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【慎重さをアピールしたい】就活の書類選考と面接で長所として伝える際のポイントと例文を解説

慎重な性格は長所でもあり短所でもある

自身の長所として、慎重さをアピールするためにはどうすれば良いのでしょう。物事を慎重に進めることで失敗を減らすこともできますし、しっかりと準備をしてから望むことで、確実な成果を期待することができます。

しかしその反面、時間がかかりすぎる、臆病になって行動を起こせないなどのデメリットも存在しています。慎重さは長所としてアピールすることができますが、マイナスの要素も含まれていますので、短所と捉えることも可能です。

マイナスの要素が含まれているだけに、長所としてアピールしても伝え方を間違えれば悪印象を与えてしまう可能性もあります。慎重な性格は長所でもあり、短所でもあるので、長所としてアピールする際には充分に気をつけましょう。

他にどんな長所があるのか確認したい場合は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

慎重さが仕事に求められていることが大切

業界や仕事の内容によっては、慎重さに非常に重きを置いている場合もあります。例として医者やカウンセラーなどは、技術面でも人間の心理面においても、明るい接し方を必要としながらも、手元や話し方などに極めて注意を払いながら、職務を遂行する必要があります。

また、一般の職業においても、例としてスーパーなどのレジの売上金などを管理する立場の場合は、お店の売り上げに直結する部分を扱うだけに慎重になることが求められます。

自己分析をして慎重な性格を具体的に伝える

慎重な性格をアピールするためには、具体的なポイントを抑えてまとめることが必要です。エントリーシートなどを作成する過程で、自分の自己分析をしてアピールできる部分をまとめる作業をすることもあると思われます。

その時に今まで経験してきた数々のことを時系列で思い出し、どのようなときにどのような慎重な行動を取ったかを思い返しながら、その部分を採用担当者に論理的かつわかりやすい形でアピールする必要があります。

自己分析のやり方はこちらの記事で確認しておきましょう。

慎重な性格を発揮したエピソードを用いる

採用担当者にわかりやすい形で理解してもらうためには、あなたが活躍した具体的なエピソードを記載することがベストな手段です。あなたが慎重になった時とは、どのような状況なのか、チームや部活動などの作業においてどのような影響を及ぼしたか、といった点をわかりやすく記載するとよいです。

あなたが学習し経験した内容を、採用担当者に理解してもらうことが一番大切なポイントですので、このことを念頭に置きながら論理的に記載することが一番大切なポイントです。

人柄が伝わる内容を述べる

慎重な性格のエピソードを述べる際、企業側はそのエピソードからあなたの人柄を見ていると把握しておきましょう。企業が採用を決める際、人柄は重視しているポイントのひとつです。転職の場合は、スキルを第一に求める企業も多いですが、新卒の場合は異なり、人柄を第一に求める企業が多数あるのです。そ

のため、慎重さを伝えたいのであれば、あなたがどういった人柄なのかが十分に企業に分かるような内容にしてください。伝えるためには、エピソードに具体的な事例を用いることをおすすめします。自分の経験を振り返って、「どんな出来事が起こった際に、どのように行動した」のか考えてみましょう。具体的な例を用いることで、信憑性が増しますので、企業側も納得します。

仕事にも活かせる内容を話す

エピソードを話す際、人柄を踏まえた具体例を伝えると同時に、その慎重さが目指す仕事にどのように活かすことができるのかを含める書き方をすることもおすすめです。仕事内容によっては、慎重さが重要なものもありますし、目指す職種によっては、慎重さがなくては務まらないものもあります。

企業・職種研究をおこなう際には、自分の慎重さをどのように活かすことが出来るのか考えて、エピソードに含めることで、企業から「あなたを採用したい」と思わせることができるでしょう。上記でも述べたように、慎重は長所にも短所にもなります。慎重さが仕事に活かすことができれば、「慎重」はよりあなたの長所に繋がるでしょう。仕事上でどのように活用できるかを具体的に話す事が大切です。

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慎重さをアピールする際のコツ

慎重さは長所としてアピールすることができる題材ですが、アピールの仕方を間違えれば悪印象を与えてしまいます。慎重さの中にはマイナスの要素も含まれていますので、上手にアピールしなければ高評価を獲得することはできません。

慎重さはアピールが難しい題材ですので、アピールの内容はしっかりと考える必要があります。慎重さを長所としてアピールするにはコツがありますので、それを踏まえて高評価を獲得できるアピール方法を考えていきましょう。

長所として捉えていることを最初に話す

慎重さをアピールするときのコツとしては、長所として捉えていることを最初に話すことが挙げられます。慎重さは短所としても捉えられるので、「長所である」ことを最初に話し、面接官に印象付けておくことが大切です。面接では印象付けを行うことが非常に重要で、最初に慎重さは長所であると印象付けることができれば、面接官に先入観を与えて、アピールを進めることができます。

