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CAB・GABを理解して対策を始めよう
CAB・GABとは、いわゆる適性検査の種類の1つです。
適性検査は新卒採用試験で実施されることが一般的で、最も有名なテストにSPIがあります。
SPIはすでに多くの企業が採用試験で実施していますが、近年ではCAB・GAB方式のテストも増えてきました。
SPIは難易度の易しい問題から難しい問題まで幅広く出題されますが、CAB・GABは一定の難易度の問題が出題されるのが主な違いです。
SPIと同様に、CAB・GABを通過するには事前にしっかり対策することが重要です。本記事ではCAB・GABの違いから勉強法、おすすめの参考書を紹介します。
CAB・GABの対策を始めようと思っている人は、参考にしてください。
適性検査の名称一覧
- SPI:Synthetic Personality Inventory(総合適性検査)
- CAB:Computer Aptitude Battery(コンピューター職適性診断テスト)
- GAB:Graduate Aptitude Battery(総合適性診断テスト)
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頻出問題に特化したCAB対策方法
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CAB・GABの違い
CAB・GABは日本エス・エイチ・エル株式会社が販売する、新卒の就職希望者を対象とした適性検査です。
CAB・GABの結果により、受験者の性格や職務適性などを測ります。
CABとGABの主な違いは、採用職種の違いによって使い分けられている点です。CABとGABのそれぞれの概要を知り、目的に合わせて対策を始めましょう。
CABとは
CABとは、SEやプログラマーなどIT関連職の適性を診断するテストです。
受験者のIT関連職の職務適性だけでなく、その人の活力やストレス耐性など、個人の特性を企業が予測することを目的としています。
CABで出題される問題の種類は「暗算、法則性、命令表、暗号、パーソナリティ(OPQ)」の5つです。
図形を読み解くような問題が多いため、知識を試されるのでなく論理的思考力を測る試験と言えるでしょう。
CABには「Webテスト版(Web-CAB)」と「マークシート版」の2種類があり、解答の制限時間が異なります。Web-CABは制限時間が72分、マークシートは95分です。
どちらも出題の分野は上記の5つからですが、所要時間が短いWeb-CABの方が難易度が高いと言えます。
CABの出題例:暗算
15729÷321=
A 49 B 36 C 63 D 88 E 97
正)A 49
CABについては別の記事でも紹介しています。「CABの対策をしたい」と考えている人は、併せて読んでみてください。
GABとは
GABとは、主に新卒採用で使用される総合適性テストです。
その診断結果を基に、営業や研究開発など7つの職務適性、将来のマネジメント適性などを予測します。
前述のCABと同様に、職務適性を測るだけでなく、その人の活力やストレス耐性などの9特性の予測も同時に行うことが可能です。
GABでの出題は「言語理解・計数理解・パーソナリティ(OPQ)」の3項目からなります。
CABのような図形を使った問題は少ないですが、長文読解や計算問題といった論理的思考力を試されるのは同じです。
また、GABにも「Web版」と「マークシート版」があり、CABと同様に解答時間の制限に違いがあります。
WebGABの所要時間合計は80分、マークシート版は90分に制限されており、より時間の短いWeb版の方が難易度が高めと言えるでしょう。
GABの出題例:言語理解
次の文章を読み、続く設問それぞれについて、以下のA、B、Cのいずれかに当てはまるか判断し、その記号を1つ選びなさい。なお、自分の価値観や常識、細かい言葉じりで判断しないでください。
A:本文の内容から明らかに正しい、または正しい内容が含まれている
B:本文の内容から明らかに間違っている、または間違った内容が含まれている
C:本文の内容からは、正しいか間違っているか判断できない
外国人旅行者にとって日本は不便な国だといわれる。しかし、実際はどうだろうか。公衆トイレは無料で提供され、レストランでは無料で水が飲める。便利であるとは絶対的な価値観ではなく、比較して初めて成り立つのではないか。私が日本の便利さに関して考察できるのも、異国を実際に経験し比較できるからに他ならない。すなわち価値観を検討する際には必ず比較という過程が必要となる。しかしながら比較から物事が語られることは意外に少ないのではないだろうか。
1 日本は便利な国だ
2 比較することで初めて価値観を検討できる
3 外国では無料でトイレを使えない
4 筆者は海外生活を経験していない
正)1 C、2 A、3 C、4 B
GABについては別の記事でも紹介しています。「GABの対策をしたい」と考えている人は、併せて読んでみてください。
CAB・GABで高得点を取るための2つのコツ
CAB・GABで高得点を取るには、厳しい制限時間の中で正答できるスピードと正確性が重要になります。
出題される問題は論理的思考力を試されるものばかりであるため、解くのに時間を要してしまう場合が多いです。
そのため、解答のコツを知っていないと制限時間内に解くことは難しいでしょう。
本記事では、「①苦手な分野を繰り返し勉強する」「②時間を意識しながら問題を解くようにする」といった2つの勉強法を紹介します。
