身だしなみ

【スーツにタイツはNG?】ストッキングの正しい選び方や注意点

就活時スーツにタイツを着用するのはNG?

普段、防寒対策でタイツを活用する女性は多いです。寒い冬の就活でもタイツを使用したいと考える方もいるでしょう。しかし、就活における会社説明会や面接でタイツを身につけることは、NGとされています。防寒のためであっても、就活でタイツを着用するとマナー違反とみなされてしまいます。

その理由は、タイツが正式なフォーマルのアイテムではないためです。就活の会社説明会や面接は、企業と就職先を求める就活生が出会う、フォーマルな場面といえます。これに参加する就活生がフォーマルな服装で身だしなみを整えるのは、基本なビジネスマナーです。

リクルートスーツにタイツはNG

タイツやストッキングの繊維の糸の太さを表す単位が「デニール」です。糸が太く生地が厚手になるほど、デニールの数値があがり、デニール値が上がれば上がるほど、保温力が増します。30デニール以上のものをタイツ、それ以下をストッキングとしています。

通常、タイツは「衣服」に、ストッキングは「靴下」に分類されているため、リクルートスーツにタイツの組み合わせは不自然といえます。靴下であるストッキングを着用するというのが一般的です。

就活時に着用するスーツは、基本的にフォーマルである必要があります。その意味からもタイツではなく、ストッキングを着用するべきです。またスカートでなくパンツスーツと組み合わせる場合も同様で、ストッキングが適切です。

スーツに黒タイツがNGな理由

オシャレアイテムとして黒タイツは根強い人気です。しかし会社説明会や面接では黒のタイツはマナー違反とされています。

誤って黒のタイツを着用してしまうと、面接官から非常識な面があると評価されかねません。また、周囲の就活生から悪い意味で浮いてしまうでしょう。

そのようなことにならないために、なぜ黒タイツがNGなのかを理解しておくことが大切です。ここではスーツに黒タイツがNGな理由を解説していきます。

お悔やみを連想させてしまう

黒タイツが面接時にマナー違反とされる理由のひとつは、黒いスーツと黒いタイツを合わせると、お悔みや不幸のイメージを連想させてしまうことです。確かにこの組み合わせはフォーマルには違いありませんが、基本的には仏事用のフォーマルです。

黒いスーツと黒いタイツはお悔みの席ではもちろん正式なフォーマルスタイルということができますが、就活のシーンではNGでしょう。とくに面接官が比較的お年を召している場合、黒タイツは縁起が悪いものとして認識していることが多く、よい印象を持たれません。

面接時のマイナス要素は、極力避けるに越したことはありません。就活においての会社説明会、面接時には、ノーマルなストッキングを着用して、より自然な装いを心がけましょう。

新卒のフレッシュさが薄れる

黒タイツは、新卒である就活生のフレッシュさを薄れさせてしまうアイテムでもあります。黒色の持つイメージには、落ち着きや自信といったものがありますが、一方で、陰気や孤独などのネガティブなイメージもあります。これは若さとは反対のイメージとなってしまうでしょう。

黒いスーツで、落ち着いた雰囲気を醸し出すのはよいですが、全体の装いのなかで、新卒らしい、フレッシュさ、はつらつさ、若々しさというものをにじみ出すことも重要です。就活生の持っているフレッシュさを演出していくためにも、黒タイツは避けた方が無難です。

社会人としての協調性がないと思われる

就活生が参考にするリクルート関連の就活本にも、黒タイツを避けることの理由はしっかりと述べられていることが多いです。「就活生全員が同じ格好になってしまう」、「マニュアル通りでは自分の個性がアピールできない」という意見もありますが、就活の場面で求められるのは奇をてらった個性ではありません。

会社に入ると、個人の成績よりも業績を優先していかなければならない場面にも遭遇します。そこでは組織のなかにおける自分の位置を把握して、その範囲内での自分の力をどのように発揮していくかということが求められます。つまり協調性です。他の就活生から浮いてしまうような服装をすると、社会人としての協調性がないと判断される恐れがあることを十分に認識してください。

