、さらにVR技術が進化していくことでゲーム業界は大きく変化していくと考えられています。しかしVR技術に精通している技術者が少ないため、本格的なVRゲームは開発されていないのが現状です。

つまりエンジニアが不足していることで、ゲーム業界全体の成長が鈍化してしまっているのです。そういったことから、ゲーム業界の課題1つ目は人材不足と言えるでしょう。

2.開発費用不足

ゲーム業界の課題2つ目は開発費用の不足です。ゲーム業界は国内のみならず世界のゲーム会社とも競う必要があります。そして世界的に競争が激化しているため、日々ゲームのクオリティは格段に上昇しています。

ゲームをプレイするユーザーにとってゲームのクオリティが上昇することは喜ばしいことでしょう。しかし企業から見てみると、ゲームのクオリティを日々上げることは人件費をはじめとするゲーム開発費の増大を意味しています。

新しくゲームを開発することはゲーム開発費を多く消費することから、売れ行きが不調な場合、リスクが伴います。そのためリスクの少ない有名タイトルの復刻版やバージョンアップを開発しているのが現状です。

つまり開発費用が不足していることで新しくゲームを作ることができないのです。そして新しくゲームが作れないことはゲーム業界全体の成長が鈍化する要因になるでしょう。そういったことから、ゲーム業界の課題2つ目は開発費不足と言えるでしょう。

これからのゲーム業界

これからのゲーム業界はVRなどの最先端のテクノロジーと5Gによる通信の高速化の影響をうけ、急速に成長していく見込みです。ここでは5Gの技術からゲーム業界を紐解いていきます。是非参考にしてみてください。

これからもなくならない業界

ゲーム業界はこれからもなくならない業界です。そもそも5Gとは、「第5世代の通信システム」を表す言葉です。

5G技術が注目されている理由は、現在主流の通信システムである4GやLTE技術よりもはるかに通信速度が速くなると期待されているからです。5G通信は4G通信の100倍ものスピードを発揮することが予想されるうえ、通信の信頼性も向上します。

そして5Gの時代が来ると、これまで通信速度が原因で作ることができなかったゲームができるようになります。例えば、大容量のデータを扱うVRオンラインゲームやeスポーツのさらなる発展です。

eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略で、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称を指す言葉です。そしてeスポーツ市場年々拡大を続けいます。オランダの調査会社Newzooによれば、2018年には世界全体で約1000億円に達し、2021年には1800億円超に達するとされています。そして5Gの高速通信により更なる発展が期待されています。

また5Gの登場により、今までにないゲームジャンルを作ることも可能でしょう。通信速度の向上により、WiFiを使うことなく誰でもどこからでもゲームができるようになるでしょう。つまり今まで以上にゲームと日常が密接する関係になることが予想されます。

そして現在、ゲーム制作会社の数は増加傾向にあります。今後も新たなタイトルが次々と開発されていくと予想されますので、ゲーム人材は引く手あまたの職業になるでしょう。

以下の記事では大企業について詳しく解説しています。是非確認してみてください。

ゲーム業界の求める人物像

動きの早いゲーム業界ではどのような人物が求められているのでしょうか。求める人物像をしっかりと理解することで、企業に対して的確なアピールをすることができるため、選考も有利に進めることができます。是非参考に志望動機を作成してみてください。

エンターテインメントに対する情熱がある人

ゲーム会社は単に面白いゲームを作って提供するということだけではなく、ゲームを通して世界中のユーザーに感動を与えるような、「新しい体験」を生み出すことがその使命でしょう。

そのためゲームが好きなだけでなく、人々に感動を与える「エンターテインメント」に対する情熱がある人に向いています

プロフェッショナル精神のある人

ゲーム業界におけるプロフェッショナルとは、細部までこだわりきれることを意味します。ゲームやマンガに限らず、音楽や映像、舞台など様々なエンターテインメントを展開するゲーム業界では、ゲームの世界観を壊さないよう細部にこだわる必要があります。細部にこだわりきれるプロフェッショナル精神をもつ人は向いているでしょう

変化を楽しめる人

ゲーム業界は多様なユーザーの趣味嗜好に加え、基盤技術の革新など変化に富んだ環境です。グローバルに起きている変化を敏感に察知し、チャンスとしていく気概がある人にも向いているでしょう。

コミュニケーション力が高い人

コミュニケーション能力が高いこともポイントです。ゲーム業界では社内外の人たちの理解や協力のもと、チームで力を合わせて物事を完遂させていくからです。ゲームが好きという気持ちも大切ですが、コミュニケーション力も大切でしょう。

