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美容師の志望動機を作るには自己分析をもとに将来像を描くことが重要
美容師の志望動機を書こうとしたとき、憧れやイメージは浮かぶものの、どのような内容にしたら良いのか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。美容師による施術を受けたことがあり、「おしゃれ」「かっこいい」などの漠然としたイメージで憧れを抱いている人も少なくありません。
しかし、美容師への憧れや熱意だけを伝える志望動機では、採用担当者から評価の決め手にならないケースも少なくありません。丁寧な業界研究によって仕事や現状への理解を深めるだけでなく、自己分析によって自らの強みや目標を明確にして、具体的な将来像を描くことで、採用担当者に伝わる志望動機を作ることができます。
この記事では、美容師の志望動機を考える準備から実際に完成させるまでのステップを紹介します。例文も交えているので、志望動機をこれから考える人は、ぜひ役立ててください。
なお、そもそも自己分析のやり方がわからない人もいると思います。こちらの記事も参考にしてみてください。
志望動機を書く前に確認しよう! 美容師の3つの基本情報
美容師の志望動機を書くにあたって、美容師の仕事内容や働く場所、キャリアビジョンなどを明確にする必要があります。それらの基本的な情報を把握しておかないと、美容師の志望動機が的外れなものになってしまったり、採用担当者に伝わりづらいものになってしまうのです。
ここからは美容師の志望動機を書くために必要な3つの基本情報を解説していきます。企業や店舗によって細かい部分は異なりますが、まずは前提となる基本情報をしっかりと把握して、志望動機を考えるための基礎を固めていきましょう。
①仕事内容:スタイリストやヘアメイクなど
美容師は顧客の髪を切るだけでなく、髪を染めたり、セットしたりするなど多岐にわたる業務があります。また、ヘアメイクを担当する場合は、ライフイベントに合わせた記念撮影や結婚式でのメイクアップなど、特別な場面でのスタイリングをおこなう場合もあります。
ほかにも、最新のヘアスタイルやカラーリング技術を常に追求し、トレンドを取り入れた提案をおこなうことも美容師の重要な仕事です。
また、サロンによってはスタイリング剤やシャンプーなどの販売に力を入れているところもあり、顧客への営業力が必要になる場面もあります。美容師は、広く美容に関する技術と提案力が求められる仕事と言えます。
②働く場所:美容室や結婚式場など
美容師が働く場所はさまざまあり、最も一般的なのは美容室やヘアサロンです。ほかにも、以下のシーンで美容師は活躍しています。
また、美容師のなかには自宅で施術をおこなう人も出てきました。働き方が多様化している時代背景を受けて、店舗以外の場所で働く美容師も多く存在します。
また、フリーランスとして芸能人の専属スタイリストになる場合もあり、さまざまな現場を飛び回りながら働くケースもありますよ。
③キャリアビジョン:独立や後進育成など
憧れの先輩のもとで働きたい人もいれば、芸能人やタレントのスタイリストになりたいという人、独立を目指す人もいて、美容師のキャリアビジョンは人それぞれです。多様なキャリア像を参考にしながら、自分のキャリアビジョンを描けると、志望動機に役立てることができます。
キャリアビジョンを考える際は10年後や20年後の姿を思い描き、自分がどのような美容師になりたいのかについて考えを深めていきましょう。
美容師のキャリアビジョンを考えるにあたって、キャリア形成の道筋を考えておくとキャリアビジョンの実現性が高くなります。キャリア形成について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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まずは準備から! 美容師の志望動機を固めるための4ステップ
美容室と一口に言っても、勤務地や顧客層、経営方針などによって求める人材が異なります。自分が働きたいと思う美容室に意欲をアピールするためには、企業研究はもちろん自己分析をしっかりとおこなうことがおすすめです。
ここからは美容師の志望動機を固めていくための4ステップを解説します。4ステップで自己分析や企業研究を深めて、自分にしかないオリジナルの志望動機を作る準備を整えていきましょう。
①美容師になりたいと思った理由を深掘りする
