目次
根強い人気のインフラ企業に就職するには徹底した業界研究が必須
数ある企業の中でも毎年多くの就活生の応募が集まる、人気の業界・企業というのがありますが、そのなかにインフラ企業というものがあります。根強い人気がありますが、メーカーや銀行などに比べるとイメージしにくくなぜ人気なのかと思う人もいるはずです。
この記事では、インフラ企業がなぜ人気なのか、業界についての情報や就職のメリットについて紹介していきます。人気のインフラ企業の内定を勝ち取るためにも徹底した業界研究が必要になるので、ぜひその第一歩とするべく読み進めていきましょう。
就活生に聞いた! インフラの企業を志望する割合
ここではまず、インフラ企業に関する情報などを紹介する前に、どれほどの就活生がインフラを扱う企業を志望し、応募しているのかその現状から見ていきましょう。
回答した就活生の21.8%、5人に1人以上がインフラ企業を志望していることがわかりました。そのため、身近な就活生の中にも一定数インフラ関連の企業を志望している人がいるかもしれませんね。
ライバルが少なくないインフラ企業とはいったいどのような企業を指しているのか見ていきましょう。
インフラ企業とは
インフラとは「インフラストラクチャー(下部構造)」の略であり、私たちの生活を下支えするものといった意味合いがあります。これらのインフラを提供する企業がインフラ企業です。インフラ企業があるからこそ私たちは快適に生活を送ることが可能です。
インフラは私たちの生活に必要不可欠なので、インフラ企業で働くことは大きな社会貢献となります。多くの人々の生活を支えているという点でやりがいを感じやすいでしょう。
また、生活に必要なものを提供していくので流行などに左右されるといったことが起きにくく、安定して仕事をしていくことができるでしょう。
インフラ企業の種類
一口に「インフラ企業」といっても、その中にはさまざまな企業が含まれています。私たちの生活を支えるインフラ自体、非常に多くの種類があるからです。インフラは、大まかに4つに分類するこができます。
ここでは4つに分けられるインフラ企業のそれぞれの役割や特徴について紹介していきます。
エネルギーインフラ
1つ目は「エネルギー系インフラ」です。これは、電気やガス、石油などを扱う事業を指します。
たとえば私たちの生活から電気が消えると、日常生活にかなり多くの支障をきたしてしまうことが予測されます。このような多くの人々の生活を支えるライフラインに直結する仕事であるため、企業には特に安定性と基盤が求められています。
交通インフラ
2つ目は「交通系インフラ」です。これは、鉄道やバス、航空機などの公共交通機関や、道路などを含みます。多くの人が毎日のように公共交通機関を利用しており、交通インフラの重要性がよくわかるのではないでしょうか。
特に公共交通機関は旧国鉄と呼ばれる大企業がほとんど市場を独占しており、特に都心部では常に高いニーズがあるため業績が安定している企業が多いことが特徴です。
生活インフラ
3つ目の「生活インフラ」は、電話や水道、ごみ処理、テレビ・ラジオやインターネットなどを指します。
こういったものも快適に生活していくためには不可欠なものばかりです。災害やエネルギー系インフラの異常事態などでは特に情報系のインフラによる管理や復旧なども必要になるため、重要な役割を果たします。
空間インフラ
4つ目に「空間インフラ(建築系インフラ)」があります。これは、公共施設の管理などのことです。
公共施設のバリアフリー化など、私たちがより生活しやすい環境づくりのために幅広いニーズに応える仕事といえます。
インフラ業界の3つの魅力
インフラ業界の魅力とは一体何でしょうか。生活に不可欠なものであるため仕事がなくならないという点で公務員に次いで安定した職業であるとか、首都圏だけでなく地方など全国にわたって働くことができるというメリットはあります。
しかし生活に直結している分、責任が重大だったり大変な仕事であることは事実です。ただ安定しているというだけではそれほどまでに応募者が増えることはありません。実はインフラ業界にはまだまだ隠された魅力があります。
充分なメリットがあるからこそ、インフラ業界への応募者も多く、その分就職のハードルも高くなっているといえます。
しかしその魅力を知ってそれでも挑戦しようと考える人が多いのもまた事実です。魅力だけを知り、良さそうだなと思うだけではなく、しっかりとその現実を知りいいところも大変なところも含めて知っておけば今後の選考でも役に立つかもしれません。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
