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【特技がない就活生必見】見つけ方や特技の例30選を紹介
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目次
特技がないと悩む人は多い
履歴書を書いていている際に、「自分の特技は何だろう」「特技なんてない」と困った経験はないでしょうか。また、面接で特技について聞かれて答えられなかった人も多いでしょう。
就職活動が始まると、履歴書を書く頻度や面接に行く回数も多くなります。自分の特技を話せるようにしておかなければ、採用担当者と上手くコミュニケーションをとれません。
本記事では、就活で印象の良い特技や特技の見つけ方について、現在特技がない人にむけて解説します。これらを知ることで、履歴書に書ける自分の特技が見つけられます。特技について理解し、履歴書を書けるようにしましょう。
特技とは
自分の特技を書くためには、そもそも「特技とはどんなものであるのか」を知っておかなければなりません。特技の定義が曖昧なままでは、自分の特技を見つけ出すことも難しいです。
ここでは特技がどういったものを指すのかを解説します。自分の特技を知るために、特技の前提を理解しておきましょう。
自分が特技と思っていればそれでいい
特技とは「自分が思う得意なことや能力であり、周囲からの評価は関係のないもの」です。そのため、自分が得意と感じていることであれば、特技として話せます。
例えば、TOEICが500点であっても、自分が「英語が得意だ」と思っていれば、特技としてアピールしても問題ありません。
一方で自分では得意だと考えていても、それが相手に伝わらなければ意味はありません。例えば、「特技の英語を活かして、英会話教室の塾講師をしている」といった、特技にまつわるエピソードを伝えましょう。
このように特技を話すためには、説得力が重要です。自分が思う得意なことを、具体的なエピソードを用いて、特技を話しましょう。
「すごい特技」でなくてもいい
特技がないと思う就活生は、「普通に大学生活をしているだけだから、これといってアピールするポイントがない」と考えている人が多いです。
上記で解説した通り、特技は自分が「得意だ」と思っていれば問題ありません。そのため、他人と比較しすぎる必要もなく、「すごい」と思われるような特技を考えなくてもいいです。
下記でも解説しますが、企業は「アイスブレイク」として特技を聞く場合が多いです。そのため特技を聞いて、「応募した就活生の強み」や「企業へどのように貢献してくれるか」などは、評価されてません。これらは、自己PRや志望動機で評価されます。
もちろん、すごい特技に越したことはありません。一方で、就活生が評価される基準は、特技以外の項目にあるという事を理解しておきましょう。
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企業が特技を聞く2つの理由
次に、企業が面接で特技を聞く理由について解説します。理由としては、「アイスブレイクのため」「人柄を知るため」の2つがあげられます。
面接官が特技を質問する意図を理解することで、それに合わせて落ち着いた回答ができます。意図にあった回答ができると、評価を落とされる心配もないでしょう。
1.アイスブレイクのため
アイスブレイクとは、人と話す場合において、お互いの緊張をときほぐすために行われるコミュニケーションです。アイスブレイクは営業が取引先との話す際に、最初から本題を進めるのではなく、相手の距離を縮めるために冒頭で行われる場合が多いです。
面接においても、就活生の緊張を解きほすぐために、特技について尋ねる面接官が多いです。いきなり評価されるであろう自己PRや志望動機を質問されるよりも、アイスブレイクが前提の特技を話した方がリラックスができます。
また採用側からしても、就活生が緊張せずに話せる場の方が、その就活生の人柄や能力をより適切に判断できます。そのため、アイスブレイクの一環として、面接で特技を聞く場合があります。
2.人柄を知るため
企業が特技を聞く理由として、就活生の人柄を知る目的もあります。「何に興味があるのか」「何に熱中して取り組める人なのか」のような就活生の人柄を、特技を聞くことで把握できます。
もちろん特技だけで人柄を判断するわけではありません。人柄を知るための要素の一つとして特技を聞く目的があり、特技の他にも志望動機や自己PR、強みや弱みなどを通じて判断されます。
これらの人柄を知ることで、「どういう性格の人なのか」や「社風に合いそうな人物かどうか」が見られています。
