ES(エントリーシート)

【書類選考で落ちる人に考えられる特徴4つ】現状を打破するための秘策もご紹介!

内定への第一関門である書類選考を突破しよう

就職活動では、内定を勝ち取るまでにさまざまな選考フローを踏まなければなりません。選考を通過できないのは残念なことですが、なかには書類選考をなかなか通過できずに面接にも進めないという方もいるのではないでしょうか。

落ちる理由としては、その企業との相性や運の要素も否定できませんが、それ以外にもやってしまいがちなミスを放っておいているからという可能性もあるのです。

この記事では「書類選考で落ちる人」に焦点を当て、初期の関門がどうして突破できないのかという理由、そして書類選考に通過する履歴書やエントリーシートを作るために今すぐやるべきことをまとめてご紹介していきます。

ふるい落とされてしまうことが多い方はもちろんのこと、これから書類選考に向けてシートを作成しようとしている方もぜひ参考にしてみてください。

書類選考で落ちる際に考えられる理由4つ

書類選考で落ちてしまうのは残念なことです。なかには本人ではどうにもならない理由で落とされている場合もあります。しかし、「気を付けていれば防げたのに」というようなミスを放置していたがために落とされてしまうのも事実です。

そこでここでは、運的要素以外のところで選考に通過できなかったときに考えられる理由を4つご紹介していきます。なかには選考にさえかけてもらえないような大失態を犯しているという可能性もありますので、そのようなことがないようにしっかりと確認していきましょう。

①応募期間外に提出してしまっている

必着と消印有効の違い

1つ目の理由が、応募期間外に提出しまっていることです。これをしてしまうと、歯牙にすらかけてもらえなくなってしまいます。

志望する企業を選ぶときには、業務内容や自分の好みなどから絞り込むというのがほとんどなのではないでしょうか。それはそれで構いませんが、エントリーしようというのであれば、企業のホームページや就活情報サイトに出ている「提出締め切り」の項目もしっかりと押さえるようにしてください。

この点に関して、提出期限には企業によって「必着」と「消印有効」の2種類があることを覚えておきましょう。前者は「その日付、もしくは設定時間までに会社に届いていること」、後者は「指定した日付までに郵便局の消印が押されていればOK(その日までに企業に届いてなくても構わない)」を意味します。

②応募時に書類や条件の不備がある

2つ目の理由が、応募時に書類や応募条件に不備・不足があるためです。特に、「返送用の封筒」やそれに貼る「切手」の指定があった場合に入れ忘れているという方が少なくないようです。もし不備があった場合、「足りない書類がありますのですぐに送ってください」と伝えてくれない企業もなかにはありますので、封筒にのり付けをする前に書類に不備がないかどうかを確認するようにしてください。

また、エントリーの時に書類とは別に自宅などで適性審査を受けるように指示してくる企業もあります。書類は無事に提出できていたとしても、これを忘れてしまうと元も子もありません。後でやろうと思っても人は忘れるものなので、覚えているうちに済ませてしまいましょう。

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③書類の内容が企業の求める人材と一致しない

3つ目の理由は、書類に書かれている内容が企業の求める人材と一致しないためです。この理由のなかには、個人の素質によってミスマッチのようなどうしようもない部分も含まれていますが、ここでは「会社の雰囲気や概要を把握しきれていない」ことから起こるものを取り上げます。

大切なのは「企業が欲している人物像に沿っていること」です。どれだけ自分を詳細に書いていたとしても、その条件に当てはまっていなければ、採用担当者の目にはとまりません。

④印象に残る内容になっていない

4つ目の理由が、印象に残る内容になっていないためです。なお、この理由にはよく読むと面白い話でも、全部読まなければそこにたどり着かないという「損」な文章も含みます。

採用担当者も一会社員であるため、新卒の採用以外にも仕事はあります。かつ、志望者が多くなるとそれだけ膨大な数の履歴書に対処しなければならないため、一つひとつの書類を読み込んでいる時間はあまりありません。

