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【就活生の人気企業】文理別のランキングや企業の特徴を解説

毎年人気の企業を知っておこう

人気企業に入りたいと考えている就活生は多いでしょう。多くの場合、人気がでる企業の特徴として「給与が高い」「福利厚生が充実している」などの理由が挙げられます。

しかし、就活では単純に人気ということだけに注目してはいけません。安易な考えの元入社してしまい、「こんなはずではなかった」と入社前の理想と入社後の現実とのギャップから、早期離職してしまう人も多いです。

そのような事態にならないためにも、人気企業が他の企業と比べ「なぜ人気なのか」を理解しておく必要があります。

本記事では、人気企業に共通した特徴から、文理別の人気企業について解説しています。人気企業について理解し、就活を優位に進めましょう。

※売上高等の企業情報は、2020年3月の有価証券報告書等を参考にしています。また各情報は、各証券会社の親会社になるためご注意ください。

人気企業の3つの特徴

人気企業の3つの特徴を表した図

人気企業には、人気と呼ばれるだけの理由があります。就活をする上でも、不人気の企業に喜んでいきたいという人は少ないでしょう。それでは、人気企業になりやすい会社の特徴とはどういったところなのでしょうか。

人気企業になりやすい特徴としては、「大手企業」「高い給与や充実した福利厚生」「離職率が低い」の3つが挙げられます。

人気になる企業の特徴を理解しておくことで、イメージで就活することがなくなり、入社後のギャップを防ぐことが出来ます。

1.大手企業

人気企業になりやすい特徴として「大手企業であること」が挙げられます。大手企業とは、業界内での知名度やシェア率が高い企業のことを指します。

大手企業は、売上が数千億という企業も多く、社会的な認知度が高い傾向にあります。例えば、テレビやインターネットでも雑誌でも人気企業の名前をみることは多いでしょう。

社会的に知られているだけ、そのような企業で働くことにより、うらやましがられることも多いでしょう。友達同士や家族からも、一目置かれる存在になりやすいといえます。

また住宅購入時に、社会的信用があることで、銀行から融資を受けやすいメリットがあります。そのため、人気企業に入りたい人が多くなっています。

一方で中小企業やベンチャー企業は、上場している企業やボーナスを公開している企業は少ないです。そのため、そういった企業の不透明さから大企業の人気が高くなっているとも言われています。

「大手企業」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「大手企業」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

2.高い給与や充実した福利厚生

人気企業になりやすい特徴として「高い給与や充実した福利厚生」が挙げられます。中小企業でも月々の収入がよいところはあります。しかし、人気企業や大手企業と評価されている企業は、ボーナスが多くなっています。

例えば日本経済新聞社が行っている「夏ボーナス調査」によると、上位10社の平均ボーナス支給額は、「100~200万円」となっています。夏ボーナス支給者の平均支給額は、40万円前後と言われているため、上位10社はかなり高い傾向にあります。

また人気企業の特徴としては、福利厚生が充実していることも挙げられます。例えば、福利厚生が充実している企業は、「住宅手当」や「社員食堂」「健康増進手当」など、余暇を充実させるための手厚いサポートが多くなっています。

働く上でやりがいよりも、給与や福利厚生を重要視する人も多いでしょう。特に新卒は、社会経験がないため、「どんな仕事をしたいか」「自分は社会に何をもたらしたいか」分からない場合がほとんどです。

また、収入が不安定であれば生活の不安も出てきます。将来結婚を考えている場合、家族も養っていかなければなりません。そのため、収入をたくさんもらえる安定した企業に人が集まるのは当然といえるでしょう。

「給料」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「給料」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

「福利厚生」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「福利厚生」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

3.離職率が低い

【代表的な離職の理由】
・給与が低い
・人間関係が良くない
・残業手当など法的な賃金の支払いがない
・長時間残業・サービス残業が普通の状態になっている
・ワンマン経営
・会社が法律に抵触することをおこなっている
・親や親戚の介護

