面接対策

【二次面接の通過率】一次との違いから採用通知への返信方法まで解説

 一次面接より深い内容を聞かれるのが二次面接

就活において内定を獲得するために避けられないのが面接です。企業によって面接は形式も回数も異なりますが、多くの企業では一次面接、二次面接、最終面接という三段階の面接を課す方式が採用されています。その三段階の中で最も難関と言えるのが、二次面接です。もちろん一次面接や最終面接、企業によっては存在する四次面接など、そのいずれの面接でも気を抜ける面接というのは存在しませんが、二次面接は一次面接よりも深い内容を聞かれるため、きちんと事前に準備しておくことが必要です。

そこでこの記事では、二次面接の内容を一次面接との違いを見ながら明らかにしつつ、通過するための対策方法を紹介します。また、採用通知への返信方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

一次面接と二次面接の違い

エントリーシートを通過後、最初に受けるのが一次面接です。この一次面接では、言葉遣いや身だしなみなど社会人としての基礎的な部分が見られることが多いでしょう。それに対し二次面接では、志望動機や適性などを通し、ミスマッチがないかを見られています。ここからは、3つのポイント(面接官・通過率・面接時間)から一次面接との違いについて解説していきます。まずは違いについて理解し、二次面接がどのようなものなのか、しっかりとイメージできるようにしましょう。

面接官

多くの場合、一次面接では大して難しいことは聞かれません。また、面接官にしても就活生と年の近い、若手の社員が担当します。これは「二次面接で上司に会わせるに足る常識を持ち合わせているか」ということを主に見ています。もちろん、だからと言って受け答えの内容が無くてはいけませんが、一次面接では若手社員と同じレベルの言葉遣いや、若手社員の共感を得られるような内容の志望動機を話すことができれば大丈夫でしょう。

それに対し、二次面接では「会社が求める人材とのマッチング」を主に見られます。そのため、より社会経験を積んでいる中堅社員や管理職の人が登場し、いろいろな質問において「なぜ?」と深堀りしてきます。日頃から若手社員の指導を行っている人たちですので、その場しのぎの受け答えではすぐに見破られてしまうでしょう。

通過率

二次面接の通過率は、一般的に20~50%と言われています。もちろん企業によって面接の回数も異なるため、二次面接の通過率が企業によって異なるのは当たり前の話ですが、特に一次面接によって設定している通過率によって、二次面接の通過率は大きく変わります。

例えば全部で三段階の面接方式として、一次面接での通過率が70%であった場合、二次面接での通過率は20%にするなど、多くの人がこの二次面接でふるいにかけられるでしょう。一次面接で50%くらいにまで絞り込まれていれば、二次面接の通過率も50%程度になる可能性があります。面接の総回数によっても二次面接の通過率は前後しますが、いずれにしても、二次面接の通過率は一般的に高いものではありません。シビアな視点で深堀りをされますので、事前の準備と対策が必要です。

面接時間

一般的に一次面接と比べ、二次面接では面接時間自体が長くなります。これは、一次面接のときよりも面接を受ける就活生の数が減っているということも一因です。しかしそれ以上に、「会社が求める人材とのマッチング」を見極めることに重点が置かれているからと言えます。一次面接では、あらかじめ用意されたチェック項目にしたがって、面接官が判定をしていきます。ある程度、流れ作業になる部分も否めません。

しかし、二次面接ではベテランの社員がその職位の責任をもって通過の判断をしていきます。従って面接官が納得できるまで面接は続けられるでしょう。もちろん、二次面接でもある程度の就活生を面接する必要がありますので、時間に上限はあります。そのため、面接官としては早い段階から核心に迫った質問を投げかけてきます。会社によっては一次面接で聞いた内容を深堀りしてくることもあるようです。自分がESや一次面接で述べたことについては、きちんと覚えておきましょう。

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二次面接でよく聞かれる質問

「会社が求める人材とのマッチング」を重点的に見られるということは、能力についてはもちろんですが、その会社に対する熱意が本物かどうかも見られているということです。能力については申し分ないという人でも、この熱意が伝わらないために通過できないことがよくあります。ここではより実践的な内容として、二次面接で一般的によく聞かれる3つの質問について紹介し、その内容についても詳しく見ていきます。