どれだけ能力が高くても、企業の文化や社風との相性が悪ければ、就職後すぐにやめてしまう可能性も高いです。
このように企業とのマッチング度をはかるために、人柄の出やすい特技を聞く目的があります。
就活で印象の良い特技30選
履歴書で書く特技とはどのようなものなのか、上記で理解できたでしょうか。理解はできたけれど、「履歴書に書けるような特技が自分にはない」と悩む人も多いでしょう。
特技は曖昧なものであり、自分で「それが特技である」と言ってしまえば成立するものです。そのため、特技の一覧を紹介しますので、それを参考に自身の特技を考えていきましょう。
①料理ができる
②アイロンがけ
③掃除を毎日している
④早起き
⑤顔を忘れない
⑥地理に強い
⑦ランニング
⑧プログラミング
⑨暗算
⑩多言語を話せる
⑪人に合ったプレゼントができる
⑫名前を忘れない
⑬ゴルフ
⑭将棋
⑮書道
⑯整理整頓
⑰占い
⑱作詞
⑲作曲
⑳歌唱
㉑ラテアート
㉒ネイルアート
㉓マッサージ
㉔写真撮影
㉕登山
㉖ダンス
㉗学校の勉強
㉘百人一首
㉙イラスト
㉚手芸
特技の見つけ方
次に、特技に見つけ方ついて解説します。方法としては、「過去を振り返る」「人に聞く」の2つがあげられます。
履歴書で特技を書くことが難しいと悩む人の多くは、何を書けばいいのかわからないだけではなく、自分には特技がないと感じている場合が多いです。
他人に誇れるかどうかは別として、自身のなかでそもそも特技と呼べるものがなければ、話せません。しかし、特技がないからと言って履歴書を空白で提出するのはNGです。
特技がないと感じる場合でも、自分への理解を進めていけば、見つかる可能性もあります。そのため特技を見つける方法を理解し、特技を探していきましょう。
1.過去を振り返る
まずは、過去の経験を振り返ってみましょう。「今まで自分はどのような経験をしたのか」を考え、そのエピソードの中から自身の特技を見つけ出していきます。
例えば、「中学生の時にハマっていたこと」や「幼い時から習慣化していること」「今まで取得した資格」などでも良いでしょう。
過去を振り返る際に、何かを乗り越えた経験があれば、そこでは何らかの能力が発揮されているでしょう。それを深堀りすることで、特技につなげられます。
また困難な経験だけではなく、楽しかった思い出や印象的な出来事など、どんな経験でも構いません。過去の経験のなかで自分がどのような行動をしたのかを考え、その行動から特技を発掘していきましょう。
今までの人生を自問自答をすることで、気づかなかった特技を見つけられるでしょう。
過去を振り返るための質問例
- 中学生の時にハマっていたこと
- 幼い時から習慣化していること
- 今まで取得した資格
自己分析についてはこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.人に聞く
自身の特技が何かわからなければ、周りの人に聞いてみるのもおすすめです。例えば「自分を昔から知っている親や兄弟」「社交的な一面を良く知っている友人」「真面目な姿を見ている先生」「実際に働いている様子を知っているバイト先の先輩や後輩」など、様々な人に聞いてみましょう。
周りの人に聞く方法としては、その人の特技を尋ねる場合と、その人から見た自分の特技は何かを尋ねる場合があります。
他人の特技を知れば、どんなことを特技としていいのかわかりますし、自分もそれができるのであれば特技としてアピールできます。
また他人から見れば特技であっても、自分では当たり前だと思っている場合も多いです。そのため、他人の意見を求めることで自身の特技を見つけられるでしょう。
自分についてを正しく知るのは意外に難しいですし、主観だけで全てを知ることはできません。時には周囲の意見を参考にして、自身の特技を見つけていきましょう。
他己分析についてまとめた記事はこちらです。ぜひ参考にしてみてください。
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特技を見つけるための5つのヒント
次に、特技になりやすいヒントについて解説します。上記で特技の見つけ方については解説しましたが、「実際に何を基準にしてしたらいいのか」「周りと比べたときに自分は特技と胸を張っていいのか」など、悩んだこともあるのではないでしょうか。
特技は目に見える点数があるわけでもなく、自分のさじ加減で決めなければいけません。そこで、どういったケースが特技になりやすいのかといった目安を挙げていきます。
1.自分の長所
長所とは「その人の優れた考え方や行動の特徴」です。一方で、特技は「自分が思う得意なことや能力であり、周囲からの評価は関係のないもの」になります。
