面接対策
面接での失敗談は学びのある回答で勝負! 評価につながる例文10選
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目次
- 面接での失敗談はアピールになる! 学びがあるかに注意して効果的に伝えよう
- 就活生に聞いた! 面接で失敗談を聞かれた経験
- 何が知りたい? 面接官が失敗談を聞く4つの理由
- ミスの大きさではない! 面接で伝えるべき失敗談の2つのポイント
- 就活生に聞いた! 面接で伝えた失敗談は?
- 何を得たのかの学び別! 面接で伝える失敗談の回答例10選
- これだけは気を付けたい! 面接で失敗談を聞かれた際のNG回答例4選
- 就活生に聞いた! 面接で失敗談を伝える際に意識したこと
- 面接で話す内容がないから脱却! 失敗談の見つけ方4選
- 構成が大切! 面接でわかりやすく失敗談を伝える4ステップ
- 面接で話す失敗談は企業での活かし方を伝えてアピールにつなげよう
面接での失敗談はアピールになる! 学びがあるかに注意して効果的に伝えよう
面接で失敗談を聞かれた際に、どのように答えたらいいのか不安に思う学生も多いでしょう。
面接官は、単なる失敗ストーリーを把握したいわけではありません。失敗から何を学び、次に活かして成長しているのかを知りたいのです。
そのため、失敗談を用いて何をアピールするかが大切になってきます。魅力的でマッチする人材だと思ってもらえるように、効果的なエピソードを選ぶようにしましょう。
この記事では、面接で失敗談を聞かれたときの回答例や見つけ方、効果的な伝え方などを解説していきます。最後まで読めば、面接で失敗談を聞かれても自信を持って回答できるようになるでしょう。
失敗談と似たような形で、失敗経験を問われる場合もあります。面接で失敗談を回答する際の参考になるので、こちらの記事もあわせて参考にしてください。
就活生に聞いた! 面接で失敗談を聞かれた経験
面接で失敗談を聞かれたときの答え方を考える前に、まずは失敗談がどれくらいの割合で聞かれるのかを把握しておきましょう。そこで、学生の皆さんに面接で失敗談を聞かれた経験を聞いてみました。
約30%の人が、失敗談を聞かれた経験があるという結果でした。必ず聞かれる質問ではないものの、聞かれる可能性もあるためしっかりと対策をしておく必要があるでしょう。失敗談からアピールできるポイントもあるため、準備をしているかしていないかで評価に差が出てしまうかもしれませんよ。
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何が知りたい? 面接官が失敗談を聞く4つの理由
具体的な対策を考えるためにも、面接官がどのような意図で失敗談を聞くのか理解しておきましょう。聞く意図を理解していなければ、面接官の求める回答とズレてしまい、評価されない可能性がありますよ。
ここでは、失敗談を聞く4つの理由を解説していきます。ポイントを把握して、失敗談の回答例を考える際の参考にしてみてくださいね。
①何を失敗と感じるのか価値観を知りたい
面接官はどんなことを失敗と感じるのか学生の価値観を知りたいと思っています。価値観のマッチは採用選考において重要なポイントの一つです。
たとえば、失敗談のなかには以下のようなさまざまな種類がありますよ。
面接官は、学生が何を失敗と判断しているのかから、自社に合う人材かどうかを見ているのです。
また、失敗談を話す際の伝え方でも、学生の物事のとらえ方や考え方を通して価値観がみられていますよ。「自分のせいではない」と受けとられるような話し方になると責任感のない人と判断される可能性もあるため、失敗を素直に受け止め前向きに話すことを意識しましょう。
②問題を解決に導く力を測りたい
失敗談からは、問題を解決に導く力があるかどうかも見られています。失敗は誰にでも起こりうることであり、社会人になっても必ず起きるでしょう。失敗や問題が起きたときにパニックにならずに冷静に対処していくことが大事になってくるのです。
失敗に気付いたときにどのように軌道修正をしたのかなど、具体的なエピソードを話しましょう。
失敗の例と解決に導く具体的な行動は以下のように示してみてくださいね。
失敗したときの自分の考えや行動を一つひとつ書き出してみると、問題解決までのステップを言語化できますよ。
③失敗を学びに変えられる人材か見極めたい
面接官は、失敗を学びに変えられる人材かどうかを見極めたいと思っています。一つの失敗経験から何も得ていない人材より、次に活かそうとしている人材の方が向上心や学ぶ意欲を感じられるものです。
たとえば、失敗から学ぶ姿勢は以下のように伝えてみてくださいね。
失敗経験を経て、その後の自分の行動や考えにどんな変化があったのかを考えるのもおすすめです。
