面接対策

【グループディスカッションの役割とは】対策と上手な分担方法

グループディスカッションを選考に含める企業が増加

就職活動を通してさまざまな選考フローを経験することになりますが、その中でも大きなウェイトを占めるのが面接です。面接にも個人面接・集団面接がありますが、通常の集団面接とは異なった「グループディスカッション」を選考フローに入れている企業が増加しています。この傾向は特に大企業に強く、4割以上の大企業で取り入れられているとされます。

グループディスカッションは学生をいくつかのグループに分け、グループごとで課題について議論し、答えを出して発表する形式です。独自の形式であるため、通常の面接対策しかしていないと対応できなくなってしまうでしょう。本記事では、グループ面接でも特に重要な「役割」に注目し、解説していきます。

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グループディスカッションとは

グループディスカッションは、文字通り、いく人かで話し合うことです。4~8名の複数人がグループになり、社会や会社が直面している問題の解決や、新しい事業や制度の立案などさまざまなテーマについて制限時間を設けたうえで議論します。採用している側は、ディスカッションしているプロセスで、就活生個人がどのようにチームで貢献しているのか見ています。

昨今では、就活の選考にグループディスカッションを取り入れている会社も少なくありません。会社によって、グループの人数は異なりますが、4~5人が多い傾向にあります。

グループディスカッションの一般的な進め方

グループディスカッションの時間は、30分から長くて50分程度で設定され、その間にグループ間での結論を出さなくてはいけません。長いように感じられるかもしれませんが、人数が多ければ多いだけ、意見は割れまとめることが大変ですし、少なくても深みのある結論を出すために意見をたくさん出さなくてはいけません。

グループディスカッションの流れとしては、初めに自己紹介です。次に、結論までどのように進めるか時間配分を決めます。ここれまでに時間を取ると討論時間が短くなるため、5分程度に収めましょう。

続いて、メンバーでの意見だし、時間が後半になったらそれぞれのいけんの整理をしどのように発表するか準備していきましょう。

グループディスカッションにおける役割5つ

グループディスカッションで効率よく議論を進めるために、役割が設定されることが多いです。「どの役割になるのが有利なのだろう?」と考える人も居るかも知れませんが、どの役割が有利かを一概に言うことはできません。

上手く役割を果たせれば良い評価ですし、役割を果たせなければ悪い評価が付くでしょう。まずはそれぞれの役割を理解し、グループディスカッションでの役割選択に役立てていきましょう。

①進行役

1つ目の役割は「進行役」です。「司会」や「ファシリテーター」と呼ばれることもあります。ディスカッションを進め、活性化させていくのが大きな役目です。役割の中では特に目立つため、「進行役になれば有利」と考える就活生は多いです。

しかし、それはディスカッションが上手くいった場合に限られます。もしディスカッション自体が失敗に終わった場合、特に目立った進行役には悪い印象が付きやすい点が要注意です。

また、進行役でリーダーシップをアピールしたいという学生も多いでしょう。しかし、進行役で特に大事なのは「メンバーから意見を引き出すこと」と「意見を整理すること」です。強引にグループをまとめようとしてしまい、多様な意見が出にくくなると評価が下がってしまうので注意しましょう。

②書記

書記はその名の通り、出された意見や議論の内容を記録していく役割です。最終的には書記の記録に基づいて議論した内容が整理され、発表されます。そのためグループへの貢献度が高い役割と言えます。

内容をただ書くのではなく、類似した発言をグルーピングして整理するなどの工夫を行うと評価が高まるでしょう。内気で活発に議論をするのが苦手という人がこの役割を選ぶこともあります。

しかし、書記は決して簡単な役割ではありません。書くことと自分が発言することを同時にこなさなくてはならないからです。自分自身も積極的に発言し、議論に参加しなければ面接官の印象に残ることはできません。

この両方をこなすのが大変な役割であるからこそ、両方をうまくこなしてグループに貢献した場合は高い評価が得られるでしょう。

③タイムキーパー

タイムキーパーは、ディスカッションにおいて時間の管理を行う役割です。当然ですが、ディスカッションには制限時間が設定されています。その時間すべてを議論に充てることはできません。

課題について方向性を定め、各自が考えをまとめ、議論し、議論の内容をまとめ、結論を出すというそれぞれの時間配分も決めなくてはなりません。時間配分が決まれば、今度はその時間に沿ってメンバーが議論するようにコントロールしていかなくてはなりません。

もちろん、時間を管理するだけでは評価されるのは難しいでしょう。同時に自分も議論に加わり、積極的に発言していくことが求められます。時間内にうまく答えが出せれば好評価ですが、まとまらなくなってしまうと悪い評価が付いてしまう役割です。

④監視者

グループディスカッションでは、監視者の役割もあります。監視者は、ディスカッションの方向性がズレないように、監視するポジションです。そのため、それほど発言数が多くなくても、存在感のある役割です。具体的に何をするのかと言えば、どのようにディスカッションを進めるのか決定する前に話し始めたら、スケジュールを作るよう促します。

時間制限に間に合いそうになかった場合、議論を止めて、まとめの方向に導くことも役割のひとつです。また、ディスカッションがおかしな方向に傾きそうになった場合、議論に口を出して、修正することも重要です。リーダーシップはないけれども、常に冷静な態度で議論に臨める人には、おすすめのポジションです。

