業界研究

【ゲーム業界への就職について徹底解説】求められている人材や必要な準備などをご紹介!

ゲーム業界とは?

家庭用ゲーム機、スマホ、パソコンなど時間のある時に子供から大人まで楽しむことのできるのがゲームです。現在手軽に遊べるスマホゲームの市場が年々拡大してきています。自分の好きなことをしたい、自分も面白いゲームを作りたいとゲームに関わる仕事をしたいという学生は多いようです。

そのためゲーム業界への就職はかなり困難であり、資格や多くの知識が必要となっています。専門学校に通ったとしても、その中からゲーム業界で働ける人はほんの一握りだとも言われています。そんなゲーム業界へ就職するためにはどうすればいいのか、仕事内容も含めて紹介していきましょう。

ハードウェアとソフトウェアの企業がある

ゲーム業界にかかわりたいのであれば、「ハードウェア」と「ソフトウェア」を開発する企業があるということを知っておきましょう。でなければ、せっかくゲーム会社に入れたとしても、自分がやりたいことができないということが起こり得るかもしれません。

「ハードウェア」は、家庭用ゲーム機(コンシューマーゲーム)やゲームセンターにおいてある業務用ゲーム機(アーケードゲーム)のことを言います。一方で「ソフトウェア」は、ゲーム機の中に入れるゲームソフトのことを言います。

ゲーム機がなければソフトで遊ぶことはできませんから、基本的にこの2つは密接な関係にあり、ソフトウェア企業がハードウェア企業と契約を結んで、ゲーム機の規格に合うソフトを開発していました。

しかし、近年ではスマートフォンアプリなどでもゲームが出せるようになったこともあり、ソフトウェア企業のみでも人気を集められるようになってきています。

ゲーム業界の仕事内容

ゲーム業界に関わりたいといっても、一人で全部ゲームを作るわけではありません。一般企業と同様でさまざまな仕事内容があります。良いゲームを作るためにはチームワークが大切です。どんなゲームを作るかを考え、ゲームを作り、キャラクターなどをデザインするなど多くの作業が求められます。

それぞれが良い仕事をすることで一つのゲームが生まれるのです。そのためにまずは自分がどの仕事内容に向いているのか、どんな仕事をやりたいのかをしっかり決めなければいけません。仕事内容を把握し、自分のやりたい仕事内容についてしっかり勉強し学んでいく必要があります。まずはどのような仕事があるのか見ていきましょう。

営業

営業の主な仕事内容は、製造したゲーム機・ゲームソフトを全国のゲームショップやバイヤーなどに提案・契約したり、ゲームの展示会・商談会などで商談をおこなったりすることです。

ゲーム会社だからと言って、ゲームを作るチームだけがあるわけではありません。それを売ることによって儲けを得なければ、どんなに良作を開発したところで存続していくことは難しいでしょう。そのため、ゲームを作る仕事とは別に、それを積極的に宣伝し、集客し、より多くの人に買ってもらうようにするためのエキスパートがいなくてはならないのです。

営業職を希望している方はもちろんのこと、ゲームの魅力をアピールしていきたいという方には適しているのではないでしょうか。

プランナー

ゲームの企画を考えたりクライアントやディレクター、プロデューサーなどの要望を把握し共に制作していきます。企画書の作成、ゲーム構成などを記載した仕様書の作成、制作の指示、クオリティチェック、ゲームをプレイした人の意見を聞き改善点を考えたりといった幅広い内容となっています。

プランナーは企画を考え会議などで発表したり、多くの人と接する機会が多いためコミュニケーション力が必要です。他にも企画や構成を考える柔軟な思考・発想力をもっている人に適しています。アイデアを考え形にしていきたい人に向いている仕事です。

ゲームマスター

ゲームマスター(GM)の仕事は、ゲームのルールや仕組みづくりをすることです。例えば、「どうなったらゲームの勝敗が決まるのか」や「ゲームの難易度」、「ガチャなどの確率設定」、「新規イベントの構成」、「アップデート調整」などを決めます。これから始めるユーザーやずっと遊んでくれているユーザ―など、すべての人を飽きさせないために決めるべきことは多岐にわたります。

ゲームの根幹に関わる重要なことを決めていかなければならない仕事ですので、ゲームに詳しい人向けの職業であるといえるでしょう。そのため、さまざまなゲームを熟知したうえで「これまでにはない新しいゲーム作りをしてみたい」という方には適した職業なのではないでしょうか。