美容師という職業を目指すに至ったきっかけや理由は何か、自問自答してみましょう。幼い頃からの憧れ、美容に関する情熱、他人を美しく変身させる喜びなど、それぞれの理由を持っているはずです。
もちろん、エピソードは1つだけと限らないので、ノートに思いつく限りまずは書き出してみましょう。ささいなことでもヒントになることがあるので、制限する必要はありません。
美容師になりたい理由を書き出してみることでことで、志望動機のもととなる体験や考え方を整理することができ、言語化しやすくなりますよ。
②キャリアビジョンを描いてどんな美容師になりたいかを固める
美容師としての将来像を具体的に描き、どんな美容師になりたいかについて固めていきましょう。キャリアビジョンを具体的に考えられていると、仕事で短期的・中期的に目指すべきゴールをイメージして励むことができます。
このような将来像を持っていくことは自身の目標としてだけでなく、採用担当者に「仕事への熱意や自主性」をアピールするうえでも大切な要素です。
キャリアビジョンとは、仕事だけではなくプライベートについても含むため、美容師となった自分がどのように働いたり、生活したりしていきたいかを年表にまとめてみましょう。それにより、どのような美容師になりたいのかという像を固めることができます。
もしも、キャリアビジョンが思い浮かばないときは、自分が理想とする美容師像を体現しているロールモデルについて考えてみましょう。その人を参考にすることで、キャリアビジョンを描きやすくなりますよ。
③企業研究で働く場所ごとの業務内容の違いを把握する
志望する企業や美容室を絞り込む前に、会社ごとの業務内容の違いを徹底的に調査しましょう。それぞれの企業が提供するサービスや企業文化、働く環境は大きく異なるため、その違いを把握することで、自分に合う美容室を見つけやすくなります。
研究をする際には、まず以下のポイントを確認しましょう。
公式ページにはこれらの情報が記載されていますが、実際の人や場所を通して情報収集することも有効です。たとえば、実際に美容室などの現地に足を運んだり、働いているOBやOGから話を聞くと、より生の情報を知ることができます。
なお、集めた複数の美容室の情報は、以下のポイントをもとに比較すると業界内の立ち位置が見えてくるでしょう。
集めた情報はノートにまとめることで、より整理して理解することができるため、おすすめです。
企業研究ノートの使い方については、こちらの記事が参考になりますよ。
④キャリアビジョンが実現できる企業や美容室を探す
キャリアビジョンを実現できる企業や美容師が見つかれば、志望動機を繕ったりする必要もなく、美容師として働き出してからも後悔するようなことがなくなります。自分のキャリアビジョンと企業研究の結果を見比べながら、自分に合った企業や美容室を選びましょう。
自分のビジョンに100%マッチする美容室があるとは限りません。その際には、働く場所や業務内容、キャリアビジョンなどを比較して、条件に優先順位をつけましょう。特にそのなかで、ゆずれない項目や妥協できる点を明確にしておくことが重要です。
たとえば、「キャリアビジョンにマッチしたロールモデルが多くいる・実現できる職場なら、同業他社よりも給与水準が多少低くても良い」などが挙げられます。それらをトータルで比較していくことで、第一志望で応募する美容室も絞られてくるはずです。
回答を作ろう! 美容師の志望動機が魅力的に伝わる構成
ここからは実際に美容師の志望動機について、回答を考えていきましょう。魅力的な内容にするための構成を解説していきます。
美容師の志望動機は、考えたことをつらつら書き進めるだけでは、熱意やポテンシャルが相手に伝わりづらいため、まずは伝わりやすい構成を押さえておく必要があります。
また、文章は長すぎても短すぎてもNGです。それぞれの項目をバランス良く取り入れ、文字数の指定がない場合は300~400文字程度で収めるようにすると、採用担当者が理解しやすくなりますよ。
①結論:美容師になりたい理由
美容師の志望動機を作る場合、まずは美容師になりたい理由を結論から端的に述べましょう。シンプルな表現で問題ありません。結論を先に伝えることで、どんな内容の志望動機かが採用担当者に伝わりやすく、入社意欲を明確に示すことができるのです。
文字数は多くても100文字程度で説明すると良いでしょう。志望動機の冒頭にあたる部分なので、100文字以上だとあまりにも長すぎる印象を与えかねません。また、全体で400文字と決まっている場合、結論が長いとその理由や具体的な根拠が薄くなってしまうのでバランスを考えて記載しましょう。
②理由:美容室を選んだ根拠
