身だしなみ

【就活に適したネクタイの幅】就活生が知っておくべき選び方

ネクタイの幅によって相手に与える印象は異なる

就活生は、主にリクルートスーツを着用して就活に臨みます。リクルートスーツでは黒や紺のベーシックな形のスーツに白いワイシャツを合わせるため、どの就活生を見てもスーツ姿にあまり差はありません。

就活というTPOに合わせて就活生一人ひとりが自分でネクタイの色や柄、形を選ばなければならないのです。しかし、スーツに慣れていない就活生は、ネクタイを選ぶといってもどれを選んでよいか迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。この記事では上手なネクタイ選びについて、ネクタイの太さを中心に詳しく紹介します。ネクタイ選びの参考にしてみてください。

ネクタイの幅は大剣を見る

まず、ネクタイの基本を押さえておきましょう。ネクタイを一本に長く伸ばしてみると、幅が広い方と細い方があります。幅の広い方を大剣、細い方を小剣と呼びます。小剣は、ネクタイを結んだときには大剣の後ろに隠れる部分なので、ネクタイでは目立ちません。一方大剣は、ネクタイを結ぶと体の真正面にきます。

大剣は、スーツ姿の印象を決める、大切な役割を担う部分であると言えるでしょう。その大剣ですが、ネクタイによって幅が違います。あまり知られていないかもしれませんが、ネクタイの幅にはビジネスマナーがあります。スーツ姿を好印象にするには、ネクタイの色や柄に加えて、大剣の幅にも気を遣うことを忘れないようにしましょう。

あなたの身だしなみは大丈夫?
39点以下は要注意なマナー力診断で確かめてください。

「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、身だしなみで第一印象が決まるといっても過言ではなく、それが原因で選考がうまくいかない可能性があります。

そこで「マナー力診断」を活用しましょう。数分で終わる就活マナーの問題に答えるだけで、あなたの就活マナー力と改善点を把握することができます。

また服装の模範解答や、当日の持ち物リストなどもついているため、診断後も役立つものになっています。
今すぐ診断して、自信を持って就活に臨みましょう

診断スタート【無料】

ネクタイ幅の種類

一見全て同じに見えるネクタイの形ですが、商品によってネクタイの大剣の幅が異なっているため、注意が必要です。大剣の幅は、相手に与える印象を左右します。

就職活動でつけるネクタイの幅を間違えてしまうと、マナー違反となってしまう可能性があるので注意しなければなりません。ネクタイの大剣の幅にはどのような種類があるのか、就活で選ぶべきはネクタイはどういったものなのかを見ていきましょう。

レギュラータイ:7~9cm幅

まずは、レギュラータイと呼ばれるネクタイです。レギュラータイは、大剣の幅が7~9cmのものを指します。ビジネスネクタイにおいて、最もポピュラーなネクタイであると言えるでしょう。レギュラータイは年配の人からの受けもよく、就活で着用するのに適したタイプのネクタイです。

レギュラータイを着用していれば、面接でマナー違反だと受け取られることは無いはずです。就活生はレギュラータイの中でも、できるだけ9cmプラスマイナス0.5cmほどの幅のネクタイを選ぶようにしましょう。購入の際は必ずスーツで試着をし、印象の良いネクタイを選んでください。

ナロータイ:4~6cm幅

ネクタイの種類の中で、レギュラータイのほかに人気のあるのが、ナロータイと呼ばれるタイプです。ナロータイは大剣の幅が狭く、4~6cmとなっています。ナロータイはデザイン性があり、オシャレに着用できるというところが人気となっています。ですが、就活には不適切なデザインと言えるでしょう。なぜなら、ナロータイはカジュアルなイメージを併せ持っているからです。

就活は、自分自身を企業に売り込むビジネスの場です。カジュアルなナロータイは、TPOに合っていません。就活用のネクタイとしてナロータイを選ぶのはやめておくべきでしょう。ただし、オシャレでデザイン性があるため、アパレル業界などの採用試験を受ける際には、ナロータイを選んでも問題ない場合もあります。事前にその企業について下調べし、選ぶようにしましょう。

ネクタイ幅の選び方

就活生のネクタイには、ビジネスネクタイの定番であるレギュラータイを選ぶべきだということがわかりました。しかし、ひと口にレギュラータイといっても、ネクタイの幅は商品によって少しずつ違います。

