業界研究

【商社に就職するための対策3つ】主要企業5社の特徴も紹介

商社は就活生に人気の就職先

商社は就活生に人気の就職先です。商社に対して「巨大プロジェクトを手がける」「海外でも仕事ができる」「給料が高い」といったイメージを抱く学生もいるでしょう。また、人気があるため高倍率の狭き門を突破する必要があります。(2015年度の伊藤忠商事は応募者数9,511名に対し内定者128名、倍率は74.3倍)

参照:伊藤忠商事2015年度 入社式 社長メッセージ

商社から内定を得るには「商社とはどんなものか」「自分は商社で何をしたいのか」を最低限知っておくことが重要です。本記事では、志望する上で知っておきたい商社への就活対策をご紹介します。5大総合商社の特徴もそれぞれ解説しますので、是非参考にしてください。

商社の選考スケジュールとそれぞれの対策

3月に情報解禁とエントリーがあり、6月1日から採用選考が始まることが一般的です。それから書類選考、筆記試験、面接、内定という流れになります。夏から年末にかけてはインターンシップやOB訪問が実施されるため、就活生にとってはここが企業研究や自分をアピールする機会になります。

商社は倍率が高いため、選考通過のためには準備に時間をかける必要があります。余裕を持って準備をするためにも、スケジュールをしっかり把握して臨むことが重要です。

インターンシップ、OB訪問、エントリーシート、筆記試験、面接のポイントについては、以下より解説していきます。

インターンシップやOB訪問では人柄を見られる

インターンシップやOB訪問は、業界研究や自己分析に役立ちます。しかし、インターンシップやOB訪問は就活生が企業を知るだけでなく、企業が就活生を評価する場でもあります。また、インターンシップやOB訪問で評価された学生は、実際の選考で優遇される特別ルートに進める可能性もあります。そのため、インターンシップやOB訪問の時点から選考は始まっていると言っても過言ではありません。

興味がある企業のインターンシップには積極的に参加しましょう。インターネットの情報だけでなく、実際に会社で仕事に携わることで情報を得ることは効果的です。参加する前に「その企業で何を学びたいか」を明確にして臨みましょう。そうすることで、インターンシップを通じて参加した企業の社風や事業内容について深く知ることができるでしょう。

OB訪問も確実な情報を得るための手段の一つです。インターンシップではスケジュールに沿ってさまざまなことを行い、他の学生もいることで個人的な質問ができる機会は限られています。OB訪問であれば、特定の社員と話をする機会を得られるため、一歩踏み込んだ自分の知りたいことも具体的に聞くことができるでしょう。インターンシップ同様に、事前に知りたいことをリストアップしておくことが望ましいです。

インターンシップとOB訪問の具体的な対策については、別の記事で紹介しています。併せて参考にしてみてください。

あなたが商社に向いているか、確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

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エントリーシートと筆記試験では能力を見られる

エントリーシートや筆記試験は、個人の能力をチェックするためにおこなわれます。商社は多くの就活生が志望するので倍率が高いです。その中で、企業としては能力の高い人材を入社させたいと考えるのは当然です。そのため、筆記試験やWebテストによる能力試験が行われます。

試験は難問が続くというより、限られた時間の中でどれだけ正答できるかが問われます。事前に問題別の解き方を理解したり、時間配分を考えたりしておくことが対策となります

また、エントリーシートは「就活生の人間性」を確認するためにおこなわれます。その際、「自分の長所」「自分の興味がある事業」をしっかり書けるようにしましょう。そのためには、企業研究や自己分析を事前にしっかりしておくことが望ましいです。

筆記試験の具体的な対策については、別の記事で紹介しています。併せて参考にしてみてください。

面接で必要な人材か選定する

面接では事前に提出したエントリーシートを基に質問されることが一般的です。専門商社は限られた事業に携わりますが、総合商社は事業内容が幅広いです。そのため、「なぜ商社で働きたいのか」「なぜその会社で働きたいのか」を明確にする必要があります。

