目次
IT業界とは
IT業界は就活生人気の高い業界でもあり、志望者が多いですが、就職難易度も高い業界です。平凡な志望動機では書類選考の段階で落とされてしまいますし、採用担当者の記憶の残り、選考を勝ち上がっていくことはできません。
採用担当者の記憶に残る、心に刺さる志望動機を考えるためには業界分析が非常に大切です。IT業界は知っているつもりで知らないことも多いので、まずはしっかりと業界についての基本的な知識を身に付けていきましょう。
IT業界
IT業界は情報技術を活かした産業であり、ハードウェアやソフトウェア、システムインテグレーション、ネットワークなどの事業が挙げられます。同じIT業界でも企業ごとに強みのある分野が違い、事業内容や業務内容なども大きく異なるのがIT業界の特徴です。
近年のIT業界の動向としては、国内だけではなく、国外にも目を向け、海外事業に力を入れる企業も増えています。それは国内での競争が激化していることが理由でもあり、激しい競争を避けるために海外へと販路を開拓し、収益性を高める企業も多いです。現在ではAI技術の開発や運用なども盛んであり、AI技術や機械学習の技術がこれからのIT業界を語る上では欠かせない存在になると考えられています。
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IT業界の業績推移について
- 業界規模:6兆4,178億円
- 平均年収:593万円
- 平均継続年数:15年
IT業界はネット環境やパソコンの普及により爆発的に成長し、業界の規模を大きくしました。現在でも業界規模は成長傾向にあり、少しずつではありますが、順調に業績を伸ばし続けています。平均年収は593万円とそれほど高くはありませんが、これは所得格差の差があることが考えられます。
平均を大きく上回る所得者が存在している一方で、平均を大きく下回る所得者も多く、その結果平均年収はそれほど高くはありません。平均継続年数も15年とそれほど長くはなく、転職が多い業界でもあると言えます。継続年数が長い企業であれば、20年程度の場合もありますが、短い場合だと10年前後の企業もあります。IT業界は業界内でも企業によって格差が大きいと言えるでしょう。
IT業界の細かい職種分類について
- コンサルタント
- エンジニア
- Webディレクター
- Webデザイナー
IT業界の主な職種としては上記の4つが挙げられます。開発であるエンジニアはシステム開発の仕事を手がけ、プログラマーやSE、ITコンサルタントなどが挙げられます。システムの開発だけではなく、その計画や管理などまで含めて開発の仕事です。
Webディレクターはサイトを運営していくリーダーのような存在で、運営の指揮をとったり、時にはWebデザイナーと協力してサイトのデザインを決めたりもします。挙げればキリがないですが、この4つがIT業界の主要な職種です。
エンジニアの種類と仕事内容
・Webエンジニア
・SIer(システムインテグレーター)
・ハードウェアエンジニア
それでは次に、エンジニアの種類と仕事内容について解説します。Webエンジニアは、オンラインサービスやソフトの開発、スマホゲームやアプリの開発をする職種です。話題のスマホゲームやアプリの開発は、メディアで取り上げられたり、大きな売上に貢献することができたりと、やりがいが非常にある職種です。大きな事業に携わりたい人におすすめの職種です。
SIerは、プロジェクト管理が主な業務です。システム開発の提案から設計、構築や運用、保守までの一貫した流れを見ます。何の業務がどこまで進んでいるか、いつまでに納品されるか、というような進捗を追います。実務をするのではなく、全体的な業務の一連のバランスを見る力が要求されます。幅広い視点と業務管理能力が求められるポジションです。プロジェクト管理に興味がある人や、企画をするのが好きな人に向いています。
ハードウェアエンジニアは、システム開発の一種です。パソコンやスマホの周辺機器の開発、大型家電や自動車などに使用されるシステムの開発もします。Webエンジニアとは違い、実物として存在する商品開発に携わります。ものづくりをしたい方や、世の中に自分が開発したものを送り出したいと思っている人に向いている職種です。
その他にも、ネットワークエンジニア、インフラエンジニアという職種も存在します。このように一言でエンジニアといっても、業務を細分化すれば多岐に渡るポジションがあります。企業によっては複数のポジションを兼任として募集しているところもあるので、応募する際はよく求人内容を確認してからエントリーしてください。
