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コンビニで証明写真が印刷できる!
履歴書やエントリーシートをはじめ、就職活動の中では自身の証明写真が必要になる機会が何かと多くなることでしょう。必要なのに手持ちを切らしてしまっている、時間がなくて写真館まで撮影に行くことができないなど、ハプニングに見舞われる就活生も毎年少なくありません。
しかし、そこでエントリーをあきらめてしまうのはもったいないことです。そのような状況下でも、手持ちのスマートフォンと近くのコンビニを利用すれば、手軽に証明写真が入手できる裏技があります。
ここでは、コンビニを利用して証明写真を印刷する方法をご紹介いたします。ちゃんとした証明写真のデータさえ持っていれば、焼き増し代の節約にもなるので参考にしてください。
コンビニ証明写真を利用するメリット
コンビニ証明写真を上手に利用すれば、効率的に時間を使うことができます。また、時間の面以外にもさまざまなところで、コンビニ証明写真の恩恵を受けることも可能です。
ここでは、コンビニの証明写真印刷を利用するメリットを大きく3点に分けてご紹介します。限りある時間を有効に使うためにも、利用できるものは最大限に活用するようにしてください。
24時間いつでも証明写真が手に入る
今やコンビニは全国各地にあり、またその多くが24時間営業だというのは誰もが知っていることでしょう。そのため、データさえ持っていれば「いつでも」そして「同じ」証明写真を手に入れることができます。これによって、とっさの危機にも簡単に対応することができるというのが非常に良いところです。
例えば、履歴書提出の日に写真を貼っておらず、かつ写真を忘れてきたという最悪の場合であっても、データさえ持っていれば対応することができます。このメリットを受けるためにも、いつでもお手持ちのスマートフォンに証明写真のデータを入れておくようにしましょう。
低価格のわりに画質もいい
コンビニの写真プリントのサービスを利用して印刷することが多いため、証明写真3~4枚が低価格で手に入れることができます。高くても100~200円程度にしかならないのでお財布にもやさしいです。
また低価格でありながら、画質が良いというのもコンビニ証明写真の特徴です。そのため、コストパフォーマンスは抜群に高く、利用しないのは損だと言えます。
なお、最初の写真を写真館などで手に入れた場合には、焼き増しされる写真の色味などが若干異なってくる場合もあります。もちろん大きな変化があるというわけではありませんが、それを踏まえたうえで利用するようにしてください。
CDやUSBに保存できるサービスもある
コンビニのコピー・プリント機能を活用するものであるため、写真をCDやUSBに保存することもできるというのも、コンビニ証明写真を利用するメリットです。これは写真は紙焼きのものだけで、情報媒体に入ったデータとしては持っていないという場合に活用できます。
使い方は非常に簡単であり、スキャンを選択したうえで保存先を自身の持っている保存媒体に設定するだけです。あとは指定の金額を支払うだけでスキャンが始まります。
写真を鮮明にスキャンすることができれば、PC上でトリミングなどの編集を経て写真データに加工することが可能です。データをもらうためだけに再度写真館を訪れる必要がなくなるので、時間とお金を無駄にしなくて済みます。
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コンビニ証明写真「ピクチャン」の特徴
コンビニで証明写真を印刷するためには、書類の規定サイズに合うように写真データの大きさを調整しなくてはなりません。それは難しいことではありませんが、煩雑だと思う方も多いことでしょう。
そんなときにおすすめなのが、「証明写真作成ツール」です。写真データを登録もしくはアプリ内で写真を撮影し、必要な手続きを済ませれば、コンビニの写真プリント機能を使うことで印刷することができます。先述の通り写真館よりも安価なので、使ったほうが断然お得です。
ここでは、そのツールのひとつ「ピクチャン」の特徴を大きく3つに分けてご紹介いたします。使い方は非常にシンプルなので、知らなかったという方はぜひ使ってみてください。
①会員登録・アプリのインストールが不要
「ピクチャン」はブラウザ上で写真の登録などの手続きをしていくので、専用のアプリなどのインストールは不要です。そのため、設定のためにインターネット環境が必要にはなりますが、証明写真のためだけにデータ容量を空けておくなどの手間が省けます。
また、「ピクチャン」は会員登録を必要としないので、すぐに使えるというところも魅力です。手続きの中でのメールアドレス登録はあるものの、これは会員登録に導くためのものではないので安心してください。