人気企業になりやすい特徴として「離職率が低いこと」が挙げられます。代表的な離職理由は、上記のようなものが挙げられます。人気企業ではこれらの離職理由が少ないことから、人気になっております。

また離職の理由は、個人によってさまざまです。中には、「介護離職」のような、プライベートに関するやむを得ない理由で辞めなければいけない場合もあります。

しかし、離職率が高い企業の大抵のケースは、「給与が低い」「人間関係が悪い」のような労働環境になります。そのため、人気企業ではそのようなケースは少なく、離職率は低くなっています。

「離職率」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「離職率」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。

文系学生の人気企業ランキング

文系学生の人気企業ランキング

  1. 1JTBグループ
  2. 2全日本空輸(ANA)
  3. 3東京海上日動火災保険
  4. 4ソニー
  5. 5 日本航空(JAL)
  6. 6 味の素
  7. 7 伊藤忠商事
  8. 8 コナミグループ
  9. 9 ソニーミュージックグループ
  10. 10 アサヒビール

引用元:日本経済新聞連動特集 - 就活支援 - マイナビ2021

1.JTBグループ

売上高:1,298億円
従業員数:27,212名
平均年齢:31歳
平均勤続年数:10年
平均年収:446万円

「JTBグループ」は旅行業界の企業です。国内シェア50%を誇るJTBは、国内トップクラスの企業です。「旅行」や「レジャー」は、学生にとっては馴染みのある行事です。そのため「楽しい」や「好き」と思われることが多く、JTBグループが人気の理由だと考えられています。

「地球を舞台に、人々の交流を創造し、平和で心豊かな社会の実現に貢献する」という経営理念のもと、人と人の交流に重点を置いています。創業から108年を迎える老舗企業で、国内外の旅行業を取り扱っています。

立教大学観光学部と新商品の開発をおこなうなど、学校法人と連携をしているのもJTBの大きな特徴のひとつです。地方都市と連携して情報発信もおこない、マンガで読める日本のガイドアプリ「Ms.Green」は、総務省主催の「地域情報化大賞2015」において特別賞を受賞しました。

2.全日本空輸(ANA)

売上高:1兆6,631億円
従業員数:45,849名
平均年齢:45.8歳
平均勤続年数:3.62年
平均年収:736万円

「全日本空輸(ANA)」は、日本でもっとも大きな規模の航空会社です。航空会社は、「華やかなイメージ」と「安定している」といった理由から、人気となっていると言われています。

全日本空輸は海外からの評価も高く、英国のスカイトラックス社によるエアラインの格付けでは、最高評価を得ています。

年間の輸送旅客数は5,200万人、世界各国の94都市にネットワークがあり、ANAグループでは、日本国内のマーケットシェアNo.1です。1952年に設立され、60年以上の歴史を持つ老舗企業でもあります。

全日本空輸をはじめとした航空会社には、キャビンアテンダント(CA)と呼ばれる職種があり、毎年100倍を越える倍率があると言われています。また「航空」のような交通インフラは、社会基盤を支える仕事であり、景気に左右されずにニーズが安定している場合が多いです。

3.東京海上日動火災保険

売上高:3兆0,723億円
従業員数:17,077名
平均年齢:42歳
平均勤続年数:12年
平均年収:757万円

「東京海上日動火災保険」は、損害保険業界1位の売上高の企業です。損害保険は金融業界に属する業種であり、安定した資本金があります。また女性も働きやすい環境が整備されており、「安定」と「働きやすい」といったイメージから就活生から人気の企業となっています。

東京海上日動火災保険は創業が明治時代と、長い歴史を持つ損害保険会社で、日本のみならず世界中で保険事業を展開する企業になります。

また、女性社員が社員の半数を占めるという特徴があり、女性が働きやすい環境を作ることに力を入れている社風になります。育児や出産のための休職・復職がしやすい制度が充実しており、ワークライフバランスを実現しやすい環境が整っています。

