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【就活】自分のキャッチフレーズの作り方ガイド|回答例付き

キャッチフレーズを使えば自分らしいアピールになる

就活では、キャッチフレーズを聞かれることもあります。インパクトのある言葉で自分を表現できれば、採用担当者の印象に残り、選考を有利に進められるでしょう

企業によってはESや面接でキャッチフレーズは何かと問われるケースもあるため、選考対策の一環として考えておいたほうが良いです。

また、特別求められない場合でも、キャッチフレーズを使って自己PRをすればより印象に残りやすく、選考でも有利になる可能性があります。

自分の魅力を印象的に伝えられるキャッチフレーズを作ることができれば、面接官に覚えてもらいやすくなり、他の就活生との差別化にもなります。面接官の印象に残らず、他の学生に埋もれてしまうと、次の選考に推薦されるのは難しいです。

他の就活生との差別化を図り、選考を有利に進めるために、キャッチフレーズを考えて自分らしさをアピールしていきましょう。

キャッチフレーズは就活のあらゆるところで使える

ESや面接で、自分のキャッチフレーズを求められることがあります。キャッチフレーズは端的に自分を表す言葉であり、決まった文字数や時間の中で、簡潔にわかりやすく表現するのに有効です。

よりインパクトがあり、魅力的なキャッチフレーズを作ることができれば、採用担当者の心をつかみ、良い印象を持ってもらえる可能性があります。しかし、「キャッチフレーズってどう作ればいいのかわからない」と戸惑ったり悩む就活生が多いのも事実です。

そこでこの記事では、就活に役立つキャッチフレーズの作るために、まずはその目的を詳しく説明します。なぜキャッチフレーズで自分を表現すれば選考で有利になるのかを知って、魅力的に自分を表現する方法を考えましょう。

選考人数が多い場合は「覚えてもらうこと」が重要

大手企業や人気企業の採用選考には、数多くの応募者が集まります。選考人数が多い場合は、なんとかして面接官に「覚えてもらう」必要があります。印象に残らなければ、面接官が次の選考へ推薦する理由も見つけられないでしょう。

企業にもよりますが、応募者の多い場合は、一日中面接を行うこともあります。一人に対して30分の面接だとすると、面接官は一日15人程度の面接が行えます。しかし、一日に10人以上と話す場合、すべての内容を完璧に覚えておくことは難しいでしょう。

面接で話した内容自体にインパクトがあれば、印象に残ります。例えば、特異な経歴や資格、他の人が経験していないような衝撃のエピソードも、印象に残るかもしれません。しかし、インパクトのある経歴や経験がない人も多いでしょう。

内容にインパクトがなくても、印象に残る方法はあります。大切なのは、自分の経験やスキルをどのように印象的に伝えるかです。伝え方次第で、面接官の印象に残ることは可能でしょう。

ありきたりな経験でも、インパクトのある伝え方ができれば、面接官に覚えてもらえます。次の選考に進むためには、面接官に自分の魅力を印象付けることが大切です。

キャッチフレーズで強みを伝えれば印象に残りやすい

自分の経験は、就活でアピールできるほどのインパクトがないのではと悩んでいる人も多いでしょう。表現を工夫すれば、どんな経験でも印象に残る自己PRとして話せます。

その一つの工夫として、キャッチフレーズを使ってみてください。面接では、自己PRを話す際にだらだらと長くなってしまいがちです。長く話しても、要点が伝わらなければ、面接官の印象には残りません。内容も大事ですが、伝え方で評価は左右されます。

例えば、コミュニケーション能力をアピールの自己PRで考えてみます。「誰とでもすぐに仲良くなれるコミュニケーション能力があります。」ではなく、「消費期限のない人間接着剤です」と答えたほうが、面接官の興味がひける自己PRになるでしょう。

自分らしさを発揮したキャッチフレーズがひとつあるだけで、面接官の記憶に残ります。ここで注意するのがキャッチフレーズの長さです。長くなってしまうのだとそのまま説明しているのとなんら変わりありません。