就活はベージュのストッキングが鉄則

身だしなみは就活にとって、重要なアピールポイントです。企業に自分がいかに社会人としてのマナーを身につけているかをわかってもらう機会にもなります。そのため、就活では一般的なベージュのストッキングをはくのが鉄則といえるでしょう。

何か特別な理由がない限り、面接というフォーマルな場に合った服装を心がけることは大切なことです。アパレル関係やクリエイティブ関係のような一部の職種では、私服で面接をおこなうこともありますが、これは本人のセンスをみるための特殊な例といえます。

なかには、フォーマルさは気にしないという企業や担当者もいるでしょう。しかし、ビジネスというシビアな場に身を置こうとしている就活生にとっては、フォーマルな服装を心がけることが大切といえます。

ストッキングには「脚のお化粧」の役割がある

ビジネスシーンにおいて、素足を出すのはよくないとされています。街で見かけるスカートスタイルのスーツを着た社会人で、素足の人を見かけるということは少ないでしょう。ベージュのストッキングが推奨されている理由は、それが「脚のお化粧」の役割を果たしているためです。

ストッキングを着用することで、素足のときよりも足を綺麗にみせることができます。メイクをすることがマナーであるように、脚もストッキングを着用することがマナーであるといえます。

また、顔に施すメイクと同じく、足元も目立つものであってはいけません。履いていったからといって入室できないということはないでしょうが、周りから浮いてしまうベージュ以外の色のストッキングは着用を控えましょう。

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就活におけるストッキングのルール

就活用スーツの着こなしについて大事なことは、いかに身だしなみを整えるかということです。個性をアピールすることが重要ではなく、相手にとって自分がどのような印象を与えるのかが重要になります。奇をてらった服装は、就活では決してプラスにはなりません。

周囲の就活生から浮いた格好にならないためには、就活におけるストッキングのルールを知っておくことも大切です。面接官に好印象を持ってもらえるように、正しく理解しておきましょう。

ストッキングの薄さは20デニール以下

黒色のリクルートスーツに合わせるストッキングは、清潔感があり、また自然な印象を与えるものを選択しましょう。ストッキングの薄さは20デニール以下が最も素肌に近いため、自然に着こなすことができます。デニール値がこれより高くなると、ストッキングが濃くなり、不自然になってしまいます。

ちなみに30デニール未満でお尻を覆うタイプのものをパンストと呼びます。スーツに合わせる場合パンストであってもストッキングであってもどちらでもかまいません。また、パンツスーツに合わせるひざ丈のものも、ストッキングと呼びます。パンスト、ひざ丈ストッキングも同様に20デニール以下の薄さのものを選ぶことが適切です。

色は肌色に合ったもの

就活用のスーツに合わせるストッキングを選ぶときに大切なことは、自分の肌色に合った色味を選ぶということです。それにより、肌の色を自然に美しくみせることができます。

就活生のなかにはオシャレを気にして、つい自分の趣味や好みに合わせてストッキングを選んでしまう人もいます。しかし、就活ではオシャレよりも清潔感やフォーマルさを意識することが重要です。

肌色に合わないストッキングを使用すると、不自然な印象を与えてしまいます。場合によっては、清潔感に欠けた印象を持たれてしまうこともあります。ストッキングの色で迷ったら、自分の肌色に近いものを選ぶように心がけましょう。

ゆるゆるストッキングはNG

ストッキングを選ぶときは、サイズにも気をつけましょう。サイズが合わない、ゆとりができてしまうストッキングはNGです。大きすぎるストッキングを着用すると、見る人も違和感を感じるでしょう。

また、ゆるゆるのストッキングは、だらしない印象を与えてしまいます。だらしない印象は、就活生の人間性の表れとして面接官の目に映ってしまうことにもなりかねません。

自分の身体にしっかりとフィットするストッキングを選択することで、すっきりとしたシルエットを形づくることを意識してください。

ストッキングは通年着用するもの

カジュアルなファッションが好みで、普段ストッキングを着用し慣れてない方は、このような就活の時だけ身につけることで違和感を感じてしまうこともあるでしょう。しかし、ストッキングは就職後も使用するアイテムのひとつです。

職種によっては、ストッキングを毎日着用する必要に迫られる場合もあります。しかし、素足はフォーマルにはふさわしくないとされています。また、素足で靴を履き続けるのは衛生的にもよくありません。

