面接対策

【面接で心得ておきたいポイント】マナーや注意点を場面ごとに解説

面接で心得ておきたいマナーや注意点は多い

面接は、選考試験の結果を大きく左右する重要な場面です。あなたの魅力を十分にアピールし、よい印象を与えられるように心掛けましょう。

面接では、回答の内容だけでなく、身だしなみや話し方などのマナーも厳しくチェックされています。事前に、面接の心得や注意点を確認し、万全な状態で本番に臨めるよう準備を進めてください。

出発前の用意、受付の仕方、面接中のポイントなど、当日の流れも把握しておくとスムーズです。面接対策をしっかりしておけば、緊張も抑えることができるでしょう。ここでは、面接で心得ておきたいマナーや注意点を場面ごとに詳しく解説していきます。効果的なアピールをするためにも、ぜひ参考にしてみてください。

場面ごとの心得を理解しておくことが大切

面接でのポイントや注意点は多く、すべてを一度に覚えるのは大変でしょう。そこでおすすめするのが、場面ごとの心得を整理して理解する方法です。

出発前は身だしなみや持ち物に注意する、面接中は相手の目を見て分かりやすく答える、終了後も最後まで気を抜かないなど、面接当日は場面によって注意するべきポイントが異なります。ノートに場面ごとの注意点を書き出して、その時の状況をイメージしてみると、心得が整理され覚えやすくなります。

面接は短い時間ですが、そのなかであなたの能力やスキル、人柄をしっかり伝えましょう。企業側の目線に立って、どのような就活生なら好印象を抱くのか考えてみると、アピールポイントが分かります。

面接当日の出発前の心得

面接当日は緊張して焦ってしまうものですが、落ち着いて準備しましょう。髪型や服装などの身だしなみは、清潔感が大切です。社会人としてふさわしい格好になるように整えましょう。

また、持ち物は必要なものを前日に用意しておき、当日の朝に忘れ物がないかを再チェックしてください。準備ができたら余裕を持って、早めに家を出るようにしましょう。前日に朝の流れを確認し、シミュレーションしておくとスムーズに行動できます。必要なものは前もって揃えておきましょう。

清潔感のある身だしなみに整える

身だしなみは、第一印象を決める大切なポイントです。ビジネスシーンにふさわしい髪型や服装を心掛け、面接官にマイナスの印象を与えないように注意してください。

髪の毛はすっきりとしたスタイルで、顔が見えるようにしましょう。お辞儀をした時に髪が顔にかかると邪魔になってしまいます。明るすぎる髪色や奇抜なスタイルは控え、ワックスやヘアクリームなどで整えます。

服装はリクルートスーツが基本です。紺や黒、グレーなどシンプルで落ち着きのある色を選び、カバンや靴もスーツに合わせてコーディネートしてください。寝癖はついていないか、スーツにしわや汚れがないか、靴は磨いてあるかなどを忘れずにチェックし、清潔感のある身だしなみに整えましょう。

忘れ物をしないように持ち物をチェックする

忘れ物がないか、出掛ける前にもう一度持ち物をチェックしましょう。履歴書などの書類を持っていく場合は、ほかの企業のものが入っていないか封筒の中もしっかり確認してください。

面接に必須の持ち物は、筆記用具や携帯電話、企業の連絡先、財布、ハンカチ・ティッシュ、提出書類などがあります。他にも必要なものがあれば、カバンに入れておきましょう。企業によっては、印鑑や身分証明書などを持参するように指示されるもあります。

当日はスマートフォンの地図アプリを使って企業までいく人も多いでしょう。しかし万が一、トラブルがあった時のために、紙の地図を持っておくと安心です。採用担当部署の電話番号や担当者名などもメモしておきましょう。

時間に余裕をもって出発する

面接に遅刻は厳禁です。時間管理ができないと、社会人としてのマナーを理解していないと感じられてしまいます。時間前に到着できるように、余裕を持って出発しましょう。

到着時間は早すぎても、遅すぎてもNGです。面接の10分前を目安にして、家を出る時間を逆算してみてください。早すぎると、企業へ迷惑がかかることもあります。相手の立場を考えて、適切な時間を意識しましょう。早く到着する場合は、すぐ近くで待機して時間になったら受付をおこなうなど、臨機応変に対応してください。

また、交通機関のトラブルで、予定より移動に時間がかかることも考えられます。どうしても面接の予定時間に遅れてしまいそうな場合は、すぐに企業へ連絡を入れて事情を説明しましょう。少しでも遅れそうなときは、いち早く伝えるのがマナーです。

