業界研究

【銀行就職を目指したい】厳しい世界ながら魅力的なメリットも|就活生の疑問を一発解決!

銀行就職の現状

就職活動をされている学生さんにとって、銀行への就職は現在でも希望ランキングの上位を占めています。やはり、過去から日本の経済を牽引してきた存在として、また、ステータスとして高い存在感があり、就活生にとっては憧れなのです。

このような銀行ではありますが、かっては、都市銀行が15行あり、さらに長期信用銀行、信託銀行なども含めて大銀行と言われた時代がありました。それに比べますと、現在のメガバンクと呼ばれる銀行の数は片手でおさまるようになり、地方銀行、信用金庫などもその数はかなり少なくなっています。

従って、銀行への就職は過去よりも狭い門になっており、就活生の競争もより厳しくなっているのです。このような銀行の就職につきまして、就活生の皆さんの疑問についてお答えします。

銀行に就職するメリットとは

銀行には、未だに高いステータスがありますが、就職するにおけるメリットは何なのでしょうか。銀行には、他の企業にない、魅力、メリットがあるため、就活生においても憧れの存在になっています。この銀行に就職することのメリットにつきまして、まずご説明しましょう。

安定していて社会的に信用されやすい

銀行は、高度経済成長時代のように日本の産業界を牽引する存在ではなくなっているものの、まだまだ給与水準も高く、お金を扱う信頼できる存在として認められています。銀行業界そのものは厳しい競争環境にあり、銀行員に求められるものも高く厳しくなっていますが、それだけに社会的にも信用を得やすい立場にあると言えるのです。

結婚などの際にも、相手が銀行に勤めているとなれば、その安定した立場や収入面での評価も高いだけに、スムーズに運ぶことが多いと言えます。また、部屋を借りる場合でも、銀行員と聞けば、すぐに信頼してもらえて簡単に決めることが出来ます。

このように銀行員には、お金を扱うスペシャリストとして、安定していて社会的にも信用できるというイメージが強く、それだけに就活生にとってのステータスも高いと言えるのです。

金融のプロになれる

銀行員には金融のプロというイメージが強いと言えます。金融とは、読んで字のごとく「お金を融通する」という意味ですが、お金は経済の血液とも言われるように現代の資本主義においては非常に大切なものです。

そのお金の経済、すなわち現代の金融経済は、デリバティブと呼ばれている金融派生商品などのように数学・統計学にIT技術を駆使してさまざまな金融分野を開発しています。すでに、金融経済は実体経済の10倍以上の規模に膨れ上がっており、お金のプロということはそのような膨大に拡大した金融経済を支えるプロと言えでしょう。

女性行員の数が多く活躍できる

銀行の店頭に行けばわかりますが、窓口はほとんどが女性が占めています。すなわち、女性が活躍できる職場でもあるのです。窓口業務に精通することで、端末業務に詳しくなりますし、お客様との人間関係にも精通できます。

その意味で、女性にとって社会で活躍しているという実感を持てる職場と言えるでしょう。また、男性の場合は、職場に女性が多いだけに結婚という点でも相手を探し易い環境にあると言えるのです。

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就活生に人気の銀行ランキング

東洋経済新報社が出版しています就職四季報の2017年版によりますと、就活生の就職人気ランキングでは、2位が三菱東京UFJ銀行、3位がみずほフィナンシャルグループとなっています。やはり、就活生においては銀行、特にメガパンクの人気は依然強いと言えます。その就活生の銀行の就職人気ランキングを見てみましょう。

  1. 三菱東京UFJ銀行
  2. みずほフィナンシャルグループ
  3. 三井住友銀行
  4. 三菱UFJ信託銀行
  5. あおぞら銀行

このように、銀行業界におけるメガバンクの人気は非常に高いと言えるのです。メガバンクの場合には、活躍できる範囲、すなわち、エリアも広く、業務も国際業務など今後の銀行業界においては将来的に収益分野として期待が高い分野を扱うことも出来ます。

それはやはり、金融のプロと言われ、金融技術に精通することが出来る機会があるということにつながるのです。銀行業界は、バブル崩壊によって大量の不良債権を抱え込み、一時は経営そのものが危ぶまれる時期がありましたが、経営合理化と業界の統廃合による淘汰によって環境的には好転しつつあります。

もともと金融技術的には海外のメガバンクに比べますと遅れていましたが、それ故にリーマンショックなどによる損失はそれほど膨らまなかったと言えるのです。現在、世界のメガバンクはまだ再編途上にあるだけに、我が国のメガバンクにとっては大きなチャンスとなっていると言えます。それだけに、就活生の人気も高まり、一時破綻したあおぞら銀行も人気上位に入ってきているのです。

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銀行就職に有利な学部

一般的には、銀行に就職しようとする場合に有利と言われているのは、法学部・経済学部・商学部などです。しかし、現在では、銀行業務も多岐に分かれており、必ずしもそれらの学部に限られることもなくなっています。

昔は理系の学生はほとんど採用されませんでしたが、デリバティブなどの金融派生商品には、数学的な知識や詳しいIT技術に関する知識がなければ理解できない金融技術分野が多く存在するようになっています。そのため、メガバンクなどの海外業務の多い銀行では理系の学生も多数採用されています。