さらに、登録した写真は7日間で自動削除されるなど、プライバシーにかかわる情報の保護もなされているので安心です。
②証明写真の設定サイズが豊富
証明写真の設定サイズが豊富なところも、「ピクチャン」の魅力です。およそ2,000パターンの証明写真のサイズに対応しており、微妙に異なる大きさにも変更することができるので、基本の応募書類であればカバーできます。応募直前に写真のサイズが間違っていたことに気付いたとしても心強いです。
また証明写真以外にも、英検をはじめとした各種資格試験用の写真や、マイナンバーカードやビザなどの公的機関に提出する写真も対応することができます。さらに、写真に無駄な余白などがある場合には、登録時に範囲指定することも可能です。これらの機能をフルに利用しながら、自分が本当に必要としている写真を作成するようにしましょう。
③50,000店舗のコンビニで印刷可能
「ピクチャン」で手続きを済ませた写真は、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サークルK・サンクスの5つであれば基本どこでも印刷することができます。印刷するためにはネットで予約する必要があるのですが、特定の店舗名を指定しなければならないという方式ではないので、写真のデータさえ持っていれば出先のコンビニでもすぐに対応可能です。
コンビニでは、登録時に発行された予約番号を打ち込むことで印刷が始まります。この時かかる金額は200円で、就職活動の履歴書サイズ(4×3cm)であれば1回で3枚の写真が印刷できます。印刷が終われば、あとは切って貼るだけです。
コンビニ証明写真「Bizi ID」の特徴
「Bizi ID」も、証明写真作成ツールのひとつです。先ほどご紹介した「ピクチャン」と同様、写真のサイズを指定すれば自動調節し、履歴書サイズの写真がコンビニで簡単に手に入ります。印刷可能なコンビニは、ローソン・ファミリーマート・サークルK・サンクスです。
ここでは「Bizi ID」の特徴を、大きく3つに分けてご紹介いたします。「ピクチャン」とは基本的に使い方は同じではありますが、機能が微妙に異なる部分もありますので、自分の使いやすいものを選ぶようにしてください。
①6ヵ月保存できるため急な焼き増しが簡単
ピクチャンで登録した写真は7日間で自動削除されますが、一方で「Bizi ID」で登録した写真は、最長6か月間保存することができます。それによって、写真を登録したアプリをアンインストールしない限りは、同じ予約番号で何度でも印刷することが可能です。
そのため、急に焼き増しが必要になった場合にも、写真を登録したアプリの入ったスマートフォンとお金を持って駆け込むだけで解決します。いちいち写真データを読み込ませなくても済むので、使いたいと思ったたびにわざわざ探す手間が省けて便利です。写真フォルダに画像が多いという方にとってはおすすめの機能となっています。
②アプリ・WEBどちらからも印刷可能
「Bizi ID」はアプリ・WEBどちらからでも使うことができます。すなわち、お手持ちのスマートフォン・PC両方からのアクセスが可能ということです。そのため、写真のためだけにわざわざデータを空けたくないなという方も、WEBにアクセスできる環境さえあれば証明写真を作ることができます。
PCに画像データがあるという場合にも、スマートフォンなどに移し替えずにすぐに対応できるというのは非常に便利です。一方で先述の通り、専用のアプリをインストールしていれば、アンインストールしない限りは一度登録した写真を6か月保存することができます。いちいち登録する手間が省けるのは、非常に効率的です。なお、どちらを使う場合にも会員登録などのわずらわしい手続きはありません。メールマガジンなどが不要という方にとっても安心です。
③抜群のコストパフォーマンス
「Bizi ID」の魅力は、「抜群のコストパフォーマンス」というところにもあります。6枚印刷の場合は1回200円(L版印刷)で、12枚印刷の場合には、1回なんと300円(2L版印刷)で済ませることができます。交通費や切手代など、何かとお金のかかる就活生のお財布には非常にやさしい料金形態となっています。
また、「ファミリーモード」を使えば、最大4人分の写真を1枚ずつばらばらに印刷することもできるので、あまり枚数を必要としない場合にも友人などとのシェアが可能です。
さらに「Bizi ID」には、履歴書用写真+マイナンバーカード用写真など、異なるサイズの写真を1回300円で一度に印刷することのできる便利な機能があります。別の用途にも使える写真が同時に欲しいという場合には、この機能も使ってみてはいかがでしょうか。
セブンイレブンなら30円で証明写真を撮れる
コンビニで証明写真を撮るのであれば、おすすめしたいのがセブンイレブンの印刷機能を使うことです。セブンイレブンは印刷関連の技術が高く、小冊子用のデータ印刷や有名人のプロマイド印刷など、様々な物を印刷できるようになっています。何より値段も手頃な設定になっており、証明写真の印刷であれば30円でできるのが嬉しいところです。
