内定について

内定承諾書提出後に辞退する際のマナーについて

内定承諾書を提出したあとでも、法的には問題なく辞退することができます。
ただし、就職活動は人と人との信頼関係の上に成り立つもの。
これから社会人となるのですから、誠意を尽くし、きちんとした辞退の仕方をしなくてはなりません。
ここでは、電話および詫び状の文例つきで、内定承諾書提出後の辞退方法を説明します。

内定承諾書提出後に辞退する際のマナー1,期限

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内定承諾書提出後の具体的な辞退方法についてお話しする前に、内定辞退に関するいくつかのポイントを説明しておきましょう。
冒頭で、内定承諾書提出後の辞退は法的に問題ないと説明しましたが、一つだけ、押さえておかなければならないことがあります。

  • 最低でも入社日の2週間前までには辞退を申し出ること!

それは入社日の2週間前までには辞退を申し出ることです。
内定承諾書に法的拘束力はありませんが、解約可能な労働契約と考えることはできます。
労働契約の解除に関する法律では、退職の意思表示から2週間たつと雇用契約を解除できるという規定があるのです。

ですから、内定承諾書提出後に辞退する場合は、どんなに遅くてもこのタイミングを過ぎないようにしましょう。
もちろん、辞退の意志が固まったら、できるだけ早く連絡すべきであることはいうまでもありません。

内定承諾書提出後に辞退する際のマナー2,電話で伝える

では、内定承諾書提出後に辞退する場合の方法について、具体的に説明します。
辞退の判断をしたら、まずは電話で直接担当者にその意志を伝えましょう。
内定承諾書を出してからの辞退は、なかなか言い出しにくいもの。しかし、だからといってメールで済ませるのはNGです。
必ず直接伝えなければなりません。
では、電話の文例を紹介しておきます。

【文例】

「貴社から内定をいただいております、私、○○大学△△学部の××××と申します。

すでに内定承諾書を提出した今となって、大変申し上げにくいのですが、貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡差し上げました。

(担当者から理由を聞かれたら)

はい。実は他社からも内定をいただきまして、大変悩み迷ったのですが、このような判断をさせていただきました。

本当に申し訳ございません。」

  • 相手が電話を切ってから通話を終了するのがマナー

さらに直接お伺いしてお詫びさせていただきたいのですが、ご都合はいかがでしょうか?と付け加えるのが、本来あるべき誠実な対処です。
ほとんどの場合は「その必要はありません」という答えが返ってくるはず。
その答えを受けて、もう一度「申し訳ございません」と重ねて詫び、先方が電話を切ってから、こちらも切るのがマナーです。

内定承諾書提出後に辞退する際のマナー3,お詫び状

電話だけで済ませる人が多いですが、その後、改めてお詫び状を出すことをおすすめします。
以下で文例を紹介します。

「拝啓 貴社におかれましては、時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
先ほどは電話にて、大変失礼いたしました。


すでに内定承諾書を提出している段階での、大変身勝手な申し出にも関わらず、ご了承いただけましたこと、心より御礼申し上げます。

これまでの貴社訪問や面接を通じて、多くのことを学ばせていただきました。
今後、社会に出てから、学ばせていただいたことを、必ず活かして参ります。


本当に申し訳ございませんでした。
末筆ながら、貴社ますますのご発展をお祈り申し上げます。 敬具」

  • 電話連絡したその日に詫び状を送付すること!

文中の「先ほどは」という部分がありますが、それはつまり電話連絡したその日に詫び状を送付するという意味です。
内定承諾書を提出した後、企業側から内定取り消しになることはほとんどありえません。
先方にはそれだけの固い意志と社会的責任の自覚があって、内定承諾書を取り交わしているわけです。
それを考えると、電話だけで済まさずお詫び状を送付するのが、社会人としての誠意の見せ方といっていいでしょう。

電話のマナーを見直そう

就活中は、企業に電話をする機会が多くあります。就活の電話では、ビジネスマナーをきちんと守ることが大切です。電話のマナーは社会人として必要なスキルでもあるため、就活中から身に付けておくといいでしょう。

電話のマナーを身に付けるために目を通しておきたいのが「就活マナーマニュアル」です。就活に必要なマナーが網羅されており、電話のマナーについても詳しく掲載されています。無料でダウンロードでき、日程調整などのメール例も紹介しているため、確認しておくと役立ちます。

内定承諾書提出後に辞退する際のマナーまとめ

内定承諾書を提出したあとで、その内定を辞退する場合の方法について、文例つきで説明しました。

辞退する方法は以下の流れになります。

・まずは、電話で連絡。担当者に直接説明する。
・その際、「訪問してお詫び」の意志を伝える。
・「その必要はない」と言われたら、その日のうちに詫び状を送付する。

これが後に悪い影響を及ぼさないための、社会人とて誠意のある対応です。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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