次に、志望する美容室を選んだ理由を具体的に説明しましょう。採用担当者は志望動機のなかでも、数ある美容室のなかから、なぜその店舗もしくは企業を選んだのかを知りたいので、具体的に伝えられるとより入社意欲や熱意を伝えるチャンスとなります。
美容室の志望動機になりうる具体的な要素の例をまとめると、以下のとおりです。
多くの美容室が存在するなかで、なぜその美容室を選んだのかを明確に自分の言葉で伝えられると、その美容室に対する熱意が伝わりやすくなります。さらに、志望する美容室のどんなところに惹かれているのかが具体的になっていると、なぜその美容室でなければならないのかが伝わり、志望動機の説得力も高まります。
根拠や理由については、長く書きすぎるよりも端的に、わかりやすく言い切れるようにまとめましょう。より具体的な背景は、次のエピソードでも伝えることになるため、理由や根拠は1〜2文で明確に伝えられることを目安にしてください。
③エピソード:美容師になりたいと思った経緯
美容師を目指すようになった具体的なエピソードを共有しましょう。あなたにしかないエピソードを盛り込むことでほかの応募者と差別化でき、志望動機にも説得力が増します。自分の体験を自分の言葉で説明できるようにしておいてくださいね。
エピソードを詳細に書きすぎると文章が長くなり読みづらいので、全体の50%程度に収めましょう。また、5W1Hを意識しつつ、美容師を目指すきっかけになった出来事がイメージしやすいように具体的に伝えるようにしてください。
④将来のビジョン:美容師としての夢と入社の意欲
最後に、美容師になってかなえたい夢やどんな姿を目指すのか、入社後の意欲を述べましょう。入社意欲の高さをアピールできます。
新卒採用においては、技術や経験以上にポテンシャルを重視して判断される傾向があります。そのためにも、入社したい熱意や意欲を自分の言葉でしっかり伝えることが大切です。
また、入社後は「将来的には美容師として独立したい」と考えている就活生も多いでしょう。志望動機のなかで、将来的なキャリアビジョンとして伝えるのは問題ありません。
しかし、入社したい理由が「学びたい」「経験を積みたい」ことを重視しているようなニュアンスにならないように注意しましょう。せっかくの熱意や自主性が誤って伝わってしまう可能性があります。あくまでも志望する美容室や企業でどんな活躍や貢献ができるのかを軸に、考えていきましょう。
なお、将来のビジョンの考え方や選考での回答の仕方については、こちらの記事を参考にしてください。
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ツールを使えば、志望動機が3分で完成します
志望動機作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい志望動機を作成することができます。
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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。
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周囲と差をつけよう! 美容師の志望動機の質を上げるコツ2選
美容師としてのの就職を成功させるためには、オリジナルな志望動機を考え、ほかの応募者と差別化を図り、採用担当者に印象付けることが大切です。
応募先の企業への理解度と自分の強みを合わせることによって、ほかにはない独自の志望動機が完成します。ここからはそのための2つのコツを解説するので、作成した志望動機に盛り込むことができないか考えてみましょう。
①選考を受ける企業でしかできないことを盛り込む
美容師の志望動機では、選考を受ける企業や美容室でなければ達成できないことを明確にし、回答に盛り込むことが大切です。どこの美容室でもできそうな話を伝えてしまうと、ほかの美容室でも替えが利くと思われてしまい、入社意欲が低いとしてマイナスな印象になる可能性もあります。
また、どのサロンでも通じてしまう志望動機は企業研究が不足している印象を残してしまうこともあり、いずれにしても入社意欲が低いと思われてしまうでしょう。
たとえば、以下のような点に着目してみましょう。
②美容師として活かせる強みを伝える
志望動機を伝える際には、美容師の仕事に活かせる自分ならではの強みを盛り込むことが大切です。志望動機では、なぜその美容室を選んだのかに加えて、どんな活躍や貢献をできるのかを伝えることで、より入社の意欲や熱意を伝えることができます。
採用担当者には、あなたを採用するメリットもわかりやすくなり、志望動機の説得力も高まります。美容師として活かせる強みとしては、スキルや技術よりも以下のような美容師に必要な素養から考えてみてみてください。
