身だしなみ

【 スーツの防寒対策】寒い時期の就活を乗り切る方法を紹介

真冬の就活は防寒が大切

就活は目まぐるしいスケジュールで動かなくてはなりません。精神的、肉体的に疲労が溜まることで体調を崩しやすくなっています。そして、体調が悪いと面接や説明会などに参加出来なくなります。参加出来ても充分な力を発揮することが出来ず、後悔の残る結果になってしまうでしょう。

そのため、体調管理も就活のうちといえます。常に万全の体調を心がけるようにしましょう。夏場はそれほど問題でもないですが、冬場はとくに体調を崩しやすいです。疲労が溜まり体が弱っていると風邪をひきやすくなります。しっかりと防寒をして、ベストな体調を維持できるように意識しましょう。

就活の身だしなみは自分が納得して選ぶことが大切

就活での身だしなみについて、悩む声をよく聞きます。防寒対策に関しては、面接のときには着用していないからこそ迷ってしまうことも多いでしょう。しかし、就活の身だしなみにおいて「正解」は存在しません。

最も大切なのは、採用担当者に自分の魅力を伝えるということです。スーツのときの防寒について解説していきますが、状況に応じて自分で考えて選んでください。

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スーツでできる最大限の防寒対策

就活は、基本的には夏でも冬でもスーツを着ておこないます。しかし、スーツだけでは防寒の力はほとんどないため、様々な工夫をして冬をしのがなくてはなりません。

スーツ売り場にいけば、真冬の就活を応援する防寒グッズもスーツとあわせて販売していることが多いです。すでに家にあるものを利用して、防寒対策をすることもできます。工夫をしながら上手に防寒対策をしていきしょう。

冬用のスーツを用意する

防寒対策の第一歩として、まずはスーツ自体を見直すようにしましょう。実は、スーツには、夏用と冬用があります。見た目だけでは分かりにくいですが、夏用は生地が薄かったり、風を通しやすい素材を使用するなど涼しくなる工夫がしてあります。

逆に冬用は生地も分厚く、裏地も付いており熱がこもりやすくなっているため、それを着ているだけで暖かさが違ってきます。冬に夏用を着て、夏に冬用を着るなど、季節を間違えるとそれだけでも不快な思いをしやすいでしょう。スーツは年中着るからこそ、しっかりと季節感を持って夏用、冬用を使い分ける必要があります。

スーツ用のコートを用意する

スーツを冬用に変えることで少しは暖かくなりますが、それだけでは防寒対策としては不十分です。冬用スーツといっても、コートと比べると生地も断然薄く、真冬の寒さをしのぐことは出来ません。

そこで必要になるのが、コートです。カジュアルなコートを着るのではなく、きちんとスーツに合ったコートを用意しましょう。コートは値段が高いイメージが強くなかなか手が出しにくいですが、スーツ用のコートであればスーツとのセット販売もあり手頃に購入できます。ぜひセット販売を利用しましょう。

また、スーツ用のコートは裏地を取り外すこともできます。秋の肌寒い日にも使えるため、便利です。スーツ用のコートが一着あれば、秋から冬までの長い期間使え、気温の変化にもすぐに対応できます。

手袋やマフラーなどの小物を揃える

真冬の極寒期は、いくらコートを着用していても、寒さに耐えられない時もあります。そんなときは、防寒用の小物を利用することで、さらに防寒力を上げることが出来ます。また、就活では、家を出るときは昼間で温かくても、帰りは夜になり一気に冷え込むということもあります。

急な温度変化にすぐさま対応するには、耳あてや手袋、マフラーなどの小物を常備しておくといいでしょう。小物であっても、部分的にしっかりとカバーすることで寒さをしのげますし、コンパクトであるためカバンに入れておいても邪魔にはなりません。

朝晩の寒暖差が激しい日も多いため、冬場の就活中は常に防寒用の小物を持ち歩くようにしておきましょう。防寒用の小物は非常に便利ですが、ひとつだけ注意点があります。それは、面接会場に到着する前に外すということです。防寒をするのは就活の行き帰りの間だけと思っておきましょう。

ウール素材のソックスを着用する

防寒に優れたソックスを選ぶコツは、素材に着目することです。ウール素材のものがよいでしょう。ウール素材の靴下といえば、分厚い登山用ソックスを思い浮かべる人が多いです。しかし、ビジネス用の薄めのソックスも売られています。そのような薄めのものでも、他の素材のソックスに比べると、保温効果に優れています。

ウール素材のソックスを着用することで、足元から温かくして就活を乗り切りましょう。

インナーを2枚重ねる

とくに寒い日は、インナーを着用することで、内側からしっかり防寒しておくのも大切です。インナーを着ていれば、隙間がなくなるため風を通しにくくなります。また分厚いインナーを1枚着るのではなく、ヒートテックなど着膨れしない薄さのインナーを2枚重ねるのも効果的です。2枚着ていると体感温度が大きく変わります。寒くなるのが分かっている日は、インナー2枚重ねの万全の状態で家を出るようにしましょう。

しかし、2枚重ねは確かに暖かいですが、もし途中で暑くなったときに対処しづらいということは理解しておく必要があります。トイレで脱ぐことは可能ですが、それもなかなか面倒です。インナーを2枚重ねに着るのは冷え込むのが確実で、非常に気温が低いときだけにしておきましょう。

スーツのインナーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

カイロを貼っておく

冬の必須アイテムであるカイロも、就活中の防寒対策としては便利なアイテムです。腰や背中に、インナーの上からカイロを貼ることで体全体が暖かくなります。1枚で足りなければ2枚、3枚と複数枚貼ることで暖かさを調整できるというのもカイロのメリットです。