印象付けを行わないままにアピールを行ってしまうと、アピールの内容によっては短所なのではないかと思われる可能性もあるので、注意が必要です。最初に良い印象を与えることで、アピールも有利に進めることができますので、必ず長所として捉えていることを明言してから、アピールを進めるようにしましょう。

優柔不断だと思われない言い方をする

慎重さは短所につながりやすい題材ですので、マイナスの印象を与えないように、アピールの言葉の選び方などにも充分に注意が必要です。特に慎重であることは優柔不断だと思われやすいので、そう思われない言い方を心がけるようにしましょう。慎重さをアピールしても、言い方などで優柔不断と思われると短所であることを相手に印象付けてしまいます。

短所であると印象付いてしまえば、どれだけアピールしても効果が半減してしまいますし、場合によっては評価そのものがマイナスになってしまう可能性もあります。言葉の使い方次第で印象は大きく変わりますので、優柔不断に思われないような言葉遣いを心がけ、面接でもハキハキとした口調で答えるようにしましょう。

短所としての優柔不断についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、併せて読んでみてください。

堂々と自信を持って話す

「慎重」が「優柔不断」と捉えられないようにするためにも、面接では堂々と自信を持って面接官に話すようにしてください。おどおどと話すことで、長所である慎重さは、優柔不断で何も判断のできない人材だと思われかねません。また、慎重さをいくら人柄や慎重さを仕事に活かすことができるとアピールしたところで、仕事効率の悪い、または人から指示されなくては動けない人材だと判断される場合もあります。

そのため、慎重さを長所としてアピールする場合には、面接官の目をしっかり見て、優柔不断と慎重の違いがはっきり伝わるような話し方をしましょう。大きすぎる必要はありませんが、話す時には相手にしっかりと聞こえるようにはっきりと発音するように意識すると上手く話せます。

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慎重な性格は「仕事が丁寧」であることに重点をおく

慎重な性格であることの長所は、仕事で失敗しにくい、周到に準備を進めることができることです。言い換えれば仕事が丁寧であるということであり、慎重な性格をアピールするのであれば、仕事の丁寧さに重点を置くことが大切です。早くても雑な仕事をする人は嫌われますし、いい加減な仕事をすれば信用を失う可能性もあります。仕事が丁寧であることは、ビジネスマンにとっては大きな美点ですので、そこに重点をおいてアピールしていきましょう。

自己PRについてより詳しく確認したい場合は、こちらの記事を読んでみてください。

仕事の確認が丁寧でミスが少ないことをアピール

仕事が丁寧と一口に言っても、丁寧さにもさまざまな種類があります。慎重な性格で仕事が丁寧であることをアピールするのであれば、仕事の確認が丁寧でミスが少ないことをアピールするといいでしょう。仕事はミスは許されるものではありませんが、人間誰しもミスをしてしまうこともあります。

しかしそのミスの大半は大抵が確認を怠ったことによるミスです。簡単なミスですので、挽回するにもそれほど苦労しないことも多いですが、小さなミスでも何度もしていれば信用を失うことにつながります。また小さなミスが、大きなミスを誘発することもありますし、ミスは少ないに越したことはありません。仕事の確認が丁寧であり、ミスが少ないことは評価されるポイントですので、それを重点的にアピールしていきましょう。

丁寧に仕事をする分の対策を提示する

仕事を慎重に、丁寧に進めることで、ミスを少なくすることができます。しかし慎重に仕事をしようと思えば、その分人よりも遅れを取ってしまうこともあります。丁寧に仕事をするのは大切なことですが、仕事ではスピードも求められますので、その対策を提示することが大切です。

例えば対策として、丁寧に作業する分、周囲よりも早めに仕事に取り掛かることなど、事例を踏まえてアピールするといいでしょう。大学の勉強や文化祭の施策などから周囲よりも早く、行動した経験などを語ると好印象を得やすいです。慎重な性格に含まれるマイナスの要素から逃げるのではなく、それを踏まえた上で対策を提示し、他の人に劣らないことをアピールしていきましょう。

慎重さを長所としてアピールした際の例文

慎重さを長所としてアピールするときのポイントを学べば、それをアピールする自己PRを考えていきましょう。慎重さは短所の要素も含まれていますので、いかに長所としてアピールし、評価されるかがポイントです。

長所としてアピールするためにはさまざまなポイントがありましたが、例文を参考にさらに理解を深めていきましょう。慎重さは上手にアピールできれば、高評価を得ることもできる題材ですので、例文を見ながら自身のアピールも考えていきましょう。