こういった強みを見つけるには、自己分析を通じて自分の長所や短所を振り返ってみてください。特に長所のなかで、人の役に立ったり、評価された経験にフォーカスすると、自分ならではの強みを見つけやすくなります。
実際に自分が美容師として働くイメージをしつつ、どのようなシーンで自分のどのような強みを発揮できそうかじっくり考えてみましょう。そのなかでも、志望する美容室から最も重宝されそうな強みを志望動機に盛り込むことによって、プラスの評価を得やすくなります。
就活生に聞いた! 志望動機で差別化するための工夫
志望動機で他の学生と差別化するには、どのような方法があるのでしょうか。今回は、志望動機が書けずに悩んだ学生を対象にアンケートを実施し、他の人と差をつけるための工夫や具体的な対策を探りました。
「どのように書けば個性が伝わるのか分からない……」と悩んでいる人は、就活生の意見も参考にして考えてみてください。実際の就活生がおこなった方法を知ることで、自分らしい志望動機を作るヒントが得られますよ。
自分の経験や意見を盛り込むことを意識したという回答が多数
自分ならではの志望動機を作ることを意識したという回答が多く集まりました。
自分らしさを出す方法としては、自分の意見を盛り込むだけでなく体験談やより具体的なエピソードを盛り込むと良さそうですね。志望理由は同じだとしても、伝え方や志望理由を持つようになったエピソードから差別化を図ることができますよ。
情報収集で差別化を図ったという声も
事前準備である情報収集を人一倍おこなったという就活生も一定数みられました。
志望動機を書くためには企業理解や業界理解が欠かせません。より深く知りその情報を志望動機に盛り込むことができれば、他の人には書けない志望動機を作ることができます。特に志望度が高い企業こそ、企業研究を徹底するとより熱意の高い志望動機が作れます。
美容師の志望動機が思いつかないときの3つの対処法
美容師に対して漠然とした憧れがあるものの、どのように志望動機にしたら良いのかが思い浮かばない人もいるのではないでしょうか。美容師を志すのであれば、実際に職場訪問をしたり、雑誌などを参考にしたりして、業界そのものに触れてみるのがおすすめです。
ここからは志望動機が思い浮かばないときに、まず試してみたい3つの対処法を詳しく解説します。実践しやすい方法から順番に実践していきましょう。
①美容師にひかれる理由を思いつくまま書き出してみる
美容師になりたいと思ったきっかけや魅力を感じる瞬間を紙に書き出してみましょう。書き出していけば、これまで思いつかなかったような瞬間が浮かんでくるかもしれません。魅力を感じた瞬間は美容師にひかれる深い理由となり、志望動機にすることができますよ。
また、美容に関する情熱や関心を思いつくままに細かくリストアップすることも大切です。スタイリストの技術やメニューの豊富さだけではなく、美容室のインテリアやスタッフのおしゃれなスタイリングなど、気になっているものはどんどん挙げていきましょう。
少しでも関連しそうなことを挙げていくことで、なかなか気づけなかった志望動機が思い付くかもしれません。
②OB・OGや施術を受けている美容師に志望動機を聞く
美容学校の卒業生や、自分が通っている美容室の美容師から、志望動機やキャリアパスについて直接話を聞くのも一つの対処法です。それにより美容師として働く魅力や厳しさ、日々の仕事のやりがいなどリアルな声を聞けるでしょう。
なるべく多くの人に聞くことで、いろいろな動機があることがわかり、これまでの自分のバックグラウンドに近い動機がみつかれば、参考にすることもできるはずです。
仕事で苦労しているという話を聞くことがあるかもしれませんが、そこで美容師になりたいという気持ちが衰えなければ、自分の意思を再確認することにもつながります。
OB訪問のマナーに関しては、以下でも詳しく説明しているので、確認してみてください。
③雑誌やホームページに載っているインタビューを参考にする
美容業界で活躍する人のインタビューは、志望動機を固める際に役立ちます。どのようにしてキャリアを築いたか、美容師のどの部分に情熱を感じているかなど、貴重な情報が詰まっていることが多いのです。
インタビューを参考にすれば、美容師としてのキャリアを積むうえでのさまざまなアプローチや考え方を学べます。活躍する美容師が直面した課題や成功体験は、自身の志望動機をより具体化するのに役立つはずです。
「髪の文化舎」や「CLUB PREPPY」といった、美容業界の専門誌やホームページの記事を通じて、美容師の生き方や価値観に触れてみましょう。
