履歴書
【履歴書は使い回しが可能か】企業ごとに新しく作成し直すのが原則
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目次
履歴書を使い回したいと考える学生は多い
就活では履歴書を使い回したいと考える学生が多く、実際に使い回しをしている人もいます。履歴書は提出すれば基本的には返却されませんが、企業によっては個人情報保護の観点などから、不合格になれば返却をする場合もあります。返却された履歴書には不合格のハンコなどが押されているわけではありませんし、使おうと思えばそのまま他企業の選考で使用することは可能です。
しかし履歴書の使い回しは印象が悪いと考える人も多く、使い回しをしたいものの良くないことなのではないかと考える人も多いです。就活では履歴書を何枚、何十枚と作成しますし、使い回せるならそれに越したことはありません。履歴書は使い回しが可能なのか、どのような印象を与えるのかを正しく知っておきましょう。
履歴書の使い回しはNG
結論から言えば、履歴書の使い回しは絶対にNGです。履歴書は一度使用したものは原則使い回すことができず、企業ごとに新しいものを作成しなければなりません。履歴書は使い回しをすることで悪印象を与えてしまうことも多く、それが原因で不合格になることも多いです。
履歴書の使い回しがNGな理由はさまざまありますので、それらを知っておきましょう。NGな理由をよく理解した上で、新規作成することの大切さを再確認することが大切です。
志望度が低いと思われる
履歴書の使い回しがNGな理由としては、企業への志望度が低いと思われることが挙げられます。履歴書作成の手間を省く=就活に真剣ではないと思われることも多いので注意が必要です。履歴書の作成には手間も時間もかかりますし、省略したいと考える人は多いですが、企業はこの手間を評価しています。
いかに企業のために時間をかけられるかによって志望度を判断している企業も多く、あえて作成が面倒な手書きの履歴書を求める企業も多いです。新規作成の場合でも、手間がかかっていないパソコン作成の履歴書は印象が悪くなることもありますし、それ以上に手抜きな使い回しでは評価が下がるのは当然です。使い回しで悪印象を与えれば、読まれずに不合格になる可能性もあるので注意しましょう。
志望企業に合った内容になっていない
志望企業に合った内容になっていないことも、履歴書の使い回しがNGな理由のひとつです。履歴書は同じ内容ですべての企業に評価されるわけではありません。業界や企業によって求められる能力や適性、人柄などは違い、それらに合わせてアピールすることが大切です。
履歴書の使い回しをすると、志望する企業に合わない内容になってしまい、評価されづらくなってしまいます。仮に使い回しをしていることがバレないとしても、その企業に適した内容でアピールできていないことが多く、高評価を獲得することができません。履歴書は志望する企業に合わせて作成しなければなりませんので、使い回しは避けて、その企業に適した内容で新しく作成したものを提出することが大切です。
履歴書は修正すること自体がNG
履歴書は使い回しはNGですが、そもそも修正すること自体がNGです。履歴書は公的な書類であり、内容はすべて正しく記入しなければなりません。間違ったからといって基本的には修正はNGであり、間違った場合は一から書き直すのが原則です。応急処置として修正する方法もありますが、修正箇所が多いと履歴書自体の信頼性がなくなってしまい、印象が悪くなってしまいます。
履歴書で修正が可能なのは基本的には1~2ヶ所のみであり、それ以上になる場合は一から書き直さなければなりません。履歴書を使い回そうと思えば、どうしても修正が必要になる部分がありますし、修正箇所が増えれば提出しても評価されないことが多いです。修正は基本的にNGなため、修正して提出することを目的とした使い回しもNGだと考えましょう。
記入ミスについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
不合格になった履歴書はアピール力が低い
履歴書の使い回しをする際に考えておかなければならないのは、そもそも一度不合格になっているということです。履歴書で使い回しができるのは、不合格になって応募先から返却されたためであり、合格した履歴書は返却されることはありません。一度不合格になっているということは、内容に問題があると言え、それを使い回しても成果は得られないことがほとんどです。
他社で不合格でも、他の企業であれば合格するというケースはほとんどありませんし、1社で不合格になった以上根本的に問題があると考えましょう。使い回しが楽だからといって、それを使用しても書類選考を突破できないことがほとんどです。返却されれば何が悪かったのかを見直し、改善した上で新規作成した履歴書を提出しましょう。
履歴書マニュアルを確認してください