プログラマー

企画書に沿ってプログラムを組む人のことを言います。C言語などのプログラミング言語を用いてコンピュータに指示を出し、ゲームシステムを構築するといった仕事内容です。そのため情報系やプログラム専攻の学校へ通っていた人が多く活躍しています。プログラマーになるためには多くの知識が必要となります。現在アプリゲームが普及しているため、C言語などだけでなくJavaやFlashなども覚えておくと良いでしょう。

プログラムは小さなミスでもバグなどを発生させてしまうため大変繊細な仕事です。集中力や細かい作業などが苦手な人には向かない仕事ですが、ゲーム構成の基盤となっており、一つのゲームを作り上げていくやりがいと達成感がある仕事です。

デザイナー

デザイナーはキャラクターや世界観のグラフィックをデザインし映像化する仕事がメインです。デザイナーになるためには高いデッサン力、発想力が必要です。デッサン力は人物だけでなく動物、背景など幅広いイラストを求められます。ディレクターやプログラマーとの打ち合わせをしながら制作することも多いことからコミュニケーション力も必要です。職種としてはキャラクターデザイナーやモーションデザイナーなどがあります。

デザイナーの仕事内容はキャラクターイラスト、キャラクターの動作作成、風景、グラフィックなどをデザインし命を吹き込む仕事です。キャラクターデザインなどはイラストレーターに頼み、そこからゲーム内のイラストを作成することが多いようです。またデザイナーの仕事はプログラマーが手をかけることもあります。

プロデューサー

プロデューサーは、「ゲーム開発の責任者」ともいえる人物です。発売までのスケジュール作成や予算の配分、業務の一部を外部に委託するかどうか、スマートフォンアプリであれば従来リリースしていたアプリをどうするかなど、決めなければならないことは多岐にわたります。

営業部門や開発部門との連携はもちろんのこと、場合によっては外部企業との連携をとる必要がありコミュニケーション能力が必要です。また、予算など数字を扱う場面もあるため、財務会計についての知識も持っておいたほう安心です。

決断しなければならないことが多いため、ときに責任の重さから追い詰められてしまうこともありますが、新しいゲームの誕生に立ち会える仕事でその分達成感も大きいでしょう。

マーケター

マーケターは、ゲームのプロモーションを担う部門です。市場調査をおこない、予算的にも集客的にもより効率的なプロモーション施策を企画し、実施していきます。場合によっては、テレビCMやデジタルサイネージ、雑誌など、それぞれの費用対効果を確認したうえで打ち出していく宣伝媒体を決めていかなくてはならないでしょう。

また、近年多く出ているスマートフォンアプリでは、新規ユーザーを獲得するための施策はもちろんのこと、課金を促したり、アプリ始めたユーザーを末永く定着させたりするための工夫が必要です。

このお仕事では、数的処理などを素早く行える処理能力や、外部の方との意思疎通を取ることのできるコミュニケーション能力が必要になってきます。

ゲーム業界が求める人材


ゲーム業界にもさまざまな職種があり、それぞれ求めている人物像があります。ゲーム業界は人気のある職業ですから、しっかり勉強をして就活に挑んでいる人がほとんどです。

採用を決めるのは即戦力になること、知識があることはもちろん求められますが、最終的に会社側は面接や会話などでその人がどんな人物なのかを判断することを内定の決め手とします。能力を身に着けるだけではなく会社に必要とされる人材になるよう自分を見つめなおしてみましょう。

コミュニケーション能力が高い人

ゲーム業界では多くの人数でゲームを作っていくためチームワークが大切となってきます。社内だけでなく社外の人と接する機会も多く、ゲーム業界に勤める場合、コミュニケーション能力が必要とされています。コミュニケーション能力はチームワークを高めたり社外の人と接するときだけでなく会社自体の雰囲気にも関わってくるでしょう。

うまくコミュニケーションが取れなければ仕事の効率も悪くなってしまいます。このコミュニケーションはゲーム業界だけに限らず、どこの企業にいっても大事なことです。人と接する機会を増やしたり、いろんな人と会話をしてコミュニケーション能力を磨いておくとこれから社会に出る際とても役に立つことでしょう。

熱意がある人

ゲーム制作は一つのものを作るのに数年数か月とかかります。より良いものを作るために何度も同じ作業を繰り返したり、ミスがないよう細かいチェックなども必要となります。企画も何度も練り直していかなければいけないなど、ゲームが好きだという理由だけでは仕事をしていくことはできません。

ゲーム業界に勤めるにはゲームが好きだということはもちろん大切かもしれません。しかしゲーム業界で生き残るためには熱意や根気も必要となってきます。ただ好きだという理由では仕事は長く続かないと思われるため、熱意を伝えるようにしましょう。