動機別に解説! 美容師の志望動機の例文5選
志望動機の作り方は理解できても、実際に文章を作るとなると思い浮かばないという人が少なくありません。そのような人のために、ここからは、すぐに参考にできる美容師の志望動機の例文を紹介していきます。
自分に近い動機の志望動機があれば、それを参考に考えてみるのも有効です。ただし、これらの例文を丸ごとコピーして使うのは面接で辻褄が合わなくなってしまうこともあるので、自分の言葉で書くようにしてください。
例文①美容師に影響を受けた
「美容師から影響を受けた」という人は少なくないはずです。自分の人生にとって大きな転換点になったことを伝えられるエピソードを交えられると、説得力も増します。
この例文では美容師との出会いを通じて、ヘアスタイルだけではなく性格まで変えられたと語っていて、美容師という職業の魅力がよく伝えられています。
説得力を増すためには、自分だけの体験を伝えられるエピソードを選ぶようにしましょう。
例文②顧客に感動や喜びを届ける仕事をしたい
美容師は、髪型や髪色を変えることで、自己実現の手伝いができる職業です。人々の生活に感動や喜びを届けたいという思いを、選考を受ける企業がどのように体現しているのかを志望動機に取り入れることで、熱意を伝えられます。
アルバイトなどで接客経験がある人は、違う業種であっても同じ接客サービスの視点から見た自分の強みをアピールすることもできます。
例文③志望する美容室に特別な思いがある
特定の美容室に対して強い憧れや、働くことに強い意義を感じている場合、自分とその美容室に関する接点をアピールできると良いでしょう。
その美容室を利用した経験から得た知識や、より高められた入社への意欲を伝えることによって、本気度がさらに伝わるようになります。
例文④自分のキャリアプランと希望する美容室のビジョンが合致している
自分のキャリアプランと、志望する美容室のビジョンが一致していることを志望動機でアピールできれば、採用担当者は自社での活躍を見いだす可能性が高いです。
自分のキャリアプランを伝えつつ、企業研究から知り得た応募先の美容室に必要とされるものに貢献したいという気持ちを伝えることで、本気度をアピールできますよ。
例文⑤ヘアスタイルの探求やアーティストとしての道に興味がある
美容師として満足のいく施術をおこなうには、ヘアスタイルの探求やヘアデザインに情熱を注ぎたいという気持ちが大切です。ヘアスタイルのトレンドや技術への探究心は、美容師を目指す志望動機として採用担当者の目を引きやすい内容となります。
どんなヘアスタイルに関心があるのか、志望するサロンの独自性を受け、どんな目標を持っているのかを具体的に伝えられると、より熱意をアピールできるようになります。
自分の回答を見直そう! 美容師の志望動機のNG例文5選
志望動機が独りよがりになってしまう人は少なくありません。自分が書いた志望動機の欠点には気づきにくい場合もあるため、自分の志望動機に自信を持っている人も必ず一度は読み直すことをおすすめします。
ここからはNGとされる例文を参考にしつつ、自分の書いた志望動機を見直してみましょう。それによって自分の書き方のクセが見つかるかもしれません。思い当たる節があれば、もう一度考え直してみることをおすすめします。
例文①漠然とした憧れのみを主張している
憧れる気持ちが強すぎて、いざ働いてみたら現実とのギャップに気づき、仕事へのモチベーションが下がってしまったというのはよくある話です。憧れの気持ちだけを主張すると、「先入観が強く、入社後にミスマッチを感じて辞めてしまうのでは」ととらえられるおそれがあります。
たとえば、以下の内容は漠然とした憧れのみを主張している志望動機となるため注意しましょう。
小さい頃から、美容師ってかっこ良いなと思っていました。テレビで見る美容師さんたちがとても楽しそうで、いつかはそんな風になりたいとずっと思ってきました。とにかく美容師の世界に飛び込んでみたいです。
憧れのみを理由にすると動機が漠然としており、美容師として具体的に何を成し遂げたいのかが伝わりません。志望動機を伝える際には、背景にある具体的なエピソードや経験、達成したい目標を明確にして、面接官に熱意を伝えましょう。
例文②研修内容や学びたいことを強調して受け身な印象になっている
一から技術を習得することになる新卒の学生が、学びたい気持ちをアピールするのは良いことですが、「教えてもらいたい」という志望動機は、受け身な印象を残し、活躍を見いだしてもらえない原因になることがあります。
以下の例文の場合、面接官によってはマイナスな印象を残すでしょう。
