面接対策

【最近のニュースについて面接で聞かれる意図】好印象な回答例と対策

就活中はニュースを見ておくべき

ニュースに触れることはとても大切なことです。テレビのニュース番組、新聞、WEBサイト、ニュースアプリ、ラジオなど、現在ではいろいろなメディアを通してニュースに触れることが可能な時代になりました。中には、「ニュースには馴染みがない」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、就活生である以上、ニュースは必ず見ておくべきです。それは、社会人になるための知識と教養を身につけるためでもありますが、何よりも面接で「最近の気になるニュースは何ですか?」と聞かれることがあるからです。

そこでこの記事では、面接官が最近のニュースについて質問してくる意図を解説するとともに、どのように答えるべきか、その回答例を紹介しながら解説いたします。面接対策をおこなう際に、ぜひ参考にしてみてください。

面接で「気になる最近のニュース」を聞く理由

一次面接や二次面接、最終面接など、面接の段階に関わらず、この「気になる最近のニュース」について聞かれることは多いです。面接官は決して、会話のきっかけや思いつきで聞いているわけではなく、しっかりとした意図をもって聞いています。そのため、「分かりません」や「特にありません」という回答では、面接を通過することは非常に難しくなるでしょう。では、どのような意図で面接官は質問しているのでしょうか。その意図としては、下記の二点が挙げられます。

応募者の世間の出来事に対する関心度

面接官は、応募者(就活生)本人が世間のどんな出来事に関心を持ち、どの程度詳しく興味を持っているのかを知ろうとしています。これは、「どんなことにアンテナを張っているのかを知りたい」と言い換えることができるでしょう。どのような業界であれ、ビジネスの現場においては、政治、経済、金融、テクノロジーなど、実にさまざまな要素が絡み合って、日々業務が進行していきます。

つまり、幅広くアンテナを張り、あらゆる知識を持っていることが求められるのです。応募する企業の業界情報はもちろん、一見無関係に思える業界や分野についても関心を持ち、知識を持っていれば、その分だけビジネスチャンスが広がる可能性があります。企業としては、そうした面で現場に貢献してくれる存在を評価したいという思惑があるのです。

人間性を知りたい

もう一方の意図としては「応募者の人間性を知りたい」ということが挙げられます。これは、ニュースに関する意見をたずねて、考え方を知ったり、応募者とコミュニケーションをとってみたい、という狙いがあります。会社で仕事を進めていく上で、チームワークとコミュニケーションは欠かせません。特に、新入社員は経験値が足りていないため、なおさらです。

チームワークとは、言われたことをただこなすことではありません。その人の意見や考えが求められます。そのため、面接官としては「最近のニュース」という一般的な事象に対して、応募者がどのような考え方を持ち、どのように意見を述べるのかを見ています。また、どのようなニュースを取り上げるのかということで、応募者の人間性を見ようとしているのです。

情報感度を知りたい

面接で「気になる最近のニュース」を聞く理由としては、就活生の情報感度を知りたいと考えていることが挙げられます。社会人になれば世間で起きているニュースなどを知っていることは大切なことですし、知らなければ常識力がないとマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。情報を知っていること、感度が高く常にアンテナを張って情報を収集していることは大切であり、情報感度が高いことは評価されるポイントです。

情報に対して敏感に反応することができれば、社会の流れに乗り遅れることはありませんし、誰よりも早く行動をすることができます。またさまざまな情報を知っていることで、周囲の人とのコミュニケーションにも役立ちますし、情報感度の高さは社会人として必要な能力でもあります。

気になるニュースで避けたほうがいい内容

それでは、面接で「気になる最近のニュース」について聞かれた際に、自分が興味関心を持っていることであれば、どんなことでも答えて良いのでしょうか。残念ながら、決してそうではなく、避けたほうが良い内容というものが存在します。その具体例としては、芸能関係や宗教関連が挙げられます。

なぜなら、これらの話題は非常に個人的な趣向や好み、もしくは信教によるところが大きく、話の展開によっては面接官に不愉快な思いをさせてしまう可能性があるからです。同様に、具体的な政党や政治家に対するニュースについても、個人的な意向が存在するため注意が必要でしょう。あくまでも面接としてふさわしい話題かどうか、面接を受ける前には必ず選ぶニュースについて吟味することが必要です。