「商社はどんな仕事をしているのか」「自分は商社で何をしたいのか」を整理する上で、商社という業界、商社別の特徴を理解することが重要になります。それぞれの商社が携わっている事業、国や地域を知り、その中で自分は何をやりたいのかを知ることで、志望理由を考えることができるでしょう

面接の具体的な対策については、別の記事で紹介しています。併せて参考にしてみてください。

商社に就職するための対策3選

何度も述べている通り、商社は倍率が高いため選考通過は簡単ではありません。商社を志望する学生には高学歴の人、外国語に堪能な人といった優秀な学生が多いです。そのため、周りの学生と差別化できるアピールをする必要があります。どのような対策をすれば良いのか、以下より紹介していきます。

①経験を踏まえてアピールする

面接で他の志願者と差別化するために、これまで取り組んだ経験を踏まえてアピールしましょう。他の人が経験していないことをアピールするのも良いですが、自分がこれまで取り組んできた経験を踏まえて「何を学んだか」を言えるようすることが重要です。自分の経験を深掘りし、整理することで説得力も増すのでアピールにつながります。

また、面接では「学生と会社の価値観に相違がないか」といった観点で見られます。経験を基に自分の価値観が分かったら、「企業の社風と合うか」「実際に仕事でどう生かすことができるか」を整理しましょう。そうすることで、面接官へのアピールに限らず、入社後のギャップを防ぐことにもつながります。

面接での具体的なアピール方法については、別の記事で紹介しています。併せて参考にしてみてください。

あなたが商社に向いているか、適性を確認してください

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②TOEICなど語学の勉強をする

商社は国内にとどまらず、海外企業との取引や駐在の可能性もあります。そのため、採用の段階で一定以上の語学力が求められます。英語に限らず、自分の志す商社が中国で事業展開をしているのであれば中国語も学習しておくことで、更なるアピールになるでしょう。

学習の仕方として、TOEICや英検といった試験に挑戦したり、海外留学などを経験することが挙げられます。語学の習得は一朝一夕で身につくものではありませんので、そういう意味でも早い時期から対策をすることが重要となります。

③インターンシップやOB訪問に参加する

インターンシップに参加したりOB訪問をしたりすることで、業界分析や企業研究、自己分析をすることができます。そうすれば自分と企業の相性を確認することができますし、自分の特徴を仕事でどう生かせるか、といったことも見えてきます。

それらを踏まえてエントリーシートや面接で述べることができれば、「意欲的だな」「入社後も頑張ってくれそうだな」といったアピールをすることができます。選考時点では就活生の実績は横並びであることが多いため、入社意欲で差別化することがアピールにつながります

また、前述の通りインターンシップで高評価を得た学生は、選考で優遇する商社もあります。インターンシップでは「新規事業の立案」に関するグループワークなどが実施されます。グループワークで目立った役割を果たせたか、画期的な立案を発表できたか、といった点で評価を受けられるようにすると良いです

いずれも学年に関係なく取り組めるため、早い時期から参加して対策する期間を多く設けるようにしましょう。

就活生から人気の商社ランキングTOP10

<商社>人気職業別ランキングTOP10

  1. 1伊藤忠商事
  2. 2三菱商事
  3. 3三井物産
  4. 4住友商事
  5. 5丸紅
  6. 6双日
  7. 7豊島
  8. 8豊田通商
  9. 9日本ロレアル
  10. 10阪和興業

参照:キャリタス就活(調査期間:2020年10月30日~2021年3月15日)

旧財閥系総合商社にあたる住友商事・三菱商事・三井物産以外にも、総合商社は伊藤忠商事と丸紅、さらに広げると豊田通商や双日など総合商社は7つ。その他に専門商社があり、豊島が総合商社の間に入り7位となっています。上記の結果より、総合商社は就活生から絶大な人気があることが分かります。

商社にはそれぞれ強みとする分野があります。総合商社は幅広い分野に携わっているため、自分が臨む分野に必ずしも携われるとは限りません。それに対し、専門商社は「食品」「スポーツ」「機械」といった分野別に特化しています。自分の携わりたい分野が明確な人は、専門商社を選ぶと良いでしょう。

