就活イベント

【会社説明会のマナー】当日の流れや注意するポイントを解説

会社説明会に参加することで企業について理解が深まる

就活をスムーズに進めるには、会社説明会に積極的に参加することが大切です。会社説明会に参加することで、業界や企業についての理解を深めることができ、さまざまな情報を収集することができます。

企業の情報はネットでも集められますが、会社説明会に参加したほうがより詳細な情報を得られます。会社説明会で得た情報を就活に活かすにはいくつかのポイントがあります。

ただ参加するだけでは就活に十分に活かせないこともあるため、会社説明会の内容について基礎知識を付けた上で当日何に気を付けるべきか詳しくみていきましょう。

以下の記事では、会社説明会に必要な持ち物について解説しています。

会社説明会の種類

会社説明会といってもさまざまな種類があり、特徴が異なります。会社説明会に参加するなら、種類ごとの違いを把握しておくことが大切です。

特徴の違いを知っておくことで、どの説明会に参加するとよいのかが判断しやすくなります。同じ企業の会社説明会でも、種類によって得られるものが異なるため注意しなければなりません。

会社説明会は大きく3つの種類にわけられるため、違いを知っていきましょう。

単独会社説明会

1社のみが主催となり、説明会をおこなうものが単独会社説明会です。単独会社説明会は企業の本社や貸し会議室などさまざまな場所でおこなわれますが、1社から詳細な説明を受けられる点が特徴です。

企業ごとに実施内容の詳細は異なりますが、質疑応答の時間を十分に取っていることも多いです。そのため、志望先の企業が明確に決まっているなら、単独会社説明会への参加がおすすめといえます

企業主催の説明会に参加していると、担当者に顔と名前を覚えてもらえることもあり選考時のアドバンテージとなることもあります。好印象を与えることができるなら評価もプラスになりやすく、より有利に選考を進められます。

以下の記事では、会社説明会のマナーについて解説しています。

合同会社説明会

ひとつの会場に複数社が集まって一斉に説明会をおこなうのが、合同会社説明会です。合同会社説明会は、大きな会場に企業ごとのブースが設置されており、そこで説明会が実施されます。

1社ごとの説明時間はそれほど多くはないため、簡易的な説明のみで終わりやすいことが、合同説明会の特徴です。ブースもそれほど広くはないため、人気の企業だと満員になってしまい、場合によってはなかなか説明を受けられないこともあるでしょう。

しかし、1つの会場で複数社の説明会を同日に受けられることは大きな魅力です。そのため、合同会社説明会は志望先の業界や企業が絞り込めていない就活生におすすめといえます。気になる企業をみつけ視野を広げるには、合同会社説明会に参加するとよいでしょう。

以下の記事では、合同説明会での質問例とマナーについて解説しています。

学内会社説明会

大学構内で実施される説明会が、学内会社説明会です。学内会社説明会では、大学にゆかりのある企業やOB・OGの多い企業が参加するケースが多いです。

そのため、説明会に卒業生が参加していることもあり、OBやOGに質問ができたり仕事の話を聞きやすかったりする点が魅力といえます。また、学内会社説明会は1日に複数社同時に説明会を実施するケースも多く、短時間で多くの企業について理解を深めることができます。

大学によっては有名企業が説明会をしに来ることもあり、そこでエントリーシートをもらえるといったケースもあります。大学によってどのような企業が来るかは異なりますが、複数の企業の説明を受けられることは大きなメリットでしょう。

以下の記事では、学内説明会について詳しく解説しています。

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会社説明会の日程は就活情報サイトや企業HPで確認できる

会社説明会に参加するには、いつ実施されているのか日程を確認しておく必要があります。会社説明会の日程は、就活情報サイトや企業のホームページなどから確認できます。

企業によって違いがありますが基本的には予約制となっているため、気になる企業をみつけたなら素早く申し込みをしておきましょう。人気の企業だとすぐに席が埋まってしまうこともあるため、早めに予約をしておくことが大切です。会社説明会の予約も、就活情報サイトや企業のホームページなどからおこなえます。

学内会社説明会については大学の掲示板やキャリアセンターなどに情報が掲載されているため、確認しておきましょう。学内会社説明会は事前の予約が不要なケースが多く、他の説明会とは形式が異なることも覚えておく必要があります。

以下の記事では、会社説明会の参加申し込みメールの送り方について解説しています。

会社説明会の流れ

実際に会社説明会に参加する際に備えて、どのような流れで実施されるのかを知っておきましょう。会社説明会に参加するには、まずは予約を取る必要があります。申し込みをすると予約完了のメールが届いたり、予約番号が発行されたりするため、これを保存しておきましょう。

当日は開始時間に合わせて説明会の会場に行き、企業の担当者から説明を受けます。説明会だけで終わる企業もあれば、その後座談会など小規模なイベントが実施されることもあります。

また、企業によってはそのまま選考をおこなうこともあるため、アピール内容はまとめておきましょう。筆記試験が実施されることもあるため、会社説明会には筆記用具の持参が必須です。

