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【就活用ネクタイの色】各シーン別で使えるものとNG例を徹底解説

就活中ネクタイの色で迷う人は多い

会社説明会や面接では、スーツの着用を求められることが多いです。その際、どんな色のネクタイが就活にふさわしいのか迷う方もいるでしょう。

ネクタイの色は、就活生だけではなく、ビジネスマンにとっても知っておきたい知識のひとつです。色の指定がないからといって、何でもいいわけではありません。ネクタイの色や柄には就活生にふさわしい一定のマナーがあります。

ネクタイ選びのポイントを知っておけば、就活だけではなく今後のビジネスシーン全般で役立つでしょう。今回は就活のシーン別で使えるネクタイの色とそのNG例を解説していきます。しっかりと確認して、自信をもって就活を進められるようにしましょう。

ネクタイを選ぶときのポイントとは

ネクタイを選ぶときのポイントそれでは、ネクタイはどんなポイントに注意して選べば良いのでしょうか。

昨今では、お店に足を運ばずとも、カタログやオンラインショップで何でも買うことができます。ネクタイひとつでも種類は数えきれないほどあり、迷ってしまうのも無理ありません。

ネクタイは自分の雰囲気を変えることができるアイテムのひとつです。女性がメイクやヘアスタイルで印象を変えるように、ネクタイでも印象を変えることができます。

ここからは、ネクタイ選びのポイントについてご紹介していきます。

1.採用担当者にどう見られたいのかを考える

まず、ネクタイを選ぶときは、採用担当者にどう見られたいのかを考えましょう。

企業によって求める人物像や社風は違います。そのイメージにそぐわない応募者がいた場合、面接官はどのように感じるでしょうか。恐らく「弊社に合わない人物である」と判断をされてしまいます。

たとえば、体育会系の情熱がある人材を欲しいと考えている企業の面接に、落ち着きのある冷静沈着な雰囲気で参加したとしましょう。その場合、求める人物像と実際の応募者とのギャップが生まれ、良い評価をしてもらえるで判断されてしまうこともあるのです。

相手の企業にどのように見られたいかを考えると、必然的に演出したい雰囲気というのが見えてきて、それに合ったネクタイを選ぶことができるでしょう

2.業界や企業によって変える

そして、ネクタイは業界や企業によって変えると良いでしょう。

自分の雰囲気を変えたり、熱意を伝えるための方法としてネクタイの変更は有効です。業界や企業によって雰囲気を変えると、自身の気持ちの切り替えにも非常に役に立ちます。さらに企業が推しているカラーを身に付けることで、志望度の高さに気づいてくれるかもしれません。

ネクタイは体の中心にあるため、とても目立ちます。業界や企業にあわせたものを選んで、就活を進めることをおすすめします

「ネクタイの結び方」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「ネクタイの結び方」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

シーン別おすすめのネクタイの色

シーン別おすすめネクタイの色

ここからは、就活のシーン別のおすすめの色を紹介します。

就活と言っても、色々なシチュエーションがあります。
履歴書の写真、会社説明会、OBOG訪問、インターン、面接、最終面接、そして内定式など。

どの場面でどんな色がどんな印象を与えるか、詳しく紹介していきます

ただし、あくまでもおすすめというだけで、これから記載する7色であれば、どの場面でも着用可能です。色が与える印象に着目して、ネクタイ選びの参考にしてみてください。

会社説明会では青がおすすめ

会社で説明会で使用するネクタイは、青がおすすめです。「真面目」「誠実」「知的」「堅実」といったイメージを与える青色は、説明会という話を聞くことの多い場にはぴったりです

また青はのもつ「誠実」「知的」を感じさせる色は、ブランドのイメージカラーとして使われたり、スーツやシャツの色に用いられたりしています。それくらい、「青」という色はビジネスや社会人から好まれる色なのです。

さらに、青色のネクタイは人の気持ちに落ち着きをもたらせるともいわれています。そのため、初対面の人とコミュニケーションをとる必要がある面接の場にも適しているでしょう。青はどのような業界でも好まれるカラーです。