志望動機

志望動機は必ず聞かれると言っても過言ではありません。それは、就活生の能力と熱意を見る上で、非常に有効な質問になるからです。志望動機についてあやふやな状態では、まず通過は難しいでしょう。「志望動機について教えてください」と、志望動機そのものを聞いてくることもありますが、「なぜ他社ではダメなのか」、「他社と当社との違いについてどう考えているのか」など、業界や競合他社についての説明も求められることがあります。

こうした質問を通して、情報収集力や論理的な思考力、会話力などの能力について判断されるとともに、いかにその会社や仕事に対して熱意を持っているかを見られています。会社は能力と熱意のある人を採用したいので「なぜ自分は志望しているか」をきちんと説明できるようにしておきましょう。

入社後の具体的なプラン

私は、御社のウィスキー部門での新規開拓営業に挑戦させて頂きたいと考えております。2年前からアルバイトでバーテンダーをしております。初めはウィスキーに関しては未知の世界でしたが、仕事を通してその奥深さや面白さに気付きました。中でも、御社の「○○」は味や香り、価格を考えても、世界中で愛される可能性がある商品だと考えております。実際に、アルバイト先のお店でも多くのお客様にお勧めし、ご愛飲いただいています。私はこの「○○」で、ウィスキーの素晴らしさを日本の食文化の中に広めていくとともに「○○」を世界中の人に知ってもらえるような仕事をしていきたいと考え、御社を志望させていただいております。

就活生の志望度の本気度を探るため、入社後の具体的なプランについて聞かれることがあります。「なぜ当社なのか」という志望動機と、「入社してやりたいことと、会社の方針にミスマッチはないか」というマッチングについて聞きたいという狙いです。その回答例が上記です。まず最初に「やりたいこと」を提示し、自分の経験と結びつけた上で、その理由について詳しく説明しています。

また、そのために自分が取り組んでいることや、取り組んでいきたいことについても触れることで、本気度が伝わる内容になります。入社後の具体的なプランを話す際に注意したいのは、「その会社でなければダメな理由」について、きちんと話せているかということです。そのためには、事前に会社の事業内容を調べておき、可能であれば先輩社員などから話を聞いておくことも必要です。

他社の選考状況

他社の選考状況について聞かれることもよくあります。二次面接でのこの質問の狙いとしては「本当にうちの会社に来てくれるのか」ということよりも、「本当にこの業界を志望しているのか」ということを確かめることにあります。そのため、この質問に対しては二次面接を受けている会社と関係のない会社ばかりを挙げてはいけません。また実際には受けている会社がいろいろな業界に渡っているとしても、素直に全てを言う必要はありません。

受けている企業と同じ業界、もしくは似ている業種を挙げることで、企業選びの軸が一貫していることを示す必要があります。また、面接の進行段階については、決して嘘を言ってはいけませんが、進行しているものについては事実を伝えるべきでしょう。

二次面接を通過するための対策方法3つ

ここまでは二次面接がどのようなものなのかを見てきました。面接官のレベルや通過率、面接時間についても一次面接とは大きな違いがあります。いずれの違いも、ミスマッチを起こさないことを目的に設定されていることは既に述べました。こうした一次面接との違いについて理解ができましたら、二次面接を通過するための対策方法について具体的に見ていきましょう。これから二次面接に臨む人はもちろん、なかなか二次面接を通過しないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

①自分の将来像を明確にしておく

自分がその会社で働いた先の将来像について考えたことはあるでしょうか。二次面接では、志望動機の本気度が見られています。いくら言葉で「御社で働きたいです」と繰り返しても、具体的な将来像を示すことができなければ本気度は伝わりません。どのような会社であれ、能力が高く、目標に向かって働く意欲的な人材を求めています。ここで言う能力とは、決して即戦力として通用する能力という意味ではなく、論理的思考能力やコミュニケーション能力といった、基礎的な能力です。

また就活生自身が思い描く将来像と、会社が任せたい仕事にミスマッチがあっては、早期退職という結果を招きかねません。二次面接の前には、その会社で自分がどのような仕事に挑戦し、どのような社会人になっていきたいかを真剣に考えてみましょう。