ストッキングを身につけ着こなすためには、慣れも必要です。慣れていないと感じる人は、就職後のことも考え、日頃から着用することで自然な立ち振る舞いを訓練しておきましょう。

正しいストッキングの選び方

就活で使用するストッキングを、どのように選択したらいいのか分からないという人もいるでしょう。ストッキングは、商品によって編み方や生地の厚さなどがさまざまです。そのため数多くの選択肢があるといえます。

ストッキング選びで重要なのは、色です。自分に合った色合いのストッキング選びには、どのような方法やポイントがあるのか紹介していきます。

アプリを利用する

ストッキング選びに迷ったときは、アプリを利用するのもひとつの方法です。とくにおすすめするのは、福助のスマホ用ウェブサービス「HADAColor」です。肌色診断によって、それぞれの肌の色に合わせたストッキングを判定してもらえるため、カラー選びに迷っている方には重宝されるアプリでしょう。

利用方法も簡単で、スマートフォンでサイトにアクセスし、画面の指示に従って自分の足の肌色の写真を撮影します。その上で、サイトが勧める「あなたにピッタリのカラー」として、足に馴染むストッキングのアイテムを紹介してもらうことができます。そのまま購入することもできるため、ストッキングのカラー選びに迷った時には是非とも利用してみてください。

迷ったら薄めの色味を選ぶ

複数の色合いのストッキングから選びきれない人は、1番薄い色味を選択するのがおすすめです。

就活でしようするストッキングは、主張し過ぎない、清潔感がある、新卒としての若々しさ、フレッシュ感を感じさせることが重要といえます。迷った時は、このような就活生の印象づくりの原点に立ち戻って選択しましょう。つまり「無難」なものを選ぶということです。

これは地味であるとか、消極的であるとか、そういったマイナスな意味ではありません。無難な服装で挑むことで、ありのままの自分を評価してもらうことができます。無難であることをポジティブにとらえ、スーツに合わせるストッキングを選択してください。

ストッキングの防寒対策&ポイント

スカートスタイルの場合はストッキングを着用することがマナーで、それは季節によって変わることではありません。冬場はきついと感じる方もいるでしょうが、このマナーを違反しないように注意しましょう。

ただし、それは企業と対面するときの話であって、移動中は寒さ対策をすることが可能です。ここでは、スカートスタイルのスーツを選んだ場合の冬場の足元の防寒対策について紹介します。

会場に入る前に履き替える

会場に入るまではタイツを履いていても問題ありません。ストッキングだけでは寒いと感じるのであれば、移動中だけでもタイツを着用することで防寒対策になります。先述したように、ストッキングを履いていなければならないのは、面接など選考の最中だけです。

ただし、タイツを履いて向かう場合は、事前に会場周辺のトイレなどを調べておくようにしましょう。履き替える場所が確保できていなければ、黒タイツで会場入りせざるを得なくなってしまいます。それでは恥ずかしい思いをしてしまうでしょう。

事前に会場を周辺を下見できないという場合は、インターネットの地図上で検索してみるというのもひとつの方法です。

突然の伝線にも対応できるよう替えを持っておく

「履き替える」ということに関連して、ストッキングは予備のものを2枚ほど持っておくと安心できます。就職活動に適したヌーディーなストッキングは薄いため、糸がほころんでしまう、いわゆる「伝線」の状況が簡単に起こりうるためです。

電車で座っているときに引っ掛けてしまった、道で転んでしまったなど、ストッキングの伝線はいつどこで起こってしまうかわかりません。破れてしまったストッキングは目立ってしまうため、できるだけすぐに履き替えたほうがよいでしょう。

もし予備のものを持ってきていない状態で伝線してしまった場合には、近くのコンビニやドラッグストアなどで探す必要があります。

シーン別タイツ・ストッキングの選び方

タイツやストッキングくらいは自分の好きなように履きたいと思うでしょう。しかし、就活時は全身のコーディネートが就活スタイルの常識から外れてしまうと大きく目立ってしまいます。