プログラミングの知識や経験がある人

ゲーム制作にはプログラミングが必要となってきます。プログラマーはもちろん、プランナーなども知識がなければゲーム制作は難しくなってきます。プログラミングがまったくわからない場合、一から教えたり説明しなければならなくなり、制作の邪魔になってしまう恐れがあるでしょう。知識のある人材は最低条件といってもおかしくありません。

またゲーム業界では即戦力になる人材を欲しています。そのため知識だけでなく経験がある人材は有力となります。プログラミングの経験がある場合は面接や履歴書に書く際強みとなるのでしっかりアピールしましょう。

ゲーム業界に就職するための必要な4つの準備

就活中に自分がやるべきことは面接や履歴書の内容を考えたりすることだけではありません。就職に向けて自分の考えをまとめ、勉強することで安心して面接を受けたり内定の決まった会社で仕事を始めることができます。ただ面接を受けたり、内定が決まったからと、何もしないのは時間が勿体ないです。今できることをしっかり考え行動することは大切なことです。

ゲーム業界でも就職するためにできる必要なことがいくつかあります。今のうちから準備をして備えておくことで就職した際会社で活躍することができるでしょう。もちろん面接でもアピールする強みとなります。その中でも特に必要と思われる3つについて見ていきましょう。

①方向性を決める

まずは自分が何をしたいのか、どのように仕事に挑みたいのか早いうちに方向性を決めることがゲーム業界への第一歩となります。方向性が定まれば面接でもしっかりアピールすることができますし、集中して勉強することも可能です。逆に方向性が定まっていなければ中途半端になってしまい、遅れをとってしまう恐れがあります。内定を決めるため、職場で活躍するためにもまずは方向性をしっかり決めることが大切です。

方向性を決める際、やりたいことが多いほど悩んでしまいます。まずは自分がその中でもやりたいことを絞ってみましょう。キャラクターに命を吹き込みたい場合はモーションデザイナー、企画も制作もやりたい場合はプランナーなど、ただ「この会社に勤めたい」だけでなく自分がどのように活躍したいのか、または活躍できるのか考えてみましょう。

②プログラミングの経験を積む

ゲームを作るということはプログラミングを使いこなさなければなりません。プログラミングは勉強だけで何とかなるわけではなく、経験を積むことでさらに多くの知識を得ることができます。そのため学校で学んだだけでは印象が薄くなってしまいます。プログラミングは何よりも経験を積むことが大切です。

学校だけでなく自宅でもアプリやゲームを作ってみたり、プログラミングを組んでいろんなものを作ってみましょう。こうして経験を積むことで仕事が始まった際にも即戦力となり活躍することもできますし、面接でも経験があるというアピールポイントにもなります。

③1本ゲームを作る

ゲーム業界に就職したいのであれば自分の作品を一つ作ってみましょう。さきほど説明した通りプログラミングの経験を積むことができますし、ゲーム制作の流れをつかむことができます。ゲームを作るということは面接で強みとなることはもちろん、自分の自信にもつながります。ゲームを作る際に楽しかったこと、大変だと感じたこと、それらから自分のやりたい方向性も見つかってくるはずです。

それだけではなく、自分に足りなかった知識を知ることもできるのです。自分はできるつもりでも、「実際作ってみたらわからないことだらけだった」というようなことはもちろんあり得るでしょう。自分に足りない知識を今のうちからしっかり勉強し、自分に自信をつけて就活に挑みましょう。

④ゲーム業界の最新トピックスを知っておく

ゲーム業界に就職を考えているなら、業界の最新のニュースなどについて知識を付けておくことが大切です。ゲーム業界は日々進化を遂げており、スマホで遊べるゲームアプリの登場やVRゲームの市場拡大など、変化の大きい業界といえます。

就活の未来では、ゲーム・音楽・アニメ・映画・芸能について業界研究することができるエンタメ業界大研究Bookを公開しています。ゲーム業界のビジネスモデルや開発の流れなど、就活に役立つ情報が網羅されています。業界研究は専門的な内容も多く自力でするには時間がかかってしまうことも多いため、こうした資料を活用してみると便利でしょう。

自分の好きなことを仕事にしよう!

ゲーム業界に関わった仕事をするためには多くの知識や実力が必要となります。早いうちからプログラミングの勉強をしたり実績がある人ほど就職は有利になっていきます。実績がないからといって諦める必要はありません。今できることをまずはやっていきましょう。

ゲーム関係の仕事はゲームが好きな人やプログラミングが好きな人にとって人気で、憧れている人も多い仕事です。ゲームが好きな人は学生時代一度は憧れたのではないでしょうか。自分の好きなことを仕事にできるということはとても素敵で素晴らしいことです。自分の夢に向かってまずは内定を勝ち取りましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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