業界研究

農業の志望動機|3つの例文とポイント・NG例を紹介

農業について

農業というと個人経営で農業を営んでいるイメージが強く、一般企業のように志望動機を書く必要がないというイメージがあるかもしれません。しかし、最近は食の安全・材料の安定供給の関係から大手のスーパーやコンビニエンスストア、チェーン店が直接農場を持ち、農産物を生産するということも珍しくありません。

また、農業を支える農業協同組合や複数人で経営する農業法人にエントリーする際も、履歴書を提出するために志望動機を書く必要があります。農業に関わる業界の志望動機の書き方についてみていきましょう。

農業の主な業務内容

農業業界は勤める企業によって業務内容が大きく異なります。例えば、大手食品企業の直営農場に勤めた場合は、農作物の生産が主な業務となりますが、農業協同組合に勤めた場合は、個人の農業従事者のサポート(農業機械の貸し出し・農作物の栽培指導・農作物の出荷補助など)が中心になります。

この他にも、種苗会社なら品種の開発・販売・栽培指導、農業資材の会社なら農薬や肥料、農機具などの開発・販売、農業機械の会社なら機械の開発・販売が主な業務となります。

志望動機を書く際の注意ポイント

農業は、それぞれの企業で求める人材や技術が大きく異なります。農業従事者のサポートをメインとする企業に実際に作物を作りたいという人が来ても困りますし、野菜を中心に育てている所に米を育てたいという人が来ても困ります。必ず企業の業務・得意分野を確認し、各企業にあった志望動機を書くようにしましょう。

農協の志望動機の書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

農業の志望動機NG例

ここからは志望動機の例文をみながら、なぜNGな志望動機なのか解説していきます。

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NG例

数年前にTPPが問題になった時から、日本の農業に興味を持っていまいた。農業は国民の食を支える要であり、非常に重要な職だと考えています。日本の食を支えたい、私自身も安全・安心な食品を食べたい、という思いから御社で働きたいと考えています。

上の例文のNGな点は、農業では企業によって求められる人材が大きく異なるにも関わらず、農業全体の話しか書いていない点です。「どうしてこの企業を志望したか」がわからない文章になっています。

特に「TPP」や「食を支える」は、ほとんど一般論に近いため、他の企業でもいいのでは、という印象になってしまいます。

農業の志望動機例3選

農業では、各企業に合わせて自分自身がどうしてこの企業に勤めたいのかを、具体的に記載する必要があります。ここからは、OKな志望動機の例文から、どのような志望動機を書くべきかみていきましょう。

志望動機の例文①

私は、地域で食べる野菜を地域で作るという目標に共感し、御社を希望しました。私はスーパーでアルバイトをしていたのですが、野菜のほとんどは県外のものでした。調べてみると、県外から野菜を運んでくるのは「コストがかかる・鮮度が落ちる」とよくないことが多くあり、もっと地元で採れた野菜を安く新鮮な状態でお客様に届けたいと思うようになりました。御社に入社した後は、新鮮な野菜をお客様に届けられるように頑張りたいと思います。

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上記の例は、企業が掲げている目標に賛同するなど、企業研究をおこなっていることが分かる文章が入っています。自分がどうしてその企業の目標に共感できたかが書かれているなど、「どうしてこの企業でないとダメか」が記載されている志望動機です。

業界研究のやりかたについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

志望動機の例文②

私は、学生時代農業ボランティアをおこなっていました。その中で「農業を機械なしでするのは大変だ」ということを学びました。特に、田植えや耕うんなどは重労働で、機械がなければ成り立たないと思いました。このような理由から、御社の「農業従事者の負担が軽くなるような機械を作る」という目標にとても共感し、就職を希望しました。

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書いている内容は当たり前のことですが、自分が実際に経験し必要性を強く感じた、と記載しているところが志望動機として説得力があります。また、企業の目標を調べ、この企業でないとなぜダメか、という点も分かりやすく書かれている志望動機です。

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志望動機の例文③

農業従事者目線の品種開発に携わりたく、御社を希望しました。私は学生時代育種の勉強をしており、その中で御社では様々な地域にあった品種を育成し、農業従事者に各品種にあった栽培指導をおこなうなど、農業従事者目線で使いやすい品種の開発・品種の普及に努めているとお聞きしました。
私は育種をするなら農業従事者にとって扱いやすく、使ってもらえる品種を作りたいと考えています。ぜひ、御社に入社して農業従事者目線で品種の開発に携わっていきたいと思います。

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どうしてこの企業に就職しようと思ったかが、詳しく書かれている志望動機です。また、農業従事者目線で扱いやすい品種を作りたいなど、企業に入った後どのようなことがしたいか、どのような目標を持っているかが書かれています。

農業の志望動機は業務内容を把握したうえで作成しよう

農業の志望動機は、エントリーする企業をしっかりと調べていないと全く違う方向の志望動機になってしまう場合が多くあります。まずは企業がどのような業務をしているか・どのような目標を掲げているかを調べ、志望動機を書くようにしましょう。また、農業に携わりたいと考えるなら「どのような立場で携わりたいか」を明確にし、自分にあった業務をおこなっている企業にエントリーしましょう。

エントリーシートの書き方について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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