4.ソニー

売上高:8兆6,656億
従業員数:111,700名
平均年齢:42.4歳
平均勤続年数:16.6年
平均年収:1,057万円

「ソニー」は電機業界の企業です。家電のような電機製品は、生活に密接に関わっている産業になります。そのため「馴染み深さ」や「家電製品が好き」といった理由から就活生から人気の企業となっています。

主な事業は「ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)」「音楽」「映画」「エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)」になります。

このように数多くの事業を持つ企業ですが、特に家電や白物の電機が有名です。また日本の電機メーカーには、パナソニックや日立のような国際的な認知度を誇る企業が多く、レベルの高い競争が繰り広げられています。

しかし近年は、中国や韓国を始めとする海外メーカーの台頭や、国内市場の伸び悩みもあって、経営的に厳しい企業も増加中です。国内の電機・家電大手業界は現在、大きな岐路に立っています。

5.日本航空(JAL)

売上高:1兆4,112億
従業員数:35,653名
平均年齢:39.3歳
平均勤続年数:14.5年
平均年収:839万円

「日本航空(JAL)」は、全日本空輸に続く国内で2番目の売上高を誇る航空会社です。日本航空も交通インフラであるため、社会基盤を支える仕事であり、景気に左右されずにニーズが「安定している」場合が多いです。

また全日本空輸と同様、「華やかなイメージ」があり、人気となっていると言われています。

日本航空も、国内だけでなく国際航空運送事業も展開しています。創業は1951年なので、全日本空輸同様、長い歴史を持つ会社になります。

航空運送事業に強い日本航空は、国内線・国際線で同程度の売上比率なので、非常にバランスの良い事業をしているといっても過言ではありません。

子会社に旅行会社があり、パッケージ旅行を販売していることも強みとなっています。その他には、クレジットカード事業も展開しています。

6.味の素

売上高:1兆1,000億
従業員数:32,509名
平均年齢:43.9歳
平均勤続年数:19.9年
平均年収:955万円

「味の素」は食品業界の企業です。食品業界は、日々の生活の中で大きくかかわっています。そのため電機業界と同様、「馴染み深さ」や「味の素の食品が好き」といった理由から、毎年人気の企業となっています。

味の素は、企業名と同名商品のうま味調味料、「味の素」が有名であり、約100年も続くベストセラー商品となっています。調味料だけではなく食品やバイオファイン、医療、健康など幅広い分野にも挑戦しており、事業分野が多い企業といえます。

活躍できるフィールドが多いことに加えて、国内だけではなく海外にも事業進出を果たしている点は、大きな魅力でしょう。日本を含む世界26の国と地域に事業所を構えており、130以上の国や地域に商品を提供しています。

食品だけに留まらず、医療や健康、さらには美容分野でも活躍しており、多角化を積極的に行っている企業といえます。グローバルな事業展開に力を入れている企業であり、国内だけではなく海外でも活躍したい人におすすめの企業です。

7.伊藤忠商事

売上高:11兆6,004億
従業員数:128,146名
平均年齢:41.9歳
平均勤続年数:17年
平均年収:1,565万円

「伊藤忠商事」は、総合商社の企業です。伊藤忠商事は、海外にお客様が多く、出張で海外に行くことが多い業種です。また自分が携わる事業が1件数百億円にのぼることもあるため、「海外で活躍したい」「大きな仕事がしたい」ような人にとって人気の企業となっています。

伊藤忠商事は、主に繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の分野で広く活躍している企業です。

主な事業は「他国から日本を経由して別の他国へ物資を運ぶ三国間取引」や「国内外の事業投資」です。伊藤忠商事では、世界63カ国に約120の拠点を持つ大手総合商社として、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行っています。

