面接対策

【面接でのマスク着用はOK】着用する場合のルールや注意点を解説

面接ではマスクを着用してもOK

例年、風邪やインフルエンザが流行する季節は、就活生の中でもマスクが手放せないものになっているでしょう。そんな中、2020年より流行した「新型コロナウイルス感染拡大の影響」により、外出時のマスクは着用は社会的な義務となっています。

その一方で、就活で面接に行く際は、果たしてどのようにすれば良いのでしょうか。「面接でもマスクをしても良いのか」「オンライン面接ではマスクをしなくてよいのか」など、面接に関してマスクマナーについて、疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

本記事では、面接でマスクを着用する際のルールから着用した際のポイント、また着用できない場合について解説しています。面接でのマスクのルールをしっかりと把握し、選考に挑みましょう。

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新型コロナウイルス感染拡大の影響により新たなマナーに

新型コロナウイルス感染拡大の影響による新たなマナーを表した図

2020年より流行した「新型コロナウイルス感染拡大の影響」により、外出時でのマスク着用は「義務」という風潮があります。そんな中、マスクをして面接に挑んでも問題ないのでしょうか。

結論から申し上げると、「面接時にマスクの着用はOK」となっています。企業側から事前にマスクの着用の指示がある場合はもちろんですが、指示がない場合でもマスクを着用したまま面接に臨むのが新たなマナーとなっています。

そのため、外出時や人と会う時と同様に、面接へもマスク着用で挑みましょう。面接時だけでなく、自宅から企業までマスク着用を指示する場合も多いです。そのため面接時に限らず、就活時は常にマスクを着用すべきと考えておいてもよいでしょう。

しかし全ての面接において、マスクを着用しなければいけないわけではありません。反対にマスクを着用すべきでないケースも存在します。マスクを着用してはいけない場合については、後程解説していますので、そちらについても理解しておきましょう。

面接でマスクを着用する場合の3つルール

面接でマスクを着用する場合の3つのルールを表した図

まず、面接でマスクを着用する場合のルールについて解説します。ルールとしては「事前にマスク要否を確認しておく」「入室時に一言伝える」「マスクの色は無地か控えめなもの」の3つがあげられます。

マスクを着用して面接へ臨むことが新たなマナーとなりましたが、その分、配慮すべきルールも求められるようになりました。これらのルールを順守していなければ、どれだけ感染対策とは言っても、企業からマイナスの評価をもらってしまう可能性があります。

そのため、面接でマスクを着用する場合のルールをしっかりと理解し、選考に挑みましょう。

1.事前にマスク要否を確認しておく

面接でマスクを着用する場合のルールとして、「事前にマスク要否を確認しておく」ことがあげられます。現在では、新型コロナウイルスの流行が発生したことで、マスクの着用は常識となっています。

しかし、面接時にマスクを着用することへの考え方は、企業によって異なる場合があります。面接は学生の人となりを評価そ、自社に合う人材かどうかを判断するために行われます。そのため自己PRや志望動機だけでなく、「話している時の表情」を参考にしたいという企業も中には存在します。

このように面接でのマスクを着用することへの考え方は、企業によって異なります。そのため、新型コロナウイルス感染対策のために、面接中もマスクをしたという就活生は、事前に企業に確認をとっておくようにしましょう。

事前にマスクの要否を確認する際の例文

お世話になっております。〇〇大学の〇〇と申します。〇〇課の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。

面接の件でお電話させて頂きました。〇月〇日〇時より、面接の日程を頂戴していたのですが、その際に、マスクを着用しての参加をさせていただきたいと思っております。

誠に恐れ入りますが、マスク着用での参加は可能でしょうか。

「企業への電話」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「企業への電話」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.入室時に一言伝える

面接でマスクを着用する場合のルールとして、「入室時に一言伝える」ことがあげられます。一言伝えるタイミングとしては、挨拶した後がベストになるでしょう。

例えば、「◯◯大学からから参りしました◯◯と申します。本日はよろしくお願いします」と挨拶を行った後に、「おそれいりますが、事前にマスク着用での参加の許可をいただきましたため、このまま面接を続けていただければと思います。」と断りをいれましょう。