簡潔明瞭に伝わるキャッチフレーズでアピールしましょう。

一般的な自己PR
「私には、誰とでもすぐに仲良くなれるコミュニケーション能力があります。」

キャッチフレーズを使った自己PR
「私は、消費期限のない人間接着剤です。」

就活に役立つキャッチフレーズの作り方4STEP

就活に役立つキャッチフレーズの作り方

キャッチフレーズは、自分という人間を短い言葉で表現し、印象付けるために用います。そのため、キャッチーな表現で強みをアピールすることがポイントです。キャッチフレーズは、いきなり作ろうと思ってもできるわけではありません。

思いつきで斬新なキャッチフレーズができたとしても、そこに自分自身の伝えたい内容が入っていなければ意味がありません。簡潔に自分の魅力が伝わるキャッチフレーズでなければ、就活で評価を得ることは難しいでしょう。

そこで、次の項目からは、良いキャッチフレーズを作るための手順を紹介します。ぜひ参考にして、魅力的なキャッチフレーズを作りましょう。

①徹底的に自己分析をして長所や強みを把握する

キャッチフレーズは、自分の強みや特徴を的確に把握し、それに合った言葉を選ぶことが求められます。自己分析が浅ければ、抽象的にしか自分のことが把握できていません。

前もって得意なことや、面接を受ける企業にとって魅力的な自分の強みは何かを把握しておきましょう。長所や強みといっても、日頃から考えておかないとすぐには出てこないものです。

短く簡潔に自分を表現するキャッチフレーズだからこそ、より一層深く自分自身を分析し、数ある情報の中から伝えるべき情報だけを絞り込むことが必要になります。自分のことを具体的に把握できていなければ、適切な表現はできないでしょう。

一言で「リーダーシップ」といっても、様々あります。チームの指針を自ら作ってまとめる場合もあれば、一人ひとりの意見をまとめて周囲を導くリーダーもいます。

キャッチフレーズは、自分の強みを企業に魅力的に伝える手段です。自分の長所や強みが入っていないと、他の就職希望者との差別化ができません。長所や強みをうまく取り込んで作ったキャッチフレーズは、他の人にはないあなただけの魅力を伝える強力な武器になります。

「自己分析のやり方」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「自己分析のやり方」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

他己分析をすると説得力のあるアピールができる

ジョハリの窓

自分で思いついたものが出切ったら、他己分析をしてみましょう。他己分析とは、他人に自分の特徴や印象を聞いて、第三者の目線から分析することです。第三者の視点を取り入れれば、客観性が増し、説得力のあるキャッチコピーが作れるでしょう。

他己分析の一つの方法として、「ジョハリの窓」を紹介します。これは、選択肢から自分の特徴に当てはまるものを選んでもらい、自分の認識とのギャップを分析する方法です。

下記の選択肢から自分に当てはまる特徴を選んでみてください。次に、身近な人にも、自分に当てはまる特徴を選んでもらいましょう。それぞれ選んだものを、ジョハリの窓の項目に当てはめます。

頭が良い、発想力がある、段取り力がある、向上心がある、行動力がある、表現が豊か、話し上手、聞き上手、親切、リーダー資質がある、空気が読める、情報通、根性がある、責任感がある、プライドが高い、自信家、頑固、真面目、慎重、大胆

例えば、自分の性格には「プライドが高い」が当てはまると思っていても、周囲は、「責任感がある」「リーダー資質がある」と認識しているかもしれません。この場合、プライドが高いことは「秘密の窓」で、責任感やリーダー資質は「盲点の窓」に当てはまります。

「秘密の窓」に当てはまった項目は、自己開示ができていない個性です。意図的に隠しているのでなければ、周囲に開示してみても良いかもしれません。「盲点の窓」に当てはまる特徴を知れば、自分では気づかなかった個性を把握できます。

ジョハリの窓を活用すれば、自分と他人の認識が視覚化されるため、自分の知らなかった一面に気づくきっかけになります。自分一人で考えていても強みや個性を十分に見いだせなかった人は、ジョハリの窓を活用すれば、自己理解を深める糸口になるでしょう。

「他己分析」について詳しく説明している記事もあるので、確認してみてください。

自己分析ツールを活用しよう

ただ、自己分析をじっくりやる時間がない方も多いはず。
そんな時に便利なのが、無料の自己分析ツール「My analytics」です。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職をサクッと診断できます。

