面接対策

面接で緊張しない方法6選|事前の準備と心構えで解決する【就活生の面接での攻略法】

誰でも緊張してしまう面接を乗り越えるには

就職の選考試験では2次や3次の段階で、面接試験が実施されることがほとんどです。採用担当者と向き合い、様々な質問に対して答えていき自分をアピールすることになります。面接は誰でも緊張するものです。

事前にしっかりと答えを準備していても、その場になると頭が真っ白になってしまうということも考えられます。緊張をすべて取り除くことは難しいですが、心構えをしておけば落ち着いて取り組むこともできます。

この記事では、緊張してしまう面接をできるだけ落ち着いて乗り越えていくためのポイントを紹介していきます。

面接で緊張しない方法6選 

試験は不安になるものですが面接で緊張しないような工夫をしておくと、落ち着いていつもの力が発揮できるようになります。前もって対処法を知っておけば本番までの心構えもできるので、確認しておきましょう。

ここでは、「自己PRと志望動機を準備する、人生経験の振り返りをする、失敗しても開き直る、自分に期待しすぎない、深呼吸をする、周りを意識し過ぎない」という6つの方法について紹介していきます。事前に準備できるものもあるので、これから面接を控えていて緊張してしまうかもしれないという不安がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

面接での対策について、こちらの記事でも詳しく解説しています。

①自己PRと志望動機を用意する 

面接で緊張しない1つ目の方法は、自己PRと志望動機はをしっかりと用意しておくことです。就活における面接の際、必ず聞かれるのが自己PRと志望動機です。この2つについては、緊張していても思い出せるくらいにしておきましょう。緊張していてもしっかり言えるぞ、という自信をつけることが緊張しない方法です。

自己PRと志望動機の作り方ですが、大体それぞれ3つづつ用意するとよいでしょう。主張が弱くなる心配や、忘れてしまう心配もこの数ならないはずです。この際、緊張しない方法としてお伝えできるアドバイスは、本心で書くということです。本心で書けば完全に忘れてしまって面接で言えなかった、ということにはほぼなりません。

また、一字一句覚えなくてもよいともいえるでしょう。キーワードさえすらっと出てくるようにしておくと、言いたいことはほとんど伝わります。面接で緊張しない方法は、まず準備をする、ということです。就活の未来では効率的に文章を作成できる自己PRジェネレーターを無料で公開していますので、こちらも活用してみましょう。

②人生経験の振り返りをする

面接で緊張しない2つ目の方法は、面接官に質問されそうな人生経験の振り返りをしておくことです。聞かれそうな人生経験とは、自己PRや志望動機の背景となった出来事です。

面接で自己PRや志望動機を話すときには、「あなたはなぜそのような強みを身につけることができたのか」、「なぜそのような志望動機を抱いたのか」、といった少し深いところまで尋ねられる場合が多いです。そうした際に、箇条書きにした自己PRや志望動機しか用意していなかったら、慌ててしまって何も言えなくなるかもしれません。

③失敗しても開き直る

面接で緊張しない3つ目の方法は、失敗してもそれが実力だと言い聞かせることです。すなわち、緊張して失敗してしまったら、自分の実力はその程度だと開き直ってしまうのです。

それでは面接で緊張しない方法ではないと感じるかもしれませんが、だまされたと思って一度やってみてください。開き直って挑んでみると、意外と緊張していない自分に気づくはずです。意外と緊張していないんだな、と面接中に思えたならば、ほとんど勝ったようなものです。

あなたはその面接で十分自分をアピールできるでしょう。これは面接の場面だけではありませんが、落ち着いていれば誰だってきちんと実力を発揮できます。試してみると良いでしょう。

④自分に期待し過ぎない

面接で緊張しない4つ目の方法は、自信過剰にならないことです。自分に自信があることは良いことです。また、競争率の高い企業だと、人よりも自分を良く見せようと誰しも思うでしょう。しかし、自分は合格するのが当たり前と思い込まない方が良いです。万が一、合格できなかった時には、気持ちを立て直すのに時間がかかります。

就活時期になると、一日にいくつもの結果報告と面接を受けるスケジュールの繰り返しになります。そのような状態で、落ちた企業のことを考えて次を受けても合格できません。ありのままの自分で面接を受けましょう。やるべきことをやるくらいの気持ちで挑むくらいが丁度良いです。