「会社説明会のマナー」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「会社説明会のマナー」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

履歴書の写真用にはライトブルーがおすすめ

履歴書に貼る証明写真では、ライトブルーや水色がおすすめです。

ライトブルーや水色のネクタイは、前述した青のネクタイが与える「真面目」「誠実」「知的」「堅実」に加えて「爽やかさ」「若々しさ」の印象も相手に与えます。

春から夏に行われる就活では、この色が与える清涼感は好印象に繋がりやすいでしょう

写真は1回の撮影で何枚か印刷することができます。顔周りには、明るい色を持ってくると、顔色もパッと明るく映ります。ライトブルーや水色は業界企業問わず、おすすめの色です。

ただし、証明写真を撮るときに背景が水色になる場合もあります。背景の水色と、自分のネクタイの水色が全く一緒でなければ問題はありませんが、背景と同化してしまう場合は、違う色のネクタイにしましょう。

「証明写真のマナー」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「証明写真のマナー」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

OBOG訪問では緑色

OBOG訪問では緑色がおすすめです。

緑系のネクタイは「協調性」「安心」「穏やか」「自然体」をイメージさせる色と言われています。また緑は、植物を連想させる色です。癒やしや清潔感などを与えることも期待できるでしょう。

穏やかな雰囲気を漂わせることができるため、比較的フランクに話ができるOBOG訪問にはおすすめです。OBOG訪問では聞きたいことを先輩に聞くことのできる貴重な機会です。過度な緊張を、自分または先輩にさせないために、この色は最適なのです。

深い緑色であれば、より安定して落ち着いた印象を。明るい緑色は、加えてフレッシュさを感じさせることもできます。

「OB訪問のマナー」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「OB訪問のマナー」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

インターンでは黄色がおすすめ

インターンシップでは黄色のネクタイがおすすめです。

黄色は「親近感」「明るい」「社交的」という印象を与えられると言われています。多くの就活生とのグループワークや交流を深める際に適している色です。

さらに、黄色は横断歩道の旗や幼稚園児や小学生の帽子の色に使われていますが、遠くからでもはっきりと認識できる明るい色です。人目を引く効果も期待できます。例えば、たくさんの人数が集まる有名企業の短期インターンでは、目立つことができ、インパクトを与えることができるかもしれません

面接ではグレーがおすすめ

面接ではグレーのネクタイがおすすめです。

グレーには「調和」「落ち着き」「洗練」といったイメージを連想させます。優しい色味であり、どの色よりも上品で冷静な様子が伝わります。そのため、特に歴史や伝統を守る保守的な社風の会社にはマッチするでしょう

面接は第一印象が特に重要です。人は一番最初に抱いた印象が、その後強く影響されるのです。これを心理学では「初頭効果」と言います。

これは、面接でもし詰まってしまったとしても、第一印象が良ければ「頑張って一生懸命伝えようとしている」と肯定的に捉えられます。一方で第一印象が悪いと「練習不足なのかな」と否定的に捉えられてしまう可能性があるのです。

グレーは落ち着きすぎている、地味だと感じる場合は、艶のあるグレー、もしくは差し色として相性の良い青や水色などアクセントのある柄が入っているものをおすすめします。

第一印象が要となる面接では、グレーの落ち着いた色のものを選択しましょう。

最終面接ではえんじ色がおすすめ

最終面接ではえんじ色のネクタイがおすすめです。

えんじ色のは「行動的」「積極的」「情熱」「やる気がある」というポジティブな印象を与えます。

えんじ色とは濃い紅色です。赤に黒を少し混ぜたような色をしています。真っ赤なネクタイだと派手で攻撃的な印象を与える可能性があるので、えんじ色の方がおすすめなのです。

赤系の色は相手だけではなく、自分の気持ちを奮い立たせる効果もあります。最終面接や役員面接など、「ここぞ」という気合を入れた面接の時に着けて行くと良いでしょう

内定式では茶色がおすすめ

内定式では茶色のネクタイがおすすめです。

茶色は「堅実」「重厚感」「包容力」をイメージさせます。内定式のような式典では、派手さや個性を主張する必要はありません。地味であると思われがちな茶色も、あえて新入社員が身に付けると、気品のある式典にふさわしい姿になります