⑤アイディアマン

アイディアマンは、とにかくさまざまな意見を出すことで議論を活性化させていくことが大きな役割です。求められているのは積極性であり、とにかくたくさん発言していくことが大切です。

「変な意見、間違った意見を言ってしまっていないだろうか」と気にする必要はありません。意見の整理は進行役や書記がやってくれますので、議論の材料となるアイディアをどんどん出すことが重要です。

逆に、「良い意見、正しい意見を出そう」と考えすぎてしまうと積極的に意見が出せなくなり、議論が活発化しません。出した意見の質ではなく、「意見をたくさん出してグループに貢献する」ことが評価のポイントです。色々な角度から議論が盛り上がるよう、さまざまな意見を出すことに注力しましょう。

グループディスカッションの役割の重要性

グループディスカッションでは、なぜ役割が設定されるのでしょうか。「役割など設定せずに、全員が同じように議論すればいいじゃないか」と思う人も居るかも知れません。しかし、実は役割を設定するのにも理由があります。

役割の重要性を知った上で自分の役割を選び、その役割を果たしていくことがグループディスカッションではとても重要です。それではなぜ役割が必要なのか、詳しく見ていきましょう。

役割分担が必須

グループディスカッションにおいて、役割分担は必須です。デイスカッションの時間は限られています。その時間を最大限有効活用するためには、それぞれが自分の役割に集中することが大切だからです。「進行役(司会)」、「書記」、「タイムキーパー」、「監視者」、「アイディアマン」という役割が分担されているからこそ、出される意見を整理し、明確な答えにたどり着くことができるのです。

もし役割分担が曖昧であれば、何となくさまざまな意見が出るだけで、うまく答えまでたどり着くのは困難でしょう。企業によっては役割を決める時間を与えず、いきなりディスカッションをスタートする場合があります。その場合でも、時間内に自主的に役割を分担し、進めていくことが大切なのです。

どの役割にも長所がある

グループディスカッションの役割は、それぞれに長所を持っています。どの役割が有利でどの役割が不利といったことは基本的にありません。そしてそれぞれの役割には、採用担当者がチェックするポイントがあります。

役割での有利・不利ではなく、「自分の役割でどれだけグループに貢献できたか」が評価の基準となるのです。そのため、役割を選ぶ際には「自分の特性を活かせる役割」を選ぶのが重要です。

目立つからと言って進行役に名乗り出ても、他の就活生からうまく意見を引き出せなければ低い評価しか得られないでしょう。「自分の特性でグループに最大限貢献するにはどの役割がいいか?」を考えることが大切です。

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役割分担の上手な方法

それぞれの役割、役割分担の重要性はわかりましたが、それでは実際の役割分担はどのように行ったら良いでしょうか。ほとんどの場合、役割は採用担当者が決めるのではなく、就活生が自分たちで話し合って決める形になるでしょう。

その場合、もちろん「どのように役割分担を決めていくか」という点も採用担当者に評価されていることを忘れてはなりません。ここからは、役割分担の上手な方法について詳しく見ていきましょう。

知っている情報発信する

役割分担をする際にまず必要なことは、「自分が知っている情報を発信する」ことです。グループディスカッションのメンバーは初対面です。過去にグループディスカッションを経験したり、知識を持っている人だけとは限りません。

そこでまず、ディスカッションの進め方や役割について自分が持っている知識を共有することが大切です。必要な役割や、役割ごとの注意点などをすべて共有した上で、最も生産的な役割分担になるよう、相談しましょう。

グループの生産性を挙げるには、それぞれが得意な役割につくことが最も重要です。自分だけでなくグループ全体のことを考え、役割を決めていく姿勢が求められています。

メンバーを巻き込む

役割分担の最中もその後の議論でも、常に「メンバーを巻き込む」ことを意識してください。グループディスカッションで評価されるのは個人の独創性や論理性、知識ではありません。チームの中で上手に動き、貢献していく力が重視されています。

チームのために発信し、メンバーの発言を良く聞き、状況を把握して臨機応変に対応することが必要です。企業での仕事は基本的に個人では完結しません。そのため、「チームの中でどう振る舞うのか」を見ることで、入社後のパフォーマンスを知ろうとしているのです。

普段は他の就活生をライバルとして見ている人が多いでしょう。しかし、この場面ではメンバーを仲間と捉え、一人で進めようとせずに相互に意見を出し合って進めていく姿勢が必要なのです。

グループディスカッションの役割を知っておこう!

【国家公務員の昇給制度とは】知っておきたい民間にない俸給表や評価の仕方について徹底解説通常の個人面接・集団面接だけでなく、グループディスカッションを選考フローに取り入れる企業が増えてきています。特殊な選考形式であるからこそ、事前にその特徴を理解し、本番で良いパフォーマンスが発揮できるように準備しておくことが大切です。まずはそれぞれの役割を理解するようにしましょう。

どの役割にも必ず長所はありますので、役割による有利・不利はありません。大切なのは自分の特性を最も活かせる役割を選ぶことです。役割を選ぶ際も議論を進める際も、グループ全体のことを常に考える姿勢が求められています。

他の就活生を仲間と捉えて意見を出し合い、チーム全体に貢献していくことが、グループディスカッションで好評価を勝ち取るためには必要なのです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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