面接が始まるまでの心得

面接が始まるまでは、担当者が直接あなたを評価することはありません。しかし、言動やマナーなどは、面接官以外の社員やスタッフに見られている可能性があります。

社員同士で、就活生について話をすることもありますので、企業に入ってから建物を出るまでは、面接中と同様に気を抜かないように注意しましょう。会場に到着してから面接が始まるまでの心得を紹介していきます。

受付は面接開始の10分前におこなう

企業に着いたら、まずは受付をおこないます。受付は面接開始時間の10分前を目安にしましょう。建物に入る前に、髪型やスーツなどの身だしなみをチェックします。

受付中に髪の毛を触ったりスーツを直したりするのはマナー違反です。手鏡があれば、素早く確認して、靴やカバンに汚れがないかも確かめておきましょう。携帯電話は受付前に電源をオフにして、カバンの中にしまってください。

受付では、大学名と氏名を告げて、面接を受けにきた旨を伝えます。聞き取りやすいハッキリとした声で話すようにしましょう。案内されるまでは、姿勢を正して、その場で待機します。最近では、受付が無人の企業もあります。案内に従い、内線で担当者を呼び出しましょう。

大きな声で明るく挨拶をする

受付スタッフのほかにも、その場を通りかかる社員がいたら、こちらから挨拶しましょう。面接会場や廊下、エレベーターなどでは人とすれ違う機会が多いです。とくに大きな会場では、社員かどうか分からない場合があります。

しかし、相手が誰であっても、大きな声で明るく声を掛けます。社員以外に挨拶をしてもまったく問題ありませんので、人とすれ違ったらこちらから挨拶しましょう。

挨拶をする際「お疲れ様です」と言う人が多いですが、これはNGです。部活やアルバイトではよく使われる挨拶ですが、学生が企業の方に使うのは適切ではありません。「おはようございます」「こんにちは」と言ってから、笑顔で会釈すればOKです。

待ち時間にスマホは触らない

待機中は緊張して落ち着かないでしょうが、手持無沙汰だからとスマホを触るのはやめましょう。企業によっては、担当者が来るまでに時間がかかることもあります。

しかし、待機中にスマホを触っている姿は、よい印象とはいえません。静かに座って、履歴書や企業情報、渡された資料などに目を通して、面接のシミュレーションをしましょう。

スマホは、受付前に電源を切ってカバンの中に入れておき、必要な時以外は取り出さないようにするのがおすすめです。スマホを見てしまうと通知が気になりますし、無意識のうちについ触ってしまうこともあります。マナーモードにする人は、バイブレーションの音が鳴らないように、振動しない設定にしましょう。

面接中の心得

面接は誰でも緊張するものです。言葉に詰まってしまったり、予想外の質問で戸惑ったりすることもありますが、落ち着いて自分の魅力をアピールしましょう。前もって準備をおこない、面接中の心得をおさえておけば、必要以上に緊張することはありません。

回答内容と合わせて正しいマナーにも注意し、好印象を与えられるようにしましょう。面接中は、面接官の目を見て話し、簡潔に結論から回答を述べるように心掛けてください。また、自分の言葉でありのままを伝え熱意を表すことも大切です。

面接官の目を見て話す

面接中に受け答えをする際は、相手の目を見て話すようにしましょう。自分の意見や考えを伝えたい時には、視線を合わせることが重要です。

うつむいたり目をそらせたりすると、自信がない、もしくは意欲がないと感じられてしまいます。回答内容が優れていても、目線が合わないまま話を続けていては、効果的なアピールにはなりません。緊張すると、面接官から目をそらせてしまう人もいますが、真っすぐと相手の方を向いて堂々と話すように心掛けてみてください。

ただし、面接中ずっと見続けると睨んでいるようにも感じられますので、凝視せずに穏やかな視線を意識しましょう。適度に目線を外して、面接官の顔全体に焦点を合わせてもOKです。

簡潔に結論から話す

質問に対して答える時には、結論から述べるようにします。詳しく説明しようと思うと、だらだらと長い文章になりがちで、結局要点が分からないままになってしまいます。

まずは自分の一番伝えたいことを最初に話して、そこから、なぜそう思うのかという理由を述べると簡潔で分かりやすい文章になります。また、最初に結論から話すと、相手が興味を持って聞いてくれるというメリットもあります。

