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日経読むの嫌じゃないですか?日経新聞攻略のTIPS紹介!

就活を始めたばかりの大学3年生も、内定をゲットした4年生も、日経新聞を読んだ方がいいとは薄々感じているものの、難しくてよめない!つまらない!そもそも読む意味を感じられない!と手つかずの状態になっている方が多いと思います。

私は以前証券会社で働いており、毎朝2時間以上は読んでから業務に取り掛かる生活を送っていました。そんな、日経新聞の隅から隅まで毎日読んだ私だからお伝えできる、日経新聞を効率よく、かつ効果的に読む方法をお伝えします。

まず、日経新聞を読む「目的」をはっきりさせましょう!そうすればその目的を達成するための「読み方=方法」も自ずとスッキリしてきますよ!

1.社会の最新情報に敏感であるか

2.社会の出来事に対して問題意識があるか、またそれら問題に対し自分の意見を発信できるか

3.社会常識はあるか

4.特定の企業に本当に興味があるか

日経新聞を通して学生が持っているべき資質として、企業が求めるものは上記だと想定できます。面接でも質問されそうな要素ばかりですよね?笑

つまり、日経新聞を読む「目的」は、上記資質の習得だと考えられますね?

よって、これらの目的に合う読み方さえすれば、日経新聞は攻略したということになります。

では、実際に上記資質はどうやって習得すればいいのでしょか?

就活で新聞を読むべき理由についてはこちらの記事でも解説しています。

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①社会の最新情報に敏感か?

日経新聞の一面と、各面の大きな見出し(以下理解できる箇所)をざっと読む癖をつける

ご存じの通り、世の中は毎日どこかで重大なニュースが起こり、メディアはそれを取り上げています。それを日経新聞はビジネスの立場から重要だと思われるものを一面に、また各面のトップ記事に載せています。
ここで重要なのは、「ざっと読む、わからない単語はどうしても理解するのに必要だと感じたもの以外は調べない」というスタンスです。なぜなら、ここで求められているのは、最新の情報を「知っている」ことであって、「完全に理解し、アウトプットできる」ことではないからです。世の中では、世界中で絶えず何かしらのイベントが起き、その都度膨大な量の情報が世界中に流れています。それらの情報をすべてキャッチアップするのは不可能です。なので、せめて「社会」が重要視する最新の情報を「知る」スキルが求められるのです。すべての社会人が細かいところまで理解し、他人に説明できるようになる必要はないのです。

就活でニュースについて聞かれたときの答え方についてはこちらの記事で解説しています。

こちらの記事でも最近のニュースを面接で聞かれた時の回答法を紹介しています。

②問題意識はある?自分の意見は発信できる?

毎日使われる単語に着目する

TPP、消費税増税、アベノミクス、シェールガス革命、

みなさんどれも一度は耳にしたことがあるのではないのでしょうか?これらのワードに関してどう思いますか?なんて、面接などで意見を聞かることも多いようです。
これらは日本全体(多くは世界)が注目しているトピック・問題です。しかもすべて良い点悪い点があり、正確な解決策や答えがない話題です。これらの日本を揺るがしかねない問題に関して、一社会人が意見を持ち、またそこからビジネスチャンスを見出せる力は当然求められます。
ではどのようにしたらこれらの重要トピックを日経新聞から見つけだし、意見を発信できるようになるのでしょうか?
答えはとても簡単です。これらの単語はほぼ毎日日経新聞の見出しに上っています。しかも、いろんな角度からこれからのトピックに関する情報を載せています。更に、毎日目にするトピックをピックアップし、それについての記事を毎日読めば、自ずと現在の数倍は濃い意見を持つことができます!

時事問題についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

③社会常識はある?

用語解説欄を読む

日経新聞を毎日理解できる範囲でざっと読むだけでも、まず単純に今の日本の景気はどの程度良いのか悪いのか、その原因はなんなのか、経済の観点から日本全体がどういう方向にすすんでいるのか、日本の企業がどんな事業展開をしているのか、つまり、日本経済の大きな流れを、広い視野を持って知ることがきます。またビジネスで使われる社会人として最低限求められる用語(日経平均、公示地価、一票の格差、半導体製造装置などの単語)も多く載っています。日経新聞を毎日読み、かつ用語解説欄を読むことで、社会人としてビジネスマンとして最低限の常識を身に着けられ、その後自分の専門性という土俵で戦うことができるのです。用語解説欄はその日もっとも重要視されているトピック内で理解しづらい単語を平易に解説している欄です。逆を言えば、日経新聞を読まない方は、忙しい就活生活や社会人生活において新聞以外から最低限の常識を学ばなければならず、充実した生活を送るのは難しくなります。

ビジネス用語を学ぶにはビジネス雑誌を読むのもおすすめです。こちらの記事でランキング形式で紹介しています。

④選考企業に本当に関心ある?

投資・財務欄を読む

企業個別の情報を収集するツールとしても日経は利用価値があります。説明会や会社のHPから情報をしっかり収集する必要はあります。一方で、新聞からしか得られない情報もあります。特に重要なのが財務・投資という欄です。ここでは企業の直近の決算情報が載っています。この欄は会計の知識が無い方は慣れるまでハードルが高いですが、選考を受けようとする企業に関する記事は読むことをお勧めします。なぜなら、この欄を通して会社の業績を知ることができるだけでなく、経営戦略を目にすることで、その企業の将来の事業の方向性と自分の就活軸が異なり、やりたかったことができないといったリスクや、今までより格段に業績が悪くなり、数年で倒産してしまう会社を回避できるからです。複雑な会計用語は飛ばし、今企業がどんな業績状態なのか、何が業績に寄与し何が足を引っ張っているのかに焦点を当てて読みましょう。

まとめ
就活生(内定をもらっている4年生)が日経新聞を読む上で大切なことは、あくまで日経は社会人として必要な素養(上記の4つ)を身に着けるツール、手段であると認識することです。その上で、要素を身に着けるという「目的」を達成するに、少し着目する点(方法)のみ意識して読み始めればいいのです。慣れ始めれば人それぞれ違った読む「目的」が追加され、読み方も変わってきます。面倒な日経新聞を攻略する足がかりとしてまずは上記方法を是非試してくだい!

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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