しかし注意点もいくつかあります。カイロをインナーに貼るのはいいですが、企業でスーツの上着を脱ぐようなことがあれば透けてみえてしまう可能性があります。

もちろんカイロがみえているからといって評価に直接影響するわけではありませんが、少し不格好にみえてしまうため注意をしましょう。また、腰や背中に貼っていると、座ったときに背もたれなどに当たり、かなり暖かくなります。体が全体的に暖かくなることで、眠気が起こりやすくなるため、集中力がきれないよう注意が必要です。

就活時の防寒はフォーマルを意識する

寒い時期の就活は、しっかりと防寒をして臨まなければなりません。しかし、防寒ばかりに意識がいき過ぎてもいけません。就活中はフォーマルな格好を心がけなければならず、防寒をし過ぎるとフォーマルとは程遠い姿になってしまいます。

フォーマルさと防寒のバランスを取ることは難しいですが、フォーマルにまとまるように意識して就活に取り組みましょう。また、真冬の就活では寒い時期ならではのトラブルもあります。そんな寒い時期の就活で気をつける点をみていきましょう。

かさばる防寒着は避ける

寒くなってくるとスーツとコートだけでは足りず、さらに防寒着をプラスしたくもなります。しかし、Yシャツの上にニットを着たり、スーツの上からダウンを着たりすると、面接時に荷物になるためおすすめしません。

ニットやダウンがNGな理由として、就活はフォーマルな格好が望ましいということもあります。かさばる防寒着は、ラフな印象を与えてしまいます。あくまで就活がメインで、防寒はそれを助けるための手段になるため、寒さに負けて防寒がメインになってしまわないように気をつけましょう。

就活コートのおすすめについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

身だしなみは自宅でしっかり整える

防寒対策ばかりに意識が集中しがちな真冬の就活ですが、気にしなければならない点はそれだけではありません。基本的なことですが、就活では身だしなみに気をつけましょう。寒さに気を取られて基本的なことが疎かにならないように気をつけてください。

寒さで手がかじかんでしまうと第一ボタンを閉めづらかったり、髪の毛を整えづらくなってしまうため、自宅でできる限り完璧な状態に仕上げてから出発をしてください。企業に到着すれば暖かくはなりますが、かじかんだ手はすぐに動くようにはなりません。会場に到着したときに焦らなくて済むように、身だしなみは自宅で完璧に整えておきましょう。

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一番対策すべきは足先の冷え

また、真冬でもパンプスを履かなければならない場合は、特に足が冷えやすい傾向にあります。足先が冷えると、内側から全身が冷えてしまいます。

足先を暖めるのは非常に難しいですが、そんな時は足先に貼る用のカイロを使うのもおすすめです。体の末端を温めることで血の巡りもよくなり、体全体が冷えにくくなります。他にも、特に女性におすすめしたい防寒対策を紹介していきます。

足先と同時にお腹周りも温めよう

足先を温めると同時に、お腹や腰にカイロを貼ってお腹周りを温めるのがおすすめです。体は内臓や頭などの生存に重要な部位に優先的に血液を送り温めようとするため、寒いと感じる時には内臓周辺に血液が集まっています。そのため、内臓周辺、つまりお腹周りを温めることは、効率よく血液を温め、全身に温かい血液を送りだすことにつながります。

お腹や腰に直接カイロを貼ると低温やけどになる可能性があるため、キャミソールやヒートテックといったインナーの上から貼るようにしてください。

より寒い日は、肩甲骨の間にカイロを貼るのがおすすめです。肩甲骨の間にカイロを貼ると肩の僧帽筋という大きな筋肉が温まり、血流がよくなる他、肩こり対策や首こり対策にもなります。

パンツスタイルに変更するのもよい

スカートスタイルのスーツは、スカートで隠れる部分でしか寒さ対策ができません。最近では保温ストッキングといった防寒アイテムもありますが、限度があります。そんな時にはパンツスタイルのスーツを利用してみましょう。パンツスタイルのスーツであれば、パンツの下にレギンスや防寒用のレギンスパンツを着用しても周囲からみえないため、しっかりと防寒対策ができます。

パンツの下に着用するレギンスや防寒用のレギンスパンツを選ぶ際は、温かくパンツスーツのラインに影響が出ないような薄い生地のものを選びましょう。具体的には、ヒートテック生地の商品・裏地付きで着圧機能がある商品を選んでください。また、パンツスーツの下にストッキングやタイツを数枚重ねて着用するのも、自宅にあるものですぐにできる防寒対策としておすすめです。

パンツスーツの印象について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

スーツの防寒対策は節度を守ろう

防寒対策をしっかりおこない体調管理をするというのも、就活では大事なことです。しかし、防寒対策は就活の一部であって、それがメインではありません。就活で大事なことは、相手に対して失礼でない格好や振る舞いをすること、つまりフォーマルであることです。防寒対策は重ねれば重ねるほど寒さには強くなりますが、その分どんどんフォーマルから遠のいてしまいます。

防寒とフォーマルのバランスを取ることを意識しましょう。しっかりと節度を守ることが出来ていればそれだけでカッコよくみえますし、相手からの印象もよくなります。節度を守るということは、相手に誠実であることでもあります。企業に対して誠実な態度をみせることで、志望度の高さも伝わりますし、それがそのまま選考の結果に影響するといっても過言ではないでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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