エンジニアに向いている人
・ロジカルシンキングが得意な人
・新しい情報に順応な人
・コミュニケーション能力が高い人
では、エンジニアに向いている人というのは、どのような人材なのでしょうか。もちろん、ITにまつわる知識が豊富な人が望ましいですが、上記の項目に該当する人もIT業界に向いています。
ロジカルシンキングとは、論理的思考のことです。結果を導くための筋道を考えることで、ビジネスでは重視されている考え方です。ビジネスの世界では、お客様の要望を適切に聞き取るだけではなく、正確に解決の道へ導き、課題を解決させることが鉄則です。このようなロジカルシンキングができれば、適切な業務遂行方法が見えてきます。
IT業界は常に情報が更新されていきます。そのため、タイムリーな情報をインプットすることが求められます。また、技術が開発されるスピードも目まぐるしいのが特徴です。自分が修得した最新の技術が、あっという間に古い技術になってしまうこともあります。そのため、IT業界ならではのスピード感に順応できる人が望ましいでしょう。
エンジニアとして1つの案件を完成させていくためには、お客様の要望をしっかりと聞かなくてはなりません。そのため、現場では要望を聞く力、臨機応変な対応力、交渉する話術が求められます。業務を円滑に進めるためにも、コミュニケーション能力がある人材は非常に重要視されています。
理系でなくてもIT業界で働くことは可能
「自分は文系だからIT業界の就職は難しいのではないか」と思い悩んでいる方もいるかと思います。しかし、実際は、文系出身者でもIT業界に就職している人は多いです。専門的な知識を持っていないと業務をこなすのは厳しいというイメージはありますが、未経験でも応募が可能な企業は多数存在します。
未経験者や文系出身者を歓迎する募集もある
ナビサイトに掲載されているIT業界の求人ページで「未経験者でも可」「文系歓迎」というキャッチフレーズをかかげている企業もあります。実は、多くの企業で未経験者や文系出身者を募集しているのです。未経験なのになぜ募集するのかと思うかもしれませんが、これは入社後に手厚い研修を実施していることが多く、入社後のフォローアップが充実しているからです。
また、エンジニアやシステム構築などの職種は、チームワークで進める仕事が多く、コミュニケーション能力が高い人材が重宝されます。業務を計画的に進める力や、チーム体制でプロジェクトを企画する力を持つ人材を募集するためにも、間口を狭めず、幅広く募集している傾向があります。
エンジニア志望ならプログラミングを勉強しておく
いくら求人内容に「未経験可、文系歓迎」と書いてあったからといって、業界研究やプログラミングの勉強をしないまま選考を受けることは好ましくはありません。IT業界に関心がある姿勢や、募集している職種に対するやる気を見せて、好印象な人物になるように選考を受けましょう。IT業界に関心がある人物は、選考において評価が高いです。
例えば「文系ですが、IT業界で活躍したくプログラミングの勉強を始めました」という学生や、「IT業界の講座を受講しています」という学生に対して、採用担当者や面接官は「この人はIT業界に関心を持っている意欲的な人柄だ」と思うでしょう。企業が欲している人材は、IT業界で活躍することを望んでいる人です。このように意欲的な姿勢を忘れず、強い関心を持っていることをアピールすれば、選考では有利になるでしょう。
IT業界の志望動機を書くポイント
IT業界について理解を深めることができれば、志望動機の書き方を考えていきましょう。志望動機は書き方一つで印象が大きく変わりますので、どのように自身を表現し、アピールするかも気をつけて考える必要があります。
志望動機では就職に対する熱意を伝えることが大切ですが、ただ漠然としてアピールでは印象には残りません。就職への熱意を伝えながらも、効果的に自身をアピールするためにも、IT業界の志望動機を書くポイントを確認していきましょう。
①なぜIT業界なのかを明記
IT業界の志望動機を書くポイントとしては、なぜIT業界なのかを明記することが大切です。なぜIT業界を志望したのか、どうしてIT業界でなければならないのかを明確に伝えましょう。IT業界でなければならない理由をしっかりと伝えていないと、業界に対する志望度の高さをアピールすることができません。