9cm前後のものが一般的ですが、細いものだと7cmのものもあります。ここからは、レギュラータイの中でも、特に自分に合ったネクタイを選ぶ方法を紹介します。

ジャケットのラペル幅と揃える

そもそも、なぜレギュラータイが就活に最適なネクタイとされているのでしょうか。そこには、ネクタイの幅とスーツとの関係があります。スーツを着るときに最適とされるネクタイの太さは、着用しているスーツのラペル(下えり)の幅と揃えるのが正しいビジネスマナーです。最もベーシックなビジネススーツをもとに作られているリクルートスーツのラペルの太さは、9cm前後であることが多くなっています。

そのため、リクルートスーツに合わせるネクタイの幅は、9cm前後のレギュラータイが良いとされるのです。ネクタイを選ぶときには、就職活動で着用しようと思っているリクルートスーツのラペルと合わせて選ぶようにすると、間違いのない幅のネクタイを選ぶことができるでしょう。

体型で選ぶ

ネクタイの幅を決める際の鉄則は、ラペルに合わせることです。しかし、ネクタイはスーツとの対比で見え方が変わってきます。そのため、スーツを着用したときの体全体のバランスを見て、ネクタイの幅の調整をすることもあり得るのです。具体例を出しましょう。大柄な人が9cmのネクタイを付けていると、一般的な体型の人が付けたときに比べ、細いネクタイを付けている印象になります。

そのようなときは、少し太めのネクタイを選ぶとバランスが良くなります。また小柄な人は、ネクタイが実際より太く見えてしまうことがあるので、少し細めのネクタイを選ぶと良いでしょう。マナーに合ったレギュラータイを選んでいるのに、見え方によって印象が悪くなってはもったいないです。ネクタイを選ぶときには、リクルートスーツの試着をしながら決めると安心です。

迷ったときは店員さんに聞く

スーツを着ることに慣れていない就活生は、どのようなネクタイを選んだら良いか自分一人では決められない人もいるでしょう。そのようなときは、スーツ販売店の店員さんに相談してみてください。スーツのプロであるスーツ販売店の店員さんは、ビジネスマナーにも詳しいです。

スーツやネクタイを毎日見ているので、就活で着用するスーツに最適なバランスのネクタイを選んでくれるはずです。スーツ販売店の中でも、リクルートスーツを販売しているお店の店員さんに聞くのがベストです。一般的なビジネスマナーを考慮するだけでなく、特に就活の場で映えるネクタイ選びの手助けをしてくれるでしょう。

ネクタイの結び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用しよう

自己PRの内容が薄いと、志望企業に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが、自己PR作成ツールの「自己PRジェネレーター」です。
このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで理想的な流れの自己PRが完成します。

無料でダウンロードできるので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

幅以外でのネクタイの選び方【色・柄】

ネクタイの幅のほか、色や柄も就職活動では気にしなければなりません。まず色についてですが、就活で選ぶべきネクタイの色は、赤・青・黄・グレーです。赤いネクタイは、積極性をアピールできます。青は知的で誠実な印象を残せるでしょう。黄色は協調性がある印象を与えます。グレーは落ち着いたイメージとなります。

次に柄についてですが、就活で選ぶべき柄は、ストライプ、ドット、チェックです。ストライプは、相手から見て右肩上がりの、細いラインのものを選びましょう。ドットは小さめを選びます。チェックのネクタイは、チェックのラインが細く柄が薄めのものを選びます。ブランドロゴの入ったものやキャラクターものは着用しないでください。

ネクタイの色と柄について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

 

就活で使うネクタイは9cm幅のものを選ぼう

就職活動では、自分という人間の魅力を短い時間で面接官に伝えなければなりません。そのため面接内容と同じくらい、第一印象がとても重要になってきます。第一印象を良くするため、就活生はマナーや見栄えに気を遣ってリクルートスーツを選んでいることでしょう。リクルートスーツの中でも、特にネクタイは就活生の個性が出ます。

マナー違反で悪目立ちすることがないよう、しっかりとビジネスマナーを押さえたネクタイを選ぶようにしてください。色や柄と同じくらい、ネクタイ幅のマナーもしっかり確認しておくことが大切です。リクルートスーツに合わせた9cm幅のネクタイをかっこ良く着こなし、自信を持って就職活動に臨んでください。

ネクタイについて悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