実際に何を基準にしていいかわからない場合には、自分の長所を振り返ってみましょう。長所から「なぜそれが長所だと思うのか」「長所はどんな時に活かされているのか」など深堀りすることで、特技を見つけられます。
例えば、「真面目な性格」が長所である場合、その真面目さが活かされているエピソードを思い出しましょう。「毎朝5時に起きる」「毎日新聞を読む」など具体的に何をしているかを深堀りすることで、特技を見つけられます。
長所から特技を見つける例
- 真面目→毎朝5時に起きる
- 言語化が得意→毎日日記をつけている
- 思考力がある→寝る前に読書をしている
こちらの記事で、長所について詳しく紹介しています。併せて読んでみてください。
2.習慣化していること
習慣になっていることは、自分でも気づかないうちに、自然と得意になっていたりする場合もあります。
自分の中で習慣化されていることを、自分にとっては当たり前に感じている場合も多いでしょう。一方で他の人から見れば、その当たり前が高いレベルにあるケースも多いです。
例えば、毎日行っているルーティーンや、中学生から自然と行っている習慣など、日々の行動を振り返ってみましょう。これらの習慣が、特技となりやすい場合があります。
習慣化していることの例
- 毎朝5時に起きる
- 週4で運動をする
- 寝る前の読書
- 毎日日記をつける
- 寝る前に翌日の予定をたてる
- 基礎代謝を上回らないように消費カロリーを計算する
- 毎朝新聞を読む
- 靴を磨く
- 毎晩ストレッチ
- 毎日英単語10個覚える
3.好きなことや趣味
過去の経験を思い出し「何にハマったのか」「どんなものに夢中になったか」などを洗い出していきましょう。
物事を行う時には、何らかの能力を発揮しているケースが多いです。特技と言っても、必ずしもそのレベルが高い必要はありません。自分の中で得意と言えるものが「特技」なので、他の人と比べなくても問題ないです。
過去の経験の中から自分が好きなものや、趣味にしていることを思い出してみることでも、特技を見つけることはできます。印象的な出来事をできるだけ思い出していきましょう。
好きなことや趣味の例
- イラストを書く
- 筋トレ
- ギターを弾く
趣味・特技の書き方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
4.人から評価や感謝されたこと
周囲から褒められるには、何かしら理由があります。例えば「友達が落ち込んでいる時に相談にのったら優しいね」と言われた際、「人を元気にさせる特技がある」というように考えることができます。
このように周囲から褒められた経験を思い返し、「なぜ褒めてもらうことができたのか」を考えてみてください。
場合によっては、褒めてくれた相手に聞いてみるのも効果的です。自身では把握できていなかった自身の特技を明らかにすることが可能になります。
人から評価や感謝されたことの例
- 友達が落ち込んでいる時に相談にのったら優しいねと言われた
→元気にさせる特技がある - 部下に親しみやすいと言われた
→信頼されやすい特技
5.取得している資格
資格を取得できるほど勉強したり没頭したりした経験は、特技になります。
例えば、英語が好きで英語を勉強してTOEICや英検を取得したならば、英語が特技と言えるでしょう。他にも、パソコンが好きパソコン関係の資格を取得したことも特技の候補として考えられます。
取得した資格から特技を導く方法は、「なぜ取得しようと思ったのか」「取得した資格をどのように活かしたいか」を考えておくと良いでしょう。そうすれば、面接官に踏み込んだ質問をされても自信を持って答えられます。
資格の例
- TOEIC〇〇点
- MOS
- 簿記〇級
こちらの記事で、資格について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
履歴書での特技の書き方や面接で答える際のコツ
次に、履歴書での特技の書き方や面接で答える際のコツについて解説します。コツとしては、「特技を一つに絞る」「具体的なエピソードを伝える」「PREP法でまとめる」の3つがあげられます。
これらを理解することで、「適切なアピール方法」がわかるため、具体的に何をしなければならないかが理解できるでしょう。そのため履歴書での特技の書き方や面接で答える際のコツを、しっかりと把握しておきましょう。
1.特技を一つに絞る
OK例
「私の特技はランニングです」
NG例
「私の特技は、暗算とランニング、後はプログラミングや料理もできます」
自己分析の結果、たくさんの特技を見つかる場合もあるでしょう。一方で、複数の特技を提示したからといって、その分評価されるわけではありません。
