面接対策

【面接に落ちる人の特徴10選】選考を通過して残るための対策

面接で落ちる人には共通点がある

就職活動で面接に落ちると気分も落ち込むものです。「何がいけなかったんだろう」と悩む就活生も多くいることでしょう。もちろん面接に落ちる理由はさまざまなあり、特定することは難しいことですが、面接で落ちる人には共通点があります。この共通点を知っておくことで、面接を無事に突破し、最終選考まで残る対策をおこなうことも可能です。

この記事では、面接に落ちる人の特徴を挙げ、それぞれ解説していきます。面接は事前準備をどれだけおこなって臨めているかが合否を大きく左右します。面接に落ちる人の特徴を学んでおくことで、対策を事前におこなっておくことが可能になるのです。しっかりと学び、盤石な体制で面接に臨めるようにしましょう。

面接で落ちる人の特徴10つ

面接で落ちる人には特徴がいくつかあることが考えられます。もちろん採用担当者との相性もあるので一概にはいえません。どんなに優秀な学生であっても、不採用となってしまう可能性は往々にしてあるのです。

しかし、以下で挙げる特徴があると、面接において不採用となる可能性が高くなることが考えられます。以下で挙げている内容は全て防ぐことの出来るものです。しっかりと理解し、事前に対策をしておくようにしましょう。

①身だしなみが整っていない

面接で落ちる人の特徴の1つ目は、身だしなみが整っていないことです。スーツにシワや汚れがついている、髪の毛がボサボサしていて清潔感がない、など身だしなみが整っていないと採用担当者に与える第一印象が悪いものになってしまいます。「面接の内容で挽回すればよいのでは」と思う就活生もいるかも知れません。

しかし、面接時間は長くても1時間程度です。その中で第一印象でのビハインドをカバーし、面接を通過できるほどのアピールをおこなうのは非常に難しいです。第一印象でのマイナスをカバーしきれず、面接が終了してしまう可能性が非常に高いといえるでしょう。

身だしなみは事前に整えておくことが出来るものです。面接に臨む際には自身の身だしなみをしっかりと整えた上で面接に臨むようにしましょう。

②自己分析や業界・企業研究が不足している

面接で落ちる人の特徴の2つ目は、自己分析や業界・企業研究が不足していることです。面接には徹底した自己分析が必要になります。志望動機を述べるにしても「なぜその業界の、その企業なのか」を論理的に伝えるためには自己分析が出来ていることが不可欠になります。自己分析が十分になされていないと、それだけで評価を落としてしまうのです。

また、業界・企業研究それぞれを十分におこなえていないと、採用担当者からの質問に対してありきたりな回答をしてしまう可能性が高いです。上辺だけ整えたような回答をしても、採用担当者の心に刺さることはありません。業界・企業研究を十分におこなっていることで、説得力のある回答ができるようになります。

自己分析のやり方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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③雰囲気が暗く覇気がない

面接で落ちる人の特徴の3つ目は、雰囲気が暗く、覇気がないことです。面接は自身の将来が決まる重要な場であり、緊張からぎこちない対応になってしまう可能性はあります。もちろん採用担当者もそのことは理解してくれているので、多少のぎこちなさであれば選考に与える影響はほとんどありません。

しかし、全体的に笑顔がないと覇気がなく感じられてしまいます。覇気がない人と一緒に働きたいと思う社員はいないでしょう。そのように思われてしまうと、選考に悪影響が出てしまう可能性が高いのです。

また笑顔がないと、やる気がない印象も与えてしまう恐れがあります。企業は自社で活躍してくれる人材を確保するために採用活動をおこなっています。「やる気がないのかな」と思われてしまうと、選考に悪影響です。

④本番で緊張しすぎる

面接で落ちる人の特徴の4つ目は本番で緊張しすぎることです。面接の結果で自身の将来は大きく変わることになります。そのことから面接ではどのような人でも多少なりとも緊張するものです。

しかし、人前でプレゼンする機会をあまり経験してこなかった学生の中には、面接の場で過度に緊張してしまう人もいるのです。過度の緊張によりドモってしまったり、身振り手振りに落ち着きがなかったりすると、採用担当者にあまりよい印象を与えられないでしょう。

社会人として働く中では、緊張の中でも冷静に適切な対応をおこなうことが求められます。緊張しすぎている姿を見せてしまうと、「社会人として本当に働けるのかな」と思われてしまう恐れがあるのです。そのような背景から、本番で緊張しすぎてしまう人も面接において不採用になりやすい傾向にあるといえます。