一般的な証明写真の撮影だと600~1,000円かかることが多いので、それを考えるととてもお得です。セブンイレブンで実際に証明写真を作成するのであれば、スマートフォンと専用のアプリを使って撮影する必要があります。最近のスマートフォンは画質もいいものが多いので、アプリを使えば市販のものと変わらない写真が撮れるでしょう。
手順①履歴書用のカメラアプリをダウンロードする
スマートフォンはカメラの画質だけでなく、カメラアプリも大変質のいいものが色々とダウンロードできるようになっています。その中には、履歴書用写真のサイズでカメラ撮影が可能なアプリも用意されているのです。コンビニで印刷をするのであれば、これを活用しない手はありません。
証明写真向けのカメラアプリは複数ありますが、その中でもおすすめしたいのが「かんたん・キレイな証明写真 ~ 履歴書カメラ ~」です。3×4cmの一般的な証明写真が簡単に撮影できる上、肌補正も可能なので、キレイな顔写真に仕上げることができます。何より、iPhoneでもAndroidでも使えるアプリなのがおすすめする理由です。スマートフォンの種類を選ばずに写真撮影ができるのはありがたいですね。
手順②netprint写真かんたんプリントをダウンロードする
写真撮影用のアプリが用意できたら、次は「netprint写真かんたんプリント」のアプリもダウンロードしましょう。これはセブンイレブンの印刷機能をより手軽に使える専用のアプリであり、こちらもiPhone・Android両方でダウンロードできます。
セブンイレブンの印刷機能は、基本的にユーザー登録をしなければ印刷ができない仕様になっています。ですがnetprintのアプリを経由して印刷すれば、登録もいらずに簡単にスマホ内のデータを印刷可能です。
手順③スマホで自撮りする
アプリの用意や設定が終わったら、早速証明写真を撮影しましょう。最近のスマホは自撮りも簡単にできるようになっているので、基本的にスマホをいつも使っているのであれば、撮影するのに困ることはないでしょう。アプリの機能で顔をキレイに補正することもできますが、顔色のいい写真を撮影したいのであれば、もうひと手間工夫するのもいいでしょう。
使うのは、白色のハンカチや紙などです。これらを撮影したいものの下、証明写真であれば顔の下にあたる部分に置いて撮影するだけで、カメラ撮影でいうレフ板の効果をお手軽に得ることができます。ハンカチや紙を使う場合は、証明写真に収まる範囲から見えない位置で使いましょう。照明の光がよくあたる角度を探しながら撮影しましょう。
手順④セブンイレブンのコピー機で印刷する
証明写真を撮影したら、あとはコピー機の機能で印刷するだけです。事前にアプリで写真を予約しておくと、8ケタの暗証番号が発行されます。印刷する際は、セブンイレブンのマルチコピー機を使用します。マルチコピー機のタッチパネルで「プリント」→「ネットプリント」の順番に選択してください。
すると8ケタの暗証番号を入力する画面が出るので、タッチパネルで入力後「確認」を押します。これでファイルのダウンロードが開始されます。ダウンロード後に画像の内容と金額が表示されるので「これで決定」を押してください。支払方法は、現金か電子マネー(nanaco)を選択できます。証明写真を取り忘れないように注意しましょう。
コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
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証明写真機を設置しているコンビニもある
コンビニでの証明写真の作成は、「ピクチャン」や「Bizi ID」などの、スマートフォンやPCを使っての作成でしたが、もっと手軽に昔ながらの撮り方で証明写真を撮りたいという人もいるでしょう。実は、ファミリーマートの一部店舗では証明写真機を設置しています。ピクチャンやBizi IDの値段より高いですが、普通の証明写真機と同じ800円です。
コンビニで印刷する証明写真を撮る際の注意点
ここまでで、コンビニで証明写真を印刷するメリットや、各種プリントサービスをまとめてご紹介してきました。しかし、これらは写真データを印刷するサービスにすぎず、その前段階として、「印刷するための写真」を撮影しておかなければなりません。
証明写真は、書類選考の段階から就活生の雰囲気をうかがい知るためにも使われます。それゆえ、「身だしなみ」などをきっちりしておかなければ、それだけでも選考を通過できる可能性が下がるといっても過言ではありません。
ここでは、証明写真を撮る際の注意点をまとめていきます。写真館などに行く時間がどうしても取れない場合の最終手段である「自前のカメラやスマートフォンでの撮影」にも対応しているので、参考にしてみてください。