複数の特技を提示すると、ひとつひとつの印象が薄くなり、最終的になにを伝えたいのかがわかりづらくなってしまうためです。せっかく魅力的な特技があるのに、それを伝えきれないのはもったいないです。
特技はひとつに絞って話すことで、自分の良さや特徴を企業に理解してもらいやすくなります。特技が複数あったとしても、面接の場合ではひとつに絞り、それに絞って話すようにしましょう。
2.具体的なエピソードを伝える
OK例
「特技はランニングです。毎朝5時に10km走っています」
NG例
「特技はランニングです」
特技をアピールするためには、そのように考えた背景や何らかのエピソードも伝える必要があります。そのエピソードによって、より話が盛り上がり、面接官が質問してくれるきっかけになるでしょう。
例えば「特技はランニングです」と伝える人は多いです。しかし、これでは説得力のありません。「毎朝5時に10km走っています」のように、具体的に説明しましょう。
しっかりとエピソードとなる部分を述べることで、面接官と話が膨らみやすく、より良いアイスブレイクになるでしょう。いくつもの過去の出来事がある場合でも、長々と話してはまとまりのないものになるため、1つか2つに絞り、端的に伝えましょう。
3.面接ではPREP法でまとめる
PREP法とは「結論(Point)」「理由(Reason)」「具体例(Example)「結論(Point)」の順番で話すフレームワークです。
ただしPREP法でまとめるのは、面接の時のみで構いません。履歴書は書く欄が小さいので箇条書きにしましょう。
PREP法
①「結論(Point)」
②「理由(Reason)」
③「具体例(Example)」
④「結論(Point)」
まず最初に「どのような特技なのか」を伝え、「なぜそれが特技と言えるのか」「どのような時に発揮される特技なのか」の順に述べ、最後にもう一度「どのような特技なのか」を話します。
「どのような特技なのか」と最初に結論を伝えることで、「なぜ特技といえるのか」や「特技にまつわる具体的なエピソード」を正確に理解してもらえます。結論の提示を後回しにしてしまうと、結局なにを伝えたいのかがわからなくなってしまいます。
そのため面接の際は、PREP法に則り話しましょう。
4.最悪の場合、「特技」はなくてもいい
最後に、どうしても特技がない場合は「趣味」を書きましょう。これは履歴書で、特技を求められている場合です。
履歴書では、「趣味・特技など」と項目が一緒になって書く欄が用意されています。そのため、趣味だけ書いていても問題ありません。
履歴書の項目は面接において質問され、あくまでも趣味や特技は、アイスブレイクの目的があります。また、「趣味・特技など」に趣味だけ書いていれば、基本的には趣味しか質問されません。
そのため「本当に特技がなくて履歴書が書けない」と考えている人は、趣味を書きましょう。
NGの特技や注意点
次に、NGの特技や注意点について解説します。ポイントとしては、「ギャンブルや犯罪を連想させるもの」「嘘の特技」「特にありません」の3つがあげられます。
これを知らずに履歴書に書いてしまうと、思わぬ減点を招いてしまう恐れもあります。そのためNGの特技や注意点を、しっかりと把握しておきましょう。
ギャンブルや犯罪を連想させるもの
ギャンブルや、犯罪を連想させるような特技はNGです。もちろん趣味で競馬や競輪に通い、お金をかける行為は悪いわけではありません。
しかし世の中にはギャンブルをする人に対して、「お金の管理が出来ない人」「私生活がだらしない人」のような、マイナスのイメージを持つ人が一定数いるのも事実です。
履歴書をチェックする採用担当者が、そのようなギャンブルに偏見を持っている方である可能性はゼロではありません。そのため、偏見を持たれてしまう恐れのあるギャンブル系の特技は書かないほうが賢明です。
特技はギャンブル系以外にも複数あるでしょう。記入する際は、他の特技を優先してください。
ギャンブルや犯罪を連想させるものの例
- パチンコ
- 競馬
- 転売
嘘の特技
特技の欄は、例え「特技」であっても嘘はNGです。特技の欄で、採用担当者に少しでも「魅力的な人間である」ことをアピールしたい気持ちもわかります。
しかし嘘の特技を書いてしまうと、面接で深堀りされたときに回答に詰まったり、回答できない場合があるでしょう。仮にそのときに嘘がバレなかったとして、採用されてから嘘だと発覚した場合、虚偽の事実を述べたとして解雇されるというケースもあり得ます。
特技だからといって嘘をつくのは非常に危険ですし、嘘は必ずどこかでバレます。ビジネスマンは「信用」が第一です。そのため、就活では嘘をつかないようにしましょう。