説明会でのマナー

会社説明会にはさまざまなマナーがあるため、これを把握しておくことが大切です。説明会での様子は、選考の評価に含まれていることも多いため、マイナスの印象を与えてしまわないように注意しなければなりません。

マナーとして気をつけておきたいポイントは、受付や入退室などのシーンがあげられます。また、身だしなみもチェックされていることは覚えておきましょう。

細かいマナーを意識して臨むことで、会社説明会で企業の担当者に好印象を与えやすくなります

受付・入退室

会社説明会では、受付の時点からマナーに注意しなければなりません。まずは時間に遅れないように早めに行動し、5~10分前行動を心がけましょう。

注意が必要なのは遅刻しないだけではなく、時間よりも早く到着しすぎないということです。受付時間よりも15分以上前に到着してしまうと、企業での準備が整っておらず、迷惑をかけてしまう場合があります。そのため、到着は早くても10分前程度にし、早く着きすぎないことも重要です。

受付では元気よく氏名と大学名を伝え、会場に入ります。入室の際には私語は慎み、説明会が始まるまで資料などに目を通しながら静かに待機しましょう。

携帯ばかりみたり、足や腕を組んだりするのはマナー違反です。説明会が終了した後は速やかに退室し、用もなく会場に留まらないことが大切です。退出時には関係者にお礼をいい、アンケート用紙などを渡された場合はなるべく記入するようにしましょう。

以下の記事では、会社説明会の到着時間について詳しく解説しています。

身だしなみ

会社説明会では身だしなみもチェックされているため、社会人らしくマナーを守った服装を心がけましょう。特に指定がない場合は、スーツ着用で参加します。会社説明会に限らず、就活のイベントはスーツ着用が基本となるため、特別な指定がない限りはスーツで臨みましょう。

また、企業によってはあえて私服を指定することもあります。この場合はスーツ着用でなくても構いませんが、完全な私服ではなくオフィスカジュアルを意識することが大切です。

オフィスカジュアルはシャツにスラックス、ジャケットなどが一般的であり、女性の場合はカットソーやスカートなどを着用しても構いません。会社説明会はフォーマルな装いが求められているため、雰囲気に合う服装を選び身だしなみを整えましょう。

以下の記事では、会社説明会の身だしなみマナーについて解説しています。

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会社説明会を就活に活かすためのコツ

就活を有利に進めるには、ただ会社説明会に参加するだけではなく、細かいポイントを意識して臨むことが大切です。会社説明会での経験を就活に活かすには、やっておきたいことがいくつかあります。

それらを意識しておくことで、会社説明会で担当者に好印象を与えられたり、就活に活かせる有益な情報が得られたります。せっかく参加した会社説明会での経験を無駄にしないためにも、就活に活かすためのコツを理解しておきましょう。

質問したいことを事前に考えておく

会社説明会では最後に質問の時間が設けられているため、これを有効活用することが大切です。質問をすることで有益な情報が得られることはもちろん、内容次第では企業の担当者の印象に残ることができ高評価を得られることもあります。

上手に質問するためには、なにを聞くか事前に考えておくことが大切です。事前に自分でも企業研究をしておき、疑問点を複数まとめておくことで説明会当日もスムーズに質問しやすくなります

もちろん、当日説明を受ける中で気になったことを質問しても構いませんが、質問を用意せずに臨むと当日中に聞きたいことをまとめられない可能性があるため注意が必要です。参加前から企業に聞いておきたいことをいくつか準備しておくことが大切です。

以下の記事では、説明会でするべき質問について解説しています。

参加後は情報を整理してまとめる

会社説明会は参加しただけで終わりにせず、その後得た情報をまとめておくことが大切です。説明を受けた内容を自分なりにまとめておくことで、より企業への理解が深められます。企業についての情報をまとめておくと、本選考の際に活用しやすくなります。

志望動機や自己PRの作成はもちろん、面接でのアピールにもつなげやすくなるため情報を整理しておくことは大切です。ただ説明会に参加しただけで終わってしまうと、せっかく得られた情報が身につかない可能性があるため注意しなければなりません。

有益な情報を得ても活用できないと無駄になってしまいます。情報を有効活用するためにも、説明会後は内容を整理して、わかりやすいようにまとめておきましょう

会社説明会に参加して就活を有利に進めよう

就活を少しでも有利に進めるには、業界や企業についての情報を集めておくことが大切です。情報収集をする際には、会社説明会への参加がおすすめでしょう。会社説明会で得た情報は、企業選びや選考に活かせることが多いです。

ただし、会社説明会に参加するだけで就活が有利に進められるわけではありません。選考に活かすためには、積極的に質問をしたり自分なりに情報をまとめて整理したりすることが大切です

気になる企業の会社説明会には積極的に参加し、有益な情報を得ることで就活を少しでも有利に進めていきましょう。

以下の記事では、会社説明会で履歴書が必要な理由について説明しています。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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