例えば、長所を聞かれたら「私の長所は〇〇です。なぜなら…」と、まずは質問で聞かれたことへの答えを明確に述べてから、説明を加えます。簡潔に結論から話すという方法は、面接のさまざまな質問に有効です。ビジネスシーンでもよく使われていますので、この機会に身につけておきましょう。

自分の言葉でありのままを話す

面接では誰でも、自分をよくみせて好印象を与えたいと思うでしょう。しかし、話を盛ったり、嘘をつくのはNGです。面接官は、これまで多くの就活生をみてきた採用のプロです。

嘘をついていると、表情や話し方でばれてしまうでしょう。また、嘘の話をした場合、深い部分まで突っ込んだ質問をされると、すぐに答えることができずに戸惑ってしまいます。
答えに詰まると「真実ではないのではないか」と疑われてしまうでしょう。

なかには例文や参考文をそのまま面接で使って、自分のエピソードとして話す人がいますが、これもやめましょう。ありきたりな内容は印象に残ることはなく、説得力に欠けます。自分の言葉でありのままを伝え、嘘偽りのないようにしましょう。

熱意をしっかりと伝える

企業は、長く働き続けられる人材を求めています。そのため、応募者の熱意は面接での重要なチェックポイントとなり、やる気のない人は採用されません。面接でアピールをする時は、熱意をしっかりと伝え、企業で働きたいという思いを示しましょう。

志望動機や自己PRを述べる際は、入社後にどのように働きたいか、具体的に話すと効果的です。能力を示すことは大切ですが、それをどのように仕事で活かして、企業へ貢献できるのかという点を具体的に答えることが、より重要になります。

企業の事業内容や仕事内容などに合わせて目標を示すと、入社後の姿がイメージできます。働く姿がイメージできていることを伝え、熱意をアピールしましょう。また、ハキハキと大きな声で答えるなど、態度でも積極的な姿勢を伝え、やる気を示すとよいです。

面接が終わった後の心得

面接の質問が終わると、安心して気が緩みがちです。しかし、建物を出るまでは気を抜かずに最後まで注意して行動しましょう。部屋を出る時の退室マナーも面接ではしっかりチェックされています。面接の一部だと心得て、最後まで丁寧にお礼と挨拶をおこなってください。

また、部屋から出てもそこで評価が終了するわけではありません。企業の中にいる間は面接が続いていると思い、退室後も適切な行動を心掛けましょう。

最後まで丁寧にお礼と挨拶をする

面接が終わったら、椅子の横に立ち「本日はお忙しいところありがとうございました」と挨拶をしてお辞儀します。ドアの前まで歩いたら、立ち止まって面接官の方へ向き「失礼します」と一礼して退室です。

貴重な時間を割いて面接をしてくれたことへの感謝の気持ちが伝わるように、丁寧にお礼をしましょう。無言で退室するのは失礼になりますので、挨拶を忘れないように注意が必要です。

ドアを閉める時は後ろ手にならないようにして、音が出ないように静かに閉めます。退室の仕方はマナーが問われる場面です。悪い印象を残すと、面接全体の評価が下がる可能性もありますので、最後まで気を抜かないようにしましょう。

退室後も気を抜かない

面接室から出ると、安心して気が緩んでしまうでしょう。しかし、退室後も社員がチェックしている可能性があります。企業から出るまでは気をつけて行動しましょう。

面接開始前と同じく、廊下やエレベーター、ロビーなどで人とすれ違った際は、こちらから大きな声で挨拶します。なかには、面接官がほかの社員に採用についての意見を聞くこともありますので、悪い印象を与えないようにしましょう。

退室後にすぐにスマホをチェックするのは控えてください。何か連絡がないかと気になるでしょうが、面接が終わった途端にスマホを触るのは、よい印象ではありません。他の人と大声で話したり、飲食をしたりするのもNGです。速やかに出口に向かって進みましょう。

面接の心得を把握して就活を成功させよう

面接では、場面によって注意するべきポイントがあります。それぞれの注意点をしっかりと理解して、対策を立てていきましょう。面接対策は、時間をかけ念入りに準備を進めることが成功の鍵といえます。質問に対する回答はもちろん、身だしなみや入退室の仕方、ビジネスマナーなどにも気を配りましょう。

面接の注意点は覚えることが多く、緊張してしまうものですが、場面ごとに心得を整理しておくと当日もスムーズに行動できます。一連の流れと合わせて、注意点と心得を確認しておきましょう。

面接は面接官の質問に答えている時だけでなはく、企業に入ってから建物を出るまでが評価の対象になります。当日は家を出発する時から企業を出るまで、気を抜かないようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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