また国内での輸出入や三国間取引だけではなく、事業投資も多角的に事業を展開しています。

8.コナミグループ

売上高:2,625億
従業員数:5,057名
平均年齢:37歳
平均勤続年数:8.6年
平均年収:807万円

「コナミグループ」は様々な事業があり、一概にどの業界に所属していると断言することはできません。コナミはゲームやスポーツクラブなど、普段生活している上で見かけることが多い企業です。

また特にゲーム事業においては、毎年携わりたい人が多く、「馴染みの深さ」と「ゲーム事業に携わりたい」といった理由から人気の企業となっています。

コナミグループには主に4つの事業があります。デジタルエンタテインメント事業、健康サービス事業、ゲーミングビジネス事業、アミューズメント事業に分類されます。

特にゲーム業界のパイオニアとして、高い知名度を誇ります。例えば、アーケードゲーム、ファミリーコンピュータ、プレイステーションなどのパソコン・家庭用テレビゲーム機で多くの人気ゲーム作品を排出しています。

現在ではテレビゲームに留まらず、ソーシャルゲームやカードゲームを手掛けるなど、ゲーム業界の中でも多角的に事業を展開しています。

9.ソニーミュージックグループ

売上高:400億
従業員数:2,000名
平均年齢:43.1歳
平均勤続年数:18.0年
平均年収:910万円

「ソニーミュージックグループ」は、全社の経営、管理運営を行っている企業です。ソニーミュージックは、音楽関係の企業を志望している学生から人気と言われています。「音楽を通じて人々に喜びを与えたい」「音楽を作る人をサポートしたい」と考えている学生から人気となっています。

事業内容としては、「アーティスト&ミュージック」「ビジュアル&キャラクター」「エンタテインメントソリューション」の3つの事業を行っています。

「アーティスト&ミュージック」では、「音楽ソフトの企画・制作・宣伝を行なうレコードレーベル事業」「タレントの発掘・育成・マネジメントを行なうアーティストマネジメント事業」「音楽出版事業」「マーケティング事業」があり、音楽ビジネスにまつわる様々な事業を展開しています。

「ビジュアル&キャラクター」では、「アニメーション作品やゲームの企画・製作・プロデュースを行なうアニメ関連事業」「キャラクターを中心とした国内外の著作物・商標を活用し、様々なマーチャンダイジングやサービス分野へのトータルマーケティングを行なうライセンス事業」を行なっています。近年では「鬼滅の刃」を手がけたことでも有名です。

「エンタテインメントソリューション」では、「コンサートホール運営やライブ・イベント等の企画・制作、グッズ企画・制作・販売を行なうライブエンタテインメント事業」「パッケージソフトのデザイン・製造・流通・販売を行なうパッケージソリューション事業」「ECショップや音楽配信サイトの運営を行なうデジタルソリューション事業」「放送・出版・Web等のメディア事業」のような、エンタテインメント業界の舞台裏を支えています。

10.アサヒビール

売上高:8,747億
従業員数:29,327名
平均年齢:45.7歳
平均勤続年数:17.0年
平均年収:1,250万円

「アサヒビール」は、飲料業界の企業です。「スーパードライ」をはじめとした飲料や食品で、人々の生活に関わっています。そのため「馴染みの深さ」があることから人気の企業となっています。

アサヒビールは、酒類をはじめとするの飲料他、「ミンティア」「クリーム玄米ブラン」の菓子・食品、健康食品、和光堂を買収したことにより乳児用ミルクや離乳食の食品事業も行っています。2015年から2016年には、海外企業の買収に力を入れ、ヨーロッパを始めオセアニア・東南アジアでの事業を広げています。

またビール事業では「スーパードライ」は引き続き堅調で、アサヒビールの看板ブランドになっています。ウイスキーでは「ニッカ」がヒットをし、家庭における手軽なウイスキーとしてシェアを広めています。

理系学生の人気企業ランキング

理系学生の人気企業ランキング

  1. 1ソニー
  2. 2味の素
  3. 3明治グループ
  4. 4カゴメ
  5. 5富士通
  6. 6トヨタ自動車
  7. 7サントリーグループ
  8. 8アサヒビール
  9. 9森永乳業
  10. 10オムロン