My analyticsを活用して、コアになる強みを見つけ、魅力的なキャッチフレーズを作成しましょう。

②徹底的に企業を分析する

続いて自己分析後に並べた情報の中から、キャッチフレーズとして伝えるべき情報を取捨選択する必要があります。内容を絞り込めず、色々と盛り込んだ結果、何を伝えたいのかがわからないキャッチフレーズだと、良い評価は得られません。

情報を取捨選択するためには、「伝える相手に合わせる」のが最も有効です。つまり、就活の場合は、徹底的に企業研究をし、求められる人物像に合う言葉を選ばなければなりません。

人は、求めていない商品を、「素敵なキャッチフレーズだから」という理由だけでは、購入しないでしょう。つまり商品が買われるためには、「相手が欲しいものである」必要があります。

就活では、自分を売り込む相手は企業です。企業に「自分は必要な人材だ」とアピールするためには、何が求められているかを把握しておかなければなりません。

求めている人物像を知った上で、キャッチフレーズを作れば、企業にとって魅力的な自分の長所が伝えられるでしょう。そのために、徹底的に企業研究をおこなうことが大切です。

「企業研究」について説明している記事もあるので、参考にしてみてください。

③「似たような意味の言葉」に置き換える

インパクトのあるキャッチフレーズにするために、「似たような意味の言葉」に置き換えて考えましょう。キャッチフレーズを作る際、ありきたりなフレーズはNGです。ありきたりなフレーズは、インパクトがないため印象に残りません。

例えば、粘り強さをアピールするときの「納豆」の表現はありきたりです。また、吸収力を表現する「スポンジ」や、対人能力を表す「潤滑油」は、多くの人が使ってきたキャッチフレーズです。

ありがちなキャッチフレーズだと、他の就活生も使っている可能性があるため、多くの応募者の選考を行う企業の採用担当者の印象に残るのは非常に難しいです。

あなたの特徴を同義語や類義語、つまり「似たような意味の言葉」に置き換えてみてください。例えば、人の悩みを聴いて「共感」するのが得意であれば、「共鳴」や「シンパシー」、「以心伝心」といった言葉に置き換え、そこからイメージを膨らませてみましょう。

ありきたりなキャッチコピーとインパクトのあるキャッチコピー

④根拠をしっかり作る

自分のキャッチフレーズに根拠がなければ、内容を聞かれた際に答えられません。根拠がなければ、どんなに熱烈にアピールできても、説得力に欠けます。また、企業の面接官は何百人もの就職希望者を見てきているため、嘘は見透かされます。

キャッチフレーズをその場で考えられても、具体的な根拠まで用意できていなければ、面接を通過できないでしょう。自分を売り込むためには、学生時代の経験を具体的に表現できるように自己分析を行って、エピソードを洗い出しておく必要があります。

そして、面接官が納得できるように、自分のキャッチフレーズについて説明できるエピソードまで考えておいてください。仕事で活かせる強みが、就活では評価されます。実際の業務までイメージをしてキャッチフレーズを作れば、高評価が得られるでしょう。

1人として、全く同じ環境で同じ経験をしてきた学生はいません。アピールするポイントが似ていても、経験に基づいた具体的な長所であれば、他の誰にもないあなただけのキャッチフレーズになるでしょう。

キャッチフレーズをさらに魅力的にする4つのコツ

キャッチフレーズを魅力的にするコツキャッチフレーズの作り方を紹介してきましたが、魅力的にするためのコツもあります。どんなキャッチフレーズでもいいわけではなく、選考に向けてしっかりと磨くことが大切です。

キャッチフレーズは、その内容次第で与える印象は大きく違ってきます。印象に残らなければ、キャッチフレーズで自己PRする必要はありません。

これから紹介するコツやポイントを押さえれば、魅力的でインパクトのあるキャッチフレーが作れるでしょう。ぜひ、参考にして作ってみてください。

①比喩表現を使う

キャッチフレーズを魅力的にするコツとしては、物で例えるなど比喩表現の使用が挙げられます。「○○のような」というのが比喩表現であり、何かに例えて自身を表すと、聞き手がイメージしやすいため、より印象に残るアピールになります。