緊張を和らげる方法について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

⑤話に一貫性がない

面接で落ちる人の特徴の5つ目は、話に一貫性が無いことです。面接時間は限られており、その中でアピールしたいことも多くあることでしょう。しかし気持ちばかりが先走ってしまうと、思いついた言葉を次々と口に出すことになってしまい、話をロジカルに伝えることが難しくなってしまいます。

「ロジカルに物事を考え、伝える能力が不足している」と思われると、マイナスの評価を受けてしまう恐れもあります。社会人として働くにあたって、ロジカルに物事を捉え、相手に伝える能力は必要不可欠なものです。

⑥質問への反応が薄い

面接官が質問をしているのに反応が薄いと、話を聞いていないと感じられてしまいます。自分が話をしている時に何も反応がないと、相手が聞いてるのか不安になるものです。大げさにリアクションする必要はありませんが、面接ではきちんと話を聞いていますという態度を示すことが大切です。

話している相手の目を見てうなずく、相手の方に体を向けるなどすると、意欲的な姿勢が分かります。緊張する場面ではありますが、質問への回答はしっかりとおこない、熱意を示すように心がけましょう。答える場面でなくても、面接官と目を合わせて適度にあいづちを打つと話を聞いていると伝えられます。質問への適切な反応で面接官とのコミュニケーションを大切にしましょう。

 ⑦目を見て話さない

人と話をする時には、相手の目を見るのがコミュニケーションの基本です。面接で自分の考えを伝えて、担当者に自分の強みをしっかりとアピールするためにも、目を見て話すことが大切になります。しかし、なかには人と目を合わせるのが苦手な人もいるかもしれません。特に、緊張したり自信がなかったりすると、つい目をそらせてしまうこともあるでしょう。

それでも、目を見るのが苦手だからと下を向いてうつむいて回答すると暗いイメージを与えてしまい、あまりよい印象ではありません。面接で担当者の目ばかりをみていると話しづらいですし、みられている方も困ってしまいますので、相手の顔全体を見るように意識してみましょう。目をみて話すと、堂々としていて自信があるように感じられます。

⑧基本のビジネスマナーができていない

面接を受ける際には社会人として、基本のビジネスマナーをしっかりと確認しておきましょう。面接でビジネスマナーができていないと印象が悪くなり、落ちる可能性が高くなります。これから入社して社員の一員として働くうえで、基本的なマナーが理解できていなければ、仕事を任せることはできません。

面接は質問に対しての回答の内容が重要となりますが、ビジネスマナーが身に付いているかも大切な判断材料です。挨拶ができない、敬語や正しい言葉遣いができていないなどはNGです。これまでは学生だったとしても、企業の面接を受ける時には社会人としてふさわしい態度が必要です。基本的なビジネスマナーをしっかり身に着けておきましょう。

 ⑨時間を守らない

時間を守るのは、社会人として最低限のマナーです。仕事で取引先と打ち合わせをする際や、重要な会議に遅れていては、相手にとても失礼になりますし、企業に大きな損害を与えるかもしれません。

面接時間に遅れる、約束の時間を守れないなどは、それだけで印象がとても悪くなります。普段からだらしない生活をしているのではと思われ、面接で落ちることもあるでしょう。

時間厳守は基本です。面接では時間を確認し、余裕を持って行けるように計画を立てましょう。交通機関の影響で予定通りにいかないことも想定し、普段よりも早めに行動することも大切です。もし、時間に間に合わない可能性がある場合は、すぐに企業へ連絡しましょう。

⑩結論から話せていない

面接で話をする時には、まず結論から述べるように意識しましょう。緊張すると、いいたいことをどこまで話したか、何がいいたいかが分からなくなってしまうことがよくあります。また、熱意を伝えたいからと長々と話を続けるケースもみられます。しかし、面接で内容や要点が分かりづらい回答は、マイナスになりますので注意してください。

自分のよさをアピールするのは大切ですが、簡潔に分かりやすく伝えることがポイントです。結論を最初に話すと、一番大切なポイントが相手に分かりやすくなりますし、話を簡潔にまとめることができます。伝えたいポイントがいくつかある場合も、最初に「理由は3つあります。まず~です。」など前置きをした上で結論を話すとよいでしょう。 