自己紹介のコツについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

⑤深呼吸をする

面接で緊張しない5つ目の方法は、深呼吸をすることです。活発に動いたり、極度の緊張をしたりすると交感神経が働きます。深呼吸をすることで、副交感神経が働いて血流も良くなり、リラックス効果が現れます。深呼吸をするときには、胸を開くような気持ちで息を大きく吸いましょう。そして、吸った息をゆっくり全部吐きます。

面接時の緊張した状態のときだけでなく、普段から深呼吸をする習慣をつけておくと良いでしょう。大きく深呼吸をすることで、自分の体がどういう状態になるかということがわかっていると、落ち着く方法も自然に身に付きます。

少しでも緊張感を和らいだ状態で、面接を受けるようにしましょう。気持ちが落ち着いたら、自己PRや志望動機など、面接についての確認をするようにしてください。

⑥周りを意識し過ぎない

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周りの人を意識し過ぎると、比較して自分は劣っているように感じてしまいます。ほかの人が自分より上手くできているように思い、心配になり必要以上に落ち込んでしまうこともあります。現在では、SNSなども普及してたくさんの情報が分かりますが、意識しすぎて疲れてしまう人も多いのではないでしょうか。

緊張していると余計に周りが気になってしまいますが、意識をして自分の持てる力を出そうと集中することが大切です。自分がこれまで準備してきたことや、勉強してきたことを思い出し、自分自身の中に目を向けるようにしてみましょう。

あくまでも、他人は他人、自分は自分だという考えをしっかりと持っておくことがポイントになります。

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面接に対する意識を変えれば緊張を防げる

面接に対して、「緊張するものだ」「うまくやらなければならない」「失敗は絶対に許されない」などと思っていると体に余分な力が入ってしまい、緊張しやすくなってしまいます。確かに採用試験の面接は重要なものですが、少し意識を変えて緊張を防げるような工夫もしてみましょう。

自分の今までの考えを絶対に曲げないというのではなく、柔軟な対応も時には必要になります。こちらで紹介する考え方も参考にして、面接=緊張という意識を少し変えてみると少し楽になるかもしれません。今まで面接に対して抱いていたイメージが変われば緊張も防げます。

面接官をかぼちゃだと思う

人にじっと見つめられると緊張してしまい、何を話せばよいのか分からなくなってしまうということがあると思います。面接官はあなたの答えを聞こうとしているので、こちらを真っすぐに見ていて、何だか追い詰められているような気分になることもあるでしょう。そんな時には、面接官をかぼちゃだと思ってみてください。

そんなの無理だと思うかもしれませんが、意外と効果的な方法です。かぼちゃじゃなくても、イメージしやすいものなら何でも良いです。面接官の顔を意識しすぎると質問の答えが正しかったか、今の答えは良くなかったかと悪い方向に考えてしまいます。

かぼちゃだと考えることで、面接官の顔色に一喜一憂して緊張してしまうのを防ぐことができます。目の前には面接官ではなく、かぼちゃが並んでいると思えば少し心の余裕ができるはずです。

緊張している姿は意外と好印象を与えている

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面接試験の時に緊張するのは良くないことであり、緊張はしない方が良いと思われがちですが意外にそうでもありません。実は緊張している姿は面接官にとって好印象となる場合もあります。

面接で良い印象を残そうと一生懸命に努力しているところを見れば、志望度の高さや熱意が伝わります。緊張するのは当たり前の事で、面接官もそれを十分理解しています。面接官からの質問で「緊張していますか?」と聞かれる場合がありますが、その時は素直に自分の気持ちを答えるようにしましょう。

強がって「いえ、緊張していません」と答えるよりも、「御社にぜひ入社したいので緊張しております」と率直な考えを言う方が新鮮でやる気を感じられます。余裕があれば笑顔で答えるようにすると、さらに好印象になります。

「話さなくては」というプレッシャーを無くす

面接の際に緊張してしまう原因のひとつとして「何かを話さなければ」というプレッシャーを感じていることが挙げられます。質問に対してそのまま答えを述べれば良いはずなのに、もっと話してアピールをしなければと意識してしまうと、支離滅裂な言葉が出てきてしまうかもしれません。

