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【インターンに受からない理由とは】学生が知らない6つのポイント

インターンに受からない理由とは

インターンの面接に受からないのはなぜだろう、と悩んでいる就活生の方も多いでしょう。インターンの面接を何社も受けて、一つも参加することができていないという人もいるはずです。

インターンの選考に受からないのには理由があります。募集人数に定員のあるインターンに参加する場合には、事前の対策をしっかりしておくことが大切です。なぜインターンに受からないのか、選考を突破できない人の特徴とその対策についてみていきましょう。

インターンの選考方法についてはこちらの記事で確認しておきましょう。

受からない人の特徴①企業研究・業界研究が足りない

インターンに受からない人の特徴として、企業研究や業界研究が足りていないことが挙げられます。インターンに参加する場合は、必ずその企業の事業内容や企業理念、業界の動向や最新ニュースについて調べておきましょう。

企業研究や業界研究をしている人としていない人で、ESの内容や面接での受け答えにはかなりの差が出てきます。企業や業界についてきちんと調べて選考に臨んでいることがわかれば、インターンに参加したいという熱意が相手に伝わり、受かる可能性が高くなるでしょう。

専門的な内容について訊ねられてもきちんと受け答えができるように、事業内容については特に調査しておくことが大切です。面接で質問に対して答えられず、適当な受け答えをしないように対策しておきましょう。

業界・企業研究にはノートを作るのがおすすめです。こちらの記事を併せて読んでみてください。

受からない人の特徴②志望動機の内容が薄い

インターンの選考では、ESや面接において志望動機を聞かれることが多いです。したがって、志望動機の内容が薄いと、インターンに受かることはできません。インターンに参加したいという気持ちが企業に伝わるような志望動機を考えるようにしましょう。志望動機を通して、なぜインターンに参加しようと思ったのか納得できるような説明をすることが大切です。

まずは、「なぜこの企業のインターンに参加したいのか」ということがわかるような、独自性のある志望動機を考えましょう。どの企業に対しても共通して言えるような志望動機だと、「他の企業でもいいのでは?」と思われてしまいます。曖昧な表現にならないように注意して、自分自身の言葉で志望動機を述べるようにしましょう。

志望動機の作り方はこちらの記事を参考にしてみてください。

受からない人の特徴③質問への対策が足りない

インターンの選考の面接では、企業から「なぜインターンに参加しようと思ったのか」「なぜこの企業に興味を持ったのか」といったことについて質問される可能性があります。その回答を通して、面接官はインターンに参加させるかどうかを見極めるのです。したがって、質問に対してうまく答えることができなければ、インターンに受かることはできないでしょう。

事前に質問される内容を予測して、どう回答するのか考えておくことが大切です。特に、このインターンに参加しようと思った理由については、しっかりと考えておきましょう。また、「何か聞きたいことはありませんか?」と逆質問をされる可能性もあります。企業に対して訊ねてみたいことがないか、事前に質問を準備しておきましょう。

面接での質問例はこちらの記事でまとめています。

受からない人の特徴④選考での第一印象がよくない

選考では、志望動機や質問に対する回答の内容も大切ですが、身だしなみや態度についてもよく見られています。社会人として身だしなみに気を付け、面接における入退室のマナーについて基本を知っておきましょう。インターンの選考においても、第一印象は大切です。

身だしなみについては、髪型や服装がおかしくないか注意する必要があります。化粧が派手になっていないか、ヒゲが伸びていないかなど、基本的な身だしなみのマナーについて調べてからインターンに臨むようにしましょう。

また、面接で声が小さい、何が言いたいのかよくわからないという印象を与えてしまうと、受からない可能性が高くなってしまいます。インターンの選考では、堂々と笑顔で受け答えすることが大切です。緊張してしどろもどろになってしまうのを防ぐためにも、面接の模擬練習などをしておくとよいでしょう。

受からない人の特徴⑤大手・有名企業ばかり応募している

インターンになかなか受からないという人のなかには、大手企業や有名企業ばかりを選り好みしているという方も少なくありません。

近年の新卒就活市場は、多くの企業が喉から手が出るほどに人材を欲している、いわゆる「売り手市場」という状況になっています。就活生のほうから会社を選びやすい状態ではあるのですが、だからと言って自分の希望がすべて通るとは限りません。

なぜなら、売り手市場の状況下では「大手思考」の学生が増える傾向にあるため、相対的にライバルの数も増えるのです。当然枠は限られているのですから、これだと落選する確率も上がってしまいます。

これを防ぐためには、類似の事業をおこなっている企業などを探して、そこのインターンに参加してみるというのも1つの手です。

受からない人の特徴⑥求める人物像に合っていない

インターンシップ参加者を選ぶ選考の段階でも、企業の「求める人物像」と学生の性格・特徴が合致しているかというのは重要な要素となってきます。

というのも、インターンシップなどの早期の段階においても、企業は優秀な学生を探しているからです。ほかの企業が気付いていないくらい早いうちに見つけておけば、該当の学生の囲い込みも容易になります。

この点に関しては、志望動機や自己PRなどは1つを使いまわすのではなく、企業それぞれの求める人物像などが垣間見えるようなエピソードを考えるようにしてください。その際に参考にすべき項目は、「企業の沿革、理念、事業内容、IR情報、社風、今後のビジョンや戦略」などです。

インターンに受かるためには?