あなたが商社に向いているか、適性を確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

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商社の大手といわれる総合商社

日本には多くの商社があり、その中でも総合商社には「5大商社」と呼ばれる商社が存在しています。それが「伊藤忠商事」「三菱商事」「三井物産」「住友商事」「丸紅」です。そのうち三菱商事、三井物産、住友商事は「財閥系商社」、伊藤忠商事と丸紅は「非財閥系商社」と呼ばれます。

日本の商社業界が出す利益は、この5大商社が大半を占めるという話もあります。業界に大きな影響力を与える存在ということもあり、5大商社はいずれも就活生に人気です。

一言で総合商社と言っても、企業ごとに強みとする分野や社風は異なります。就活で高い倍率をくぐり抜けるには、企業分析と自己分析をしっかりおこない「自分がその企業を受ける理由」を明確にしておきましょう。

以下より、それぞれ5大商社の手がけている事業や社風を紹介していきます。

伊藤忠商事

  • 営業収益:10兆9,830億円(連結含む)
  • 平均年収:1,566万円
  • 従業員数:4,261名
  • 平均年齢:41.9歳
  • 平均勤続年数:17年10ヶ月

参照:伊藤忠商事株式会社 第96期有価証券報告書(2019年度)

伊藤忠商事衣料用の素材や資材、衣服の製品開発、販売などを幅広く行っているため、「繊維部門」に強いです。その他「食品」「住生活・情報」といった消費者にとって身近な「非資源分野」が強く、営業収益に占める割合も高くなっています。非資源分野は資源市況の悪化による影響を受けにくく、他の総合商社に比べると収益を落としにくいのが特徴です

また、2014年7月に「飼料事業」を中心としてアセアン全域、中国、欧州地域へ事業領域を拡張しているCharoen Pokphandグループ(略称:CPグループ)と本業務・資本提携、2015年1月には中国の巨大国有複合企業である
CITIC Limited
(略称:CITIC)と戦略的業務・資本提携をするなど、中国における事業機会の創出に力を入れています。

人材教育の面では、全社研修としてさまざまな層を対象に必須・選抜・選択型の研修を実施したり、各カンパニー・総本社職能部による独自研修を実施したりするなど、多様な研修を取り入れています。近年は中国を中心とした海外での事業展開に力を入れていることもあり、将来的には「グローバルに活躍できる人材になってほしい」という想いから、一人ひとりの個性を伸ばす方針であることが特徴です

伊藤忠商事:募集要項(総合職)

参照:伊藤忠商事株式会社「本社新卒採用」

  • 採用実績:
    2019年度    118名(文87、理31)
    2020年度    106名(文87、理19)
    2021年度(予定)103名(文74、理29)
  • 応募資格:
    1. 2022年6月までに四年制大学又は大学院を卒業又は卒業見込みであること
    2. 当社の現役役員・社員の子女・兄弟姉妹でないこと
    3. 正社員としての職歴がないこと
    ※2022年度新卒採用 海外大選考を既に応募した方、及び事務職選考との併願は不可
  • 採用人数:100名程度
  • 配属先:一人ひとりとの配属面談を通して希望や適性を確認の上で、人事・総務部にて決定します
  • 初任給:2021年度
    大卒 255,000円(7月より266,667円)
    院卒 290,000円(7月より300,000円)
  • 賞 与:年2回(夏季、冬季)※業績に連動
  • 勤務地:入社時は東京、大阪、横浜を予定
    その後は異動により国内・海外全域
  • 福利厚生:従業員持株会、慶弔見舞金、確定拠出年金制度、育児介護支援制度、福利厚生サービス会社提携など

    三菱商事

    • 営業収益:14兆7,797億円(連結含む)
    • 平均年収:1,632万円
    • 従業員数:5,882名
    • 平均年齢:42.6歳
    • 平均勤続年数:18年5ヶ月

    参考:三菱商事株式会社 有価証券報告書(2019年度)

    三菱商事は日本の総合商社でもトップと呼ばれる実力を持っています。事業としては「地球環境インフラ」や「エネルギー」など幅広く手がけています。かつては貿易が中心だったのですが、近年では資源開発も積極的に行うようになりました。