また、早く答えなければと焦ってしまうと、頭の中で考えがまとまらないうちに話し出してしまい、おかしな文章になってしまう可能性も考えられます。

質問に対してはすぐに答えを言わなければなりませんが、焦ってプレッシャーを感じる必要はありません。緊張してうまく意見が言えなさそうな時には、素直に「申し訳ありません。緊張しているので少しお時間を頂いてよろしいですか?」などと伝えれば問題ありません。

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普段からできる緊張対策

面接で緊張しないようにするには、本番当日の心構えや考え方も大切ですが前もって普段からできる対策もあります。事前に準備をしておけば、落ち着いて面接に臨めるでしょう。

いきなり本番で緊張するなと言われても無理があります。誰でも緊張するものですが、できるだけ色々な方法を試して自分に合ったものを選んでおくと良いでしょう。日頃から対策をしておくことで「前から準備していたんだから大丈夫」という自信にもつながります。

腹式呼吸をする、緊張を抑える食べ物を知っておく、初対面の人と積極的に話す、第三者に面接練習を見てもらうなど、どれもそれほど難しい方法ではありませんので、気軽に挑戦してみましょう。それぞれの対策について詳しく説明していきます。

腹式呼吸を心掛ける

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深呼吸は自律神経の働きを整えて、リラックスの効果があると言われています。さらにお腹で大きく呼吸をする腹式呼吸をするとその効果もアップします。鼻から吸ってお腹に空気を入れ、口からゆっくりと吐くことがポイントです。

また、緊張すると声が小さくなり震えてしまうことがありますが、相手にも聞き取りづらく何を言っているのか伝わりません。そんな時にも腹式呼吸を意識して話すようにすると、お腹から大きな声が出せます。

歌を歌う時にも、お腹から声を出すようにと言われますよね。腹式呼吸を使って話をすると、声量だけでなく声のトーンも落ち着くので、面接官に好印象を与えることができます。ちょっとしたコツが必要になるので、日頃から意識して実践してみるようにしましょう。

緊張を抑える食べ物を知っておく

体の調子を整えるためには、食事も重要な要因です。何を食べるかによってその時の体にも変化があるので、注意してみましょう。食べ物のなかには、緊張を抑える効果があるものもあります。セロトニンと呼ばれる成分には緊張を和らげる効果があるとされています。

幸せホルモンともいわれ、感情のコントロールにも大きく関わっているものです。セロトニンは必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンとビタミンB6から作られています。

かつお、レバー、大豆製品などにはトリプトファンが、まぐろ、さんま、バナナにはビタミンB6がそれぞれ多く含まれています。普段からこれらの食品を積極的に食べることで、緊張を和らげる効果が期待できるでしょう

緊張を和らげる方法について、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

初対面の人と積極的に話す

知らない人と話すのが苦手な人見知りだと、面接官との会話も緊張してしまいます。人見知りをすぐになくすのは難しいかもしれませんが、初対面の人と積極的に話す機会を増やすことで、緊張しないように練習することができます。

初めての人だと何を話せば良いか分からなくなってしまいますが、回数を重ねていけば会話のコツもつかめてきます。学校で今まであまり話すことがなかった人と話をしてみる、ボランティア活動や地域のイベントに一人で参加してみるなど、色々な方法があります。

人と話をすることで新しい発見や知らなかったことが知れるチャンスにもつながります。初めての人と話すことが苦痛でなくなれば、面接でもそれほど緊張せずに話ができます。

第三者に面接練習を見てもらう

練習を重ねていくことで、面接に対して自信を持てたり、自分をうまくアピールできるようになります。本番を想定して入室のしかたや挨拶などをしていれば、動きもスムーズになるでしょう。

その際には一人で練習するだけでなく面接官役、さらにもう一人客観的に面接の様子を見てくれる人も参加してもらうと効果的です。第三者に見てもらうと自分では気づかなかった点がよく分かります。どのようにすればもっと良くなるか、どこを直した方が良いのかなど率直な意見をもらうようにしましょう。

他の人に見られていると思うと、普段より緊張するので本番の練習もなります。質問に対しての答えが分かりづらい、伝わりにくいところがあれば積極的にアドバイスしてもらって、改善していきましょう。気付かなかった自分自身の弱点も分かります。

面接前に準備をしておくことが一番の緊張しない方法

面接で緊張しない方法をご紹介してきました。なんだか緊張せずに面接に挑めそうだなと思いましたか。

人生の大事な瞬間である面接ですが、自信をもって挑めば緊張なんて吹き飛ばせます。準備をしっかりして、堂々と挑みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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