IT業界を志望する理由を明確にし、業界の情報を交えて話すことで、志望度の高さだけではなく、業界研究がしっかりできていることもアピールすることができます。業界への志望度の高さは業界研究をどれだけ行えているかで伝えることはできますので、しっかりと業界研究を行い、業界での話題に触れながら、志望した理由をアピールしましょう。
②その中でもなぜ該当企業なのかを明記
なぜIT業界を志望するのかを明記すれば、次にIT業界の中でもなぜ該当企業なのかを明記し、アピールしていきましょう。IT業界への志望度が高い=該当企業への志望度も高いではありません。IT業界を志望する理由だけでアピールを進めてしまうと、IT業界であればどの企業でもいいのではないかと思われてしまう可能性があります。
業界への志望度の高さを伝えることも大切ですが、該当企業への志望度の高さを伝えることも大切ですので、企業の情報を含めてアピールしていきましょう。その企業でしかできないこと、その企業ならではの強みに触れながらアピールすることで、志望度の高さをアピールすることができます。企業研究ができていることも同時にアピールできますので、該当企業ならではの情報を含めてアピールしていきましょう。
③自分に何が貢献できるのかも明記
なぜIT業界なのか、IT業界の中でもなぜその企業なのかを明記すれば、そこで自分に貢献できることは何かを伝えていきましょう。就活では志望動機などをとおして仕事に対するやる気や成長意欲などを伝えることが大事ですが、やる気だけでは仕事を進めることはできません。
どれだけやる気があっても、仕事ができるだけの能力がなければ企業では何の役にも立ちません。志望動機では自身を売り込み、採用メリットがあることを伝えるのも大切ですので、自分が貢献できることは何かをアピールし、自身を売り込んでいきましょう。IT業界に必要なのはパソコンの技術だけではありません。志望する職種によって求められる能力は違いますので、志望する企業や職種に合わせてアピールする能力を変えていきましょう。
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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。
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IT業界の志望動機例文3選
志望動機の書き方のポイントを確認すれば、それを踏まえて実際に志望動機を考えていきましょう。就活において志望動機は非常に重要なものですので、一度書き上げればそれで終わりではなく、何度も見直し、改善していくことが大切です。
志望動機は何度でも書き直すことで少しずつ無駄を削ることができ、自分の本当の想いを伝えることができるようになります。何度も書き直すことも大切ですし、さまざまな志望動機に触れて見直すことも大切なので、例文を参考にして自身の志望動機を磨き上げていきましょう。
例文①
私はITを通じて人々の生活を豊かにし、多くの人の生活を便利にしたいと考えています。私は高校生まで田舎で育ち、大学から都会に出ました。まず驚いたのは誰もが普通にネットを使いこなしているということです。
都会でネットの便利さ、ITの凄さを知り、これを私の田舎でも使えないかと感じました。御社では日本全国に事業を展開しており、医療や通信販売などの業界にも強みがあります。私は田舎にも広げ、便利な生活を提供したいと考えています。
私は田舎で感じた不便さを活かして多くの人の共感を勝ち取り、ネット環境に抵抗のある田舎の人と距離を縮めて全国の人々の生活をさらに便利にしていきたいを考えてます。
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ITを通じて人々の生活を豊かにし、便利さを提供したいと語られています。最初にIT業界を志望した理由を伝えることで、意欲の高さが伝わり、目的が明確になっているので、採用担当者の印象にも残りやすいです。例文では高校まで田舎で育ち、大学から都会に出て、ネット環境が当たり前になり、人々の生活を支えていることに気づいたとあります。
自身の原体験を語ることで、IT業界を志望する根拠づけができていますし、エピソードを伝えることで差別化もできています。また医療や通信販売などの業界に強みがあると、該当企業の特徴に触れることで志望度の高さも伝わり、好印象です。最後に田舎で感じた不便さを活かして、多くの人の共感を勝ち取って仕事をするとアピールすることで、どのように貢献できるかを伝えることができています。