問題を解くためのコツは、一朝一夕では身につきません。早くから時間をかけて取り組み、就活に備えましょう。
①苦手な分野を繰り返し勉強する
まずは、問題を解くことから始めましょう。そうすると解きやすい問題、解けない問題が出てきます。
その中で「正答できない」「解き方がわからない」「解くのに時間がかかってしまう」といった問題を「苦手な分野」として整理し、それらを優先して対策するようにしましょう。
正答できなかった問題は、解説をしっかり読んで解き方を把握することが大切です。後日、理解できているか確認するために改めて問題を解いてみましょう。
それを連日繰り返すことで、解法のコツが身につき、問題を見ただけで解き方が思いつくようになります。
ただし、本番では「どうしても解けない」と行き詰った場合は、別の問題を解くようにしましょう。その問題が解けなくとも、他の問題が正答できていれば合格することは可能です。
時間をかけても解けない問題があれば、あえて捨てるのも手となります。
②時間を意識しながら問題を解くようにする
CAB・GAB対策でもっとも重要なのは、問題を解くスピードです。
CAB・GABテストには解答の制限時間がありのは前述の通りで、すべての問題を解答するには、一問あたり数十秒から1分程度と、タイトな時間管理が必要となります。
時間をかければ問題を解ける、というのでは不十分です。どれだけテンポよくすべての問題に解答できるかが、CAB・GAB対策の鍵といえるでしょう。
そのためには、解答までの目標タイムを設定し、普段から解答スピードを意識した勉強をすることが大切です。
スピードを上げるには繰り返し問題を解き、問題そのものに慣れることが重要と言えます。
CAB・GABなどのWEBテストの時間の使い方については、別の記事でも紹介しています。
併せて読み、自分に合った時間配分を見つけましょう。
CABの対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう
WEBテスト対策問題集はもう試しましたでしょうか?多忙な就活中に問題集を何冊も解く時間はなかなかありませんよね。頻出問題を知れば、効率よく対策をすることができます。。
そんな時は、「WEBテスト対策問題集」を活用してみましょう。SPIで落とされないためのポイント解説と、本番と同じように解くことができる問題集がセットになっています。これひとつで、効率よく、SPI対策をすることができます。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
CAB・GABの対策におすすめの参考書3選
CAB・GAB対策で重要なのは、問題を解くことであると紹介しました。以下より、おすすめの参考書を紹介します。
参考書は多ければ良いというわけではありません。基本的に、一冊の参考書で問題を解くコツは網羅しているため、あれもこれも手をつける必要はないのです。
自分が使いやすいと思う参考書に一本化し、何度も同じ解いて解き方のコツを身につけましょう。
問題を解くポイントや出題傾向などが詳しく解説されている参考書を使い、しっかり対策しましょう。
①CAB・GAB完全対策【2023年度】
CAB・GABは、SPIなどに比べてユニークかつ難解な問題が多く出題されます。
本書ではそうした難解なテストを、実際の難易度や豊富な問題数で完全再現しているのが特徴です。
また、問題集だけでなく高得点を得るための「カンタン攻略法」も掲載されており、効率的に学ぶことができます。
他にも性格検査の詳細解説など、CAB・GABの知っておきたい予備知識も網羅しており、CAB・GAB受験者必携の一冊と言えるでしょう。
②CAB・GAB完全突破法! 【2021年度版】
こちらは、CAB・GABを過去に受検した就活生の報告を基に作成された問題集となっています。
そのため、実践的な形式で問題を解くことが可能です。
また、難解な問題が多い試験だからこそ、あえて難易度の高い問題を中心に編集されています。
GABに関しては、高難易度であるGAB Compactの問題が出題されているため、最初に解くにはハードルが高いです。
CAB・GABの問題をある程度解けるようになった人は、さらなる対策として活用すると良いでしょう。
巻頭にはカラーイラスト入りの解説もあり、勉強のしやすさにも十分配慮した構成なので安心です。
さらにはCAB・GABの他に、大手企業などでの利用が進んでいるIMAGES全科目にも対応しています。
③最新最強のCAB・GAB超速解法【'22年版】
CAB・GAB・C-CAB・C‐GAB・IMAGESといった複数の適性検査の対策を立てることが可能です。
実際の検査に合わせた問題形式、問題数で出題されており、より実践的な形式で対策することができます。
時間を測りながら取り組むことで、本番さながらの環境で問題を解くことができますし、緊張感を持った練習が可能です。
GABは時間勝負でもありますので、実際の検査と同じ環境で問題を解き、現時点での自分の実力や改善点などを見つけることができます。
CAB・GABの対策を始めて就活を勝ち抜こう
GAB・CABの問題は難易度が高いため、十分に対策しなければ、高得点を得ることは難しいです。
その代わり、しっかり勉強してコツを身につければ、試験を通過する可能性は高まります。
企業が採用試験で適性検査を実施する理由は、面接では見れない就活生の本質まで把握することができるからです。
就活準備では、面接練習だけに時間と労力をかけるのでなく、適性検査の対策も入念に取り組みましょう。