例文①

私の長所は慎重なことです。丁寧に作業をすることで、ミスをすることなく目標を達成することできます。私は大学時代に文化祭の実行委員をしていました。私の仕事は当日に入口で配布する学内の地図を作成することでした。私は周囲に遅れないように早めに行動し、地図の作成に取り掛かりました。前年度に使用したデータがあり、それをもとに作成しましたが、データには間違いがいくつもありました。私は実際に学内を回ることで正確な地図を作成し、当日に間に合わせることができました。私は御社でも、丁寧な仕事を心がけ、ミスなく目標を達成したいと考えています。

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例文の①では、丁寧に作業で、ミスなく目標が達成できる慎重さがアピールされています。冒頭で長所は慎重なことと明言することで、慎重さを長所と捉えていることを印象付けることができています。またどのような慎重さであるかを具体的に語ることで、能力がイメージしやすく好印象です。

例文では文化祭の実行委員でのエピソードが語られ、周囲に遅れないように早めに行動したとあります。早めに行動することで慎重さゆえの遅れをカバーすることができています。エピソードでは前年度のデータをもとに地図を作成したとありますが、前年度のデータのミスを発見できていることで、ミスなく作業ができる能力の裏付けがしっかりとできており、好印象でしょう。

例文②

私の長所は慎重なことです。慎重に作業を進め、一つ一つのことに対して誠実に向き合うことができます。私は経済学部に所属しており、ゼミでは地域活性化についてを学びました。ゼミでは期末に研究発表の場があり、それに向けて研究を進めていました。主に文献で研究を進めましたが、文献だけでは分からないこともありました。曖昧なままではいい発表はできないと考え、実際に研究対象の土地に足を運び、現地で調査を行いました。その結果問題は解決し、研究発表も完璧に行うことができました。私は御社でも、どんな仕事にも真剣に取組み、慎重に作業を進めることで間違いなく仕事を達成し、活躍したいと考えています。

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例文の②では、慎重に作業を進めることで、物事に対して誠実に向き合うことができることがアピールされています。慎重に、失敗しないように物事に向き合うことは、物事に対して真剣で誠実であることと同じです。

解釈を変えれば、慎重さのアピ―ルはさらに幅広くなります。エピソードとしてゼミでの研究が語られており、研究を進め、曖昧なことを解決するために現地に足を運んでいます。現地に行く苦労をすることで物事に誠実に取り組む姿勢がアピールできていますし、行動力を提示することで優柔不断な印象を払拭でき、好印象です。慎重さをしっかり長所として印象付けられており、マイナスの印象を取り払うことで、高評価を得やすいアピールになっています。

例文③

私の長所は慎重であることです。慎重に準備を進めることで、たとえトラブルが起きても、素早く対処することができます。私は大学時代に居酒屋のホールでアルバイトをしていました。ある日大型の宴会が二つ重なり、とても忙しい日がありました。私は忙しくなることが事前に分かっていたので、前日から仕込みを多めに行い、バックヤードの倉庫でも必要になりそうなものを取り出しやすい位置に移動させておきました。当日は予想通り忙しく、仕込みもなくなり、割りばしがなくなるトラブルもありましたが、前日に準備をしていたことで何とか乗り切ることができました。私は御社でも慎重に準備を進め、リスク管理を徹底して仕事をしたいと考えています。

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例文の③では、慎重に準備を進めることで、トラブルにもすぐに対処できることがアピールされています。慎重な人は念入りに準備を進めますし、失敗しないようにだけではなく、失敗したときのことを考えて、準備を進めていることも多いです。トラブルを想定して準備をすることもビジネスでは大切であり、好印象でしょう。

エピソードでは居酒屋でのアルバイトの経験が語られ、宴会が重なり、忙しいことが見込まれたので、いつも以上に準備を行ったとあります。忙しくなることを事前に予測していることで、先を見越して考えられる思考力で、準備が必要と考え行動すること、で行動力もアピールできています。行動力を示すことで、優柔不断ではないことがアピールできており、さらに好印象です。

短所だと勘違いされない言い方をしよう

就活では自身の長所をアピールし、魅力的な人材であること、採用メリットがある人材であることをアピールすることが大切です。慎重さも長所をアピールする題材として使用することができますが、アピールの仕方には充分に注意しなければなりません。

慎重な性格であることにはさまざまなメリットがありますが、同時に短所の要素も含まれています。アピールの仕方次第では慎重さは短所と捉えられ、悪印象を与えてしまう可能性がありますので、短所と勘違いされない言い方でアピールするようにしましょう。

慎重さは仕事をミスなく進める、丁寧に仕事ができるなど優れている点がたくさんあります。ビジネスでは重宝される能力でもありますので、正しくアピールして高評価を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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