①福利厚生が充実しているケースが多い
インフラ業界の企業はその規模も大きく、福利厚生が充実しているケースが多いです。社会保険の完備は当然として、活動場所が全国に広がっているため転勤が多いこともあり住宅手当が手厚い場合も多いです。
社員寮があったり、住居を会社で斡旋してくれて格安の家賃で住むことができるなどさまざまな特典があります。また単身世帯はもちろん家族世帯での住居についても住宅ローンの保障が充実しているなど、会社が面倒を見てくれるというケースも多いです。
その他特権として、勤める企業によっては交通機関の割引があったり、提携の商業施設の割引やその他サービスの割引など生活面でお得なことが多いです。
大抵の場合その企業の社員だけでなく、家族もその恩恵を受けることができるので、家族世帯の社員は他企業に比べるとかなり優遇されているようです。
福利厚生の充実している企業の例:JR東日本
JR東日本は福利厚生が手厚いことで有名です。住宅の各種手当として、社員寮や社宅があるだけではなく、「住宅援助金制度」や「住宅ローン支援」などでマイホームの建設に対しても手当を受けることができます。
他にも提携のホテルを格安で利用することができたり、提携のフィットネスジムについてもメンバー料金で利用できるなどの割引があります。
仕事の面でのスキルアップのためのスクールも開設されており、指定されたものであれば資格取得にかかる費用を会社が一部負担してくれる制度もあります。
また社員の健康面の補助として契約医療機関での人間ドックを実施したり、会社で診療所を有しているなど生活全てについてのサポートが充実しています。
福利厚生の充実している企業の例:関西電力
関西電力でも住宅に関しての福利厚生が充実しており、JR東日本と同じように、社員寮や社宅が準備されていることはもちろん、「住宅貸付金制度」や「住宅相談」などの制度によりマイホームの建設も支援しています。
また提携ホテル、フィットネスクラブの割引に加え、人間ドックや資格取得の講座についても補助を受けることができます。関西電力特有の福利厚生としてベビーシッターや訪問介護などのサービスを受けることも可能です。
それぞれの家庭の環境や子供の成長などに合わせてサービスを選択することができるので家族世帯には嬉しい制度になっています。子育て支援が充実しているので女性も働きやすい環境であるといえます。
福利厚生の充実している企業の例:商船三井
商船三井では上記2つの企業と同じように社宅、独身寮を完備していて、持ち家取得促進の整備も充実しています。
特徴的な点としてはフレックスタイム制度を導入していて、コアタイムである10時~15時30分の勤務の条件さえ満たしていれば自由に労働時間を変形し働くことができます。
それぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができるのは大きな魅力でしょう。医務室では平日であれば産業医が常駐していて簡単な診療が可能になっています。
また社員食堂がかなり充実していて、安価でバランスのよい食事がとれることに加え、夜間はアルコールや居酒屋メニューも提供しているので、社員同士で親睦を深めるのに利用されるようです。仕事だけでなく、その後の息抜きまでも全て会社でできるというのはなかなか他では見られない特徴です。
②働きやすい環境であることが多い
通常企業は同業他社や新規参入のライバルたちとの競争に常にさらされています。そのためピリピリとした空気が漂ったり、社内の雰囲気がギスギスするということがよくあります。
しかしインフラ業界の場合、新規参入のハードルが高いことから、既存の企業との競争のみに限られるので競争が少なく、場合によってはひとつの企業でほぼ独占状態という業界もあります。
どこで働くにしても大変な仕事であることは間違いありませんが、余計な競争がない分、穏やかな環境で働くことができるといえます。
事業自体も生活に直結しているため仕事がなくなり倒産するというリスクが低いことも、働きやすさへと繋がっているかもしれません。
③生活を支える社会貢献・やりがいを感じられる
インフラ企業の果たす役割は、そのどれもが私たちが生活をするためにはなくてはならないものであり、必然的に高い責任を求められます。