就活における嘘について、詳しく説明している記事もあるので、併せて確認しておきましょう。
「特にありません」という答え
特技の欄や面接時に「特にありません」と答えるのもNGです。上述の通り、特技の質問はアイスブレイクや人柄を知る目的があります。
そのため質問に対して「特にありません」と答えてしまうと、企業側の配慮をないがしろにしてしまうだけでなく、話す機会を無駄にしてしまいます。その結果最悪の場合、「入社への意欲が低い」と志望度を疑われてしまう可能性もあるでしょう。
「特技なんてない」と思う方もいるかもしれませんが、固く考える必要はありません。何かしらしっかりと記入を行い、熱意を疑われないようにしましょう。
特技を面接で話すときの例文
最後に特技の答え方を、例文を用いてご紹介します。あくまでも例ですので、参考にしながら自分の特技を考えていきましょう。
過去のエピソードはもちろん自分の言葉として伝えることで、オリジナリティのある唯一無二の自分のアピールになります。自分を存分に話せる部分であるため、しっかりと準備しましょう。
1.早起き
例文では早起きが特技としてアピールされています。特技が早起きであるとし、次にどんなに早い時間でも寝坊せず、遅刻した経験がないと能力を明確化されています。
また最初に結論から語り、特技を裏付ける根拠となるエピソードを話すことで、話す内容の説得力を上げられています。
エピソードでは、パン屋でのアルバイトの経験が語られており、遅刻しないためにどのような内容を意識したのかが、具体的に語られています。
2.人を笑わせること
私はおじいちゃん子であり、祖父と、さまざまなところに出かけました。小学生の頃に落語の寄席に連れていってもらい、そこで落語家の噺の上手さや面白さに魅せられ、自分も同じように人を笑わせたいと思うようになりました。
その日から落語を聞いたり、お笑い番組を見るなどして自分なりに研究を重ね、友人を相手にトークスキルを磨きました。自分なりの話し方や言葉選び、間を見つけることで初対面の人でも、くすりと笑わせられるようになりました。
人を笑わせることが特技として挙げられています。ビジネスと笑いは関係ないように思う人も多いですが、コミュニケーションという側面においては笑いは重要なものです。緊張した場でもほんの少しの笑いがあれば場を和ませられますし、相手に心を開いてもらえます。
また、笑わせることによって楽しい印象をもってもらえれば、仕事上での人間関係も円滑に進みやすくなります。笑いはコミュニケーションの一つの形であり、節度を守っていればビジネスでも有効です。
例文では笑いを自分なりに研究し、友人を相手にトークスキルを磨いたとあります。トークスキルを磨いたことで、より実践的なコミュニケーション能力がアピールできているでしょう。
3.野球
ポジションはライトが多く、状況判断を求められるケースや周りとの協力プレーがなければやっていけないポジションでした。
野球をし続けている中で、このポジションは重要だと感じており、他のメンバーたちと協調していかなければ野球は楽しめないと今では考えるようになっています。
小さなころからひとつの経験に打ち込んでいれば、それは立派な特技として成立します。この例文では野球が取り上げられており、特技である野球から学んだことを伝えています。
ひとつの経験に打ち込んでいれば、気づかないうちに多くのことを学び取っている傾向にありますが、この例文では協調性をアピールしています。
協調性は社会人にとって欠かせない要素なので、相手に好印象をもってもらえるでしょう。
4.プログラミング
大学では経済学を専攻しておりましたが、自分が普段使っているiPhoneアプリの動く仕組みが気になり、調べたことがきっかけでのめり込みました。プログラミングは未経験でしたが、学習サイトや本を参照し、簡単なiPhoneアプリを自作できるようになりました。
iPhoneアプリに使われるSwiftというプログラム言語だけでなく、JavaやPHPといった言語も独学し、基本的なコードは自在に打てるようになりました。
この例文ではプログラミングが特技であると伝えていますが、入社後に役立つ内容となっているため好印象をもってもらえるでしょう。
最後にまとめる際も、大学で学んだ経済学とプログラミング経験をセットにすることで、自分が貴重な人材であるとアピールできています。興味を持ったきっかけや、実際に学んだ言語も具体的に書かれているので説得力もあります。
5.ピアノ演奏
