業界研究

【アパレル業界の面接で頻出の質問10選】面接官が見るポイントとは

アパレル業界の面接で聞かれやすい質問を把握しよう

華やかなイメージで人気も高いアパレル業界を志望しているのであれば、面接で人事担当者に好印象を与えてライバルたちに勝たなければなりません。では、どうやったらライバルたちに差をつけられるのでしょうか。志望している企業に就職したいなら、面接を成功させることが大切です。

特にコミュニケーション能力が必要だと言われるアパレル業界では、面接の質問に的確に答えなければ志望企業に就職できない可能性もあります。しかし、志望度が高い企業の面接では緊張のせいで普段の実力を発揮できない人も少なくありません。

志望している企業の面接で失敗しないように、よく聞かれる質問を知り、答えを考えておきましょう。アパレル業界で活躍したいなら絶対に知っておきたい面接を見ていきます。

売り上げランキングについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

アパレルの面接でよくされる質問10選

就活の面接で一般的によく聞かれる質問に対する答えだけを考えていても、アパレル業界の面接は突破できません。志望しているブランドの内定が欲しい人は一般的な質問に加えて、アパレル業界だからこそ聞かれる質問に対する回答を考えておきましょう。では、アパレル業界特有の質問とはどのようなものなのでしょうか。アパレル業界の面接でよく聞かれる5つ質問を確認していきます。

①志望動機

企業は熱意のある学生を採用したがります。そして、志望動機は学生が企業に対してどれほど熱意を持っているのか判断する基準であるため、他の業界と同じようにアパレル業界でも面接のときに志望動機を聞かれます。アパレル業界の面接で志望動機を聞かれた際は業界を志望している理由とブランドを志望している理由の2点をわかりやすく述べることがポイントです。

業界の志望動機としては学生時代に学んだことやアルバイトの内容を織り交ぜながら、アパレルに興味をもった理由や将来の希望などを答えると良いでしょう。ブランドを志望する理由は業界研究や企業研究で得た知識をアピールしながら、競合他社ではなく、そのブランドで働きたい理由を述べると採用に近づけます。

②自己PR

志望動機の次に聞かれることとしては、やはり自己PRです。あなたという人物の性格や考え方、経験をを企業にアピールしましょう。洋服に関すること以外でも、あなたらしさを簡潔に伝えられるエピソードで採用担当者に伝えるのがいいでしょう。

アパレル業界は、店舗販売でも生産でも常にチームで業務を行なっていきます。企業でチームワークを発揮できる人物であることもアピールすることがおすすめです。また、長所ばかりでなく短所・苦手な事柄についても触れることで、人間らしさのPRが効果的にできます。

ただ苦手なことを主張するのではなく、「自分は〇〇が不得意です。しかし、持ち前の△△でその弱点をカバーしています。」というように弱点を克服していることを伝えるのも自己PRのひとつです。

アパレル業界の自己PRのポイントについて、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

③好きなブランド

アパレル業界の面接では好きなブランドを聞かれることも多いです。採用担当者がこの質問をする場合、本当にブランドが好きなのか、業界研究を進めているか、ファッションセンスはどうかという3点を判断しようとしています。例えば、好きなブランドとして競合他社を挙げれば、業界研究を進めていると判断され、採用後に他のブランドの知識を生かせると思われる可能性が高いです。

反対にターゲットや系統が全く異なるブランドを挙げれば、志望ブランドに対する熱意を疑われたり、業界研究をしていないと判断されたりするかもしれません。アパレル業界の面接を受ける前は、同フロアにあるブランドや同系統のブランドを調べ、好きな点や優れている点などについて正直に答えましょう。

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④よく行く店舗と印象

アパレル業界ではよく行く店舗とその印象についても質問されます。アパレル業界で働きたいと考えている人の多くは、好きなブランドで就職したいと考えています。しかし、以前は興味を持っていなかったものの、就活を始めてブランドに興味を持ち、働きたい思う企業に出会うかもしれません。そのような場合でも、面接を受ける前に店舗に足を運び、印象を整理しておきましょう。

採用担当者がこの質問をする場合、洞察力を判断しようとしています。企業は将来、店舗やブランド自体の売上を増やし、企業に貢献してくれる人材を確保したいと考えています。そのため、この質問では店舗を褒めながら、どのような工夫をするとさらに良くなるかについて答えましょう。根拠として学生時代に学んだことなどを交えると実力もアピールできます。

