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即日内定とは|その日の内に採用を決定する企業の意図やとるべき対応

即日内定に不安を感じる就活生は多い

就職活動が始まり、企業から即日内定をもらった人もいるのではないでしょうか。即日内定とは、最終面接などを受けたその日のうちに内定が出ることです。即日内定は通常の内定と変わりなく、承諾すると企業への入社が内定します。そのため、急に「ぜひ弊社に来てくれませんか?」と言われてしまうと、嬉しい感情の反面、不安な感情を持ってしまう人も多いでしょう。

突然のことで、きちんと企業が選考をした上で内定を出しているのかわからず、人材不足のブラック企業なのではないかと感じてしまっても仕方ありません。せっかく内定をもらったのに、不安な感情が芽生えてしまっては、素直に内定の喜びを受け止めることは難しいでしょう。この記事では、即日内定についての説明と即日内定を出す企業の意図や、どのように対応していけばいいのか解説していきます。

即日内定とは

それでは、最初に即日内定について説明します。先に説明したように、即日内定とはその日のうちに内定が出ることをいいます。選考の序盤ではなく、応募者の人物像などが見えてくる最終面接で出されることが多いです。通常の就職活動では、最終面接をおこなった当日に合否を通達されることはありません。

最終面接から少し日にちを置いて応募者に通達することが一般的です。最終面接で内定を出されると、嬉しさよりも驚きを感じる人の方が多いでしょう。自身が評価されたと喜びを感じるかもしれませんが、突然の内定に疑念を抱いてしまいます。しかし、企業は誰にでも即日内定を出しているわけではありません。選考の過程で応募者の人となりを見て、しっかり考慮した上で即日内定を出しています。

その日のうちに内定が出ること

即日内定はその名の通り、その日、その場で内定が出されるため「即日内定」と呼ばれるようになりました。通常の合否の連絡方法は、例えば「選考結果は10日後にナビサイトを経由してお知らせします」と事前にアナウンスがあり、その通りに合否が通達されることが一般的です。しかし、即日内定はその場で内定を出して、選考結果を本人に伝えます。

その日、その場で内定を出すということは、企業が優秀な人材であると判断したということです。他の企業に優秀な人材が流れないためにも、最終面接を実施したその日のうちに内定を出し、人材を確保します。応募者は最終面接ということもあり緊張している状態ですが、その状態であっても内定を伝えることで、応募者に自社に来て欲しいという熱意をアピールします。

最終面接のケースが多い

即日内定が出されるのは、最終面接の最中や、最終面接終了直後が多いです。最終面接で、面接官と応募者間の質疑応答がある程度終わった後に内定を伝えられることが、よくあるケースです。というのも、最終面接そのものを入社意思の確認の場としている企業は、最終面接前に既に内定を出したい人を決定してしまっています。つまり、最終面接の内容を踏まえて選考結果を出すのではなく、最初から内定を出す人を決めているのです。

最終面接なので、応募者側も志望度が高く、内定を承諾してくれる可能性が高いと見込んでいます。そして、企業は応募者にプレッシャーを与えてしまうリスクを抱えていても、早く優秀な人材を確保するために即日内定を出します。リスクは付き物ですが、最終面接で内定を出し、承諾してくれた場合は、その後の手続きなどもスムーズに運ぶので企業側にもメリットがあります。

最終面接で即日内定する企業の意図

次に、最終面接で即日内定を出す企業の意図について解説していきます。即日内定を出す企業の意図は3つ挙げられます。優秀な人材を早く確保しておきたいケース、社長や上層部の判断でその場で決定したケース、最終面接前にほぼ決定していたケースがあります。今や人材難の時代に突入し、売り手市場ということも、即日内定を出す背景に大きく影響しています。

そして新卒採用では、学生は1つの企業だけを受けるということはありません。何社も同時に応募して、選考を進めていきます。企業はその実情を把握しているので、良い人材を先に確保しておくためにも即日内定を出して、応募者が他の企業に流出しないようにします。

優秀な人材を早く確保しておきたい

新卒採用において、企業の人事担当者は良い人材を採用しなければなりません。社会人経験のない人材を選考して採用していくことは、その応募者のポテンシャルを重視して採用するということです。また、人事担当者は目標採用人数に達するまで内定を出し続けなければなりません。

そして、内定を出しても承諾を得なければ意味がないので、内定承諾を得るまでが人事担当者の腕の見せ所になります。優秀な就活生は多くの企業に応募し、選考を受け、自分が納得する企業と出会うまで就職活動をします。自社に留めておきたいと感じる程魅力的な人物には、先に内定を出して確保しておきたいというのが企業の本音です。