そのため、たくさんの人の生活を支えていると考えると、どの仕事をとってもやりがいを感じられることもメリットといえるでしょう。福利厚生の充実などに加えて、社会貢献ができているという実感を得られることも、仕事を長く続けられる要因となると考えられます。
就活生に聞いた! インフラ業界のイメージ
「インフラ」と聞いて思い浮かべるものは人によって大きく分かれるでしょう。なぜならインフラ業界にはさまざまな企業が存在し、事業も多岐に渡るからです。そこで、ここでは就活生の皆さんの「インフラ企業で働くことへのイメージ」を聞いてみました。
生活を支える大切な仕事という回答が多数
インフラ企業での仕事は生活を支える大切なものとイメージしている就活生が多数見受けられました。
インフラ企業の仕事の重要性や社会貢献性は就活生のイメージの中にも深く浸透していることがわかりました。そのため、インフラ企業を志望する就活生の多くは、やはりやりがいや社会貢献という点にも惹かれて志望を決めていると考えられるでしょう。
大変な仕事というイメージをもつ就活生も多数
一方で、朝が早い、休日も仕事といった大変な仕事であるというイメージをもつ就活生も多くいました。
たしかに、人々の生活を保ち守るため、災害時の対応や管理や保守のため休日の交代出勤が求められる企業もなかにはあるでしょう。しかし、それに対する補償を用意している企業が多く、ワークライフバランスがとりやすい環境になってきている現状があるのも事実です。
どんな人に向いているのか
ここからはインフラ企業にはどんな人に向いているのかを紹介していきます。インフラにはメリットも多くありますが、その分大変な仕事でもあります。インフラ企業で働き活躍するためには、インフラ企業に合った自身の強みを発揮したり、求められる能力に応える力が必要になってきます。
ぜひここで向いている人の特徴を確認して、インフラ企業を志望するうえでのアピール内容の選定にも役立ててください。
コミュニケーション能力がある
インフラ企業が扱うものは規模が大きく、それに伴って大規模な企業であることが多いです。さらにプロジェクトによっては数社合同で進める必要があり、社内だけではなく社外とも円滑なコミュニケーションを取ることが重要になります。
そのため、コミュニケーション能力は必須のスキルといえるでしょう。どのような業界・企業でも求められるものですが、特に規模の大きなインフラ企業で働くうえでは不可欠でしょう。
コミュニケーション能力の向上方法について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
責任感がある
インフラ企業に勤める場合、常に人々の生活を支えているという責任が伴います。そのため、強い責任感を持ち、プレッシャーに負けず仕事に取り組む姿勢が求められます。
特にライフラインにかかわる企業では、災害などが起きた際に緊急で業務にあたる必要があることも考えられるでしょう。その場合、責任感を持って社会や他者を優先するような行動が求められます。その覚悟を持てるという人こそ、インフラ企業に向いているといえます。
計画的に行動できる
計画的に行動できることもインフラ企業で働くうえで大切なスキルです。先述したように、仕事によっては数社が絡むような大規模なプロジェクトに参加することがあり、長い期間をかけて一つのものを作り上げるといったケースもあります。
当初の計画・計算の通り仕事を進めることが、プロジェクトの成功や無駄を省くうえでは大切であるため、計画に則った行動をできることが求められるのです。
インフラ企業の志望者が押さえておくべき知識
インフラ企業の選考を通過するために、働くために求められる能力や特徴を理解するだけでなく、業界の動向をしっかり研究して臨むことも大切です。
業界・企業研究を進める際は、応募する企業に関する情報を調べるだけでなく、ぜひ業界に関する知識も広げておきましょう。ここでは特に押さえておくべきインフラ企業にかかわる2つの事柄について紹介します。
電気・ガスの自由化
近年、電気・ガスともに小売業への参入が全面自由化がなされ、消費者は電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになりました。そのため、新規参入した企業も多く、各社の競争は急速に激化しています。
いままで市場をけん引していた企業でも新たな取り組みが続々と出てきている状況です。電気・ガスの自由化以前と現状・各社ごとの取り組みを比較するなどして、応募企業の業界における立ち位置や強み、特徴などを把握する必要があります。
IoTやAIの活用