④ストレス耐性があるか知りたい
ストレス耐性があるかどうかも、失敗談から判断したいと考えています。
採用コストには多額の費用がかかるため、企業は長く働いてくれる人材かどうかも重要視しています。失敗にもめげずに耐え抜く力があれば、社会に出ても根気よく働ける人材だと判断されるでしょう。
たとえば、以下のようなポイントでストレス耐性の高さを測っていますよ。
しかし、小さすぎる失敗など、エピソードによってはストレス耐性の高さを示せないものもあるので注意が必要です。
ミスの大きさではない! 面接で伝えるべき失敗談の2つのポイント
面接官が失敗談を聞く意図を理解できれば、エピソードを選ぶ際に入れるべき要素について考えてみましょう。ミスの大きさやインパクトだけで選ぶと、アピールにつながらない可能性もあります。
ここでは、面接で伝えるべき失敗談の2つのポイントを紹介していきます。企業側の意図をふまえたうえでポイントを押さえると、効果的な失敗談になりますよ。
①学びのある失敗を選ぶ
アピールするためには、学びのある失敗を選ぶことが重要です。先述のとおり、企業は失敗経験から何を得て、どう次に活かしたのかを知りたいと思っています。そのため、学びがないエピソードは単なる後悔したエピソードとなり、アピールになりません。
しかし、次に活かした経験があればすべてが学びがある失敗とは言えないので注意が必要です。学びのある失敗とは、失敗経験の前後でプラスの変化があるということです。
たとえば、「習いごとを3カ月で辞めてしまった」というエピソードに対して「習いごとをしない」という対処法では学びがあるとは言えません。
この場合、なぜ辞めることになったのかの原因を追求していく必要があります。情報不足が原因であれば、「情報はネットやSNSだけで得ず、実際に見て得ること」を対処法にすると学びのある失敗になりますよ。
失敗の大きさは関係なく、失敗経験がその後の行動にプラスになっているエピソードを選びましょう。
②学びが応募先企業に活かせる失敗談にする
失敗から得た学びは、応募先企業に活かせる内容にすることも大切です。どれだけ良い学びを得ていても、応募先企業や志望する業種に関係のないものであれば、評価につながらないこともあるでしょう。
たとえば、「情報はネットやSNSだけで得ず、実際に見て得ること」を学んだ場合、情報収集力が求められる企画職や、行動力が重要視される営業職などで適正があると判断されますよ。
応募先企業に活かせるかどうかは、業界研究や企業研究が重要になってきます。希望する企業や職種、業務内容と照らし合わせて失敗談と学びの内容を選んでみてくださいね。
こちらの記事では、企業研究の方法を解説しているのであわせて読んでみてください。
就活生に聞いた! 面接で伝えた失敗談は?
どんな点を意識して失敗エピソードを選べばいいのかわかっても、ほかの就活生が実際どんな話を選択しているか気になりますよね。
そこで、学生の皆さんに面接で伝えた失敗談を聞いてみました。ぜひ、自分のエピソードを考えるときの参考にしてみてください。
部活動での失敗が大多数
部活動での失敗エピソードを選んだという回答が多くみられました。
部活動の失敗は、同じ失敗を繰り返さないように考え実践することが多いです。そのため、面接で話すエピソードとして選ばれることが多いのでしょう。部活動をしている人は、失敗や苦労したことなどがないか振り返ってみてくださいね。
部活動で学んだことを振り返るにはこちらの記事もおすすめです。
受験など学業に関する回答も
受験や研究、留学中のエピソードなど、学業に関係する回答が次に多い結果となりました。
学業は誰もが経験しているので、失敗がないと思う人でも見つけやすいかもしれません。特に学業での失敗談はどう乗り越えていったのかが大切になってきます。学んだことを明確にしてアピールにつなげましょう。
何を得たのかの学び別! 面接で伝える失敗談の回答例10選
ほかの就活生がどのようなエピソードを話しているのかがわかったら、失敗談の回答例をみてみましょう。
ここでは、何を得たのかの学び別に回答例を紹介していきます。学びがあり成長につながっているかどうかは失敗談を伝えるうえで重要なポイントです。どんな点が良いのかなどもまとめているので、参考にしてみてくださいね。
①周囲を巻き込むことの大切さ
自分で言い出したからと頑張ってしまうのは悪いことではありませんが、結果として迷惑をかけてしまった失敗談です。同じ失敗を繰り返さないように、学びを活かして軌道修正していることが伝わる例文になっています。
特にチームワークを重視している企業に対しては、周りを巻き込むことの大切さを学んだエピソードは好印象となりますよ。
②スケジュール管理の重要性