では、インターンに受かるためにはどうすればいいのでしょうか。インターンに受からない人の特徴についてみてきましたが、今度はインターンの選考を突破するための対策について考えていきましょう。

インターンは採用試験ではありませんが、それと同等の準備をしておかなければ、選考に落ちてしまうことがあります。受からない人の特徴を知ったうえでしっかり対策をしておけば、合格により近づくことができます。以下の内容を参考にして、インターン参加への切符を勝ち取りましょう!

①企業ではなく体験できる内容でインターンを選ぶ

インターンシップに参加する企業を選ぶ際には、「体験できる内容」で選ぶというのもよいでしょう。というのも、インターンにおいて何よりも大切なことが、「参加したことで何ができたのか」、「どのような学び・気づきが得られたのか」ということだからです。

この点については、有名企業よりも名が知られていないベンチャー企業のほうが濃密な内容のインターンシップを開催しているということも少なくありません。有名企業のインターンシップに参加するのが悪いことではありませんが、企業のネームバリューばかりにとらわれすぎてしまうことのないようにしてください。とくに、「有名企業のインターンシップに参加する」ことをゴールにしている方は、受かったことに満足してしまい、当日何も学びを得られない可能性が高くなってしまいます。

②OB訪問をする

インターンに受からないのは、ESや面接での回答が原因となっているかもしれません。インターンに受かりたいなら、OB訪問をして選考に通った人の話を聞くようにしましょう。実際にESに記載しようとしている内容についてどうか聞いてみて、添削をお願いするのがおすすめです。そうすれば、受かった人のESや志望動機は何が違うのかを知ることができ、参考になります。

また、その企業の雰囲気などについて、OBから話を聞けるかもしれません。企業の公式ホームページだけでは知ることができない独自の情報を知っていれば、インターンの選考でも有利になるでしょう。大学のOB・OGリストを参考にして、ぜひ先輩に話を聞いてみてください。

③ESを充実させる

インターンに受からないのは、書類選考の際にESの内容が薄いことが原因となっている可能性があります。ESの内容を充実させることができれば、インターンに受かる可能性が高くなるでしょう。

まず、ESでうまく自己PRをすることが大切ですので、自分の長所や特技、価値観について、相手が納得できるような説明をES上でしっかりとおこないましょう。大学時代にがんばったことなどについて、具体的にどんな経験をしたのかについて記載する必要があります。

また、志望動機を通してインターンに参加したい気持ちや熱意を伝えることも大切です。志望動機は例文などを参考にしても構いませんが、なるべく自分の言葉で表現するように心がけましょう。

※面接が苦手な23卒の方へ

厚生労働省の認可を受けた企業の就活アドバイザーと、面接をWebシミュレーションすることができます。

「就活を始めたばかりで、どう答えるべきか分からない
企業ごとの面接対策をして、内定率を少しでも上げたい」

面接に通ることができず悩んでいる方は、積極的に相談してみてください。
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⑤業界研究・企業研究をおこなう

インターンに受かるには、業界研究や企業研究をしっかりとしておくことが重要です。企業について詳しく知っていないと、ESの内容や面接での受け答えがいまいちな内容になってしまいます。

その企業が属する業界は、いまどのような状況なのか知ったうえで自分の働き方について説明できれば、相手を納得させることができます。なんとなくのイメージで業界や企業について語ると、面接官にはすぐバレてしまうでしょう。自分自身の言葉に説得力を持たせるためにも、業界の動向や企業の社風、経営理念について調査してからインターンに挑むことが大切です。

業界研究や企業研究をおこなう際にはネットが手軽かつ便利ですが、書店で就活関連の本をチェックするのも忘れないようにしましょう。

⑥普段からコミュニケーション能力を磨く

インターンシップの選考に通るためには、初対面の他人と会話を自然にこなすことのできるコミュニケーション能力を磨いておくことも大切です。

インターンシップに受からない理由の中には、「単純な準備不足」ということもあるでしょうが、「口下手」という性格上の問題も含まれています。口下手な人は、話すことに不安や苦手意識を持っている場合が多いでしょう。しかし、口下手は練習すれば何となかることが多いです。

この点に関しては、とくに年上の方や目上の方と話す機会を普段設けておくことが大切です。例えば、アルバイト先の店長・上司に話しかけてみる、大学の教授に話しかけてみるなど、少しずつでいいので行動するようにしてみましょう。

