履歴書
見込みか予定か|卒業時期を示す履歴書の正しい書き方と必要書類
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目次
見込みの意味とは
「見込み」とは、何かの先行きを予想したり将来の見通しはどうなっているかというような可能性を表す時に使う言葉です。「見込み」という言葉は良くも悪くも使われる言葉であり、例えば「将来の見込みがある」「回復の見込みがある」というようないい未来を想定して使われる場合と、「治る見込みのない病人」「今年は農作物が獲れる見込みがない」というように良からぬ未来を想定して使われる場合があります。
どちらかと言うと、期待を含めたいい結果を想定している場合に使われることが多いです。「見込み」と似た言葉に「見通し」という言葉があります。「見通し」は単に結果だけではなく「途中経過を含む場合」に使うことが多いです。例えば「今後も我が国の人口は減少する見通しです」などという使い方をします。
卒業予定か見込みか迷う就活生は多い
履歴書では自身の学歴を記す欄がありますが、大学卒業に関して卒業見込みと書けばいいのか卒業予定と書けばいいのか迷ってしまう人は多いです。履歴書は就活において大切なものであり、ビジネス書類としても正式なものであるため間違いは許されません。
卒業見込みや卒業予定などの細かい部分であってもそれは同じです。履歴書の細部までこだわることで、就活を成功に近づけることができます。正しい言葉遣いを知り、不安が残らないように履歴書を書き上げていきましょう。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう!
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人
卒業見込み・卒業予定・在学中の解説
履歴書の学歴欄で記入する言葉としては卒業見込み、卒業予定、在学中の3つがあります。それぞれで使いどころや意味が異なるため、正しい意味を知っておくことが大切です。細かい部分ではありますが、正しく書けていないとマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。履歴書が細部まで正しく書かれていれば高評価にもつながりやすいので、それぞれの正しい意味を知っておきましょう。
卒業見込み
卒業見込みとは、卒業する予定のことです。卒業する年月日、大学名、学部・学科名の後に卒業見込みとすることで、大学を卒業する予定であることがわかります。新卒の学生は履歴書に卒業見込みと記入するのが一般的ですので、新卒の就活の場合は卒業見込みと書きましょう。
卒業見込みは卒業がほとんど確定している場合に使う言葉であり、見込みと記しておくことで企業を安心させることができます。新卒で働くためには大学を卒業することが絶対条件であり、それを果たすことができなければ就職の話がなくなってしまう可能性もあります。
履歴書には「見込」ではなく「見込み」と書く
履歴書に記載する際には、「卒業見込」ではなく「卒業見込み」が正しい言葉です。「卒業見込み」と送り仮名を入れないで書いても、そのせいで不採用となることはありませんが、大切な履歴書ですから正しい言葉で書く必要があります。
履歴書の参考例などに「卒業見込」と書かれている例なども存在するのは事実ですが、正式な言葉は「卒業見込み」と「み」の送り仮名がある方だと覚えておきましょう。ちょっとした小さな部分ではありますが、間違った言葉遣いで記載するよりは、正しい言葉遣いで記載した方が「言葉を知っている人」という自己アピールにもなりますし、覚えていて損はないでしょう。
卒業予定
卒業予定は言葉の通り卒業する予定であることを意味し、卒業見込みと同じ意味ではありますが、履歴書には卒業見込みと書いたほうが無難です。言葉の意味としてはほとんど同じですが、ニュアンスが予定と見込みでは違っています。
卒業見込みの場合は、卒業がほぼ確定していることを表しますが、卒業予定の場合は卒業の目途は立っているものの、まだ確定ではないというニュアンスがあります。新卒は大学を卒業することを条件に内定契約を結びますので、大学を卒業することは絶対条件です。
卒業予定と書いてしまうと卒業できるかどうかわからないと思われ、採用を躊躇する企業が出る可能性もあります。卒業予定でも間違いではありませんが、卒業見込みと書く方が無難でしょう。
在学中
学歴欄では在学中と記す場合もあります。その大学の学生であるという意味です。在学中はバイト先に提出する履歴書などに使いますが、就活の履歴書には使わないので注意しましょう。新卒の応募条件はその年に卒業することを前提とされていますので、在学中と書いてしまうと応募条件を満たしておらず、履歴書を読んでもらえない可能性があります。
仮に履歴書を読んでもらえた場合でも表記が間違っていることで、大きくマイナスの印象につながってしまいます。履歴書は表記ひとつで印象が大きく変わるため、言葉遣いには気をつけなければなりません。新卒の就活で使用するのは卒業見込みのみです。それ以外の言葉を書かないように充分に注意しましょう。