引用元:日本経済新聞連動特集 - 就活支援 - マイナビ2021

1.ソニー

売上高:8兆6,656億
従業員数:111,700名
平均年齢:42.4歳
平均勤続年数:16.6年
平均年収:1,057万円

「ソニー」は電機業界の企業です。家電のような電機製品は、生活に密接に関わっている産業になります。またソニーの製品では、ソフトウェアや半導体、電気、光学、メカトロニクスなど様々な技術コースを選択することができます。そのため「馴染み深さ」や「研究してきた知識や研究を活かせる」といった理由から人気の企業となっています。

主な事業は「ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)」「音楽」「映画」「エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)」になります。

このように数多くの事業を持つ企業ですが、特に家電や白物の電機が有名です。また日本の電機メーカーには、パナソニックや日立のような国際的な認知度を誇る企業が多く、レベルの高い競争が繰り広げられています。

しかし近年は、中国や韓国を始めとする海外メーカーの台頭や、国内市場の伸び悩みもあって、経営的に厳しい企業も増加中です。国内の電機・家電大手業界は現在、大きな岐路に立っています。

2.味の素

売上高:1兆1,000億
従業員数:32,509名
平均年齢:43.9歳
平均勤続年数:19.9年
平均年収:955万円

「味の素」は食品業界の企業です。食品業界は、日々の生活の中で大きくかかわっています。またそれらの食品を研究し、開発することができる理系の職種があります。そのため、「馴染み深さ」や「身近な食品を自分で作り出せる」といった理由から、毎年人気の企業となっています。

味の素は、企業名と同名商品のうま味調味料、「味の素」が有名であり、約100年も続くベストセラー商品となっています。調味料だけではなく食品やバイオファイン、医療、健康など幅広い分野にも挑戦しており、事業分野が多い企業といえます。

活躍できるフィールドが多いことに加えて、国内だけではなく海外にも事業進出を果たしている点は、大きな魅力でしょう。日本を含む世界26の国と地域に事業所を構えており、130以上の国や地域に商品を提供しています。

食品だけに留まらず、医療や健康、さらには美容分野でも活躍しており、多角化を積極的に行っている企業といえます。グローバルな事業展開に力を入れている企業であり、国内だけではなく海外でも活躍したい人におすすめの企業です。

3.明治グループ

売上高:1兆0,495億
従業員数:10,648名
平均年齢:44.1歳
平均勤続年数:20.1年
平均年収:1,020万円

「明治グループ」は、食品業界の企業です。味の素と同様に、食品業界は日々の生活の中で大きくかかわっています。またそれらの食品を研究し、開発することができる理系の職種があります。そのため、「馴染み深さ」や「身近な食品を自分で作り出せる」といった理由から、毎年人気の企業となっています。

明治グループは、食品やお菓子、牛乳・乳製品の分野で事業を展開している企業です。食品の分野だけでなく、薬品の事業でも活躍しており、あらゆる世代のニーズに対応している点が、魅力的なポイントです。

赤ちゃんや小さな子に向けた粉ミルクやお菓子から、高齢者向けの食品、流動食など商品展開の幅広さは明治ならではの強みになっています。食を通じて多くの人の生活の充実度に貢献するだけではなく、薬品を通じて健康的な暮らしを提供することまで、明治グループが抱えている使命は大きいと言えるでしょう。

また新たな価値創造を目指す挑戦的な風土を備えた企業でもあり、チャレンジ精神旺盛で、成長意欲の高い人材が求められる企業と言われています。

4.カゴメ

売上高:1,830億
従業員数:2,599名
平均年齢:41.2歳
平均勤続年数:16.9年
平均年収:767万円

「カゴメ」は、食品業界の企業です。味の素や明治グループと同様に、食品業界は日々の生活の中で大きくかかわっています。またそれらの食品を研究し、開発することができる理系の職種があります。そのため、「馴染み深さ」や「身近な食品を自分で作り出せる」といった理由から、毎年人気の企業となっています。

