身だしなみ

【スーツのボタンの数は何個がいいのか】男女別で変わる印象と意味

リクルートスーツのボタンの正しい数とは

就職活動に絶対不可欠なアイテムといえば、何を置いてもまずはスーツです。しかし実際にスーツ販売店に足を運んでみると、シングル、ダブル、フォーマル、カジュアル、ブリティッシュ、イタリアンなどあまりの選択肢の幅広さに圧倒されることでしょう。ジャケットのボタンの数すら種類によってさまざまです。実はこのボタンの数で、相手に与える印象が変わってしまうこともあります。

つまり、スーツを印象良く着こなすためには、ボタン数の基本的な知識も知っておかなくてはいけません。就活は間違いのない身だしなみでおこないたいものです。そこでこの記事では、ボタンの数にもこだわったスーツの正しい着こなしを詳しく解説していきます。

男性編【就活で着用するスーツのボタンの数と意味】

男性用のスーツのジャケットのボタン数は、だいたい1つから4つまでのものが一般的です。まったくボタンがないものや5つ以上のものは、完全にカジュアルユースですのでここでは解説しません。スーツのボタンの数に違いがあるのは、デザイン上の理由がほとんどです。

1つにせよ4つにせよ、ジャケットの前を留めるという機能性はほとんど変わりません。つまりスーツのボタンの数の意味を知るには、そのデザインがどんな印象を与えるものなのかを知る必要があります。

ボタンが2つのスーツはどの業種にも対応している

2つボタンのスーツは、古くからビジネスマンに親しまれてきました。流行の移り変わりに流されない、定番のデザインが2つボタンのスーツと言えます。そのため2つボタンのスーツは、業種や社風を問わないオールマイティーなビジネスアイテムと言われています。もしボタン数で迷っているならば、2つボタンのスーツを選んでおけば間違いありません。

ちなみに2つボタンのスーツを着る場合、一番下のボタンを留めてはいけません。これはスーツの着こなしの作法で、「アンダーボタンマナー」と呼ばれています。スーツのボタンにはこうした定番のマナーがありますので、知っておきましょう。

ボタンが3つのスーツは誠実さが求められる企業向け

スーツ発祥の地はイギリスだと言われていますが、英国風のクラシックなスーツには3つボタンが多く採用されています。ここから3つボタンには伝統を重んじる保守的な姿勢を思わせ、それを着るものに真面目で誠実なイメージを与えるようです。そのため医療や公務員、金融機関など真面目さや誠実さが重んじられる業種には、この3つボタンのスーツが向いていると言えるでしょう。

注意したいのは、3つボタンには大きく分けて2種類あることです。普通にボタンが3つ並んでいるものの他に、一番上のボタンが下襟の返しに隠れているものがあります。これは段返り3つボタンといって、英国風の伝統的かつ定番の仕様です。

男性の場合就活に1つや4つのボタンはNG

1つボタンはタキシードなど、いわゆる礼服でよく見かける仕様です。礼服以外にも1つボタンのスーツは存在しますが、ドレッシーな印象を与えるものが多いと言わざるを得ません。そのため就活では避けたほうがよいでしょう。4つボタンがあるスーツも、カジュアルシーンを前提としたデザインになっています。おしゃれで個性的なスーツを選ぶなら4つボタンはおすすめですが、面接など大事な場で着ていくことはやめておいた方が無難です。

つまり就活で使えるスーツのボタンの数は、2つか3つで選べば間違いありません。1つや4つのボタンで個性をアピールするより、場をわきまえたマナーや常識をアピールすることの方が、高い評価につながることが多いからです。

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男性編【ボタンの数で変わる印象】

就活のファッションにおいてもっとも気をつけたいことは、相手にどのような印象を与えるかということです。身だしなみや着こなしは、その人の印象を左右します。不潔な髪形であればだらしない印象を与えますし、明るい色の服を着ていれば派手な印象を与えるでしょう。

逆に言えば就活のファッションに気をつけることで、自分を思い通りに演出できると言えるでしょう。そうであればボタンの数で変わる印象についても知っておきたいものです。相手に与えたい印象を考慮したボタンの数を選ぶことは、就活を有利に進めます。

2つボタンはスマートな印象

シャープさやスマートさを演出したいなら、2つボタンのスーツがおすすめです。2つボタンのスーツは3つボタンに比べて、胸元のVゾーンが大きく下に開いています。こうしたデザインによって、全体が縦長の印象になるのが2つボタンの特徴です。大きく開いた胸元とそれによる縦長の印象は、特に頭の大きな人をすっきりと見せます。

合わせるネクタイやシャツでその効果はさらに高まるでしょう。ともかく、欧米人に比べて頭身の低い日本人によく似合うのが、2つボタンのスーツなのです。つまり平均的な日本人にとって、無難に好印象を演出できるのが2つボタンのスーツだと言えるでしょう。