他業界でもIoTやAIの活用が急速に進んでいますが、インフラ業界でもその動きは活発化しています。
なかでも注目なのが交通インフラにおけるMaaS (モビリティ・アズ・ア・サービス)と呼ばれる技術の導入の動きで、バス・タクシー運行時にAI(人工知能)や自動運転技術を活用することを指します。
交通インフラ以外でもこの動きは活発になっており、IoTやAIの活用によってこれからインフラ企業が提供していくサービスや、インフラ企業での働き方も大きく変容していくでしょう。
入社後の実際の働き方にも影響してくることが予想できます。志望する企業の活用の予定についても注視しておくことで、志望動機や面接対策に役立つかもしれません。
インフラ業界の志望動機の具体例を紹介
通常の企業の場合であれば、その企業が取り扱っている商品や活動などが特定されているため、それをもとに志望動機を書いていけばいいのですが、インフラ業界の場合は規模も大きく、事業内容も漠然としているためなかなか理由を書くことが難しいでしょう。
よくありがちな志望動機として人々の生活を良くしたいというものが挙げられますが、生活を良くするだけならインフラ業界でなく、他の企業でも可能ですのでその理由では採用は難しいでしょう。
どうしてもインフラ業界のその企業でなければいけないといえるような面接官が納得できる理由が必要になりますので、その点に注意しながら志望動機を考えていきましょう。
インフラの志望動機が書けない時は、志望動機作成ツールを活用しよう
インフラの志望動機は、内容が薄いと人事に採用されません。選考を突破するには、志望動機を作り込む必要があります。
そこで活用したいのが志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」です。 このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの志望動機が完成します。
ぜひ活用して採用されるインフラの志望動機を完成させましょう。
鉄道会社の志望動機
私が貴社を志望しますのは、自分の慎重な性格を活かし、地域の人の安全・安心で快適な生活を支えたいと考えたからです。私は○○市で生まれ育ち、これまでずっと貴社の○○線にお世話になってきました。駅で迷っている方への貴社スタッフの丁寧な案内、お年寄りやお子様への親切な対応などを目にする機会が多々あり、私も貴社の一員として地域に役立ちたいとの想いを強めました。
学生時代には結婚式場のサービスの仕事で、アルバイトリーダーを務めました。引き出物のセッティングやアレルギーのある方への料理提供など、正確な仕事が求められる現場でしたが、慎重に仕事をし、お客様からも会場からも信頼していただけました。
貴社に入社後も慎重な取り組みでお客様にご安心いただき、精一杯の貢献をしたいと考えております。
志望動機で大切な点は、まず最初に結論を書くことです。結論を書くことで読み手は内容を把握しやすくなりますし、書き手も横道に逸れずスムーズに書くことができるでしょう。
結論を書いたら、実体験で志望動機を肉付けしていきます。例文では「お年寄りやお子様への親切な対応などを目にする機会が多々あり」と実際の体験が志望動機に盛り込まれているのがポイントです。
そして最後に入社後にどのように働きたいのかを示してまとめるとよいでしょう。
電力会社の志望動機
私が貴社を志望しますのは、貴社が電力という大切なインフラを提供することで、地域に大きく貢献していると考えたためです。現代はITなどが急速に発達し、便利な世の中になっていますが、それらは全て電力によって支えられています。電力が安定して安全に供給されることが、現代の私たちの生活にとってとても大切なことだと考え、この地域に長い間電力を提供し、信頼されている貴社を志望しました。
私は学生時代に塾講師のアルバイトをしており、「責任感がある」と評価されてきました。生徒の成績を上げ、自信を持ってもらうために、個々の生徒に合わせた学習計画や宿題の管理を細かくおこない、志望校合格のお手伝いをしてきました。貴社に入社後も強い責任感を持ち、細部まで慎重・正確な仕事をおこない、貴社と地域に貢献していきたい所存です。
こちらの例文も前の例文同様、結論が先に書かれていて読みやすいです。この例文では、「なぜ電力会社なのか」「なぜ電力会社のなかでもうち(志望企業)なのか」といった問いへの答えが盛り込まれています。
このように、業界を志望した理由・その中でもその企業を志望した理由の双方を盛り込むようにしましょう。