例文②
私はITで様々な業界の企業を支え、日本の経済を支えたいと考え、御社を志望しました。私は大学時代に様々なアルバイトをしました。飲食や工場、事務作業など様々なものを経験しましたが、そのどれもにパソコンを使っての仕事がありました。
どの仕事もネット環境にトラブルがあれば仕事は中断し、社会はITで成り立っていることを強く感じました。私は全ての仕事を支えるIT業界で働きたいと思い、その中でも様々な業界に幅広く事業を展開する御社で働きたいと考えます。
私は様々なアルバイトを通じて身に付けた幅広い知識やコミュニケーション能力を駆使して、どんな人とも分かりあうことで、ITの普及を目指したいと考えています。
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ITで様々な業界、そして日本の経済を支えたいとアピールされています。ITの仕事はいまや社会に欠かせないものですし、さまざまな業界でも欠かせないものになっていますので、それをアピールすることでIT業界への理解度がアピールできています。また大学時代にさまざまなアルバイトを経験し、あらゆる場所でネット環境を使っての仕事があったとエピソードを語ることで志望動機の根拠付けができており、好印象でしょう。
IT業界が社会を支えているとした上で、だからこそIT業界で、とりわけ幅広い事業展開をする該当企業で働きたいとすることで、志望動機の高さがアピールできています。締めの文章ではどのように企業に貢献できるかが語られており、これも好印象でしょう。
例文③
私は医療や通信販売に強みのある御社の事業を通して、高齢者の人々の生活をより豊かにしていきたいと考えています。私は大学時代に初めてパソコンを使うようになり、そこでITの素晴らしさを知りました。
ネット環境があれば世界中のどこにいる人とも繋がることが出来ますし、家に居ながら買い物をすることも出来ます。ネット環境によって様々なことが便利になり、それは高齢化を迎えるこれからの社会に必要なのではないかと考えました。
私は大学時代に培ったネット技術を使って、御社でも画期的なサービスやプログラムを生み出し、それによって多くの人々の生活をより便利に、豊かにしていきたいと考えています。
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医療や通信販売に強みのある企業の事業から高齢者の生活を豊かにしたいとアピールされています。最初に企業の志望動機を伝えることで、企業への熱意をアピールできており、好印象です。例文では大学時代に初めてパソコンに触れ、そこからネットを通じてさまざまなことが可能になると知ったとあります。
ネットによって可能になったことに触れ、それを高齢化社会という日本が直面している問題に当てはめて考えることで、視野の広さがアピールできています。IT業界はさまざまな業界にまたがって仕事をしますので、他の業界に可能性を見出す力は必要です。時事問題と絡めて考えることで、IT業界のさらなる可能性を提示できており、向上心の高さも伝わり、好印象でしょう。
IT業界の志望動機3つのNG例文
志望動機の例文を参考に自身の志望動機を磨き上げることができれば、今度はNG例文を参考にしてさらに改善できる部分はないかを見つけていきましょう。しっかりと自身の意欲や採用メリットを示せる志望動機が書けていても、NGな要素が一つでも入っていれば台無しになってしまいます。
NGな要素があればアピール力が大きく半減してしまう可能性もありますし、場合によってはマイナスの評価になる可能性もあります。NG例文と自身の志望動機を照らし合わせて、さらなる改善を目指しましょう。
NG例文①自己PRをしてしまっている
私は相手の話をしっかりと聞くことで本当の望みを引き出すことが出来ます。私は大学時代にボランティア活動を行っており、地方の高齢者の支援を行っていました。ボランティアの内容として年配の方の話し相手になるというものでしたが、私はただ話し相手になるだけではなく、今本当にしてほしいことは何なのかを引き出そうと思いました。