    社風としては「組織の三菱」と称されることもあり、商社の中でも組織力を重視していることが特徴です。仕事をする上では、協調性やチームワークが重要となるでしょう。また、三菱商事は多くの傘下子会社を持つため、将来的に経営人材が育つ会社を目指しています。そのため、早い段階から大きな仕事を任せられることがあるでしょう。

    さまざまな事業を展開していることもあり、会社と共に個人が成長していける社風とも言えます。

    三菱商事:募集要項(総合職)

      参照:三菱商事株式会社(募集要項)

      • 採用実績:
        2018年度 154名(文119、理35)
        2019年度 123名(文95、理28)
        2020年度 127名(文95、理32)
      • 応募資格:
        1. 日本の大学または大学院の学士号・修士号・博士号のいずれかを、
         2022年3月末までに取得見込みの方、若しくは海外の大学または大学院の
         学士号・修士号・博士号のいずれかを、2022年7月末までに取得見込み
         の方(既卒も可)
        2. 就労経験がない方
        3. 当社役職員の子ども・兄弟姉妹の関係に当たらない方
      • 初任給:2020年度実績
        総合職(学士卒) 255,000円
        総合職(修士卒) 290,000円
      • 賞 与:年2回(6月、12月)
      • 勤務地:初期配属は当社本店若しくは関西支社、または当社子会社、その後は異動による変更あり
      • 福利厚生:雇用保険・労災保険・健康保険、厚生年金診療所、独身寮・社宅、育児休暇制度、通勤費支給など

      三井物産

      • 営業収益:6兆8850億円(連携含む)
      • 平均年収:1,393万円
      • 従業員数:5,676名
      • 平均年齢:42.1歳
      • 平均勤続年数:18年4ヶ月

      参考:三井物産株式会社 第101期有価証券報告書(2019年度)

      三井物産は日本初の総合商社として知られています。金属や機械インフラ、エネルギー分野などさまざまな事業を幅広く行っている商社です。特に「エネルギー」「金属」といった資源分野においては欧米のメジャー企業との取引関係が深いなど、総合商社業界随一の権益量と事業を誇っています

      それらに次ぐ事業として「鉄鉱石」を中心に、「機械」「化学」「海外発電」といった資源分野も強いです。近年はアジアでのヘルスケア事業にも注力するなど、海外との取引に携われる機会が多いのが特徴です。

      「人の三井」という言葉がある通り、三井物産は人材育成に力を入れています。そのため、会社としては「チャレンジ・鍛錬の機会を通じて成長してほしい」という考えがあります。そのため、教育に関しては正社員に向けた社内研修制度が充実しており、年次別や職級別の研修、海外研修などさまざまな研修制度が整っているのも特徴です。

      三井物産:募集要項(総合職、担当職)

        参照:三井物産株式会社(募集要項)
           マイナビ2022

        • 採用実績:2020年度 122名
        • 応募資格:
          日本の大学または大学院の学士号・修士号・博士号のいずれか、若しくは海外の大学または大学院の学士号・修士号・博士号のいずれかを、2022年9月末までに取得見込みの方(既卒も可)
          採用選考開始時点で当社役員・社員・嘱託社員(再雇用嘱託社員含む)の子女、兄弟姉妹、配偶者ではない方
          ※2022年度総合職(業務職)採用との併願は不可
        • 初任給:2020年4月実績
              学卒 255,000円
              院卒 290,000円
        • 賞 与:年2回
        • 勤務地:全国各地及び海外
        • 福利厚生:当社規定による交通費全額支給、各種社会保険完備、退職金制度、完全週休2日制、その他各種有給休暇制度

        住友商事

        • 営業収益:5兆2,998億円
        • 平均年収:1,437万円
        • 従業員数:5,207名
        • 平均年齢:42.5歳
        • 平均勤続年数:17年11ヶ月

        参照:住友商事株式会社 有価証券報告書(2019年度)

        住友商事は「金属」「輸送機・建機」「インフラ」「メディア・デジタル」「生活・不動産」「資源・化学品」と幅広く事業を行っているのが特徴です。元々は不動産経営を行う会社に商社部門を作ったことから始まったため、不動産会社を多く所有しています。