⑤キャリアプランについて

アパレル業界でも他の業界と同じように明確なキャリアプランを描いている人が求められます。キャリアプランを質問する場合、採用担当者は目標を決める力を判断したいと考えていることが多いです。例えば、販売職の面接でパタンナーになりたいと答えても、企業は採用をためらいます。これは学生の目標と企業が求めていることが一致しておらず、挫折する可能性があると判断されるためです。

他方、販売職から勉強を重ねて将来はプレスになりたいと答えると仕事に対する熱意をアピールできます。「まずは店舗で売り上げを伸ばし、店長を経てから努力を積んでプレスになる」などと具体的に答えると、目標設定力や業界研究に関する努力を認めてもらえるでしょう。

⑥アパレル販売で大切だと思うこと

アパレル業界を目指している人のなかで、販売職を希望している人は多いですが、販売職の面接では「アパレル販売で大切なことは何ですか」ということも頻繁に質問されます。採用担当者がこの質問をするのは販売職に対してのポリシーや姿勢、熱意を確認したいためです。そして、企業に合ったポリシーや姿勢を答えると、採用に近づけます。

この質問を回答するときに大切なのは、アパレル販売に対する熱意と仕事をするうえで大切にしたいことを関連付けてわかりやすくまとめることです。例えば、アパレル販売ではお客様の希望を実現することが大切だと考えており、そのためにコーディネートの知識を身に付けたいと答えれば、熱意と姿勢をアピールできます。

⑦学生時代頑張ったこと

学生時代の経験についても面接でよく聞かれる事柄です。特に学生時代一番頑張ったことは努力や熱意、能力を示すエピソードになるため、きっちりと答えられるようにしておきましょう。アルバイトやボランティアなどの学外の活動でもいいですし、ゼミや研究などの学内での経験でも構いません。

学生時代に一番打ち込んだことについて、何をどう頑張ったのかを整理して説明しましょう。もちろんアパレルに関係することでなくても大丈夫です。ただ、できるだけ企業で活かせるような内容をアピールしましょう。リーダーシップやチームワーク、メンバーのサポートなど、アパレル業界でも活かせる能力を発揮したストーリーを準備しておきましょう。

⑧他に志望している業界や企業

面接では、他に志望している業界や企業を聞かれることがあります。勢いで「御社だけです!」と言い切るのも悪くはありません。この質問をしてくる面接官の意図は「うち以外のどんな企業に興味を持っている学生なのか?」という学生のパーソナルなキャラクターを掘り下げようとしています。

自社以外に興味のある学生を落とそうと考えているわけではありません。他の業界や企業について答える場合は、研究が全くできていない企業や業界については触れない方がいいです。下手な発言は「いい加減で適当なことをいう学生だ」と思われかねませんので気をつけましょう。他業界の名前を挙げる場合は、しっかりとリサーチした業界で勝負するべきです。

⑨土日勤務できるかどうか

アパレル業界は土日や祝日が掻き入れ時です。そのため、土日祝日勤務が当たり前と思っておいて間違いないでしょう。アパレル業界に入るということは、世間が休日を楽しんでいる時に働くことを覚悟しなければなりません。面接では、そういった事柄を聞かれることも多々あります。

アパレル業界では休日に勤務、平日に休暇という世間とはずれた生活リズムになることがほとんどです。就活前に、その生活になる覚悟があるかどうか今一度考え直すことも重要です。いざ就職した後に「イメージとちがった」「友達と遊べない」とならないようにしましょう。

⑩最近気になるファッション関係の話題

また、アパレル業界の面接では、最近気になっているファッション関係の話題が聞かれることもあります。この質問の意図は、学生がどれだけアパレル業界に高い意欲や関心があるかをはかるものです。アパレルに強い熱意のある学生は、自ずとたくさんの情報を集めているでしょう。

面接を実際に受ける際は国内外を問わず、アパレル業界の情報を貪欲に集めてから望むのが良いでしょう。できるなら、海外のファッションまでアンテナを伸ばしておくといいかもしれません。面接官が楽しくなるようなホットな話題を取り上げられれば、面接も有利に運ぶでしょう。

アパレル面接で採用担当者が見ているポイント

面接では想定される質問に対して的確に答えることだけが求められているわけではありません。面接官はいくつかのポイントを参考に、その人の性格や能力を判断したいと考えています。