最近の気になるニュースを答える際のポイント

最近の気になるニュースを答える際のポイントの画像

最近の気になるニュースについて、面接官が質問してくる意図と、避けるべき話題について見てきました。ここからは実践編として、最近の気になるニュースを答えるための有効な準備について紹介します。決して難しい準備は必要ありません。誰でも日頃からの心がけで、すぐにできるようになる方法を二つ紹介します。ぜひ、これからの面接対策の一環として活用してみてください。

新聞に毎日目を通す

あまりに当然な対策の一つかもしれませんが、やはり新聞に毎日目を通すことは、非常に有効な対策手段です。「ビジネスパーソンの常識として日経新聞のチェックは欠かせない」と言われることもあるくらい、新聞はビジネスの現場において重要なものです。また、新聞を読むことで「ニュースを自分で選ぶ」という力が身につきます。

テレビのニュース番組やポータルサイトのトップニュースと違い、新聞には毎日さまざまなニュースが掲載されます。必要な情報を選ぶ訓練としても、新聞を読むことは有効です。とは言え、新聞を読める環境がない人や時間が取れない人もいるでしょう。その場合、手近なWEBサイトやニュースアプリを活用することをお勧めします。ですが、特にマスコミ関係や出版社などの応募者は、それらに加え、新聞にも目を通すことはとても重要です。

志望企業の業界関連のニュースはとくにチェック

また、こちらも当然な対策と言えば当然ですが、志望企業の業界関連のニュースについては、敏感になっておく必要があります。もしその志望業界において、大きなニュースがあった場合、例え世間的には大きく扱われていなくとも、業界で働く人にとっては知っていて当然です。そうしたニュースに対して、事象そのものは知っていたとしても、自分なりの意見を述べることができなければ、応募者の志望動機が疑われてしまいます。

志望動機に説得力と厚みを持たせるためにも、業界のニュースは必ずチェックする必要があります。最近では、あらゆるメディアを通して多くの情報に触れることが可能になったため、どんなニュースが重要なのか分からないという人もいるかもしれません。しかし、少なくとも自分が受ける企業や業界関連の動きには敏感になるようにしましょう。

業界関連の旬なニュースが最も好印象

最近気になるニュースを問われれば、基本的にはどんな内容でも答えることはできますが、最も評価されるのは業界関連の旬なニュースです。志望する企業が属する業界に関係したニュースを知っていれば、企業への関心が強く、志望度も高いと評価されますし、好印象を与えることができます。

またポイントは旬なニュースであることで、最新のニュースであればあるほど評価は高くなります。業界に関係するニュースを伝えても、それがあまりに古いものであれば高く評価されません。気になるニュースを問う質問では、情報感度の高さも見られていますしので、できるだけ新しいニュースを述べることが大切です。少しでも新しいニュースを述べるためにも、面接当日は業界に関係した最新のニュースがないかをチェックしておくといいでしょう。

無料の時事問題集で最新のニュースをチェックする

面接で最近のニュースについて質問されることはよくあります。しかし、どういったニュースについて答えるのが就活に向いているのか、判断するのは難しいものです。また、新しいニュースは日々更新されていきますが、それを毎日確認するというのはあまり効率がよいとはいえないでしょう。

就活の未来では、時事問題集を公開しています。12分野の時事問題50選と、おさえておきたい重要ワードを8つ紹介しています。ニュースについて質問された場合の回答例も記載されていますので、面接の受け答えの参考にもなるでしょう。面接前の最終チェックにもおすすめです。無料でダウンロードして、効率よく対策をおこないましょう。

経済関係のニュースはどの業界でも好印象

業界や企業に関係したニュースを述べれば、関心度や志望度の高さを買ってもらうことができ、好印象を与えることができます。しかし評価されるのはこれらのニュースだけではなく、経済関係のニュースを述べても評価される可能性が高いです。経済に関係したニュースであれば、すべての業界、企業に関係しますので、業界、業種、職種、企業を問わずに好印象を与えることができます。

経済についての関心を持っていることは社会人にとっては大切なことですし、経済の動きについてはこまめにチェックしておくことが大切です。志望する業界、企業に関連する最新のニュースがない場合は、経済関係のニュースをチェックし、それを述べてアピールするのもおすすめです。

特定のニュースにコメントを求められる場合も

面接では最近気になったニュースは何かと問われるだけではなく、特定のニュースを指定され、それについてコメントを求められる場合もあります。回答するニュースを特定される場合は、基本的にはメジャーなニュースであることが多く、世間でも大きく取り上げられている話題です。