また、海外業務が収益の大きな柱になりつつあるだけに、語学力も要求されますので、文系の学生にも門戸が開かれるようになっています。このように銀行の求める人材は多様になっているのです。

銀行就職に有利な資格

就職活動で銀行を受ける際、持っていることで有利になる可能性のある資格があります。銀行は就職してから勉強の毎日です。特に入社して3年目あたりまでは、さまざまな資格の取得に向け、多くの時間を費やすことになるでしょう。全ての資格は実務を進めるにあたって必要な知識を身につけるために取得するものです。

つまりどのような資格を取得しているかで、仕事に関する知見の深さを一部垣間見ることが出来るのです。以下、銀行就職に有利になる可能性がある資格になります。もし保有しているのであれば、この点もしっかりと面接でアピールするようにしましょう。

日商簿記検定

日商簿記検定は銀行就職に有利に働く可能性があります。銀行の仕事で最もイメージしやすいものは、「企業への融資業務」だと考える人が多いでしょう。企業に融資を実行する際には、「本当にその企業にお金を貸して大丈夫なのか」を見極めるために企業の財務諸表など様々な資料を見ます。

日商簿記検定は財務諸表の見方と、そこから企業の経営体質を見極める術を学ぶものなので、実務に直接役立つ知識なのです。現在、銀行の仕事は非常に幅広く、「この知識があれば事足りる」というものはありません。しかし、日商簿記検定を保有していることは、銀行で働くにあたって、必要な知識を持っていることをアピールする材料となります。

社会保険労務士

社会保険労務士の資格も銀行就職において有利に働く可能性があります。社会保険労務士と聞くと、「具体的に何をする人なのか」と思う人も多いことでしょう。社会保険労務士は企業における社会保障制度に関するプロフェッショナルです。社会保険の加入手続きもそうですし、確定申告の手続きも行います。

労働契約や就業規則の作成も社会保険労務士の業務です。労働環境を大きく左右すると言っても過言ではないのです。上述の通り、銀行の融資業務に関しては、融資を実行する際、相手企業の調査を行います。

その際、社会保険労務士としての知識があることで、より多くの角度から企業の見極めを行うことが可能になるのです。社会保険労務士は、人事や総務などの職種でも非常に重宝される資格です。しっかりとアピールするようにしましょう。

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銀行に就職すると大変なこと

よく銀行に就職するとノルマなどが大変で、親類などに頼み込んで口座を作ってもらったというような話も聞きます。このような銀行に就職した場合、仕事は大変なのでしょうか。この点についてご説明します。

ノルマ

銀行、特に支店に配属になりますと、貸付目標、預金獲得目標、口座獲得目標などで厳しいノルマが課される場合が多いと言えます。

そのために、支店のエリアの主要顧客を精力的に回る必要がありますし、地域の名簿を見ながら知らないお宅にも訪問して口座の獲得や預金の獲得を行う必要があります。特に、地方銀行や信用金庫などの地域に密着した銀行ではその傾向が強いです。

また、メガバンクの場合は、どちらかというと貸付目標のノルマが厳しく、支店エリアの企業を回って貸付の需要を掘り起こしていく必要があります。個別のお宅や企業を回れば、追い返されるような経験もしなければなりません。プライドが高い方にとっては大変な経験をしないといけない場合があるのです。

最近は、サービス残業に対する社会の見方や規制が強くなっていますが、銀行員の場合には、会社を退社してから戸別訪問したり、企業との付き合いが行われます。従って、時間的に制約は大きくなり、その面での覚悟も必要です。

ハイレベルな正確性が要求される

銀行は正確でなければ、利益の出ない商売です。1円でも計算が合わなければ、夜遅くまで残って原因の追究が行われます。そのために、日ごろの業務や定期検査の際には厳しくチェックされて、ミスに対する追及も徹底的に行われるのです。

その追及に嫌気がさして、辞める方も出るほどで、精神的な負担はかなり大きくなります。几帳面な方であればよいですが、学生時代から金銭にいい加減な姿勢でいた方の場合には、それなりの覚悟が必要になります。

銀行は身元保証人を要求されるのか

銀行によっては、身元保証人を要求されないケースも一部ありますが、ほとんどの銀行は身元保証人を要求されます。銀行の身元保証人は、昭和8年に制定された「身元保証二関スル法律」に準拠して要求されるのです。保証しないといけない期間は5年になります。

ただ、身元保証人に関しては通常の会社に入社する際にも要求されるものです。身元保証人を誰にできるのかは、銀行が指定してきますので、それに従って用意すればよいでしょう。

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銀行への就職は大変だがメリットも大きい仕事

銀行を目指して就職活動をすることは人気が高いだけに大変ですが、それだけにメリットも大きいと言えます。将来が約束されることになりますので、それなりの覚悟も必要になります。

銀行業界は、バブル崩壊とリーマンショックという大きな荒波を乗り越えてきただけに、生き残った銀行には今後大きな期待も出来ます。今後の銀行業界を背負うという気概をもって挑むことが必要です。頑張って、就活をしてください。

監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年2月、北海道生まれ。小樽商科大学卒業。 2010年4月に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。 IT・小売・外食など幅広い業界にわたって300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学の就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を行なう。 現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。