内定式は在学中に行われる式典です。だからといって、学生気分でいては社員の方と顔を合わせる場面で、がっかりさせてしまうでしょう。内定式でも、ビジネスパーソンの一員として、気を抜くことなく、ネクタイの色もしっかりと選定をした上で参加できるようにしましょう。

ネクタイのおすすめのデザインとは

ネクタイおすすめの柄

次にネクタイのおすすめデザインをご紹介します。

ネクタイは色だけでなく、柄やデザインも多くの種類があります。もちろんあらゆるシーンで活躍するシンプルな無地のネクタイも、就活で身に付けることはできます。

しかし、これから紹介するレジメンタル、チェック、ドットのネクタイは、デザイン性も高く、ビジネスシーンでも好まれています。それぞその柄が、どんな印象を与えるのかもチェックし、ネクタイ選びの参考にしてみてください。

レジメンタルはおすすめ

レジメンタルという柄は、右上に向かって伸びるストライプ柄のことです。誰もが目にしたことがあるでしょう。

これはイギリスの連隊旗がもとになっているといわれています。ストライプとはいえ、細かく線がたくさん並んでいるのではなく、はっきりとした太めの線と繊細な細い線の両方が並んでいるのが特徴です。

太い線は視線を集めやすく、意思の強さをアピールすることができます。また細い線は知的な印象になります

ベースとなるネクタイの生地の色、ストライプの柄の色の組み合わせ次第で、ネクタイの印象も自由自在に変えることができます。組み合わせを考えながら、ネクタイ選びも楽しんでみると良いでしょう。

チェック柄はおすすめ

チェック柄もファッションでもよく使われるように、誰しもが知っている柄です。馴染みがあり、親しみやすさを覚える柄だと考えられています。

チェック柄は明るさや活発さをアピールすることができるので、あたたかい人柄を示すのにぴったりです。

色味のイメージにプラスして、親近感を出したいときに着用するとよいでしょう。ただし、チェック柄は少しカジュアルだと捉えられる場合もあります。

伝統のある比較的役員の年齢層の高い企業や、金融系などの堅実な社風の会社にはおすすめしません。

小さいドットがらもおすすめ

ドット柄も就活に適している柄です。

ドット柄を選ぶときは、ドットの大きさに注意しましょう。ドットが小さいネクタイは主張も強くなく、さらに上品な印象があるので、落ち着きのある雰囲気が出せるのです。リクルートスーツにも馴染みやすく、どのような色味にもマッチする柄です。

逆にドットが大きいものは、少し主張が強い印象です。それは、個性が強く就活の場には適していません。ドットの大きさひとつで印象が大変左右されるため注意しましょう。

ドットの細かい柄で、上品で落ち着いた印象を与えられるようにしましょう

就活に適していないネクタイとは

ここからは就活で避けるべきネクタイをご紹介します。

ここまでは就活に最適なネクタイの色や柄を紹介してきましたが、就活に適していないネクタイもあります。うっかりマナー違反のネクタイをつけてしまい、非常識だと思われないようにここで学んでおきましょう。

色が派手すぎる

色が派手すぎるネクタイは就活には向いていません。

例えば、ゴールドやシルバー、ショッキングピンクなど、そこにばかり目がいってしまうような色は、華美であり、就活向きではありません。

ネクタイはスーツの正装マナーとして身に付けるものであり、おしゃれを存分に楽しむためのものではないのです

どの色が派手なのか分からない場合は、ネクタイの売っているお店の店員さんに聞いてみると良いでしょう。

白や黒のネクタイ

白や黒のネクタイは、就活で身に付けてはいけないものの一つです。

白や黒色のネクタイはシックな色であるため就活でも使ってよいのでは、と考える人もいるでしょう。しかし、日本では白と黒のネクタイは冠婚葬祭 (慶事・弔事)で身に着けるという習慣があります。そのため、就活の面接に黒や白のネクタイを着用していくのはNGなのです。