在学中と見込みの違いについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
履歴書には「卒業見込み」と書くのが正解
履歴書には卒業見込みと書くのが正解ですが、どの時期から書くことができるようになるのでしょうか。卒業見込みと書くためには、卒業の目途が立っている状況になければなりません。ここからは、卒業見込みが使えるようになる時期や証明書についてご紹介していきます。
単位取得に問題がなければ記入する
卒業見込みは卒業が確定している状態を示す言葉です。留年が決まっているにも関わらず、卒業見込みと書いてしまうのは嘘の表記になります。また、入学してすぐに卒業見込みと書くのもNGです。卒業見込みはいつから使用できるかも悩む学生が多いですが、単位取得が順調であれば大学3年生から使用できます。
3年生の時点でほとんどの単位を取得しており、必要単位は数えるほどしかない場合は卒業見込みと書いて問題はありません。就活は早ければ3年生から動き始め、企業に履歴書を提出することもあります。単位の取得が問題なければ、その時点から卒業見込みと表記して履歴書を提出しましょう。
証明する書類を求められる場合もある
卒業見込みを証明方法として、単位取得状況を証明する大学発行の書面がありますので、それを利用することで証明することができます。履歴書に卒業見込みと書いてあっても、企業はその学生が本当に卒業できるかどうかを知ることはできません。
新卒は卒業が就職の条件であるため、卒業できるかを確かめるために書類の提出を求められる場合もあります。大学によって書面や発行できる時期は異なるため、必要であれば大学に問い合わせてみましょう。学校によっては、企業から求められた期限内に卒業見込みを証明する書面が発行できない場合もあります。その場合も一度大学に相談し、それでも無理なのであれば企業にも相談してみましょう。
卒業見込みの正しい書き方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人
提出を求められる可能性のある書類
就活において、多くの企業が提出書類として挙げているものに「履歴書」「卒業見込証明書」「成績証明書」があり、それらを総称して3点セットと呼ばれることもあります。履歴書は学校指定の用紙もありますが、市販のものもあります。現在では、就活サイトの様式を使いネットで提出するようなケースも多いです。
卒業見込証明書と成績証明書は学校から証明書として発行されたものでなければならず、原本で提出しなければならない場合がほとんどです。複数の企業を同時に受験する場合などは、枚数が足りなくて提出に間に合わないといったことがないように、応募する企業の提出書類を確認して予め準備しておかなければなりません。
卒業見込証明書
卒業見込証明書は学校によって発行される時期が様々です。通常多くの大学は4年生に進級してから一定期間後(5~6月頃)から発行されるケースが多いようです。就活の時期によっては3年生の時点や、4年生に進級して直ぐのタイミングで応募書類を提出する場合も考えられます。
その場合、発行の時期を学校に確認してから、企業の担当者に「まだ学校から卒業見込み証明書が発行されないので提出は〇月位になります。」と伝えておくのがいいでしょう。4年生に進級した場合でも、残単位によっては卒業見込証明書が発行されないケースも考えられますので、卒業に対して残りの単位が多い場合には別途企業に相談しなければなりません。
成績証明証
成績証明書については、企業にいつの時点の成績証明書を提出しなければならないかを確認しておく必要があります。早期の就活であれば、3年生前期の成績までしか出ていない場合もありますが、通常3年生後期までの成績証明書を求められるケースが多いようです。
しかし、3年生後期の成績証明書も発行時期は学校によるので確認は必要です。4年生時にほとんど単位を残していない場合も多く、3年生後期までの成績証明書で大学時代の履修内容やその成績、卒業要件の確認などが確認可能になりますが、企業によっては卒業研究や4年生のゼミでの成績を確認する場合もあります。4年生に進級した際の残単位数によっては、4年生前期の成績証明書の提出を別途求められる場合もあります。
成績証明書の重要性について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。
履歴書の学歴欄には卒業見込みと書こう!
履歴書の作成は就活の中でも特に気を遣って進めなければならないものであり、多くの就活生が苦労するポイントでもあります。手書きの場合は間違えれば一から書き直さなければなりませんし、アピール力の高い志望動機や自己PRを書くために自己分析などもしっかりとおこなう必要があります。
しかし、履歴書で大切なのはそれらの部分だけではありません。一見見逃されがちな学歴欄などに間違いがあってもいけませんので、細かい部分も正しい表記を知っておく必要があります。学歴欄で悩みやすいのが卒業見込みと書くのか、卒業予定と書くのかです。
新卒の就活の場合正しい表記は「卒業見込み」です。細部までしっかりとこだわり、間違いのない完璧な履歴書を書き上げていきましょう。