このように伝えることで、「礼儀の正しさ」はもちろん、「面接への誠意」「事前確認を行える行動力」など、プラスとなる評価をしていただける可能性があります。こういった行動は、多くの就活生は取らないからこそ、他の就活生と差別化を図ることができる方法でもあります。

3.マスクの色は無地か控えめなものを選ぶ

面接でマスクを着用する場合のルールとして、「マスクの色は無地か控えめなもの」ことがあげられます。近年では、マスク需要の高まりにより、様々な色やデザインのマスクが流通しています。

そのため、どの色のマスクを選べばよいか悩む人も多いでしょう。基本的にマスクに限らず、面接時で身に付けておくべきアイテムは「ビジネスの場にそぐわしいか」といった観点で選ぶようにしましょう。

スーツや鞄と同様、マスクを選ぶ際もこの視点をもっておけば間違いありません。そのため、「白」「黒」「グレー」「薄いブルー」のような、無地もしくは控えめな色を選択しておきましょう。派手な柄物やキャラクターが入ったマスクは、多くの場合避けた方が良いでしょう。

マスクの色によって変化する3つの印象

マスクの色によって変化する3つの印象を表した図

次に、マスクの色によって変化する3つの印象について解説します。マスクは、その色によっての与える印象が大きく異なってきます。

基本的に無地や控えめな色を選択するべきですが、その中でも与える印象は異なります。そのため「自分がどう見られたいか」「どのような印象を与えたいか」を基準に判断するべきでしょう。

1.白系は「清潔感」「明るい」

白系のマスクは、「清潔感」「明るい」といった印象を与えます。白色は、人体の色と離れており、目元や肌よりマスクそのものの存在感が際立つため、顔全体として明るさや清潔感を生むことができます。

また白系のマスクは最も一般的であり、数多く流通しているカラーでしょう。そのため、どの色にすべきか迷った際は、無難に白系のマスクを選んでおくことが良いでしょう。

2.黒系は「個性的」

黒系のマスクは、「個性的」といった印象を与えます。黒色も、人体の色と離れており、目元や肌よりマスクそのものの存在感が際立ちます。

一方で、一般的なマスクとして慣れ親しんだ白色の反対色ということもあり、「怖い」「不正」「不気味」といったネガティブなイメージを連想させることもあるため、注意しておきましょう。

3.淡いカラーは「目元が引き立つ」

淡いカラーのマスクは、「目元が引き立つ」といった印象を与えます。淡いカラーは、人体と近い色であることが多く、肌なじみが良いため、マスクの存在感が目立ちすぎることはありません。

マスクを着用する場合は、表情が見えないため、アイコンタクトで自身の人となりをアピールする必要があります。そのため、目元が引き立つことは良いことであり、肌や血色が明るく見える淡いカラーはおすすめです。

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面接でマスクを着用する場合の3つの注意点

面接でマスクを着用する場合の3つの注意点を表した図

次に、面接でマスクを着用する場合の注意点について解説します。ポイントとしては「大きな声でハキハキと話す」「アイコンタクトやジェスチャーを意識する」「メイクをする場合は目元を印象付けるものを選ぶ」の3つとなります。

マスク着用が常用化した近年においても、まだまだマスクをつけることによるマイナスな印象は存在します。そのためマスクを着用する場合でも、マイナスの印象を与えないようなポイントを把握しておくことが重要です。それらのポイントを理解し、選考を進めていきましょう。

1.大きな声でハキハキと話す

面接でマスクを着用する場合の注意点として、「大きな声でハキハキと話す」ことを心がけましょう。マスクを着用すると声がこもり、相手に自分の声が聞こえにくくなることがあります。

声が聞こえにくく、面接官が何度も聞き返さなくてはいけない状況は、企業から見たときに印象が悪いです。面接官との受け答えをスムーズにし、相手に声が届くことを意識して、普段よりも少し大きな声で話すようにしましょう。

面接では、第一印象が重要になってきます。どれだけ良い自己PRや考え抜かれた志望動機を話ていても、面接官に聞こえなくては意味がありません。

こういった相手がどう受け取るかのような、「他者意識を持っているか」というポイントもコミュニケーション能力として評価される場合があります。そのため面接での声のボリュームや聞こえ方については、事前に練習を通じて準備をしてから臨みましょう。