そして、面接官が見ているポイントを理解していなければ、質問に対してどれだけ良い回答をしても選考を通過できない可能性もあります。では、アパレル業界で面接官が見ているのはどんなポイントなのでしょうか。アパレル業界の面接で見られるポイントとそれに対してどのようにアピールすれば良いのか確認してみましょう。

アパレル企業への適正

面接官は「アパレル企業への適性を学生が持っているかどうか」を観察しています。アパレル企業への適性とは、人当たりの良さやチームワークなどのコミュニケーション能力、1日中立ち仕事をしてもへこたれない体力などが挙げられます。また、クレームや長時間の労働に対してのストレス耐性も欠かせない資質でしょう。

面接ではこれらの適性があることを面接官にアピールできるように、自己PRを掘り下げておくことが大切です。うまくあなたの適性が面接官に伝われば、格段に面接の成功率が上がることでしょう。

憧れだけはない志望意欲があるか

アパレル業界を志望する学生は、誰しも憧れを持っていると思われます。しかし、志望意欲が憧れだけの学生は面接官からするとみんな同じような学生に見えてしまうのです。そういった状況で憧れ以外の志望意欲をしっかりアピールできれば、面接がうまくいくでしょう。

志望意欲を考える際は、「ブランドへの憧れ」以外にも何か主張できるものを準備しておきましょう。アパレル業界の裏方と呼ばれるような業務について調べえ、表舞台を支える縁の下の力持ち的な仕事もおさえておく必要があります。

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人が好きかどうか

多くの人とかかわるアパレル業界では、どのような職種であっても人が好きであることが求められています。特に販売員の場合、初対面のお客様と接し、気持ちよく買い物してもらったり、希望のコーディネートを提案したりする必要があります。そのため、面接では初対面の人とでも楽しく接することができるとアピールしなければなりません。

面接で緊張していても、機嫌が悪そうに見られたり、面接官と話すのが嫌そうに感じられたりすると、選考を通過するのは難しいです。アパレル面接を受ける際は、緊張してしまう志望企業の面接でも元気よく笑顔を交えながら、人と接することが好きであることを伝えましょう。具体的なエピソードを交えて人が好きなことを伝えられるとさらに好印象です。

ファッションへの興味・関心

アパレル面接では、ファッションに対する興味や関心も判断基準です。アパレル業界を志望している場合、アパレルに全く興味がない人は少ないですが、人によって興味や関心の程度に差はあります。企業側はファッションへの興味や関心ができるだけ強く、それを業務に生かしてくれる人を採用したいと考えているので、経験などを交えながら、興味と関心を伝えましょう。

ファッションへの興味や関心はキャリアプランにも関わります。例えば、トレンドのファッションに興味がある場合は、将来企画にかかわることを目標としていると考えられるでしょう。興味や関心を正直に話し、それを生かしてどのような人になりたいか伝えられると、人気ブランドでも選考を通過できる可能性が高いです。

受け答えや臨機応変に対応できるか

アパレル業界で働く場合、毎日多くの人と接する必要があります。接する相手は一緒に働いている人であったり、お客様であったりとさまざまですが、どんな人とコミュニケーションを取る時も、適切な受け答えや臨機応変な対応は不可欠です。一例を挙げると、販売員がお客様から想定外の質問を受けたとき、適切に回答できなければ、商品は売れないかもしれません。

反対に、わかりやすい言葉で望んでいる回答をくれると、その店舗をまた利用したいと考えるお客様も多いです。アパレル面接では、どんな質問をされても、臨機応変に適切な受け答えをしましょう。緊張していても、求められていない回答をしたり、沈黙になったりすることは避けたいです。そのために、しっかりと自己分析や企業研究を進め、自分の考えをまとめておくと良いでしょう。

アパレル面接で頻出の質問に備えておこう

アパレル業界はファストファッションを中心として規模を拡大しています。そのため、業界を志望する人も増加すると予想され、選考を通過することは簡単ではないと言えます。好きなブランドで働き、夢をかなえたいと考えている人は十分に準備をして面接に臨みましょう。面接の準備で大切なのは自分の考えをまとめ、自分の言葉で答えられるようにしておくことです。

そのためには、ファッション業界やブランドの研究を進め、自分の目標を明確に伝える練習をする必要があります。頻出される質問への答えがまとまったら、学校などで実施されている模擬面接を受けるのも良いでしょう。しっかりと準備をしておくことで自分に自信が持てるので、想定外の質問をされたときでも焦らずに答えられます。

インターンのおすすめ企業について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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