物で例える場合は、対象となるものの特性を理解したうえでのアピールが大切です。例えば、柔軟性は「こんにゃくのような」などもともと柔らかいもので比喩表現をしましょう。「大木のような」と全く真逆の性質を持つもので柔軟性を例えても矛盾してしまいます。

対象となるものとアピールする能力の素質はリンクしている必要があり、関係のないもので例えても内容が伝わりません。比喩表現をする場合は、自分の能力と対象物の特性がマッチしているかどうかが重要になります。

比喩表現の例

  • 柔軟性→こんにゃくのような
  • 忍耐力→雑草のような
  • 正確性→コンピューターのような
  • 協調性→潤滑油のような
  • コミュニケーション能力→接着剤のような
  • 気配り上手→孫の手のような
  • リーダーシップ→灯台のような
  • サポート力→Siriのような
  • 明るい性格→LED電気のような

②カタカナを使うとテンポが良くなる

キャッチフレーズを魅力的にするためには、カタカナを使うのもポイントです。能力は協調性、柔軟性、積極性など漢字で表現されることが多く、前後に付けるものも漢字になってしまうと堅苦しく聞こえてしまいます。

また一本調子になってしまうと印象に残りづらくなってしまうので、カタカナを使用して全体にテンポを持たせましょう。

例えば吸収力をアピールする場合でも、「雑巾のような吸収力」とすると堅く聞こえてしまい頭にも残りづらいです。しかし「スポンジのような吸収力」とアピールすれば、言葉にテンポが出るため印象に残りやすくなります。

カタカナと漢字を組み合わせることで、キャッチフレーズはより魅力的に伝わりやすくなるでしょう。

カタカナを使った表現

  • 人間放送局→歩くスピーカー
  • 働く怠け者→アグレッシブな怠け者
  • 課題発見器→可視化ファインダー

③数字を使って明確にアピールする

キャッチフレーズを魅力的に伝えるテクニックとしては、数字を取り入れることも効果的です。キャッチフレーズでは何かに例えてのアピールが多いですが、漠然とした表現では評価されません。

ニュアンスは伝わるものの、細部までイメージできなければ、面接官には響きません。場合によっては伝えたい内容がわからないと、印象が悪くなる可能性もあります。

例えば、「私はお母さん的存在です」よりも「私は30人の母です」と伝えたほうが、具体的です。人数の部分は自分が所属していたサークルなどに当てはめ、そのまとめ役であったことをエピソードとして話せば、説得力があり印象にも残ります。

キャッチフレーズは、きちんと相手に伝わり、能力や人柄を理解してもらうことが大切です。伝えたい内容がわからない、イメージできないものを伝えても意味がありません。説得力のあるアピールをするためにも、数字を交えて信憑性を持たせましょう。

数字を使ったキャッチコピー

  • 人生の90%は〇〇
  • 石の上にも〇〇年
  • 100回立ち上がる男

④商品のキャッチフレーズを参考にするのもあり

商品のキャッチフレーズを参考にしてみると、テンポの良い言葉で、印象に残る表現ができるでしょう。印象に残る商品は、キャッチフレーズが良かったり、インパクトのある表現でPRされています。

商品のキャッチフレーズは短い文章でその良さが伝わる内容になっており、人の印象に残りやすく作られています。商品のPRで使われている表現は、自分自身のキャッチフレーズにも置き換えられるでしょう。

「元気ハツラツオロナミンC」ではオロナミンCを飲むと、元気がハツラツと出てくることが一言で伝わります。これを自分の強みに置き換えると「周囲を巻き込み元気ハツラツ」と表現でき、威勢よく元気に明るい様子が伝わるでしょう。

自分の印象に残っている宣伝文句を思い出してみて、自分の長所を表す言葉に置き換えると、簡潔で魅力的なキャッチフレーズができるかもしれません。

面白いキャッチフレーズ例

企業に伝えたい特徴を同義語や類義語で置き換える以外に、「比喩表現を使う」方法を紹介しました。比喩表現を上手く使えると、相手が自分をイメージしやすいだけでなく、個性的で面白いフレーズが生まれやすいです。