ピアノに興味を持ち始めたのは高校時代からでしたが、人一倍練習し、大学のピアノ同好会での発表では感動して涙を流して下さった方もいらっしゃいました。私自身が高校の時、来日した○○というピアニストのコンサートで感動し、涙を流した経験があります。
それがきっかけで、同じような感動を他の人にも伝えたいと思い、ピアノを始めました。それまでこれといった特技はありませんでしたが、人を感動させたいという想いがモチベーションとなり、やめられなくなりました。
この例文の良いところは、「他者を感動させたい」という想いが強く伝わる内容である点です。ピアノが特技というだけでは、なかなか就職後の仕事のイメージとつながりません。
しかし、ピアノを始めた動機を「他者を感動させたい」という自分の考えを伝えることができています。そのような考えや想いとリンクさせることで、アイスブレイクとして話が膨らませやすいでしょう。
6.チェス
このゲームの魅力は、あるルールに則って、相手の一手先、二手先と先手を読んでいく楽しさです。自分が想定していなかった動きを相手がして負けた経験もありました。しかし、自分がどれだけ思い込みに囚われやすいかを思い知ることができ、成長のきっかけになりました。
大学時代はアマチュアの大会でベスト8にも入れました。
この例文では特技のチェスについて、「自分の思い込みに気がつく」「先を読む」といった仕事でも役立つスキルと関連付けてアピールできています。人は誰でも思い込みに囚われやすいものです。
時にはそれで大きな失敗をしてしまう場合もあり、それはビジネスの現場でも起こりうるでしょう。そのようなリスクや先読みの大切さをゲームの中で経験し、学び、ビジネスにも活かそうという姿勢は好印象です。
7.茶道
祖母の実家が京都にあり、小学生の頃に祖母から茶道の基本を教わりました。中学までは祖母に学び、高校と大学では学校の茶道部に入りました。実際にお茶会の席に参加しました。
その際は非常に緊張しましたが、慣れ親しんだお茶を点てる動作を行うことで、一気に緊張をほぐせました。
最近では家でもお茶を点て、静かな気持ちになることで、心を落ち着かせれます。そのため、ストレス解消などにも役立っています。
茶道が特技として挙げられています。茶道自体は直接仕事に活かせる場面は少ないですが、茶道で培った精神的な落ち着きなどは活かせます。茶道のような文化系や静の特技では、穏やかな人間性のアピールが可能でしょう。
エピソードの中ではお茶会にも参加したとありますが、本格的な場での経験を語ることでいかに真剣に特技に取り組んできたのかが、アピールできています。
また心が落ち着きが、ストレス解消にもなると語ることで、ストレス耐性の高さや気持ちの切り替えが上手な性格もアピールできているでしょう。
8.社交性
私は大学時代に居酒屋のホールでアルバイトしていました。ただ注文を聞き、料理を運ぶだけでは面白くないと思い、お客様とできるだけコミュニケーションを取ることを心がけて働いていました。
注文を聞く際に商品をおすすめしたり、間ができた時に何気ない会話をすることで、コミュニケーションを取りました。そのような接客を続けた結果、私の顔と名前を覚えて話しかけてくれる人も増え、さらにその人のお連れ様にも覚えてもらえました。
人間関係の悩みは誰でも持つものですし、自分自身の悩みを客観的に捉えるのが難しいという方も多いでしょう。この例文の場合は自分自身も人間関係で悩みがちであったものの、今では客観的に問題解決に当たれるようになったと伝えられています。
友達から相談されるようになったことから、信頼されている人柄がわかります。また、人事部では立場の異なるさまざまな人の想いを受け止めるスキルが求められるので、良いアピールになっていると言えます。
9.陸上競技
スポーツも苦手でしたが、中学の時に父親に誘われ、陸上競技部に入りました。少しでも丈夫な体を作ろうと思って入ったのですが、最初はついていくのが大変でしたし、大会ではいつも最下位でした。それでも長距離走が好きになり、大学まで続けていたところ、先日、県の○○駅伝で区間賞を獲得できました。
結果が出なくても諦めずに続けたことで、時間はかかりましたが納得のいく結果を手にできました。
特技は華やかな内容である必要はありません。特別得意でない特技でも、成果が出るまで続けられたなら、続けた経験自体を特技としてアピールできます。
仕事は常に順調ということはないでしょう。誰でも厳しい局面を経験するものです。どれだけ実力があっても、そのような逆境であきらめてしまっては何にもなりません。自分の努力の過程も大きなアピールになりますので、ぜひ伝えていきましょう。
10.段取り
学生時代はスペインやバリ島、その他国内でも旅行をたくさんしましたが、スケジュール作成や宿の手配、チケットの予約、荷物の準備を完璧に行い、当日慌てることはありませんでした。