カゴメはトマトケチャップを筆頭に、トマトを主とする製品を製造している企業になります。飲料や、調味食品や保存食品、その他食品の製造や販売、比較的食品分野に強みがあります。また、カゴメはトマトソースの元祖となる企業であり、野菜や果実の調達から、それらを使った飲料、調味料も強みとなっています。

カゴメでは、よりよい原料を仕入れるために種苗や青果物の仕入れ、生産・販売も自社でおこなっており、生産者との関わりが強い企業です。また海外にも数多くの拠点を持ち、アメリカ、イタリア、ポルトガル、オーストラリア、セネガル、台湾まで幅広く事業を推進しています。

5.富士通

売上高:3兆8,577億
従業員数:129,071名
平均年齢:43.6歳
平均勤続年数:19.5年
平均年収:803万円

「富士通」は、IT業界の企業で、SIerでの売上は国内で1位です。SIerとはシステム・インテグレーション(SI)を行う業者を指します。システムインテグレーションとは、企業の情報システムの構築を請け負うことを指します。そのため、「ITを使って効率化をしたい人」「ITに関する様々な企画に携わりたい人」からの人気が高くなっています。

富士通は、国内ICT業界のトップ企業です。ICTとは、ITを活用した技術のことです。例えば金融・製造・物流・医療・宮内庁など幅広い範囲で、高品質でハイテクノロジーなICTサービスを開発・製造・販売・保守を行っています。

このようなICTサービスは「SIer(システム・インテグレーション)」と呼ばれることが多いです。システムインテグレーションとは、企業の情報システムの構築を請け負うことを指します。

SIerは、システム開発の提案から設計、構築や運用、保守までの一貫したプロジェクト管理が仕事内容になります。多くの場合は、ハードウェア会社、ソフトウェア会社、通信会社、と協力して開発を行います。

6.トヨタ自動車

売上高:29兆9,299億
従業員数:359,542名
平均年齢:39.6歳
平均勤続年数:15.8年
平均年収:865万円

「トヨタ自動車」は自動車メーカーです。時価総額や世界でのシェアがトップの企業として、環境問題に向き合ったり、新技術を開発するなど、「技術の先端に携われる企業」として人気となっています。

また自動車部品や素材メーカーなど、トヨタ自動車に関連する企業は数百社にのぼるため、日本の産業をけん引している存在としても、人気を博しています。

トヨタ自動車は、日本で最も時価総額が大きい会社であり、品質の高い車を生産して海外に輸出し、世界からも支持される自動車メーカーです。最近では全ての新車で、スマートフォン端末によるWi-FiテザリングやBluetooth接続が可能となるコネクテッドカーの開発が進められいます。

またトヨタ自動車は、世界トップの販売台数となっています。2020年で5年ぶりとなる世界1位を樹立し、952万台を販売しています。

トヨタ自動車は創業から、「クルマづくりを通じて社会に貢献すること」を理念としており、社員同士が自由に意見を出し合ってモノづくりをおこなう社風があります。環境エネルギー問題対策として、ハイブリッドカーの実用化を成し遂げました。また、自動運転技術の開発をおこない、全ての人が安全に運転できる技術開発を目指しています。

7.サントリーグループ

売上高:2兆5,692億
従業員数:40,210名
平均年齢:44.5歳
平均勤続年数:18.9年
平均年収:1,149万円

「サントリーグループ」は飲料業界の企業です。日本国内に留まらず、海外事業にも積極的に取り組んでいるため、「挑戦的な風土で働きたい人」に人気の企業となっています。

またそのほかの食品業界と同様に、「馴染みのある商品の開発に携わりたい」といった理由から人気の企業となっています。

サントリーグループは、飲料から食品まで幅広い分野で活躍しており、業界を代表するリーディングカンパニーです。清涼飲料水や酒類のような飲み物の分野に強いだけではなく、食品事業も国内外で広く展開しています。