身だしなみは必ずチェックする
【男性編】
- 眉毛に前髪がかかっていないか
- 耳が見えているか
- 眉毛は整っているか
- 鼻毛は出ていないか
- 髭のそり残しはないか
- ネクタイは曲がっていないか
【女性編】
- ロング・ミディアムヘアの場合、髪の毛を結んでいるか
- 結んだ髪の毛が正面から見えていないか
- 眉毛が見えているか
- 耳が見えているか
上でも触れたように、証明写真は就活生の顔や雰囲気を採用担当者に知らせるものです。そのため、身だしなみには細心の注意を払わなくてはなりません。写真館での撮影の場合には、撮影前に身だしなみを整えてくれるスタッフがいらっしゃるでしょうが、セルフの場合だと何もかも自分で確認する必要があるのでたいへんです。
しかし、採用担当者は就活生から送られたもののみを見て判断するので、「セルフだから」ということを言い訳にすることはできません。自分で写真を撮るということが必ずしも悪いことだというわけではありませんが、どういう場合であれ、身だしなみは一つ一つ確認して完璧な姿で写真に写るようにしましょう。
証明写真を撮る際のメイク術については、こちらの記事で詳しく解説しています。
背景は白になるようにする
自分で撮影する場合には、人物のうしろに風景や柄などの余分な要素がまったくない「無背景」が望ましいということを覚えておいてください。「白色」(からグレーの間の色)の背景がもっとも無難だといわれています。
家の中に白色の壁など背景になりうるスペースがあればそこで撮れば十分です。一方でそれがない場合には、ポスターの裏面・白色の模造紙・白色の布など大きなサイズのアイテムを壁に貼り付け、それを背にして撮影するようにしてください。
また、白色の背景が作り出せない場合の対処法として、背景を後で合成するという方法も挙げることができます。しかし、元の写真の背景の色とあまりに違っている場合、不自然さが強調されてしまうことがあるので注意が必要です。
証明写真をきれいに撮るコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
照明の設定に気を付ける
証明写真を撮る際に「照明の設定」に気を付けなければなりません。就活中は忙しいので、疲れや睡眠不足でクマやニキビができやすいでしょう。証明写真機では照明を設定できるものがあります。ファミリーマートの証明写真機では「エクセレントモード」という肌をキレイに見せる美肌補正の機能があります。設定次第では理想の美肌になりますが、あくまで就活中ということを忘れないようにしてください。
自分の肌色と全然違っていると「あれ?この人写真と別人だ」と面接で良い印象を受けません。証明写真は、本人である事を証明するものだということを忘れず、照明設定をおこなってください。第三者に見てもらうことも1つの手段です。また、部屋の中で撮る際は、ドアやカーテンを閉め、光が入らないようにしましょう。照明は1つだけつけてください。照明は白熱灯でないと顔色がキレイに写りません。照明は明るく設定して撮りましょう。
姿勢と表情に配慮する
写真を撮る際は、姿勢と表情に気を付けましょう。姿勢が猫背だとやる気のないように見えてしまいます。また表情も無表情であると暗い印象を受けます。では、どのようにするべきなのかご紹介します。まず「姿勢」は、背筋をしっかり伸ばし、軽く胸を張りましょう。顎は、上げすぎず下げすぎずが基本です。上げすぎると見下しているように見え、下げすぎていると自信がないように見られます。
そして次に「表情」です。笑ってもいけない、無表情でもいけないと表情は一番難しいところです。口は閉じたまま口角を少し上げましょう。微笑んでいるような表情を作ってください。顎は少し引き、で口角を上げることで、親しみやすい印象になります。また、顔はまっすぐ前を向くようにしましょう。首が曲がっていると、やる気のないように見られますので注意してください。
受かる笑顔については、こちらの記事で詳しく解説しています。
就活中はコンビニ証明写真を上手に活用しよう
この記事では、コンビニで証明写真を手に入れるための方法や写真を撮る際の注意点などをまとめてご紹介してきました。「ピクチャン」も「Bizi ID」もどちらも非常に良いアプリなので、気に入ったほうを使うようにしてください。また、セブンイレブンの「netprint写真かんたんプリント」を使用すると30円と破格の値段で証明写真を作成できます。
就活生の時間は無限ではありません。そのため、短縮・省略できるものはどんどん省いて、効率的に活動していく必要があります。コンビニ証明写真は、写真のデータさえきちんとしたものを持っていればいつでもどこでも利用することのできる便利な機能です。コストパフォーマンス、利便性ともに抜群であるため、これまで知らなかったという方はどんどん利用していくようにしましょう。