3つボタンは真面目な印象

少しお堅いイメージの業種への就職を望んでいるなら、3つボタンスーツの印象を利用しても良いかもしれません。3つボタンのジャケットの胸元は2つボタンのものと比べてやや狭いことから、全体的に締まった印象を与える効果があります。そのため、来ている人を真面目な印象に見せてくれるでしょう。公務員や金融機関など、実直さが必要とされる職場で好ましいのが3つボタンのスーツだと言えます。

ただ、着こなしを誤るとかえって良くない印象を与えます。特に気を付けたいのは、第一ボタンが襟に隠れている、いわゆる段返り3つボタンのスーツの場合です。一番下のボタンを留めないのは2つボタンと同様ですが、段返り3つボタンの場合は第一ボタンも留めないのがセオリーですので、覚えておきましょう。

女性編【就活で着用するスーツのボタンの数と意味】

女性用スーツのボタン数は、1つから3つが一般的です。主流になるボタン数は流行に左右されます。伝統を重んじる風潮が根強い男性用スーツと比べれば比較的自由なのが、女性用スーツのボタン数事情だと言えるでしょう。そのためボタンの数自体は、男性用ほどの意味は持ちません。女性用スーツの場合、ボタン数は流行のスーツかそうでないかを見分ける目安ぐらいに考えてよいでしょう。

スーツのボタンの数は1つや2つが流行している

女性用のスーツは歴史の古い男性用のスーツと比べ、比較的自由な着こなしが許されて来たという背景があります。そのためボタンの数は、そのときの流行に左右される傾向にあると言えるでしょう。かつては3つボタンが主流だった女性用スーツですが、流行とともにボタンの数も変遷していきました。現在は1つ、あるいは2つのボタンが人気の主流のようです。

特に2つボタンのものは男性同様、業種を問わない対応力のあるスーツです。とりあえず選んでおけば間違いが少ないのが、2つボタンのスーツだと言えます。1つボタンも人気があるというのが、女性用スーツならではの特徴です。ビジネスの場においては男性の場合NGな1つボタンですが、女性用のものは広く認められています。

流行遅れのスーツでない限り3つボタンでもあり

3つボタンの女性用スーツは、かつて主流であった男性用の3つボタンスーツのデザインを踏襲して生まれました。そうした経緯から、女性であってもスーツのボタン数は3つが基本という時代が長く続きました。なので、親や知人からのおさがりでもらったスーツが3つボタンだった、というケースもあるでしょう。そんなとき注意したいのは、デザイン自体が今の主流のものと大きく違いすぎて、まわりから浮いてしまう可能性があることです。

逆に言えばデザインやサイズ感さえ違和感がなければ、3つボタンのスーツでも特に問題ありません。3つボタンスーツならではの硬さが、かえって好印象につながる場合もあるでしょう。

女性編【ボタンの数で変わる印象】

スーツは、ボタン数でジャケットのデザインが大きく変わります。就活用の女性スーツでは男性ならNGな1つボタンのジャケットもOKですので、選べるデザイン幅は男性よりも多いと言えるでしょう。

ボタン数に応じたデザインのスーツを選ぶことは、感じて欲しい自分の印象をコントロールすることでもあります。それぞれのボタン数の特徴をつかんで、自分の思いに合ったものを選びましょう。

2つボタンは真面目な印象

現在の定番である2つボタンのスーツは、真面目さや誠実さを印象づけると言われています。これは主流であるゆえの無難さから来る印象でもありますが、デザインによるものもあるでしょう。もう1つの主流である1つボタンのものに比べて、2つボタンでは胸元のVラインの幅がやや狭くなります。このことで少し抑えた印象になり、結果として真面目さを思わせるのです。

またVラインのシャープな角度が、着る人のそう明さを演出します。このことから、金融業などのお堅めの業種から一般的な仕事まで、幅広く対応できるのが2つボタンスーツの魅力だと言えるでしょう。

1つボタンはカジュアルな印象になる

男性ではNGな1つボタンのスーツは、女性用としては主流の1つとなっています。人気の秘密はそのカジュアルな印象です。ボタンが1つしかないことから、胸元のVラインのデザインは比較的大きく開かれる形になるのが特徴です。このことで、1つボタンのスーツは、明るくオープンな印象を与えることにつながります。

つまり、そうしたカジュアルな印象に合った職種が向いていると言えるでしょう。例えば、IT関連業界やベンチャー企業、ファッション業界など、自由な気風が好まれる職種が適していると言えます。逆に言えば、自分の目指す職種が堅めの仕事であるならよく考えたほうが無難かもしれません。

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就活する業種によってスーツのボタンの数を選ぼう

スーツの正しい着こなしを知ることは、社会人に求められる基本的なマナーです。しかし就活生の多くはスーツに縁遠い生活を送ってきた人がほとんどであり、知らないことばかりなのも無理はありません。スーツのボタンの数1つをとっても、さまざまな意味や印象の違いがあります。こうした印象の違いはわずらわしくもありますが、就活で利用しない手はありません。

自分に合ったスーツ選びをして、自分の印象を有利にコントロールするのです。就活ではこうした印象づくりについても、しっかりと考えましょう。少なくとも良い印象はマイナスにはなりません。隙のない対策を施して、内定までの道のりを着実に進みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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