企業との相性でたまたま落ちることもある

面接で落ちるからといって、必ずあなたに原因があるわけではありません。誰にでも合わない人がいるように、企業と就活生の間にも合う・合わないという相性があります。A社が合う人もいればB社が合う人もいるのは当然です。企業にはそれぞれ社風や雰囲気、独自の考え方がありますが、それにたまたま合わずに落ちてしまうことも考えられます。

面接の質問では就活生のスキルや能力だけでなく、人柄も確認しています。その中で企業が求める人材と異なると思えば、落ちてしまうこともあるでしょう。面接で落ちてもその人の能力や人格に問題があったわけではありません。たまたま企業と相性が合わなかっただけという場合もよくあります。

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面接を突破するための対策3つ

では、面接を突破し、内定に近づいていくためにはどのような対策をおこなうことが必要なのでしょうか。ここでは面接を突破するための対策として重要なポイントを3つ挙げ、解説していきます。

面接を通過するためには、事前準備が非常に重要なものになります。事前準備が不十分であったために、面接で思うような結果を得ることが出来ないのは非常にもったいないことです。後悔のない就職活動をおこなえるよう、以下のポイントをしっかりと押さえ、事前準備に励むようにしましょう。

ツールなどを使って自己分析を徹底する

面接を突破するためのポイントの1つ目は、ツールなどを使って自己分析を徹底することです。もちろんツールなどを使わずに自己分析を深掘りできるのであれば、それでも問題はありません。重要なのは自己分析の深掘りをおこない、自身がどのような仕事に従事したいのか、どのような環境で働きたいのかなどを明らかにすることです。

「自己紹介って苦手」という就活生もいるでしょう。そのような方向けに、自己分析ツールを掲載しているサイトが存在します。書店に行けば、自己紹介をスムーズに進めるための参考書が並んでいます。そういったものを使って自己分析を徹底しておこなうことが大切なのです。ツールを上手く活用し、深掘りを進めるようにしましょう。

OB訪問や説明会などで業界・企業研究に注力する

面接を突破するためのポイントの2つ目は、業界・企業研究に注力することです。HPやパンフレットで調べるだけでは、その業界における実際の仕事内容や職場環境等を把握することは出来ません。

しかしそれらについてもしっかりと理解しておかなければ、説得力のある志望動機を作成することは出来ないです。説明会に積極的に参加することはもちろんの事、OB訪問を積極的におこなうようにしましょう。

OB訪問では、実際にその企業で働く社員の方に、その企業における実際の仕事内容や職場環境等を質問することで、これらについて理解することが可能になります。本当にいきたいと思う業界・企業であれば1つでも多くの情報を集めようとするものです。多くの情報を集めることが、自身の志望度のアピールにもつながります。

企業研究の重要性については、こちらの記事で詳しく解説しています。

面接練習をして場に慣れる

面接を突破するためのポイントの3つ目は、面接練習をおこない、場慣れすることが挙げられます。面接で緊張してしまうことは仕方のないことですが、そうはいっても緊張により思うように回答できなくなってしまうのは問題です。

緊張により頭が真っ白になってしまう恐れもあるため、そのようなことの無いよう、面接練習を繰り返しおこなったほうがよいです。頻出の質問に関しては、スムーズに回答できるよう準備をしておくことが重要になります。

面接の練習は、何も実際の面接に臨まなくてもおこなうことは出来ます。先輩や友人に面接官役をやってもらい、練習するのも効果的です。頭の中で面接の場をイメージし、質問へ回答する練習をおこなうだけでも効果はあります。このような練習により、場慣れしておくことが大切です。

面接で落ちる人の特徴を頭に入れて場に慣れよう

ここまで面接で落ちる人の特徴と、それを踏まえた面接への対策について解説してきました。面接は長くても1時間程度で終了します。その中で採用担当者から受ける質問の数は限られており、しっかりとした対策を事前におこなっておくことで、上手に受け答えすることは十分に可能なものとなります。

ここまで見てきた「面接で落ちる人の特徴」は全て、事前に改善できるものです。これらを頭に入れ、しっかりと準備を行ったうえで面接に臨みましょう。そうすることで自身の実力を100%発揮し、悔いの残らない就職活動をすることが可能になります。

就職活動は自身の将来が決まる極めて重要な機会です。豊かな社会人人生を切り拓いていくことができるよう、ここまで述べてきたことを参考に、準備を整え、面接に臨むようにしてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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