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正しい髪色を確認して不安なくインターンに参加しよう!
就職活動では、業界研究や面接対策、SPIの勉強はもちろん大切ですが、服装や髪型などの見た目もとても重要です。なかでも悩みどころは髪色でしょう。
服装ならば出かける前にリクルートスーツを着て就職活動用の靴を履き、鞄を持ち替えれば良いですが、髪色は就職活動のときだけ変えることはできません。
絶対的に黒でなければ就職活動ができないというルールもありません。そのため、ある程度自分らしさを残しつつ、表情や話し方、内容でのアピールを邪魔しない正しい髪色を確認しておく必要があります。
この記事では、インターンシップの場での髪色について詳しく紹介していきます。
就活の身だしなみは清潔感を保ちつつ自分らしさを演出することも大切
就活の身だしなみにおいて、悩む人は多いです。第一印象に影響を与える大きな要素だからこそ、身だしなみについて悩むかもしれません。しかし、大前提として就活の身だしなみに、どの企業にも共通する「正解」は存在しません。
そのため、清潔感を保つことは前提として、自分らしさを演出することも大切だと覚えておきましょう。解説した内容は参考にしたうえで、自分自身で考えて納得して選択することが大切です。
就活生に聞いた! 髪色を変えようと思った理由
就活が本格化する時期には、落ち着いた色に髪色に変えた学生が大学内に増えたと感じたことがある人も多いはず。では実際のところ、就活に向けて髪色を変えたことのある就活生の皆さんはどのような理由で髪色を変えることにしたのでしょう。
就活生の皆さんに調査してみたので、気になる理由を見ていきましょう。
就活では黒や落ち着いた色が当たり前だと思っていたという声が多数
集まった回答の多くは、就活においては黒や暗めの茶色にすると聞き、それが当たり前だと思っていたというものでした。
就活生の中で、「就活で黒」というイメージがあり「みんながそうしているから」という理由で黒髪に染めているという人もいるようです。
清潔感や真面目な印象になると考え染めたという声も
回答の中には、清潔感や真面目な印象になると考えて黒髪や暗めの茶髪に染め直したというものもありました。
落ち着いた髪色にすることで、真面目な印象や清潔感を印象付けることができると考えて、髪色を変えている就活生も多くいるようです。
自身の判断にせよ周りの影響にせよ、就活に向けて髪色を変える学生は多くいるのが現状です。ぜひこの記事で、落ち着いた色が好まれる理由や、髪色の明るさによって変わる印象の違いなどを参考にして自分らしさを表現できる身だしなみに整えてください。
就活マナーには気をつけてください
39点以下は要注意な就活力診断で確かめましょう
「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、いざという時にできないとそれが原因で選考に落ちてしまう可能性があります。
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落ち着いた髪色が好まれる2つの理由
なぜ落ち着いた髪色だと印象が良いのかというと、就職活動に真面目な姿勢で臨んでいるかが伝わってくるからです。
おしゃれに染めた髪色でインターンシップに参加している人よりも、状況にふさわしい髪色で印象に気を配った人の方が就職活動に対する真剣さが伝わります。
社会人になれば、お客様や同僚にどう思われるかを考えて行動しなければなりません。インターンシップに参加するときに身だしなみを整えることも、相手の立場に立って考えるということの一つです。
将来必ず必要とされる考え方が自然とできていると当然良い印象を持ってもらえます。
就活における黒染めについてはこちらでもまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
①学生らしさを感じられるから
落ち着いた髪色は単に「真面目」「清潔」という印象を残すだけではなく、「学生らしさ」を感じられることもポイントの一つです。
日本企業の多くは新卒一括採用を主たる採用活動として実施しており、新入社員は一斉に入社し、数年間の研修を経て一人前になっていくという特徴があります。
そのため企業側が新卒社員に求めるものは、専門性ではなく「フレッシュさ」「素直さ」「何事も受け入れ手成長していこうという前向きさ」などです。
必ずとは言えませんが、落ち着いた髪色のほうがフレッシュな新人になってくれそうな「学生らしさ」を感じることができます。
②明るい色の髪だと遊び感覚で参加していると感じられてしまう
反対になぜ明るい髪の印象がよくないかというと、就職活動の一環であるインターンシップという場におしゃれをしてきていると感じられてしまう可能性があるからです。