スケジュール管理は、仕事を効率良くおこなうためにも重要です。失敗経験から、どう自分の行動が変わっていったのかや、スケジュール管理を徹底するために工夫した点を伝えるようにしましょう。
③ヒアリング力の大切さ
アルバイト先での失敗を、冷静に分析して次につなげていることがわかる例文です。同じ失敗をしないために、顧客の悩みを聞き出すようになったと失敗を成長の糧にしていることも良い評価につながるでしょう。
④アウトプットの重要性
ただ学ぶだけでなく、学んだことを言語化してアウトプットしていかなければ、知識として蓄積していきません。
仕事においてアウトプットは、自己成長と成果につながる重要なスキルです。失敗談からアウトプットの重要性を学んだ点を伝えられると、効果的にアピールできるでしょう。
⑤コミュニケーションの大切さ
コミュニケーション力は、多くの企業で求められているスキルの一つです。
関係性や立場によって方法や意識を変えることは、仕事をするうえでも重要です。入社後にも役立つ学びを伝えられているのが評価につながるでしょう。
⑥目標設定の必要性
目標設定の重要性だけでなく、達成するためにどうすれば良いかの計画性まで学べていますね。チーム全体の目標設定だけでなく、一人ひとりの目標も明確にしたという行動がキャプテンとしての責任感と行動力も示せている例文になっています。
⑦優先順位をつけて取り組むこと
インターンでの実践的な経験からの失敗談は、学びの部分が仕事に直結するものが多いですね。インターンでは難しい課題に挑戦していることも多いため、失敗談がないか探してみるのも良いでしょう。何かを学ぼうとしている姿勢を示せると評価にもつながりますよ。
こちらの記事では、インターンに参加する際の心構えについて解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
⑧事前準備の大切さ
ゴールや結果を見すえたうえで業務に取り掛かると、事前に何をすべきかがみえてきます。事前準備や事前の心構えは、仕事をするうえでも大切であると言えるでしょう。
⑨自己管理の重要性
自己管理への意識の高さを示せる例文ですね。企業は安定的に成果を出し続けてくれる人材を求めているため、自分の体調管理ができていることは十分アピールにつながりますよ。
⑩意見交換しやすい環境を整える大切さ
リーダーとして、信念を持って行動した結果の失敗談です。自分の否を認め、しっかりと学びのある失敗談であることがポイントです。また、入社後に目指すものも示せているので熱意も伝わる例文と言えるでしょう。
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面接回答例を参考にしましょう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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これだけは気を付けたい! 面接で失敗談を聞かれた際のNG回答例4選
学び別の回答例を紹介してきましたが、選ぶべきでないエピソードや回答についても理解が必要です。誤った回答をしてしまうと、評価を下げてしまう恐れもありますよ。
ここでは、面接で失敗談を聞かれたときに避けるべき4つの回答例について紹介していきます。具体的にどんなポイントが良くないのかも解説しているので、参考にしてみてくださいね。
①失敗したことがない
私には失敗した経験がありません。
失敗をしないように、事前準備や計画性を大切にして物事に取り組むようにしているためです。予期せぬトラブルに巻き込まれそうになったときには、周囲の力を借りて乗り越えてきた経験もあります。
御社に入社後も、失敗をしないように細心の注意をはらって業務に取り組みます。
失敗は誰にでも起こり得るものです。失敗をしたことがないと言い切ると、自己肯定感が高すぎるのではないかと思われてしまうかもしれません。また、失敗しそうなことには取り組まない、チャレンジ精神のない人ととらえられる可能性もあります。
失敗がないと答えず、どんな小さなミスや失敗でもいいので、過去を振り返ってエピソードを探してみましょう。
②深刻で大きな失敗談
私の失敗は、お酒に酔っぱらってお店のグラスを割り、ほかのお客さんを怪我させてしまったことです。
久々の飲み会でうれしくなったのと、少し体調が悪かったにもかかわらずお酒を飲み過ぎてしまったのが原因です。幸いにも怪我をされた方は軽症ですみましたが、自分のなかでは大きな失敗談となってしまいました。
この経験から、体調管理の大切さを学び、自分のペースを守って飲むことを意識するようになりました。
御社に入社後も、体調管理を万全に仕事に取り組んでいきたいと思います。
お店のものを壊して人に怪我をさせてしまう失敗談は、深刻な問題です。また、お酒の失敗談も面接で話すエピソードには適していません。面接官が不安に思ってしまう失敗談は避けるようにしましょう。