        上記事業の通り、住友商事では私たちの暮らしを支える生活基盤に関する事業に多く携わることができますまた、アジア圏にとどまらず、欧州、アフリカ、中東、米州にも多くの主要グループ会社があります。

        発展途上国の中にはインフラの整っていない国や地域もあります。そのため、途上国の課題解決にやりがいを感じられる人には向いていると言えるでしょう。

        住友商事:募集要項(基幹職)

        参照:住友商事株式会社(募集要項)

        • 採用実績:2018年度 136名
               2019年度 150名
               2020年度 130名
        • 応募資格:2022年3月までに大学・大学院を卒業・修了予定の方
          ※以下に該当する方はご応募いただけません。
           ー 当社役職員の子女・兄弟関係にあたる方
           ー 就業経験のある方
        • 初任給:大卒 255,000円
              院卒 290,000円
        • 賞 与:年2回(6月、12月)
        • 勤務地:東京、大阪、名古屋など国内および海外(初期配属は原則東京)
        • 福利厚生:完全週休2日制(土日)、祝日、各種保険制度、終身年金制度、従業員持株会制度、独身寮、社宅、研修所など

        丸紅

        • 営業収益:6兆8,276億円(連結含む)
        • 平均年収:1,453万円
        • 従業員数:4,404名
        • 平均年齢:42.1歳
        • 平均勤続年数:17.3年

        参照:丸紅株式会社 有価証券報告書(2019年度)

        丸紅は「生活産業」「食料・化学品」「エネルギー・金属」「電力・インフラ」「社会産業・金融」といった事業を行っています。特に「電力」に関しては中東や東南アジアにおける発電所建設・運営に強みがあり、商社で首位級とも言われています。また、穀物、パルプに関しても総合商社の中でトップクラスの取扱量となっています。

        社風として、事業間、社内外、国境を越えるタテとヨコのつながりを重視しています。商社の枠組みを超える価値創造企業グループを目指していることもあり、積極的に変化していく姿勢を示しているのが特徴です。既存事業の強化による基盤整備に加え、新たなビジネスモデルの創出が期待されます。

        また、丸紅は他の総合商社に比べて従業員が少なく、今後はデジタル事業に力を入れることもあり若手社員に対する期待は大きいです。働く中で新しい発想を提案したり、挑戦する姿勢を持つことが重要になるでしょう。

        丸紅:募集要項(総合職)

          参照:丸紅株式会社(募集要項)

          • 採用実績:
            2019年度 92名(文75、理17)
            2020年度 101名(文68、理33)
            2021年度 106名(文83、理23)
          • 応募資格:
            ■新卒オープン採用/No.1採用
            1. 2022年7月末までに四年制大学または大学院を卒業見込みである方
             ※既卒の方も応募可能です。
            2. 就業経験がない方
            3. 当社役員・社員の子女、兄弟姉妹でない方
            ■Career Vision採用
            1. 2022年7月末までに四年制大学または大学院を卒業見込みである方(就業経験がある方も含む)
            2. 当社役員・社員の子女、兄弟姉妹でない方
          • 初任給:大卒 255,000円
                院卒 290,000円
          • 賞 与:年2回
          • 勤務地:全世界
          • 福利厚生:通勤費、時間外勤務手当、別居手当、出向手当、復職時保育サポート手当、完全週休2日制、各種保険制度など

          商社の就活は企業研究を徹底してから進めよう

          商社は志望者が多いからこそ、誰よりも早く対策を行うことで差をつけることが重要です。インターンシップやOB訪問など、学年に関係なくできる対策は事前に積極的に行いましょう。

          選考では「自分と企業の価値観が合うか」を意識して取り組んでください。商社の仕事は一見同じように見えますが、それぞれに特徴があり強みも異なります。自分の携わりたい事業分野、社風を基に、自分に合った会社を選べるように取り組んでください。そうすることで、入社後のミスマッチを防ぎ、長きに渡って活躍することができるでしょう。

          監修者プロフィール

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          吉川 智也(よしかわ・ともや)
          1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
          現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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