業界研究

【パチンコ業界の平均年収と生涯賃金】主要25業界と比較してわかりやすく解説!

パチンコ業界とは

パチンコ業界とは、パチンコやスロットを遊技機として、開発・製造・販売をおこなう企業や遊技機でパチンコ店を経営する企業などの業界です。パチンコ業界の市場規模は、娯楽部門で最も大きい約45%にもなるといわれています。

また、近年では社員教育や福利厚生にも力を入れている企業が多く、年々働きやすい環境が整ってきている業界です。パチンコ業界の年収や生涯賃金を見ていきましょう。

パチンコ業界について

パチンコ業界の主な企業は、メーカーでは平和、SANKYO、フィールズ、パチンコ店の経営ではマルハン、ダイナム、ガイアなどが有名です。

メーカーでは遊技機の企画・開発・製造・販売などをおこなっています。パチンコ店の市場規模が縮小傾向にあるため、メーカーも同様に販売数や売上が減少傾向です。ただし、遊技機の品質は飛躍的に向上しています。

一方、パチンコ店ではお客様が遊技機で遊んで頂けるように、接客や店舗経営をしています。長年の法改正と人口減少により、遊技人口や全国の店舗数は減少傾向にあり、1玉4円から1玉1円で遊べる店舗が増えています。

しかし、2016年12月にカジノ解禁法案が可決したため、今後は国内にカジノが作られる可能性があります。これは外国人客をターゲットにしたもので、パチンコ業界にとっては大きなチャンスが到来しています。

パチンコ業界の職種について

  • プランナー
  • 出玉設計
  • プログラマー
  • 営業
  • 接客業

プランナーは、どのような遊技機を開発するのか企画する仕事です。テーマやゲーム性だけではなく、デザインやサウンドも包括的に立案し、開発業務の管理もおこなっていきます。最近の遊技機ではアニメやアイドルのコラボ商品なども登場しています。

出玉設計は、遊技機のスペックを算出する仕事です。パチンコでは大当たりや確率変動の確率など、スロットではボーナスや各種モード移行の確率などを計算します。遊技機としてのゲーム性に大きく影響する業務になります。

プログラマーはプログラミング言語を用いて、大当たりやハズレなどのプログラムを設計します。また、近年ではパチンコもスロットも液晶画面がついている遊技台がほとんどのため、液晶演出についてもプログラムを設計しています。

営業はパチンコ店に遊技台を販売します。メーカーが自社製品を販売する営業の他に、複数のメーカーの製品を販売する企業の営業もいます。パチンコもスロットも新台入替を定期的に行うパチンコ店が多いため、比較的販売しやすい傾向があるようです。

接客業はホールスタッフとも呼ばれ、パチンコ店での接客や清掃をします。初めはホールスタッフでも経験を積むことで、主任・店長・エリアマネージャーなどキャリアアップしていき、業務内容も店舗管理全般を担当するようになります。

パチンコ業界の平均年収について

パチンコ業界の平均年収

業界 平均年収
介護 361 万円
百貨店 443 万円
ブライダル 489 万円
アパレル 491 万円
人材業界 524 万円
ドラッグストア 529 万円
旅行会社 540 万円
農業 557 万円
食品業界 564 万円
鉄道 597 万円
専門商社 603 万円
出版社 610 万円
IT 631 万円
ゲーム業界 637 万円
パチンコ 662 万円
不動産 665 万円
銀行 668 万円
物流業界 676 万円
生命保険・損害保険 682 万円
電機・家電大手 688 万円
自動車 707 万円
証券 722 万円
テレビ局 910 万円
総合商社 1135 万円
コンサルティング 1263 万円

あなたがパチンコ業界に向いているか、確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

診断スタート【無料】

パチンコ業界の生涯賃金

業界 生涯賃金
介護 1.58億円
百貨店 1.94億円
ブライダル 2.14億円
アパレル 2.15億円
人材業界 2.29億円
ドラッグストア 2.31億円
旅行会社 2.36億円
農業 2.44億円
食品業界 2.47億円
鉄道 2.61億円
専門商社 2.64億円
出版社 2.67億円
IT 2.76億円
ゲーム業界 2.79億円
パチンコ 2.90億円
不動産 2.91億円
銀行 2.92億円
物流業界 2.96億円
生命保険・損害保険 2.98億円
電機・家電大手 3.01億円
自動車 3.09億円
証券 3.16億円
テレビ局 3.98億円
総合商社 4.97億円
コンサルティング 5.53億円

パチンコ業界の生涯賃金は2億9,000万円です。表の平均生涯賃金は2億8,600万円のため、パチンコ業界は平均より少し高い生涯賃金となります。また、不動産業界の生涯賃金2億9,100円と銀行業界の生涯賃金2億9,200円は、パチンコ業界とほぼ同じ生涯賃金となります。

現状のパチンコ業界はさまざまな法改正や人口減少により、市場規模を縮小している傾向があるにもかかわらず、業界別に比較すると不動産業界や銀行業界と同じくらいの生涯賃金になります。

また、カジノ解禁法案の影響が追い風となれば、市場規模が大幅に変化する可能性もあるため、今後の動向が気になる業界とも言えるでしょう。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値です。

大学3年生におすすめ!
あなたとパチンコ業界の適性を確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で自分の適性を把握しておき、就活を効率的に進めましょう。

診断スタート(無料)

まとめ

戦後から日本ではパチンコが大人気となり、大衆の娯楽として定着しています。近年、パチンコ業界は市場規模が減少傾向にありますが、今後はどのようになっていくのか気になる業界でもあります。人口減少の影響はあるものの、1玉1円で遊べるようになってからパチンコユーザーは若者のシェアが増えているようです。

パチンコ業界は大きく分けて、メーカーとパチンコ店に分かれます。メーカーでは遊技機の企画から販売まで様々な業種があり、パチンコ店も接客から店舗管理までキャリアアップができる企業が多い傾向にがあります。比較的高い生涯賃金のパチンコ業界が気になる方は応募してみましょう。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

記事についてのお問い合わせ