自分が採用担当者になったつもりで考える

企業の方も暇ではありません。業務は何もインターンの運営だけではありません。そうなると、現時点のインターン採用に関していえば「何か目立ってる学生」や「他の人がしていない面白い経験をしている学生」などを中心に見てしまうのは仕方ないことです。少し厳しい言い方をすれば、「印象に残らない学生は落ちてしまう」ということです。

企業は慈善事業でインターンをしている訳ではありません。企業にメリットがない学生は採らないでしょう。インターン面接でも、「自分はどんな価値が出せそうか」「どんな人間になりたいか」を語れなければ落ちることになります。インターンだって企業の宣伝の一種です。

そのインターンから「大手人気企業への内定者続出!」といったブランディングをして、優秀な学生が集まる仕組みを作りたいと企業は思っているはずです。だとすれば、「現時点で優秀そうな学生」や「まだ荒削りだけど化けそうな学生」を取るでしょう。

「この学生は社内で結果を出してくれそうだ」そんな自分の可能性の片鱗を見せなければ、企業側がいくら採りたくても採りようがないといえます。そのためには、ある程度の自信と図々しさが必要です。「仕事も一生懸命だしひとの心も思い遣れる人」が、案外受からないという悲劇もよく目にします。実際にインターンの選考や本採用を経験して思うことは、結果が出る出ないに関わらず「行動」している学生は就活においての戦闘力が高いということです。

【実録】インターンに行ってよかった理由3つ

①圧倒的な挫折体験と悔しさを経験出来た

その後の就活を頑張る大きなモチベーションになりました。 自己否定をされたのは人生で初の経験だったかもしれません。あんな悔しい思いをもう二度としたくない。そんな気持ちが日に日に強くなってきました。

②選考をくぐり抜けてるだけあって、優秀で面白い学生が多い

一つのことをとことん極めていたり、熱中しているひとが多かったです。そこまでひとつのことに本気になれる彼らをわたしは尊敬しています。

③正直インターン枠は存在すると思う

選考で優遇されているなと感じる場面は多々ありました。 インターンで出会った仲間とは今でも交流がありますし、それが縁で選考を受けて内定をもらった会社もあります。インターン自体はきつかったです。その分、今でも思い出が強く残っています。実際、インターンに受かる学生はとても優秀な人材が多いです。私は周りが優秀過ぎて、「この3年間、何をやってきたんだろう」と少し落ち込みました。それくらい世の中には自分より優秀な学生がいくらでもいます。そして、「就活に勝ち抜いて内定を取ること」がひとまずのゴールであれば、その全員に勝つ必要はおそらくありません。同じ土俵で戦う必要もないでしょう。インターンに落ちて、不安なら、どうか自分なりの「武器」を見つけてください。それをもっと磨いていきましょう。

インターンに参加するメリット・デメリットはこちらの記事でより詳しく紹介しています。

本当に伝えたい3つのこと

①最終的に本採用の時点で「企業が自分を採用する理由」を作っておく

それが出来なければ、インターンに落ちてしまいます。その為に自分が本気でいきたい企業が今何を求めていて、それを実現するためにどんな人材を欲しているかを考え、調べましょう。就職活動は、派手な就活ネタがある学生だけが勝つ訳ではありません。

②何でもいいから「行動」したという事実を残すことが大事

経験ベースから導き出した志望理由や強みをロジカルに語れる学生を、企業の人事は落とせません。それがそれなりの完成度で出来る学生は、あなたが思っているよりも少ないでしょう。私もまったく出来ませんでした。だからこそ、就活中はずっと「いかにシンプルに自分の経験や考えをまとめ、相手に伝えるか」に心血を注いでいました

③インターンにいくことだけが必ずしも正解ではない

この2ヶ月遊んだり勉強したり、どう時間を使うのは自由です。しかし、もしもインターンに落ちたことが悔しいなら、ただ漫然とインターンに参加している学生よりも密度の濃い時間を過ごしてください。やるならとことんやりきって、この夏くらいは自分の人生に投資し、就活においての自分の勝ちパターンを構築していきましょう。そして、インターンで自分を落とした会社に下克上してください

インターンに受からないのは企業研究が足りてないから

インターンに受からないのは、業界研究や企業研究が足りない、面接での印象が悪かったというのが原因と考えられます。インターンに受かるためにも、ネットや書籍を活用して業界研究や企業研究を欠かさずおこないましょう。また、就活におけるマナーや身だしなみについてきちんと調べ、面接では堂々と笑顔で質問に答えることが大切です。

学生時代に頑張ったことや、インターンに参加しようと思った理由について面接で質問されることも考えられます。また、「聞きたいことはありませんか」と逆質問をされる可能性も高いでしょう。インターン選考の面接に参加する際には、質問された場合どう回答するのか、事前に考えておくことが大切です。この記事を参考にしてインターンの対策をしっかりおこない、選考を突破しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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