ここでは、実際に比喩を使ったキャッチフレーズにどんなものがあるのか見てみましょう。比喩表現を使って、キャッチフレーズを作るときの参考にしてください。例を参考に、自分の長所を当てはめれば、魅力的なキャッチフレーズができるでしょう。

すぐに使えるフレーズ5選

1年中咲くひまわり

ひまわりは太陽のように明るいイメージの花です。そのため「明るい笑顔」を表すのにぴったりです。このフレーズには、いつも明るい笑顔を絶やさない人というポジティブな印象があります。

成長を止めない雪だるま

雪だるまは、小さな雪玉をどんどん大きくして作っていきます。そのため、良い・悪いなど様々な経験を糧に、どんどん大きく成長できる印象が伝えられます。

人間接着剤

仕事は、たくさんの人が関わり合いながら進んでいくものです。人と人との間に入って調整役をしたり、チームの雰囲気を良くするなど、人間同士の結びつきを強めたりサポートできる人は重宝されます。

人と人とをつっくつける役割を「接着剤」という言葉に置き換えた例です。

名画を彩る額縁

仕事をする上では、裏方としてのサポートも大切です。名画に対する「額縁」という言葉を使えば、自分自身がサポート役ができる人間であることを印象づけられます。

踏まれても立ち上がる雑草

雑草は、強い植物です。踏まれても立ち上がる雑草に自分を例えると、ちょっとやそっとでは諦めずに努力し続ける忍耐強い人間であることをアピールできます。

キャッチフレーズのNG例文

自分を伝えるためのキャッチフレーズを作る上で、たくさん悩んだり、色々なものを参考にしたりするかもしれません。自分自身を分析し、悩み考え抜くのはとても良いことです。

しかし、悩みすぎて、回りくどいキャッチフレーズになり、印象に残らない結果となることもあります。奇をてらいすぎて、意味がわからないキャッチフレーズになると、聞き手は理解できない可能性があります。

ここでは、キャッチフレーズのNG例文と何がいけないのかポイントをまとめてご紹介します。NG例を知って、避けるべき表現を学んでいきましょう。

NG例①安直すぎる

下の例文は、安直になってしまい、キャッチフレーズである必要がなくなってしまう例です。この場合、キャッチフレーズという枠組みにとらわれすぎてしまい、それ以外の正確な情報や本人の印象が伝わりにくくなってしまいます。

NG例:ポジティブな人間

改善例:Mr.ポジティブ/Ms.ポジティブ

ただ、ポジティブであると伝えたいのであれば、「私は何があってもくじけずポジティブに考えられ、何度でも挑戦し、納得できるまで取り組みます。」というように文章として伝えた方がより効果的です。

また、ポジティブさを伝えたいのであれば、その性格をどのように活かせるのかまで表現できれば好印象になり、面接官の印象にも残ります。

NG例:私は読書家です

改善例:私は本の虫です

たくさん本を読み、知識を増やすのは社会人にとって大事です。しかしこのフレーズだと、自分が本をたくさん読むことをそのまま表現しているだけです。

それがどのように活かされるのかがイメージできないため、魅力的なキャッチフレーズとはいえません。

NG例②ネガティブな印象になる

紹介する2つに例は、ネガティブワードが入っています。少しネガティブに捉えられそうなワードをキャッチフレーズ内に入れると、悪い印象を得やすくなってしまいます。

できるだけネガティブワードを入れないで、キャッチフレーズを作ると失敗が少ないでしょう。

NG例:私は風邪に嫌われる男です

改善例:私は健康と友達です

健康管理がしっかりできると伝えたいのかも知れませんが、「嫌われる」という否定的な言葉を使ってしまっているため、自分自身のイメージを落とすニュアンスになってしまっています。

NG例:寡黙な作業家

改善例:最強のコツコツタイプ

「寡黙」は一見カッコ良いと感じるかもしれません。確かに、作業をする際におしゃべりするよりは、静かに黙々と作業をこなす人の方が良いと考える人もいるでしょう。

しかし、社会に入ったのであれば、寡黙な人よりもコミュニケーションを円滑におこなえる人材が求められます。そのため、寡黙さをアピールする必要性はそれほど高くありません。