また3年次の文化祭では実行委員長を務めましたが、前々日までに必要な準備をおこない、前日には入念なリハーサルとイメージトレーニングを行ったため、当日も大成功させることができました。
段取り力はビジネスでとても大切なスキルの1つです。企画やプレゼンテーション、打ち合わせや商談を、何を成功させるにも事前の準備がとても大切です。この大切さがわかっていないと、仕事でミスしてしまう場合が多くなるでしょう。
具体的な経験が書かれていて説得力がありますし、慎重で真面目な性格もうかがえますので、採用する側は安心感を持つことができるでしょう。
自分の強み・弱みは、ツールを使えばかんたんにわかります
自己分析ツールはもう試しましたでしょうか。就活では自己分析が重要です。中途半端に自己分析を終わらせてしまうと、入社後のイメージギャップから早期退職につながってしまいます。。
そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
30秒で適職がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。
特技の答え方NG例文(面接の場合)
特技の例文を見てきましたが、ここからはNG例文を紹介していきます。特技では、自分で良かれと思って書いたつもりが、採用側から見れば悪印象になってしまう可能性もあります。そうならないためには、NG例をあらかじめ知っておくことが大切です。
NG例文を知り、なぜダメなのかを押さえておけば、自分が同じ失敗をするリスクを減らせるでしょう。それではここから、具体的にNG例文を見ていきましょう。
1.パチンコ
高校卒業後に先輩に誘われて一緒にパチンコに行って以来、私の特技になっています。私は負けん気の強い性格であり、負ければ何とか挽回しようと諦めずに粘り強く足を運び続けました。まだまだ負ける場合の方が多く、決してそれほど得意であるとはいえないかも知れません。
それでも、この4年間みっちり通っておりますので、実力もそろそろ付いてくるのではないかと考えております。また、勝ち負けに関係なく、純粋に面白いと思っており、負け続けても楽しめているので満足しています。
この例文の問題点は、ギャンブル関係の特技を書いてしまっていることです。「粘り強く足を運ぶ」など、ギャンブル以外の特技であれば好印象につながる表現も、ギャンブルであればマイナス印象となってしまう可能性が高いです。
ギャンブルに対する印象が良くない面接官もいるため、注意しましょう。
2.犯罪や反社会性を彷彿とさせている
私はその友人を出し抜いてやろうと思い、さまざまな情報を集めました。その友人にメールで送った画像の中に「トロイの木馬」というウイルスを埋めこみ、遠隔操作で驚かせようと思いました。しかし友人に見破られ、悔しい思いをしました。
大学に入って以降もハッキング技術やコンピューターウイルスへの興味は尽きることがなく、ずっと学び続けています。
この例文の問題点は、犯罪や反社会性といった悪いイメージを与えてしまっていることです。現在、どこの企業でもコンピュータを使い、お金に関する管理や個人情報など貴重なデータを管理しています。
そのため、高い倫理観を持って仕事をする人材が求められているのです。犯罪や反社会的な人材は最悪の印象を与えますので、このような特技をアピールするのは避けてください。
3.特技はありません
面接の際に、特技を聞かれて「特にありません」というのは避けたほうがいいでしょう。かなり消極的な印象を与えます。
特技は就活において定番の質問なので、準備不足と思われてしまいます。自己分析やこの記事で紹介した方法にじっくりと取り込むことで、必ず特技が見つかるはずでしょう。
どんな特技でもいいので自分の過去を振り返ってみよう
履歴書の特技は、多くの人が悩むポイントです。特技はそれほど影響する部分ではないだろうと軽視する人もいますが、それは間違いです。
特技はその人の能力や人となりを見るための大切な項目であり、軽視して良いものではありません。それらのアピール次第ではプラスとマイナス両方の評価になるため、プラスの評価が得られるように、しっかりとアピールを考えましょう。
どんなに早い時間でも寝坊することなく起床でき、これまで約束の時間に遅れた経験はありません。大学時代パン屋でアルバイトをしており、午前3時からの早朝シフトに入っていました。
私はパンを焼くポジションであり、絶対に遅れるわけにはいかないポジションでした。絶対に遅刻しないように目覚ましをいくつもかけ、前日は早く就寝し、4年間で無遅刻無欠勤でした。
以上より、私の特技は早起きです。