おしゃれをすること自体はもちろん悪いことではありません。しかし、おしゃれかそうでないかで評価するのではなく、着飾っていないその人らしさ、人間性を見極めたいと考えて企業はインターンや面接を設けているのです。
そのため、あまりにも明るい髪色などで参加すると、インターンよりも普段のおしゃれを優先している、インターンの意図を理解せず遊び感覚で来ていると面接官が判断する場合も考えられるのです。
自分が社会人になったときに必要とされる考え方はどのようなものかを意識して、自分の目線だけでなく、他人からどう見られているかという点も気にかけましょう。
髪色のレベルと印象の違い
染色による髪色の程度を「カラーチャート」というもので見ることができます。カラーチャートとは4~15までの数字が髪の色を表したもので、数字が小さいほど暗い色を、数字が大きいほど明るい色を指します。
中には髪色に寛容な業界や企業もありますが、「この業界は茶色の髪色でも絶対に大丈夫」という明確な基準ははなく、あくまで傾向です。
自分の志望する企業ではどんな性別、年齢層、社会的立場の人をターゲットとし、もし入社することができたらどんな人と接することになるのかを想定して、ふさわしい髪色を判断しましょう。
就活における茶髪の扱いやカラーレベルについては、こちらの記事も併せて読んでみてください。
レベル5~7の印象
レベル5~7は一般的に思い浮かべる「茶髪」よりも暗い髪色です。日本人の平均的な黒髪はレベル4~5と言われていますので、レベル5~7は、地毛またはかなり暗めのカラーリングをした状態です。
接する相手に「落ち着いている」「自然体」「誠実」などの印象を残せる髪色ですので、男女問わず幅広い世代で好感を持たれます。
多くの人と接する機会があるB to Cの業界でサービスをおこないたいという人はレベル5~7の髪色を意識しましょう。「インターンシップに参加するには髪色が明るすぎる」という場合のカラーリングの基準にするとよいでしょう。
レベル8~10の印象
レベル8~10は少し暗めの茶色からいわゆる「茶髪」までの幅の髪色です。「おしゃれ」「明るい」「活発そう」というプラスのイメージを持たれる一方、人によっては「不真面目そう」というマイナスイメージを持たれてしまうこともあります。
マイナスイメージを持たれてしまうということは、インターンシップに参加するときには絶対にNGな髪色と思われるかもしれません。
しかし、おしゃれをすることが仕事と直結する業界や、一部のB to B企業などはこのレベルの髪色でも問題なく受け入れてもらえる場合があります。
ただし、たとえば業種としては同じメーカーに分類されていたとしても、企業が製造する製品によって接する相手が全く異なり、求められる印象に差がある場合もあるでしょう。そのため、業種だけで判断するのは注意が必要です。
業界ごとの髪色の基準の傾向
インターン生に求められる髪色は、その業界や職業柄などによっても異なります。もちろん全ての人が同じ基準という訳ではなく、社員がOKだとしてもインターン生はNGであることも多いますので一概には言えませんが、参考にしてみて下さい。
銀行や医療業界の場合は黒が無難
金融関係や医療系の場合、お客様と対面することも多いので、特に営業職や接客が多い場合は見た目に求められるものが大きくなります。
皆さんも銀行や病院などに行ったときは、落ち着いた髪色できちっとしたイメージの人が対応してくれることが多いと思います。
顧客から見たイメージが大切な職業なので、真面目で不快感を与えない身なりをしていた方が相手に信頼感を与えることができます。特に医療系や大手企業などは、髪形や服装に厳しいところも多く、黒髪でなくてはならないという職場も多いので気を付けましょう。
アパレルやIT業界の場合は髪色に寛容
一方で、アパレル業界などはファッションのこだわりだったり、トレンドをキャッチする力など、他の業界と求められるものが全く違います。
アパレル業界では社員そのもののファッションセンスが大事ですので、髪色に関してもあまり規定がなく、自由度が高いところが多くあります。
IT業界に関しても、接客対応というよりは、エンジニアやデザイナーなど、技術力や開発力が問われる職場です。
IT系の会社では、主に社内で業務することが多いので、カジュアルな恰好で出勤しても良い、TシャツやGパンでもOKなど、割とラフなスタイルのところも多くあります。
また、IT業界などは比較的新しい企業が多く、昔とは違って、社員の個性などを尊重してくれる傾向が強いです。しかし、私服OKだからと言って、どんな格好でも良いというわけではありません。
自由な環境でありつつも、ある程度の社会人としての常識を持った身なりが大事です。特にインターン生には真面目な姿勢が求められています。IT企業だから髪形は気にしなくて良いということはないので気を付けましょう。