電力会社の志望動機の書き方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
海運会社の志望動機
私が貴社を志望しますのは、得意な英語とコミュニケーション力を活かし、日本社会に貢献したいと考えているからです。現在、日本経済は輸出の面においても輸入の面においても、貿易なしでは成り立たない状況となっています。そのような中、貴社は海上物流で高いシェアを誇っており、日本社会に大きく貢献していると考えます。
私は学生時代にTOEIC800を獲得し、実際に英語を使ってみたいという想いからオーストラリアに1年間留学した経験があります。そこで多国籍の人たちと関わりましたが、英語力だけでなく、相手の文化を受け入れ、同調する力も必要だということを学びました。貴社に入社しましたら、この経験で培った英語力とコミュニケーション力、さらにフットワークの軽さで、国内外をスムーズにつなぐ働きをして貢献したいと考えております。
この例文も「なぜ海運業界なのか?」「その中でもなぜその企業なのか?」に対する答えも盛り込まれています。
TOEICの点数が具体的に書かれているため、具体的にどの程度の英語力があるのかがわかり、説得力があります。
英語を使いたくて留学した経験からフットワークの軽さがわかり、実際に海外の人とかかわったことからコミュニケーション力を身に付けたことにも説得力が生まれています。自分の強みがどのように発揮できるのかと、なぜ志望するのかを絡めることも大切です。
就活生に聞いた! インフラ業界を志望した理由
インフラ業界の特徴や魅力について紹介してきましたが、結局のところ就活生はどんな理由でインフラ企業を志望しているのかが気になるという方も多いはず。そこでここでは、インフラ企業を志望した就活生の皆さんに志望理由を聞いてみました。
社会の役に立つ仕事をしたいという回答が多数
インフラ企業を志望する理由として、社会の役に立つ仕事をしたいということを挙げる回答が多数集まりました。
時間や労力を使って働くからには、その仕事にやりがいがあったり成果が目に見えるものを求めるという就活生が多いようです。その点において、生活に欠かせない部分を担うインフラ企業はぴったりだといえますね。
ただ、社会に貢献できる仕事はインフラ企業でなくてもさまざまあります。そのうえで、インフラ企業を選ぶならば、なぜインフラ企業で働きたいのか、なぜその会社なのかが明確な志望動機を用意することが大切です。
研究内容が活かせるからという回答も散見
大学や大学院での研究・選考内容がインフラ企業の仕事に活かせるという理由で志望したという回答も散見されました。
研究内容が仕事に活かすことができれば、業務への理解がスムーズで即戦力として企業に貢献できそうです。また、自分の関心がある研究を働きながら続けていけるというのもメリットと考えられるかもしれません。
誰かの役に立てる研究や技術の研鑽に取り組んでいるなら、その培ってきたものはぜひ実際に社会で役立てたいところです。紹介したインフラの種類どれかにあてはまる研究をしている人はインフラ企業を選択肢に入れても良いのではないでしょうか。
ただしその場合、研究内容を活かせるのはその種類のインフラ企業すべてにあてはまります。その中からなぜその企業を選んだのかという点まできちんと考えておきましょう。
インフラ企業の事業の種類や魅力を理解して踏み込んだ志望動機を作ろう
インフラ業界とは、一言でいっても、交通系、エネルギー系、生活系、建築系に分類され、さまざまな企業があること紹介してきました。
そして具体的にどのようなインフラを提供している仕事であったとしても、人々の生活に大きな影響を与える仕事であることは間違いありません。
インフラは日常生活を送るうえで「あって当たり前」のように感じている人も多いかも知れませんが、たくさんの人の仕事によって支えられている、なくてはならないものです。
人々の生活を支え包み込む、インフラ業界は幅広いので、興味のあるところから詳しく情報を集め、自分に合った魅力的な企業を探してみてください。
インフラ業界の志望動機の書き方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
【インフラ業界に関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年8月24日~29日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の109人