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。
履歴書の使い回しはなぜバレるのか
履歴書を使い回しているとマイナスの印象を与えてしまい、選考でも不利になりますが、それは使い回していることがバレてしまうからです。バレない場合でも評価されないことはありますが、それでもマイナスの評価を受けるのはほとんどの場合で使い回しがバレるからです。
仮に履歴書を使い回したとしても、バレなければいいのではないかと考える人も多いですが、実際にはほとんどの場合でバレます。履歴書の使い回しはなぜバレるのか、その理由を知っておきましょう。
使い古された感じがする
履歴書の使い回しがバレる理由としては、使い古された感じがすることが挙げられます。不自然に折り目が多くついていたり、ヨレヨレになっていると使い回しをしていると分かり、それが原因でバレてしまいます。作成してすぐの履歴書であれば、綺麗なまま企業に届くので、履歴書がヨレている場合は使用しないようにしましょう。
これは使い回しをしない場合でも同じことが言え、新規で作成したものでもヨレヨレだと使い回していると思われる可能性があるので注意が必要です。せっかく新規作成しても、企業が使い回していると判断すれば、評価は大幅に下げられてしまいます。履歴書は公的な書類ですし、重要なものですので取り扱いには充分に注意しましょう。
明らかに修正した跡がある
明らかに修正した跡があることも、履歴書の使い回しがバレる理由のひとつです。修正箇所の多さから履歴書を使い回ししていると判断されることが多く、修正が多いと怪しまれることが多いので注意しましょう。内容はもちろん、作成した日付の修正跡なども見られています。
使い回していることを誤魔化そうとして作成日を修正する人も多いですが、ここはよく見られているポイントです。上手に修正したとしても、光で透かしてみると修正前の内容が見えることも多く、これでバレてしまうこともあります。また修正がない場合でも、作成日が明らかに古い場合は使い回しと判断されます。履歴書は作成日も評価の対象になっていますので、新規作成の場合でも注意しなければなりません。
証明写真が傷んでいる
履歴書は本体をそのまま使い回すのではなく、証明写真だけをはがして使い回す人も多いです。証明写真だけであれば使い回してもバレないと考える人が多いですが、採用担当者は証明写真の傷み具合などから見て、使い回しを疑うこともあります。証明写真ははがれないようにしっかりのり付けがされていますし、一度のり付けしたものを綺麗にはがすのは非常に難しいです。
はがす際に汚れたり、折れたりしてしまうことも多く、綺麗にはがせないことがほとんどです。また仮に綺麗にはがせた場合でも、一度貼り付けるとどうしても使用感が出てしまいます。再利用すると使い回しをしているとバレることが多いため、証明写真だけであっても使い回しは控えましょう。
証明写真の種類と特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。
自己PRは使い回しも可能
履歴書の使い回しはNGですが、自己PRであれば使い回しが可能な場合もあります。自己PRは業界や企業によってアピールする内容を変える必要がありますが、何パターンか用意しておけば使い回しは充分に可能です。複数パターン用意しておき、志望先に合わせてどれを使うのかを選べば使い回しもしやすく、履歴書の作成時間も短縮できます。
履歴書を使い回したいと考えるのは、履歴書の作成時間を短縮したいからです。履歴書の作成時間は短縮できるに越したことはありませんが、それによって評価が下がってしまえば意味はありません。時間を短縮するのであれば、マイナスの評価を受けないように上手に効率化することが大切です。自己PRを複数パターン用意するなど、工夫をして履歴書の作成時間を短縮していきましょう。
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履歴書は使い回しをせずに新規作成することが大切
企業によっては不合格になれば履歴書が返却されることもあり、それを他の企業に使い回すことは可能です。しかし使い回して提出すること自体は可能ですが、使い回しをすることでほぼ確実にマイナスの評価を受けてしまうことは覚えておきましょう。履歴書の使い回しはNGとされていますし、使い回しをしても評価されないことがほとんどです。
手元に返ってきた履歴書は一度不合格になっているものですので、それを他の企業で使い回しても意味はありません。いかに履歴書の作成時間を短縮できても、それによって不合格になれば本末転倒です。使い回しはNGですし、良い結果を得ることはできませんので、面倒でも一から作成し、志望企業に合わせた履歴書で選考の突破を目指しましょう。
履歴書作成ツールについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。