限られた時間の中でさっとしか目を通せないことから、最初の数行の部分でインパクトのある何かがなければ読み飛ばしてしまう可能性が上がってしまいます。

また、当たり障りのないような決まり文句ばかりを書き連ねている場合にも印象には残りづらくなってしまうので、気を付けるようにしましょう。

履歴書で採用担当者が見ているポイントとは

書類選考で落ちる理由の①~③に関しては、履歴書を書き始める前の段階で確認すれば防げるミスです。しかし④のように履歴書の中身や書き方に関しては、気をつけるだけでは改善が難しいというのも事実です。
しかし、採用担当者が履歴書のどのような点に注目しているのかを知ることで、効果的なアピールにつながる履歴書を書くことができます。まずは、「受かる履歴書の作り方」マニュアルで履歴書の書き方の基本、どのような履歴書が評価されているのかや採用担当者が見ているポイントを学び、採用担当者の視点から自分の履歴書をチェックしてみましょう。

書類選考で落ちる人が今すぐすべき3つのこと

前の見出しでは、書類選考に落ちる理由として考えられるものを挙げて解説してきました。なかには、提出する前の段階で気を付けておけば未然に防げるものもありましたが、そうでないものに関しては何かしらの対策を講じなければなりません。

そこでここでは、書類選考に落ちる人が今すぐにやるべきこと3つをご紹介していきます。現状から早く脱却するためには行動あるのみです。これから登場する情報をぜひ参考にしてみてください。

①自己分析のやり直し

モチベーショングラフの例

1つ目に、自己分析のやり直しをしましょう。選考に通過しない人の多くが、自分の内面をより深くまで探ることができていないようです。現状で仮に選考を突破したとしても、さらに突っ込んだことを質問される面接ではふがいなさを実感することになってしまいます。

また、自己分析は何度やっても同じ結果になるとは限りません。やり直すことで、志望する業界や企業の方向性が変わって、より自分に合ったところが見つかるという可能性もあります。人によっては大きくかじを取らなければならなくなってしまう場合もありますが、変なプライドは捨てて一歩を踏み出すようにしてください。そうしなければ、いつまで経っても「不採用」の烙印を押されたままになってしまいます。

自己分析についてもっとよく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

②業界・企業研究のやり直し

2つ目は、業界・企業研究のやり直しをすることです。ネットに載っている情報を集めただけのような薄っぺらい研究では、自分で「落としてください」と言いに行っているようなものです。

業界や企業の情報を一からまとめなおしていくことで、以前には見落としてしまっていた情報に気付けたり、それらの情報に合う自分の性格を絡めてより魅力的なアピールができることにつながったりもします。

業界研究についてもっとよく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

ネットで情報を探すというのもひとつの手ですが、まずは企業説明会への参加やOB・OGへの訪問をするようにしましょう。会場では社員の方に積極的に質問し、そこから得られた現場の生の声を自分の履歴書に反映させることができれば、より魅力的な書類になることは間違いなしです。

OG・OB訪問についてもっとよく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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③第三者に添削をしてもらう

最後の3点目として、第三者に添削をしてもらうことを挙げます。なかなか書類選考を通過しない方のなかには、全部自分で完成させているという方も少なくないのではないでしょうか。

自分で添削するというのももちろん良いことなのですが、それだけではどうしても「自分の主観」だけになってしまうため、魅力的な文章にはなりません。そこで、「客観的な視点」を持った自分ではない他者に読んでもらうことで、どこを直すべきなのかを教えてもらうのです。いきなり無関係の方に読んでもらうのが恥ずかしいのであれば、友人や知人に頼んでみるようにしましょう。

また多くの大学では、キャリアセンターで添削指導をしてもらえます。就職活動が本格化すると混雑する傾向にあるようなので、なるべく早い段階から添削指導に持っていくようにしましょう

書類選考で落ちる人は早急に対策を取ろう!

この記事では「書類選考で落ちる人」に焦点を当て、初期の関門がどうして突破できないのかという理由、そして書類選考に通過する履歴書やエントリーシートを作るために今すぐやるべきことをまとめてご紹介していきました。

もちろん、書類だけで採用担当者が就活生自身のことを100%理解できるわけはありません。そのため、運的な要素が絡んで落とされてしまうということもあるでしょう。それは仕方のないことかもしれませんが、それ以外の書き方や内容の部分に関しては完璧にしておくことが肝心です。

そのため、書類選考で落とされてしまうことの多い方は、今回ご紹介した情報を参考にしたうえで、できるだけ早急に対策を取るようにしてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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