社長や上層部の判断でその場で決定した

最終面接まで進んだ応募者を全員面接した後、しっかりと選考をして合否を決める採用フローを設定していても、最終面接で面接官を担当した社長や役員クラスの上層部の判断で、その場で内定を出すことが決定されるパターンもあります。最終面接で出会った応募者が非常に好印象で、ぜひ入社してほしいと熱願するような人物であった場合、選考が規定のフローではなく、例外のフローでおこなわれることもあります。

この場合は、突然内定を出すことが決まるので、企業内としても稀に発生するケースとなります。人事側でも、突然の対応をすることで慌ててしまうことがあるかもしれませんが、会社の意思決定をすることができる社長や上層部の意向は経営判断でもあるので、その場で即日内定が決まることもあります。

最終面接前にほぼ決定していた

書類選考、SPIなどの試験、一次面接、二次面接、三次面接と進んでいき、いよいよ最終面接に挑む頃には、おおよその応募者の人となりが見えてきます。最終面接となると、面接官は社長や役員クラスが担当するので、人事担当者はおすすめの人物を事前に説明していることが多いでしょう。また、人事担当者が推薦する応募者ということで、採用試験を通過した優秀な応募者であると信用していることが予想されます。

印象が良く、入社意思も高く、会社との相性が良さそうな優秀な人材であれば、最終面接そのものが入社意思の確認の場になっていることがあります。社長や役員クラスは、一次面接、二次面接などで質問されるような内容を控えて、その人の雰囲気や振る舞いを見ることに注力するでしょう。最終面接で問題がなければ、内定を出すにふさわしい人材であると見なされ、即日内定を出す企業もあります。

即日内定になったときの対応

即日内定になったときの対応

それでは、いざ即日内定をもらった際はどうすればよいのでしょうか。もし、即日内定をもらった企業に対して、第一志望の思いがあった場合は内定を承諾しても構いません。しかし、少しでも迷いがある場合は保留するようにしてください。内定を承諾することは、入社意思を確定する行為です。

内定をもらったという嬉しい感情に身を任せたり、断り切れずうやむやに承諾してしまうと、後々内定辞退をする際に企業側に迷惑をかけてしまうので、注意しましょう。そして、内定をもらった際は雇用条件などを確認するようにしてください。求人情報通りの雇用条件であるかを確認するまでは、内定を承諾することは避けた方がいいです。一旦帰宅してから求人情報と雇用条件を照らし合わせた方が、気持ちも落ち着いて冷静に確認することができます。

迷いがある場合は保留する

企業に対して、少しでも入社すべきか迷っている場合は保留するようにしましょう。迷った気持ちのまま内定を承諾してしまうと、後々内定を辞退するまで気持ち的にもマイナスになってしまいます。また、一度承諾したものを破棄することは企業側にも迷惑がかかってしまいます。そのため、即日内定をもらった場合は、少しでも考える時間をつくった方が得策といえるでしょう。

せっかく企業研究や業界研究をして納得がいくまで就職活動をしようとしている人であっても、即日内定をもらったからといって妥協して内定を承諾してしまうと、入社後のミスマッチが起きる可能性が高くなります。本人と企業の両者にとって良い結果を生み出すためにも、内定を保留するという手段は有効です。

雇用条件などを確認する

内定をもらった際は、必ず雇用条件などを確認するようにしましょう。全ての企業が該当するわけではありませんが、世の中にはブラック企業といわれる離職率の高い人材難の企業が存在します。そういった企業は最終面接で即日内定を出し、早めに人材を確保する傾向があります。そして、雇用条件などが求人情報と違っていたり、上手に言いくるめてはっきりと情報開示をしないまま内定を承諾してもらったりしようとします。

心情的に内定を承諾しやすくなるように仕向けてくる企業もあると想定しておきましょう。さらに内定を承諾してからでは、心理的に内定辞退を避けたくなってしまいます。雇用条件がわからないまま入社を確定させてしまっては後戻りがしにくくなるので、必ず雇用条件などは確認するようにしてください。

即日内定になった場合は慎重に判断しよう

即日内定について解説しました。内定をもらうということは、就活生にとっては非常に嬉しいことであり、今までの苦労が報われたような感覚を覚える人もいます。そこに当てつけて、即日内定を出し、内定を承諾してもらう企業も中には存在します。

即日内定をもらった際は、しっかりと雇用条件を確認し、一旦自宅に帰り冷静な精神状態で内定を承諾するか、辞退するかを考えるようにしましょう。本当に納得できる企業と出会うためにも、即日内定にはできる限り慎重に対応してください。企業側の意図や、即日内定の対応の仕方を事前に覚え、もしものために備えておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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