相手の話をしっかりと聞くことで、本当にしてほしいことを引き出すことができ、多くの人に満足してもらうことが出来ました。私はボランティア活動で培った傾聴力を活かして、顧客の要望を引き出し、それをシステム開発へと繋げることで、ITの発展を目指したいと考えています。
例文の①では相手の話をしっかり聞くことで、望みを引き出すことができるとアピールしていますが、ここがNGポイントです。最初に能力を伝えることで、自身の強みを印象深くアピールすることができていますが、これでは志望動機ではなく、自己PRです。志望動機も自己PRも自身を売り込むという意味では同じですが、当然ながら内容は一緒ではありません。
間違えてアピールすると評価の対象になりませんし、質問の意図が理解できていないとマイナスの評価になる可能性もありますので、注意しましょう。例文では最後に傾聴力を活かしてITの発展を目指したいとありますが、これだけでは志望動機としても弱く、ITでなければならない理由NGです。
NG例文②エピソードに問題あり
私はIT業界で働き、ネットを使ってより良い社会を実現したいと考えています。私は大学時代にネットカフェでアルバイトをしていました。ネットカフェではパソコンの貸出しを行っており、お客様からパソコンの不具合を指摘されることもありました。
それを改善してより良い環境で利用してもらうことが仕事ではありましたが、パソコンの知識もなく、ただ謝ることしか出来ませんでした。私はIT業界で働くことでITに関する知識や理解を深め、多くの人に貢献出来るようになりたいと考えています。
例文の②ではネットを使ってより良い社会を実現したいと考えているとアピールされています。IT業界を志望する理由は明確にされていますが、その裏付けとなる根拠に問題があります。例文ではネットカフェでのアルバイトがエピソードとして語られていますが、そこでの経験を志望動機にしてしまっているのがNGポイントです。
エピソードではお客様にパソコンの不具合を指摘され、それを改善することができなかったとあります。不具合を処理できないことでパソコンやネットに対する知識がないことが分かりますし、戦力にならないと思われてしまいます。またITに関する知識や理解を深めるためにIT業界で働きたいとあり、仕事に対して学びの意欲しかなく、これもNGポイントです。
NG例文③どこの企業でも言えてしまう内容
私はITを通じて様々な人の生活を支え、より良い社会を実現したいと考えています。私は大学時代にパソコン教室で講師としてアルバイトをしていました。受講している年代は様々であり、小学生からご年配の方まで幅広い年代の人たちがパソコンスキルを学びに来ていました。
それぞれの目的は違っていましたが、パソコンを使って何かがしたいということは共通しており、ネット環境が多くの人の生活に根差しているのだということを知りました。
私はアルバイトを通じて培ったパソコンスキルを活かして、使いやすいプログラムやサービスを生み出し、ネットに挑戦するハードルを下げたいと考えています。
例文の③ではITでさまざまな人の生活を支え、より良い社会を目指したいとアピールされています。エピソードではパソコン教室の講師の経験が語られ、さまざまな年代の人が受講していることで、生活とネットがつながっていることがアピールできています。生活とネットがつながり、さらに良いものを作りたいとすることで熱意がアピールできていますが、企業について触れられていないのがNGポイントです。
IT業界に対する理解や、志望した理由は語られていますが、該当企業の情報が一切出てきていません。IT業界への志望度の高さはアピールできているものの、企業に対しての意欲がなく、IT業界であればどこでもいいと思われてしまうのでNGです。
IT業界の志望動機をマスターして選考を有利に
IT業界は就活生人気が高く、まだまだ成長が見込める業界です。IT業界の未来は明るく、業界の将来性を考えても志望する人は多いので、就職難易度が高い業界でもあります。志望動機はしっかりと練り上げないと通用しませんし、仮に書類選考を通過できても、面接を有利に進めていくことはできません。
志望動機は書類選考と面接の両方で必要なものであり、就活全体で必要なものです。志望動機の良し悪しによって、選考を有利に進めることができるかどうかが変わりますので、しっかりと考えて、何度も書き直して改善を目指しましょう。IT業界は難しい業界ですが、しっかりと対策すれば合格することは可能です。IT業界のことを深く理解し、選考を有利に進められる完璧な志望動機を作成していきましょう。