③笑いを狙った失敗談
私の失敗談は、冗談のつもりで友達をだましたら本気で怒らせてしまったことです。
サークルメンバーでの食事会がある際、「今日はハロウィンの仮装をして集合」と誤った情報を友人に伝えました。冗談のつもりだったのですが、友人は一人だけ仮装をしてきました。集合場所についた友人はすぐに私が嘘をついたことに気付き、その後口を聞いてくれなくなりました。
私は友人に悪いことをしてしまったと反省し、何度も謝ったところ数週間後に許してもらうことができました。
この経験から、人によって怒るポイントが異なることを学びました。御社に入社後も、一人ひとりの価値観が違うことを理解し、コミュニケーションをとっていきたいと思います。
友人一人だけ仮装してきた、という部分を笑いに変えようとしているのかもしれませんが、笑いを狙った失敗談は印象が良くありません。失敗談は、エピソードにインパクトがあるかどうかではなく、失敗後の行動がプラスになっている、学びのある回答を心掛けましょう。
④レベルの低い失敗談
私の失敗談は、試験日を勘違いしていて単位を落としてしまったことです。
スケジュールを確認していたつもりだったのですが、スケジュール管理するアプリへの入力日を間違えていたことが原因です。
この経験から、スケジュール管理の大切さを学びました。重要な予定をアプリへ入力する際には必ずダブルチェックをおこなうようになりました。
御社に入社後も、スケジュール管理やタスク管理をしっかりとおこない、ミスなく業務に取り組みたいです。
日程や場所、時間などの勘違いのミスは社会人としてあってはなりません。過去に失敗したことがあるとしても、面接で伝えてしまうと面接官を不安にさせてしまうため、避けるようにしましょう。
就活生に聞いた! 面接で失敗談を伝える際に意識したこと
面接で伝える失敗談の回答例をみてきましたが、失敗経験を伝える際に意識すべき点はあるのでしょうか。そこで、学生の皆さんに具体的にどんなことを意識して伝えたのかを聞いてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
失敗後の行動や学んだことを伝えるという回答が大多数
失敗後に何を学んだかや、乗り越えるためにどう行動したかなどを意識的に伝えるという回答が大多数でした。
面接官が失敗談を聞く意図を理解し、失敗後の自分の行動や学んだことなどを重点的に伝えている学生が多いようです。自分の意識の変化や行動を深掘りして、具体的に伝えてみましょう。
面接で話す内容がないから脱却! 失敗談の見つけ方4選
失敗談を面接でどう伝えればいいのかわかったら、実際に失敗経験を振り返ってみましょう。さまざまな角度から探すことで、忘れていた失敗エピソードも思い出せますよ。
ここでは、失敗経験がないという人に向けて失敗談の見つけ方を4つ紹介していきます。すでに失敗談の候補を見つけている人も、ほかのエピソードが見つかるかもしれないので、ぜひ試してみてくださいね。
①長く続けていることや努力した経験から考える
長く何かを続けていることや努力をした経験からは、失敗談は見つけやすいです。何かを長く続けていれば順風満帆にいくことの方が少なく、失敗や成功を繰り返している可能性が高いからです。
また、自分にとって難易度の高い物事にチャレンジするからこそ、努力する必要があります。そのため、努力した経験からも失敗談は見つけやすいですよ。
たとえば、以下のような経験から失敗したことがないかを振り返ってみてくださいね。
経験を振り返り、失敗と言える出来事を書き出してみましょう。
過去のエピソードを思い返すのは、自分史を作成するのがおすすめです。自分史の作り方について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
②気分が落ち込んだ出来事を思い出す
失敗談は、気分が落ち込んだ出来事からも見つけられます。失敗をすると多くの人が気分が沈み、モチベーションが下がるためです。気持ちの面から振り返ることで失敗につながるヒントが得られますよ。
たとえば、「文化祭の出し物で幹事になったが優勝できず落ち込んだ経験」があれば、具体的にどんな状況だったのか思い出してみましょう。優勝を目指していたけれどクラスメイトのなかには乗り気でないメンバーもいて、全員で協力できなかった場合「幹事としてクラスをまとめられなかった」が失敗経験になります。
また、気分が落ち込んだときに聞く曲ややることなど習慣化しているものがあれば、そこから思い出すのも良いですね。
③短所から導き出す
短所から失敗経験を導き出す方法もあります。短所が原因で、物事がうまくいかなかったことや困難な状況になることはあるでしょう。