ニュースや新聞などを見ていれば必ずチェックしている内容ですので、世間で大きく話題になっていることは業界に関係なく確認し、意見を持っておくことが大切です。また場合によっては、業界内で大きく話題になっているニュースについて意見を求められる場合もあります。世間で大きく話題になっていることに加え、志望する業界で話題になっていることは必ずチェックし、意見を言えるようにしておきましょう。

最近の気になるニュース 面接での回答例

ここからは具体的な回答例を通して、どのように回答すべきかを見ていきましょう。既に述べた面接官の意図や、答える際のポイントを踏まえ、二つのパターンで回答例を記載いたします。いずれのパターンにおいても、知っていることを偽りなく正直に話すことが大切です。その上で、自分なりの考えを展開するようにしましょう。もし知らない場合でも、知ったかぶりをすることは、必ず見抜かれますので厳禁です。

回答例①

最近のニュースで、あなたが気になったことは何ですか?

最近気になったニュースは、アップル社が先日発表した、今年の元日だけでのApp Storeでの売り上げが約3億ドルに達し、過去最高を記録したことです。
世界中にユーザーが存在するApp Storeにおいて、元日という特殊な日に売り上げが最高を記録することは、それほどまでにスマホやタブレットを使った商品の購入、アプリのダウンロードが一般化していることを示唆しているものと考えます。
今後もスマートデバイスの普及増加に伴い、この傾向は続くと思われます。私はぜひ、御社でこうした領域に挑戦したいと考えております。

こちらの回答例では「最近の気になったニュースは何か?」という問いに対し、具体的な数字とともにニュースを取り上げています。そのため、もし面接官がこのニュースのことを知らないとしても、事象について瞬時に把握することができるでしょう。

また、取り上げたニュースの概要を端的に説明するだけではなく、きちんと自分なりの考えを述べています。その上で「御社でこうした領域に挑戦したい」と将来的なイメージについても言及することで、将来的にその企業で働くことを印象付けられています。

回答例②

今日の新聞の記事で気になったニュースは?

私が最近気になったのは、東京湾の貝の体内から、極小のプラスチックゴミが見つかったことです。学者によると、魚やプランクトンが体を傷つけたり、体内に化学物質が蓄積される可能性もあるとのことでした。
それらはもちろん私たちの体に入る危険性もあります。御社は健康のための機器を製造しているだけでなく、環境汚染防止などにも積極的な企業です。しかし、現実はまだこのように自然を傷つけ、結果的に人間に跳ね返る事態が残っています。
私は御社の一員として、人間の利便性追求と安全性・自然との調和がバランスよく実現するよう、学生時代に学んだことを精一杯活かしたい所存です。

この例では、環境に関する問題を取り上げています。環境に対する取り組みをおこなっていたり、強い問題意識を持っている企業であれば、このようなニュースを取り上げるのも良いでしょう。ただし、あくまで企業は営利追求をしますので、環境面への配慮と事業をつなげていくことも必要でしょう。例では、利便性追求(企業の事業)と自然との調和の双方が書かれていますし、学んだことを活かしたいという意欲も表明されており、説得力があります。

回答例③

今日の新聞の記事で気になったニュースは?

今日の新聞記事で気になったのは、関西電力がエアコンの自動制御による熱中症予防や快眠のための実験を開始したという内容です。今年は例年にない猛暑日で、熱中症による死者が何人も出ており私も心を痛めています。
熱中症だけでなく、暑さで睡眠が浅くなるということも健康被害につながるのではないかと思います。Iotでエアコンを自動制御する技術を応用すれば、暑い夏の健康被害を最小限に食い止められる可能性があると知り、テクノロジーの進歩の素晴らしさを感じました。
御社も、消費者への貢献を掲げてIot事業を進めていらっしゃいます。私も御社の一員として、市民に貢献できる仕事を進めたいと思いました。

冒頭で気になったニュースを端的にまとめて伝えているので、面接官もとても聞きやすいでしょう。このようなテーマであれば面接官もよく知っている内容かも知れませんが、一応内容の概要を簡単に説明し、その上で自分の意見を伝えましょう。Iotを取り上げていますが、志望企業でもIotを推進しており、Iotで市民生活に貢献したいという企業の方向性とリンクして伝えられているのでとても好印象でしょう。

回答例④

今日は日経新聞を読みましたか?