②エントリーシートに書いた内容は覚えておく

社会人になり、会社で働きだすとよく分かりますが、会社の中ではどのような案件であっても業務内容の引継ぎが重要とされています。面接も会社員である面接官からすれば、その内容を次の面接官、すなわち上司に引継ぐことになります。そのことを考えれば、二次面接を担当する面接官の手元には、一次面接の内容を記載した資料はもちろん、エントリーシートや履歴書に至る全ての資料が引継がれていると考えられるでしょう。

こうした資料を元にした質問をされた際に、例えばエントリーシートの志望動機欄に記載した内容と、二次面接での回答に一貫性がなければ、志望動機の本気度が疑われてしまうでしょう。自分が書いたこと、言ったことについては全て記憶しておくよう、メモやコピーを残しておく必要があります。

③企業研究をしっかりおこなう

志望動機の本気度を見るために「なぜ、当社なのか」という質問をされたり、ミスマッチを防ぐために「入社してやりたいことは何か」という質問をされることが多いのは既に述べました。こうした質問に対しては、入社後の具体的なプランを示して回答することが有効です。しかしその際に、違った先入観を持って回答してしまっては評価されることはありません。

その会社の事業に対して、正しい知識を持って将来像を思い描くことが重要です。企業研究を行うポイントとしては、事業内容や企業理念などを把握することを心がけましょう。会社案内のパンフレットやWEBサイトを入念に見ることも大切ですが、可能であればOB・OG訪問などで実際に働く人から話を聞くことも有効です。

二次面接の結果別メールの返信方法

二次面接の結果については、人事担当から電話が掛かってくることもありますが、ほとんどの場合、メールで通知がくることが多いようです。こうしたメールでの通知がきた際に、どのように返信すれば良いのか分からないという方も多いのではないのでしょうか。受けている会社が大企業であった場合、こうしたメールに返信する必要はありませんが、そうではない場合に、ぜひ参考にしてください。

二次面接を通過した場合

株式会社○○
人事部 ○○様

お世話になっております。
○○大学○○学部 就活太郎です。

この度は二次面接通過のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

ご提示いただきました次回面接の件、
○月○日(○)14:00にお伺いさせていただきます。
ご多忙のところ、ご調整とご連絡をいただきまして
誠にありがとうございました。
当日は何卒、よろしくお願いいたします。

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○○大学○○学部
就活 太郎
TEL:090-××××-××××
e-mail:shukatu_tarou@example.co.jp

必ず冒頭に返信先の相手の会社名と部署名、氏名様を記載し「お世話になっております。」から始めてください。次に、自分自身について明示した後、二次面接通過のお礼を述べ、次回面接の日時について案内があった場合は、その時間帯で調整可能な旨を記載します。

もし次回の日時について調整が必要であれば、先方の都合で選ぶことができるよう、複数の候補を提示すべきでしょう。日時調整自体は悪いことではありませんので、遠慮せずに希望を伝えましょう。最後の署名についても忘れずに付けるようにしてください。

二次面接で不採用だった場合

二次面接で不採用だった場合、基本的に返信する必要はありません。不採用の通知を送ってきた会社の採用担当者としては、多くの就活生に同様の文面で何通もメールを送っています。それぞれの就活生からの返信は特に求められていないでしょう。ですが、絶対に返信してはいけないというわけではありません。

「その会社が自分にとって非常に思い入れがあり、不採用になったことがことが残念でならない、せめてお礼のメールを送って気持ちを切り替えたい」という場合は返信することも良いでしょう。ただ、この場合も上の返信例を参考に、丁寧でルールを踏まえた文面で返信してください。不採用理由については尋ねても、まず教えてくれることはありませんので、聞かないようにしましょう。

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早めの準備で差をつけて二次面接を通過しよう

こちらの記事で紹介してきたように、二次面接では通過のためのハードルが一気に引き上げられます。企業側としても、一人の社員を採用するために多額の費用をかけていますので、ミスマッチを引き起こすことは極力避けたいと考えており、二次面接での目が厳しくなるのは当然と言えるでしょう。確かに、二次面接では多くの就活生が不採用の通知を受けることになりますが、通過することは決して困難なことではありません。

むしろ、通過するためのポイントにいち早く気付き、その準備を実践できた人から通過していくとも言えるのです。企業研究を行ったり自分の将来像を考えることは、決して楽な作業ではありません。しかし、早めに準備ができれば、必ずその準備は報われるものです。ライバルが気付いて始める前に、早めの準備で差をつけてしまいしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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