アパレル業界でのインターンについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
IT業界でのインターンをまとめた記事はこちらです。
迷う場合は企業の雰囲気や社員に合わせる
企業側が黒髪指定ではない場合、特に短期インターンなどではその為に黒髪に戻すべきか、それとも割り切ってそのままおこなってしまうのか迷うところです。
迷った場合は、インターン先の企業の社風や、実際に働いている社員の髪色がどうかなどを見て判断しましょう。
インターンでは、学生が就業体験をする場なので、その企業の一員としての認識が必要です。たとえ「髪色自由」と言われても、その言葉のままに捉えずに、周りの雰囲気や社風、企業の意図を考慮することが大切です。
就活生に聞いた! インターンでの髪色を意識した業界・企業
業界・企業によって、重視する人柄・特徴が異なるのと同様に、髪色に対する考え方も業界・企業によってさまざまあるようです。
ここでは、就活生の皆さんに、髪色を変えることを意識した業界・企業を聞いてみたので、ぜひ髪色を変えようか迷ったときに参考にしてみてください。
真面目さが重視されると思った業界では黒髪という回答が多数
真面目さが重視されるイメージや堅いイメージの業界・企業を受けるときに黒髪にしたという回答がいくつも寄せられました。
志望業界の中でも、企業イメージや業務内容から真面目さ・誠実さを求められるところを受ける際に髪色を意識したという就活生が多いようです。
この他にも比較的「堅い」とされる業界・職種はさまざまあるので、自分の志望するものが当てはまるかを事前に確認しておくことが大切になりそうです。
業界によって黒でなくていいと判断したケースを挙げる声も
一方で、業界によっては、黒髪ではない髪色で面接に臨む判断をしたという声も寄せられました。
髪色に寛容だったり、真面目さよりも他の強みを表すために黒じゃない色を選択する就活生もいるようです。ただし、業界ごとに傾向はあるものの、企業の方針などによって違いがるので注意は必要です。
事前に社員の髪色などを髪色を確認しておくと安心して髪色を判断できますし、OB訪問などで直接社員に聞いてみるとより安心できるでしょう。いずれにせよ髪色が気になる場合は事前の確認が大切になりそうです。
あなたの身だしなみは大丈夫?
39点以下は要注意なマナー力診断で確かめてください。
「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、身だしなみで第一印象が決まるといっても過言ではなく、それが原因で選考がうまくいかない可能性があります。
そこで「マナー力診断」を活用しましょう。数分で終わる就活マナーの問題に答えるだけで、あなたの就活マナー力と改善点を把握することができます。
また服装の模範解答や、当日の持ち物リストなどもついているため、診断後も役立つものになっています。
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インターン前に髪色を変えるおすすめの方法
インターンの選考に参加することになり、今の髪色では派手すぎると感じた際には、開催日の1週間前ぐらいに染め直すようにしましょう。開催日直前では、染料が髪の毛に馴染んでおらず、違和感のある髪色になってしまいます。
また、あまりにも前過ぎてしまうと、染めた部分と染めていない部分がはっきりとわかってしまいますので、清潔感のないヘアースタイルになってしまうでしょう。
1週間前であれば、ナチュラルな髪色になる可能性が高く、相手に悪い印象を残すことはありません。髪の毛を明るくするにせよ、黒に戻すにせよ、1週間前を念頭に染めてください。
ただ、直前に髪色が気になったという場合なども考えられます。ここからおすすめの髪色を変える方法を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
美容室で染めてもらう
髪を染めると聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは「ヘアカラー」です。ヘアカラーの一番のメリットは、なんといっても持ちの良さです。
さらに、どの程度の明るさまでなら問題ないというボーダーラインも相談しながら髪色を決めることができるのは心強いでしょう。
一度美容院でヘアカラーをおこなえば2~3か月はカラーを維持することができます。自宅で染められるキットも販売されていますが、安全性と仕上がりを考慮すると、やはり美容院でプロの手に任せるのが無難で安心です。
すると一回6,000~7,000円はかかってしまいます。また、色持ちの良さはメリットである反面、2~3か月は就活に合わせた髪色でいなければならないというデメリットでもあります。
「一度染めたらしばらくはそのままで構わない」という人や、1か月以上の長期のインターンシップに参加する場合に適した染め方であると言えます。