美容師として働くにあたって、技術や知識はまだ何も持っていませんが、貴社の充実した研修制度を利用して、一から学んでいきたいです。私にとっては、学べる環境があるかどうかが一番の志望理由です。
採用担当者は、自社への貢献する姿勢を見たいと考えています。学びたいという意欲が受け身の姿勢にならないように、自己成長への意欲とともに、チームや職場へのプラスの影響をもたらす積極性も伝えましょう。
例文③美容師でなくてもかなえられる目標やスキルを伝えている
美容師の志望動機では、なぜその仕事やサロンでなければいけないのかを重視して見られます。その他の仕事でも実現できそうな内容であると、本当に美容師でなければならないのかと本気度が弱く感じられてしまいます。
以下の文章では「人と接することが好き」と表現していますが、人と接する職業は美容師以外にもたくさんあるため、美容師ならではの内容にフォーカスすることを意識してみてください。
人と接することが好きで、お客様に喜んでもらえる仕事がしたいです。人と接する機会の多いこの仕事なら、私のコミュニケーション能力を活かせると思います。
志望動機では、「カットやカラーなど、美容師ならではの技術を磨きたい」「特定のヘアスタイルを提供できるようになりたい」といった、職業特有の情熱や目標を示すことが求められます。
美容師としての職業にしかできないこと、美容師にしかない魅力を自分の言葉で表現することが重要です。採用担当者から、どれだけ本気で美容師を目指しているかや熱意が見られるため、その他の仕事でも言えてしまうような内容にならないように注意してください。
例文④独立したいことを強調しすぎている
志望動機で独立への強い願望を前面に出しすぎると、面接官から短期間での退職を懸念されるかもしれません。以下の例文の場合、入社してすぐに独立を考えているととらえられてしまう可能性が高いです。
3年以内に自分の美容室を持つのが夢です。そのためにはまず、貴社でさまざまな技術や経営ノウハウを学び、独立する準備をしたいと考えています。短期間で多くを吸収し、技術を習得するのが私の目標です。
例文では、最初にきっぱりと「自分の美容室を持つのが夢」と言い切ってしまっていて、その美容室への熱意や、貢献したいという気持ちが感じられません。「経験したい、学びたい」という気持ちが重点的に書かれているため、志望する美容室でどのように活躍したいのか、貢献したいのかという意欲が見えづらくなってしまっているからです。
最終的に独立が夢だったとしても、現時点で志望している美容室で自分は何ができるのか、どのような貢献ができるのかをアピールしましょう。採用するメリットを担当者に感じてもらえれば、選考を通過する可能性が高くなりますよ。
例文⑤ほかの美容室でも実現できそうなことを伝えている
美容業界においては、美容室ごとに独自の文化や特色、強みがあります。以下の例文のように、どの美容室でも当てはまりそうな内容の場合、熱意や美容室への強い意志は感じられません。
美容師として、お客様に満足していただきたいです。私はただ単にヘアスタイルを提供するだけではなく、お客様がリラックスできる時間を提供したいと思っています。特別な技術や独自のビジョンは、働きながら見つけていきたいと考えています。
志望動機を伝える場合、その美容室でなければかなえられないことを伝えて、本気度をアピールすると、採用担当者にも熱意が伝わります。熱意が伝わると、入社後も自主的に行動してくれたり、技術向上に向けて励んでくれるといったアピールにもつながります。
どの美容室でも通じそうなことを伝えると、「ほかの美容室でも志望動機を使い回しているのかも」と思われる可能性があるため、企業研究をして応募先にしかない魅力を見つけましょう。
美容師の志望動機では目指す美容師像を明確に伝えて選考突破を目指そう!
美容師の志望動機を考える際には、まず美容師という職業自体を深く理解することから始める必要があります。そのうえでなぜ自分が美容師になりたいのかを深掘りして考え、エピソードを交えながら伝えるようにしましょう。
それによって採用担当者に熱意が伝わるようになり、内定獲得に近づけるかもしれません。今回紹介したOK例文とNG例文を参考にしつつ、応募先の美容室に特化したオリジナルの志望動機を完成させ、選考突破を目指してくださいね。
【志望動機に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2024年10月11日~10月17日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の56人
詳細は「編集コンセプト」ページをご確認ください