たとえば、「せっかち」が短所だとすれば、どんなときにせっかちが発揮されたか考えてみてください。アルバイト先で明日の分の業務を前倒しでおこない、新人に教える業務がなくなったと先輩に怒られた場合、「確認不足で周りに迷惑をかけた」が失敗談になります。
このように、短所が発揮されたストーリーや短所だと思うようになったきっかけの出来事などを洗い出してみてくださいね。
短所の見つけ方が知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。
④周りに聞く
失敗経験が思いつかない人は、周りに聞いてみるのも有効です。自分が自覚していない失敗を客観的な目線で教えてくれる可能性がありますよ。
「自分がした行動や言動によって困らせたこと」があるかを、友人や家族、後輩、先輩などに聞いてみましょう。自分は失敗と思っていなくても、実は周りに迷惑をかけていた出来事があるかもしれません。
たとえば、部活仲間から「提案してくれた改善方法が論理的過ぎて理解するのに時間がかかった」と言われた場合、「相手に寄り添った提案ができなかった」という失敗談につながります。
すでに失敗談の候補が見つかっている人も、周りに聞いてみることで新たな発見があるかもしれないですよ。
就活において他己分析は自分の知らない一面を教えてくれる重要な方法です。こちらの記事では、他己分析の方法について解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
構成が大切! 面接でわかりやすく失敗談を伝える4ステップ
失敗のエピソードが見つかれば、面接でわかりやすく伝える構成を考えてみましょう。アピールにつながる失敗談があったとしても、伝える順番を間違えれば評価につながらないこともあります。
ここでは、面接官にわかりやすく伝えるための4ステップを紹介していきます。伝え方の例も紹介しているので、自分の失敗エピソードをイメージしながら組み立ててみてくださいね。
①結論:いつどんな失敗をしたのか具体的に述べる
まずは、どんな失敗をしたのか結論から述べます。面接では、質問への回答を「結論ファースト」にするのが鉄則です。
理由や具体的なエピソードから話しはじめると、面接官が話を理解するまでに時間がかかります。また、最初に結論を述べることで、自分自身も頭のなかを整理して話すことができるでしょう。
「私の失敗談は〇〇です」と最初に述べて、その後に具体的なエピソードを用いて説明すると、面接官もイメージがしやすいですよ。
②原因:なぜ失敗したのか背景を伝える
結論を述べた後は、なぜ失敗したのかの背景を伝えましょう。理由を述べることで、失敗の原因を冷静に見つけられる分析力もアピールできます。また、面接官はそのときの学生の状況をイメージしやすくなるため、理解度も深められます。
たとえば、以下のように原因や背景を具体的に述べてみてくださいね。
「〇〇が原因です」と述べ、その後の改善策や学びをスムーズに伝えましょう。
③学び:失敗から学んだことはなにか伝える
失敗の背景を伝えた後は、その失敗から学んだことを伝えます。面接官は、失敗エピソードの内容よりも、学びの部分を重点的に知りたいと考えていますよ。次に活かせるプラスの学びを、しっかりと述べてアピールしましょう。
「この失敗から〇〇の大切さを学びました」のように、自分が得たものや、失敗経験を通してプラスに変化したことを積極的に伝えましょう。
④会社での活かし方:入社後にどう活かせるのかを明確にする
最後は、失敗経験で得たものを入社後にどう活かせるのか明確にしていきます。失敗から学んだことを会社でどのように活かすのか述べることで、面接官は入社後の再現性を見出せるようになりますよ。
「入社後も〇〇を活かして〇〇していきます」というように入社後の活かし方を伝えて、前向きさや意欲を示しましょう。
面接で話す失敗談は企業での活かし方を伝えてアピールにつなげよう
面接官は失敗談から、問題解決能力や価値観、学ぶ姿勢があるかなどを知りたいと考えています。単なる失敗経験を話すのではなく、何を学びどう成長したかを具体的に伝えることが大切です。
失敗エピソードが思いつかないときは、長く続けているものや努力した経験、短所などから導き出せますよ。また、自分をよく知る周りに聞くのも有効です。
エピソードが見つかれば、失敗経験を経て自分の行動にどんなプラスがあったのかを深掘りしていきましょう。さらに、得た学びや成長ポイントが企業でどう活かせるのかを明確にして、アピールにつなげましょう。
【面接での失敗談に関する調査】
- 調査日:2024年9月25日~10月1日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート
- 調査対象者:25卒・26卒の会員の49人