ヘアマニキュアを使う
ヘアカラーよりも手軽に髪を染めることができるのが「ヘアマニキュア」です。ヘアマニキュアのメリットは、髪にダメージを与えないという点です。
ヘアカラーが髪のメラニン色素を脱色したうえで染色をおこなうのに対し、ヘアマニキュアは髪の内部には作用せず、表層のみを染色するため、髪にダメージを与えずに染めることができます。
一方のデメリットは、染色部分が髪の表層であるため、色持ちは1~2週間とヘアカラーと比較すると短いという点です。しかしダメージが少ないため、手間はかかるもののすぐに元の色に染め直すことも可能です。
ヘアマニキュアは、「髪にダメージを与えたくない」という人や、2週間程度の中期のインターンシップに参加する場合、選考を受ける会社数が少ないという人に適しています。
就活生に聞いた! 髪色を変えたタイミング
就活に向けて髪色を変える就活生は多くいますが、実際にどれくらいの時期から落ち着いた髪色にする就活生が増えるのでしょう。髪色を変えた就活生の皆さんに髪色を変えたタイミングを聞いてみました。
結果は半数以上は夏のインターン前には落ち着いた色に変えているというものでした。早くから変えている人が多いので、就活が終わるまで長期間は髪色を落ち着いた色にしたままということが考えられます。
細かく髪色を染め直すのは時間もお金もかかるので、早々に髪色を落ち着かせ、他のことに集中できるというメリットもありそうです。忙しくなってからではなく、早めに身だしなみを整える準備をしておくことが大切になるでしょう。
髪色だけでなく髪形にも気を配ろう
インターンに参加する際、髪色だけではなくヘアースタイルにも気を配りましょう。まず心がけることは、清潔感です。不潔な印象になる髪型は避けてください。清潔感のある印象を残すことができれば、企業からマイナスの評価になることはありません。
また、髪飾りも派手すぎるアイテムは避けてください。プライベートではオシャレなアイテムを使用していたとしても、インターンではシンプルな色合いなどのアクセサリーにしましょう。
インターンでの髪型についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ併せて読んでみてください。
清潔感のある髪形を心掛ける
清潔感を演出するためには、目にかからない程度の前髪の長さがベターです。前髪を切りたくない場合は、横に分けておでこや眉毛が見えるようにすると不潔な印象はありません。
全体的に髪の毛が長い人は、ポニーテールかハーフアップがおすすめです。結ぶ位置に注意しながら、基本的にはアップスタイルにしてください。また、ショートヘアである場合、耳を出すなどして明るい印象になるようにしましょう。
髪型によっては、輪郭が隠れてしまい、重い印象があります。髪質によっては、前髪を分けるなどすれば、ぐっと大人っぽさがアップします。顔に髪がかからないようにし、耳と眉毛が見えるようにすれば、清潔感と明るい印象をアピールすることができます。
派手な髪飾りは避ける
髪飾りはつけない方が望ましいです。ヘアアクセサリーいらずで髪の毛を整えることができる人は、極力つけないようにしましょう。
とはいえ、髪の毛が長い人であれば、まとめるときにヘアアクセサリーが必要です。その際は、シンプルなデザインで小さなサイズのヘアアクセサリーにしましょう。
デザインや大きさだけではなく、色も重要です。髪色に合わせて、黒・茶色・紺などのダーク系を選んでください。
カラフルなヘアアクセサリーは、髪の毛につけると色がとても目立ちますので、ベーシックなカラーがベターです。ビジネスシーンを意識して、アイテムを探しましょう。
業界や社風に合わせて髪色や髪型を整えよう!
ここまでインターンシップに参加する際の髪の色について解説してきましたが、採用担当者をはじめ企業側に確実に好印象を残したいならば、基本的には明るい髪色は控えるべきと考えましょう。
常に良い学生と出会いたいと願っている採用担当者の多くは、たとえインターンシップや説明会で何十人も学生がいる中でも、好印象を持った学生の名前をチェックしています。
採用担当者の目に止まれば、その後の選考で甲乙つけがたい場面になったとき、インターンシップの際に好印象だったという話を持ち出してくれるかもしれません。
たかが髪の色と思わずに、相手に残る印象をコントロールすることは社会生活にも必要なスキルであることを意識しましょう。インターンに参加する場合は、ぜひ企業側から良い印象を持たれる髪色で自身を持って参加するようにしてみてください。
【髪色に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2022年6月22日~28日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の228人