ここでは、シーン別のタイツやストッキングの選び方や履きこなし方などについて解説していきます。正しい履き方を身に着け、マナーを理解しておきましょう。

説明会のときは履きやすさを重視する

まずは、説明会のときのストッキングの履きこなし方についてです。説明会時は長距離の移動を要するため、普段から履きやすいと思うストッキングを着用するとよいでしょう。

とくに合同説明会となれば、会場自体も広いため、普段より歩くことが予想されます。ストッキングの破けや電線を防ぐために、事前に足の爪を切っておくことをおすすめします。

夏の移動は暑く、冬の移動は寒いため、移動中のみタイツを履いたり、履きなれた靴を着用したりするのはよいですが、企業に到着するまでに肌色のストッキングに履き替えるようにしてください。会場の中やあまりにも近いところで履き替えないようにしましょう。会場周辺では、参加企業の人事関係者と遭遇する可能性を視野に入れて行動するべきです。

面接のときは新しいストッキングを着用する

面接では顔や表情をよく観察されると思っている人が多いです。確かに面接官は顔を見て話をします。しかし、意外と足元にも注目している面接官は多いため、注意しましょう。

人はみな、顔に近い部分から身だしなみを整えようとするため、顔から離れている部分ほど、身だしなみを整えることを忘れてしまいます。

面接官は、顔だけを見てあなたを判断しているのではありません。見落としがちな、足元に注目することも多いです。ストッキングの色が不自然だったり、穴が開いていたりしては、面接官の目につき、印象が悪くなってしまうこともあります。面接前には足先まで目をやるようにし、直前に新しいストッキングに履き替えるとよいでしょう。また面接時には、ストッキングを何足か持ち歩いておくと安心です。

インターンでもストッキングの着用はマナー

インターンシップでのストッキング事情についてみていきましょう。インターンでは、スーツと指定がある場合もちろん、基本的に指定が何もない場合も、リクルートスーツを着用することがマナーです。そのときは、ナチュラルベージュのストッキングを着用するようにしてください。

しかし、私服でお越しくださいという指定があった場合は、普段着ていく私服ではなく、カジュアルな服装でいくのが一般的といわれています。カジュアルだから、足元もカジュアルでいいと思う人もいるでしょう。しかし、ビジネスシーンではストッキングを着用するのがマナーです。

ストッキングはナチュラルベージュを履くようにし、黒いストッキングやタイツは避けましょう。

テストセンターではタイツを着用してもOK

テストセンターで適性検査を受けるときの服装は、とくに指定はありません。スーツでも私服でも自分が安心できる服装でよいとされています。安心できる服装といってもあまりに奇抜な服装や、派手な服装は控えましょう。適切な服装は、落ち着いた色味の常識の範囲内の私服とされています。

スーツが落ち着くという人は、スーツでいくことをおすすめしますが、スーツは少数派であるということを知っておきましょう。

私服でいく人は、ストッキングではなく、タイツでテストを受けることが可能です。ただし、奇抜な色のタイツではなく、黒や紺など落ち着いた色味のタイツにしておいてください。テストセンターの後に面接の予定がある人は、リクルートスーツにナチュラルベージュのストッキングで参加することをおすすめします。

ストッキングは就職後も必要なアイテム

社会人になってからはストッキングは好きな色を履こう、ワンポイントがついているものを選びたいと考えている人もいるでしょう。しかし、社会人になると、お客様と会う機会が増えます。営業ともなると、商品を売り込むために自分の服装が目立たないようにしなくてはならないケースもあります。

就職後はナチュラルベージュなストッキングを必須とする企業も多いです。就活が終わったあとに、きれいさっぱり断捨離をしてしまわないようにしましょう。社会人の足元を見て今から勉強しておくのもおすすめです。

スーツにはタイツではなくストッキングを合わせよう

ストッキングは、就活生のイメージを作る要因のひとつになりうるアイテムです。たかがストッキングといえども、その色合いや種類は商品によってさまざまです。

会社説明会や面接は、企業の担当者とダイレクトにコミュニケーションをとる重要な機会であるため、ストッキング選びにも気を配る必要があるといえます。

就活生の身だしなみを細部にいたるまで整えましょう。面接官に好印象を与えられる装いを心がけることが、就活戦線を勝ち抜くことに繋がります。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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