また、健康食品事業といった新分野への取り組みにも積極的であり、サントリーの創始者の「やってみなはれ」といった名言は有名です。グローバルに活躍している企業であり、中国などアジア圏への進出から、アメリカやオセアニアへも事業を展開しています。

8.アサヒビール

売上高:8,747億
従業員数:29,327名
平均年齢:45.7歳
平均勤続年数:17.0年
平均年収:1,250万円

「アサヒビール」は、飲料業界の企業です。「スーパードライ」をはじめとした飲料や食品で、人々の生活に関わっています。そのため「馴染みの深さ」があることから人気の企業となっています。

アサヒビールは、酒類をはじめとするの飲料他、「ミンティア」「クリーム玄米ブラン」の菓子・食品、健康食品、和光堂を買収したことにより乳児用ミルクや離乳食の食品事業も行っています。2015年から2016年には、海外企業の買収に力を入れ、ヨーロッパを始めオセアニア・東南アジアでの事業を広げています。

またビール事業では「スーパードライ」は引き続き堅調で、アサヒビールの看板ブランドになっています。ウイスキーでは「ニッカ」がヒットをし、家庭における手軽なウイスキーとしてシェアを広めています。

9.森永乳業

売上高:5,908億
従業員数:6,303名
平均年齢:38.5歳
平均勤続年数:15.3年
平均年収:744万円

「森永乳業」は、食品や飲料業界に所属する企業です。森永乳業も、そのほかの食品業界や飲料業界と同じく、生活に馴染みのある商品が多いです。そのため「身近な食品や飲料の製造や開発に携わりたい」と考えている学生も多く、人気となっています。

森永乳業は、「森永牛乳」「ビヒダスヨーグルト」「クリープ」などの「乳」をベースとした商品で有名です。また創業100年を越えるメーカーでもあります。森永乳業は創業より、乳製品の販売を一貫しており、独自性の高いブランド力が強みとなっています。

事業内容としてはビフィズス菌、ラクトフェリン、乳素材の機能性素材を幅広い業態に提供する「BtoB事業」、マウントレーニアカフェラッテ、リプトンのビバレッジ、アイスクリーム、ヨーグルト、チーズ、牛乳などの馴染みのある商品を展開している「BtoC事業」を行っています。

他にも、乳原料製造販売や、育児用調製粉乳の輸出、米国での無菌充填豆腐の製造販売を行う「海外事業」、育児用粉ミルクを中心とする栄養食品、サプリメントの通信販売を行う「ウェルネス事業」の4つの事業を行っています。

10.オムロン

売上高:8,594億
従業員数:28,006名
平均年齢:44.6歳
平均勤続年数:16.1年
平均年収:828万円

「オムロン」は、電子部品業界の企業です。「馴染みのある製品を扱っている」「安定した経営体制」「新エネルギー事業に携われる」といった理由から志望する人も多く、人気となっています。

またオムロンは電子部品だけでなく、制御機器や健康医療機器など幅の広い製品を展開している企業です。体温計や電動歯ブラシのような身の回りにある商品を製造しているので、企業名を聞いたことがある人も多いでしょう。

事業を黒字化するための基盤が強固と言われており、新規事業に次々と挑戦ができる余裕を持った経営体制を取っています。また平均年収が828万円と電子部品業界では、高い数値となっています。

また再生可能エネルギー関連機器の製造に貢献しており、今後も期待されている企業となっています。

なぜ人気なのかを理解し就活を進めていきましょう

人気企業は「大手企業」「給与が高く福利厚生が充実している」「離職率が低い」のような理由で、毎年内定倍率が高くなっています。またその他にも、各企業に強みや魅力があり、人気企業ランキングで上位になっています。

人気企業に就職するためには、徹底した自己分析と企業研究が必要となってくるでしょう。なぜ人気なのかを研究し、内定を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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