はい。経済やビジネスの動向を知るべく目を通しております。本日特に気になったのは、ドコモが健康関連の米企業に出資したという記事です。ドコモが健康関連のアプリケーションを提供することも紹介されており、IT技術の可能性の大きさを改めて感じました。日本でも高齢化が急速に進んでおり、健康関連のニーズは今後も高まっていくと予想されています。ITと健康というと一見関連性がなさそうですが、記事を読んでITはいろいろな分野に活かせ、人々の役に立つということを感じました。
学生時代はITに特化して勉強してきましたが、これからは健康を始め、あらゆる分野でITが役立つ可能性について考えていきたいと思います。

せっかく日経新聞を読んでいるのであれば、ただ「読んでいます」と伝えるだけでなく、その目的についても伝えましょう。目的がしっかりしていることで、より好感を持ってもらえるはずです。日経新聞であれば、経済や、志望業界に関する記事について意見を述べるのが良いでしょう。この回答はIT企業を志望している場合の例です。IT関連の記事を読んで自分の視野が広がったことが書かれており、就職後にも役立つ前向きな内容ですので良い印象を与えるでしょう。

回答例⑤

面接官:今日の新聞で気になったニュースは?

私が本日のニュースで気になったのは、オルビスがブランド戦略を見直し、自然派商品を強化するという内容の記事です。オルビスは有名な化粧品メーカーで、これまで幅広い顧客層を対象にしたスキンケア商品を提供してきていましたが、今後は一部の美容感度の高い顧客を対象に、自然派商品を重点的に提供していくと書かれていました。
ブランドイメージの薄さが業績不振を招いたことへの対策ということでした。業界は違いますが、私も御社のマーケティング部門の一員として、消費者のイメージを意識したブランド作り・発信を心がけたいと思いました。

まず、最初に気になったニュースの内容が端的に書かれています。面接官が知らないニュースの可能性がありますので、概要を伝えるのは大切です。今回は化粧品業界のニュースであり、志望業界とは違っていますが、「ブランドイメージを意識した取り組み」という観点で志望部署につなげています。「就職先でどのように活かすか?」という観点でニュースを見ていくと、このように関連付けて話すことができるでしょう。

分からないニュースについて聞かれた場合の回答例

先日、JR西日本が新幹線車両に亀裂が入ったまま走行させた問題について、どう思われますか?

申し訳ありません。実はそのニュースについては、あまり詳しく見ておらず、具体的な問題の内容については存じ上げません。しかし、「車両に亀裂が入ったまま走行させた」ということが事実であれば、過去に大きな事故を起こしたJR西日本としては見過ごせない問題であると思います。
また、これを契機に鉄道業者のみならず、航空業界やバス業界、遊園地などに至るまで、あらゆる業界で安全性について見直しが図られるべきではないでしょうか。
私の勉強不足は大変お恥ずかしい限りですが、他の業界の失敗例にも目を向けることで、御社に貢献できるようになりたいと思います。

こちらの回答例は、具体的なニュースを指定して聞かれているパターンです。もし聞かれているニュースについて知っている場合は、自分なりの意見を述べることも難しくないかもしれません。しかし、ここでは知らない場合として回答例を挙げています。まず、そのニュースについて知らないことを正直に話しましょう。これは決してマイナスにはなりません。

仮にこれが鉄道業者での面接であれば知っていなければいけませんが、他業種では知らないこともあり得るでしょう。知らないことは正直に言うべきです。ただ、知らないことを「知りません」で終えてはいけません。自分なりの考えを瞬時にまとめて答える「対応力」が試されます。また、こちらの回答例では最後に自分の勉強不足を反省し、将来的な成長にも言及することで、面接官に可能性を示しています。

最近のニュースは面接で頻繁に聞かれるので対策必須!

こちらの記事では「気になる最近のニュース」について面接官が聞いてくる意図、またそれを答える際のポイントや回答例について紹介いたしました。既に述べた通り、面接官は応募者の考え方や人間性について知りたいと考えています。面接では、応募者の適性を判断し、応募者がどのように会社にとって貢献できるのかを見極めることが、面接官には求められているのです。

そのため、面接官はさまざまな質問を応募者にぶつけ、その反応や答えを見ようとします。その点から考えると「最近のニュース」について聞くことは、応募者の人間性を判断するのに非常に適した質問と言えますし、それが頻繁に面接で聞かれる理由の一つです。ぜひ、日頃から多くのニュースに触れ、自分なりの考えをまとめる訓練を始めてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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