2.アイコンタクトやジェスチャーを意識する

面接でマスクを着用する場合の注意点として、「アイコンタクトやジェスチャーを意識する」ことも心がけましょう。マスクをすると顔が隠れてしまうため、相手に表情が伝わりづらくなる可能性があります。

そのため面接官とは、アイコンタクトをとり、話をする際のジェスチャーを行うなど、表情に代わる表現に気を配ってみましょう。表情が分からないと、その人の人となりが見えてこず、自社にマッチする人間かどうかわかりません。そういったリスクのある学生は、採用しづらいと企業が考えるのが一般的です。

アイコンタクトやジェスチャーも声量と同様に、事前に練習することが必要です。「印象が悪くならないようにアイコンタクトを取れるか」「元気よく見せるためにはどのようなジェスチャーを取ればよいか」など、印象が悪くならないように心がけましょう。

「ジェスチャー」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「ジェスチャー」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

3.メイクする場合は目元を印象付けるものを選ぶ

面接でマスクを着用する場合の注意点として、「メイクする場合は目元を印象付けるものを選ぶ」ことも心がけましょう。特に女性の場合は、印象アップをはかるために目元と眉のメイクにひと工夫を加えておくといいでしょう。

目元を印象付けるための方法
・アイシャドウは寒色系
・細めのアイライン

近年はマスクの常用が進み、マスクをつけている人に対して「何か病気にかかっているのか」「不健康そうだ」という不安を抱くことは少なくなってきました。しかしまだまだ、このようなイメージを持たれている人は多いです。

これは面接官も同じです。どれだけその人が魅力的で、採用後の活躍がイメージできるだけの能力や実績を持っていたとしても、「不健康そう」という印象を抱いてしまう可能性はあります。そうなると選考での評価は下がってしまい、内定に繋がりにくくなるでしょう。

多くの企業が内定や採用後に健康診断を求めることからも分かる通り、企業の採用において、健康的であることは重要です。そのためマスクをつけて面接を受ける際は、健康的に見せるためにも、メイクで目元を印象付けるようにしましょう。

「面接でのメイク」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「面接でのメイク」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

面接でマスクを着用できない2つのパターン

面接でマスクを着用できない2つのパターンを表した図

最後に、面接でマスクを着用できない場合について解説します。マスクを着用できない場合は「オンライン面接の場合」と「企業から指示がある場合」です。

これらの場合は、基本的にマスクを着用しての面接はできません。そのためマスクが着用できない場合、どのように対応すれば良いのかを理解しておく必要があります。着用できない場合を理解し、選考に臨みましょう。

1.オンライン面接の場合

面接でマスクを着用できないパターンとして、「オンライン面接の場合」があげられます。オンライン面接では、面接官と直接会うわけではないため、マスクの着用はできません。

面接担当者は、就活生が話す自己PRや志望動機だけではなく、表情や話し方も含めて総合的に見ています。マスクによって表情が見えなければ、人柄を判断することは難しく、自社に合う人材かどうか分かりません。

そのため新型コロナウイルス感染拡大防止として、「マスクを着用した対面面接」よりも「マスクを外したオンライン面接」が増えてきています。オンライン面接では、マスクを外し、服装や話す内容の準備を整えた上で面接に臨みましょう。

2.企業から指示がある場合

面接でマスクを着用できないパターンとして、「企業から指示がある場合」があげられます。一般的に、新型コロナウイルス感染予防として、面接時にマスクを外すよう要望されることは少ないです。

しかし「本人確認のため」や「面接官と就活生の距離を十分に取る対面面接」「アクリルボードを用いての対面面接」のように、対策をとりつつ面接を行われる場合も考えられます。

そのため、メイクを整えておく、ひげをそっておくなど、マスクを外す想定もし準備をしておきましょう。

面接でのマスクのルールを把握し就活を進めていきましょう

いかがでしたでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、マスクをつけて就活することはマナーとなりました。面接においてもマスクを着用する機会も多くなり、それにより気を付けるポイントも多くなりました。

マスクを着用する際のポイントを理解しないまま選考に臨んでしまった場合、マイナスの評価をもらってしまうことも多いでしょう。そのため、マスクを着用する際のマナーをしっかりと理解したうえで、就職活動を進めていくことが重要になります。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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