近年の若い人は、慶事のときに着けるネクタイは、必ずしも白をベースとしない傾向にあります。しかし、面接官は自分よりも上の年代の人が担当することも多いです。白や黒のネクタイをしている就活性に対し、常識がないと感じる面接官もいるでしょう。柄入りでも白や黒色ベースのネクタイは、就活時には避けるようにしましょう。

キャラクターもののネクタイ

キャラクターもののネクタイも、カジュアルで子供っぽいため就活には不向きです。

キャラクターだけでなく、ブランドのロゴが柄として大きく入っているものもカジュアルだと判断されてしまいます。それらのものは私服で楽しむようにしましょう。

就活では、無地、レジメンタル、チェック、ドットの柄のどれかにするようにしましょう。

幅の狭いネクタイ

幅の狭いネクタイは就活で身に付けないようにしましょう。

幅が狭いネクタイというのは私服感が強く、リクルートスーツと合わせて着用するべきものではありません。就活生のネクタイの太さは9cmが理想的です。そこからプラスマイナス0.5cmまでが許容範囲だと考えておくとよいでしょう。

幅が狭いネクタイは「ナロータイ」とも呼ばれ、カジュアル感が強く、ビジネスシーンには向いていないとされています。ナロータイを使用する場合は私服で着用するようにして、お洒落と就活のメリハリをつけるようにしましょう。

「ネクタイの幅」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「ネクタイの幅」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。

麻やコットンなどの素材のもの

麻やコットンの素材のものも就活には向いていません。

麻やコットンは普段の私服でよく使われている素材であり、とてもカジュアルです。就活に向いているのは、シルクやポリエステルなど、艶があり、なめらかな素材のものを選ぶようにしましょう

就活におすすめのネクタイブランド3選

ここからは、ネクタイを販売している代表的なブランドを3つご紹介します。

ネクタイを販売しているブランドは多くあり、値段や種類も数えきれません。そのため、今から紹介する3つのブランドを購入する際の参考にしてみてください。

コムサイズム(COMME CA ISM)

まず一つ目はコムサイズム(COMME CA ISM)というブランドです。

1993年にレディース専門店として設立されましたが、今ではメンズも数多く手掛けています。

ネクタイは、都会的で洗練されたデザインが学生から社会人まで多くの人気を集めています。上品でありながらもカラーバリエーションが豊富であることが魅力の一つです。シックな色味も多いため、ぜひ参考にしてみましょう。

ブリューワー(BREUER) 

二つ目はブリューワーです。

ブリューワーはネクタイ専門ブランドとして1892年にウィーンで設立されました。今ではネクタイだけでなく、メンズウェアも手がけていて世界中で人気を集めています。

ネクタイはベーシックなデザインを中心として、ビジネスの場で使えるものが多いです。厚みのあるシルク生地が特徴で、結びやすいと定評があります。

専門店ということもあり、カラーバリエーションや柄が豊富です。そのため世代を問わず選ばれています。質も良く、長く使えるのもおすすめポイントです。

タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)

最後に紹介するのは、タケオキクチというブランドです。

ここは、1984年に日本で設立されたメンズブランドです。伝統的なイギリス風スタイルを手がけており、そのデザインで支持されています。

ネクタイはシンプルながら実用性が高いと言われており、毎日スーツを着用するビジネスマンに人気です。モダンでベーシックなデザインのネクタイは、日本製で安心感もあります。年齢を問わず長く使えるので、今後社会に出る大学生にもおすすめです。


シーンに合わせたネクタイを選んで就活を進めよう

ネクタイの色は、ビジネスシーンで着用する場合とおしゃれ着として着用する場合とでは、考え方が異なります。就活では、ビジネスシーンにふさわしい服装が求められます。

かつてネクタイは、フランスの兵士が「生きて帰るためのお守り」として身に付けていたとされています。その名残で、緊張感や気を引き締める必要がある場所では、ネクタイを締めることが正装とされているのです。

ネクタイの色だけで、人の受ける印象はまったく異なります。そのことを理解して、シーンに合わせたネクタイ選び、就活を進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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