必要なときに円滑にコミュニケーションを図りながら、作業をおこなえる人をアピールする方がより印象的になります。

NG例③仕事に関係がない

NG例:私は水泳一筋の人間です

改善例:私はマグロのように泳ぎ続けます

これまで1つのことに集中して取り組んできたとアピールしたいのかもしれませんが、「水泳」がどう仕事につながるのかがわかりません。自分が希望する職種に関係のないキャッチフレーズでアピールしても効果はありません。

改善例としては、「マグロ」で例えて継続力をアピールしましょう。NG例でアピールできていることは、水泳を続けてきたことだけです。就活でアピールするのであれば、「継続力」を表現するキャッチコピーをつけましょう。

また、学生時代までであればいいかもしれませんが、社会人となるとひとつのことだけに取り組めばいいわけではありません。複数の物事をを同時に行う能力が、必要な仕事も多いのです。

自分が志望する職種や企業が、どのような人材を求められているか確認したうえで、キャッチフレーズをつけてください。そのためいは、しっかりと自己分析、企業分析をした上で仕事に活かせる長所をアピールしましょう。

インパクトにこだわりすぎると失敗する

キャッチフレーズは、インパクトがあれば採用担当者に良い印象が残せるとは限りません。何より大事なのは、そのキャッチフレーズがきちんと自分の特徴や企業の求める人物像にはまっていることです。

面接でキャッチフレーズについて説明を求められた場合、具体的な経験などから根拠のある自己PRができなくてはなりません。もしキャッチフレーズのインパクトが強かった場合、そこからの自己PRが魅力的でないと、逆に印象が悪くなってしまう可能性もあります。

ここでは、インパクトにこだわりすぎない点のほかに、注意点を2つ紹介していきます。悪い印象を与える可能性のあるキャッチフレーズを避けるためにも、注意点を把握しておきましょう。

的外れなアピールにならないようにする

自己PRでは、企業にとって「自分は必要な人材だ」とアピールすることが目的です。例え自分を完璧に表せているキャッチフレーズであったとしても、その企業での仕事に活かせなければ採用されることはありません。

例えば、営業関係の面接を受けるとき、企業が求める人材を考えていきましょう。丁寧に仕事ができることや、人並み以上の事務処理能力ももちろん必要ですが、営業に最も求められるのは「コミュニケーション能力」です。

どんなにタイピングを打つのが早かったとしても、周囲や取引先とのコミュニケーションが取れなければ「企業に求められている人材」として当てはまりません。

的外れなアピールにならないように、面接を受ける企業の職種や社風を事前に調べてからキャッチフレーズを考えましょう。

回りくどい表現は避ける

回りくどい表現の場合、相手に要点が伝わらない可能性があります。回りくどいとは、話し方や手段、表現がストレートでわかりやすいものではなく、遠回しで間接的にものごとを伝えることです。

話している本人は相手に伝わるように話しているつもりでも、聞き手にとっては回りくどい表現をしている人もいます。回りくどい表現だと、聞いている相手はさまざまな捉え方をするでしょう。

また、自分に自信がないのか、本心を述べていないのではないか、など臆病に見えてしまったり、マイナス評価につながってしまう場合もあります。

回りくどい話し方は、相手に要点が伝わらないだけでなく、整理をして話が出来ない人、質問の答えが的確に返ってこないと思われる可能性もあります。回りくどい表現は避け、わかりやすくストレートに表現すると良いでしょう。

覚えやすいキャッチフレーズを選ぼう

ここまで、キャッチフレーズの作り方や例、注意点などをご紹介してきました。就活で勝ち残るために重要なことは、いかに担当者の印象に残るかです。ここでご紹介した例を参考に、オリジナルのキャッチフレーズを考えてみてください。

注意点は、キャッチフレーズは覚えやすいものを選ぶことです。あなた自身が覚えやすいだけでなく、企業の担当者も覚えられるようなキャッチフレーズを考える必要があります。

魅力あるキャッチフレーズであなたの良さをしっかりと印象づけ、就活を成功させましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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