以下の記事では自己PRで性格をうまく伝える方法を詳しく解説しています。併せて確認してみてください。

日本企業のゲーム業界売り上げランキング

情報サイト「業界動向」では様々な企業の売上高を形式で発表しています。ゲーム業界の企業別のシェアを知るためにも覚えておくとよいでしょう。

日本企業のゲーム業界売り上げランキング

1位:ソニー 19,197億円
2位:任天堂 13,085億円
3位:バンダイナムコHD 3,228億円
4位:スクウェア・エニックス・HD 2,605億円
5位:ネクソン 2,485億円

スクウェア・エニックス・HDは「ファイナルファンタジー」などを運営している企業です。しかし依然ゲーム業界トップに君臨している企業はソニーと任天堂です。

是非業界研究の参考にしてみてください。

ゲーム業界の年収ランキング

次に、ゲーム業界の年収を企業別ランキングで見ていきましょう。

ゲーム業界の年収を企業別ランキング

1位:スクウェア・エニックス 1,374万円
2位:バンダイナムコHD 938万円
3位:ソニー 859万円
4位:任天堂 839万円
5位:セガサミーHD 803万円

ゲーム業界の平均年収は610万円。中でも特筆すべきは1位のスクウェア・エニックスでしょう。2位のバンダイナムコHDとの差は約400万円もあります。

しかしバンダイナムコHDも、続くソニーも1,000万円に届きそうなレベルです。そのため大手は高収入な業界と言えるでしょう。

またゲーム業界でも、特にゲームクリエイターやゲームプログラマーはプロダクトの要であることもあり年収が高水準です。職種選びや業界研究の参考にしてみてください。

おすすめの方法は有価証券報告書を見ることです。有価証券報告書には株主に向けた情報のみならず、その企業の平均年収を知ることができます。「有価証券報告書 企業名」などと検索してみると良いでしょう。

以下の記事ではメガベンチャーの平均年収や特徴を詳しく解説しています。併せて確認してみてください。

ゲーム業界を目指すなら必須の用語9選

ゲーム業界を目指すなら必須の用語を9つご紹介します。覚えておくと良いでしょう。是非参考にしてみてください。

1.サードパーティー

他社の OS や機器などに対応する製品を作っているメーカーを指す言葉です。ゲーム業界では、任天堂やソニーなど、ハード制作会社以外のソフトウェア会社のことを指しています。

2.デベロッパー

ゲームの企画・開発を担当している企業のことを指します。しかし多くの場合、社内に「デベロッパー」と「パブリッシャー」の両方の機能を持っている場合がほとんどです。

3.パブリッシャー

ゲームのマーケティングや広告など販売戦略を担当し、自社のブランドで販売する企業のことを指しています。デベロッパー同様、多くの場合、社内に「デベロッパー」と「パブリッシャー」の両方の機能を持っている場合がほとんどです。

4.F2P

Free to Play の略称です。ゲームをプレイする際にお金がかからないことを意味しています。スマホゲームなどに多く見られます。ゲームをプレイすること自体は無料ですが、 アイテムなどを購入する際に課金が必要なゲームが多くなっています。

5.RPG

Role Playing game の略称です。参加者が各自のキャラクターを操作し、ストーリーを進めていくタイプのゲームのジャンルです。

6.FPS

First Person Shooter の略称です。シューティングゲームの一種で、主人公の一人称視点・主観視点でゲーム内の世界を任意で移動できるゲームジャンルのことを指します。

7.MMORPG

Massively Multiplayer Online Role Playing Game の略称です。数百人から数千人規模のプレイヤーが同時に 一つのサーバに接続してプレイするネットワークゲームのことを指しています。日本語では多人数同時参加型オンラインRPG と訳され、PC オンラインゲームで最も人気のあるゲームジャンルの1つです。

8.VR

Virtual Realityの略称です。現物・実物ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術のことをVRと呼びます。

9.DApps

Decentralized Applicationsの略語です。仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンを利用しすることで、中央管理者なしで運営・管理できるのが特徴です。

DAppsを活用したゲームでは、個々の取引相手への信頼なしでトークンの取引を行うことが可能です。仮想通貨はCryptoKitties(クリプトキティ)・BitPet(ビットペット)・Etheremon(イーサエモン)などがあります。覚えておくとよいでしょう。

ゲーム業界を理解して就活に挑もう

本記事ではゲーム業界の基礎知識から内定を得るためのポイントまで詳しく解説しました。ゲーム業界の業務内容や動向を知ることで、業界研究や企業研究を進めることができ、自分に合っているかどうか判断することができます。

また求める人物像をしっかりと理解することで、企業に対して的確なアピールをすることができるため、選考も有利に進めることができるでしょう。

ゲーム業界の基礎知識から内定を得るためのポイントまで理解し、就職活動を優位に進めましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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