目次
- 最終面接で感じる落ちるフラグは事前対策で回避できる
- 就活生に聞いた! 最終面接で落ちるフラグを感じた経験
- 面接官は最終面接でどこを見ている?
- 就活生に聞いた! 最終面接でよく聞かれたこと
- 最終面接で落ちる人の特徴5選
- 落ちるかも? 最終面接の不合格フラグ8選
- 就活生に聞いた! 最終面接で実際に感じた落ちるフラグ
- 受かっているかも……⁉ 最終面接の合格フラグ5選
- 最終面接で落ちるフラグを避けるためにすべき5つのこと
- 就活生に聞いた! 最終面接に落ちないために準備したこと
- 最終面接で落ちるフラグを感じたら? 前に進むためにやるべき3つのこと
- 最終面接を受ける前には企業研究と自己分析をやり直して落ちるフラグを回避しよう
最終面接で感じる落ちるフラグは事前対策で回避できる
最終面接まで進んだものの、落ちるフラグを感じてしまい選考結果が心配な人はいませんか。志望度が高い企業の最終面接だと、落ちるフラグを感じただけで不安になりますよね。
しかし、落ちるフラグは事前の対策で回避することができます。そのため、最終面接に向けて事前にできる対策を知ることが大切です。
この記事では、最終面接で感じる落ちるフラグとはどういうものか、落ちるフラグを回避するためにすべきことについて解説していきます。事前対策をすることで、落ちるフラグに対して心配をしなくて済むので、一つひとつ確認していきましょう。
不合格フラグについては、こちらの記事でも解説しているので、チェックしてみてください。
就活生に聞いた! 最終面接で落ちるフラグを感じた経験
自分以外にも最終面接で落ちるフラグを感じている人がいるのか、気になるところですよね。
そこで、学生に最終面接で落ちるフラグを感じたことがあるのかについて聞いてみました。
回答結果から、最終面接で落ちるフラグを感じた経験がある人は、31.7%であることがわかりました。
約7割の学生は、最終面接で落ちるフラグを感じた経験がないようですね。この結果を見ると、落ちるフラグは感じづらいものなのかもしれません。
しかし、落ちるフラグを感じてしまう人が一定数いるのは事実です。最終面接だからこそ落ちるフラグを感じたら、面接後に不安になってしまう人も多いでしょう。落ちるフラグは、面接対策をおこなうことで避けられる可能性もあります。
面接官は最終面接でどこを見ている?
面接には、一次面接から最終面接まであり、面接のフェーズごとに見られているポイントが異なります。
また、一次面接と最終面接では面接を担当する人も違います。
学生に最終面接で出てきた人はどんな人だったか聞いてみたところ、人事部長や役員クラスの役職が多かったことがわかりました。会社によっては、社長が出てくる場合も珍しくないようですね。
最終面接では、企業とのマッチ度や仕事の適性の最終判断をするため、採用権限がある役職者が面接官になることが多いのです。
ここからは、最終面接の担当者がどういったところを見ているのか解説するので、頭に入れておきましょう。
①企業とマッチしているか
企業は、自社が大切にしている考え方や仕事に対する価値観が合っている人を採用したいと考えています。なぜなら、会社の考え方や価値観に共感してくれる人は、長く働いてくれる可能性が高いからです。
最終面接まで来たということは、基本的な採用基準はクリアしてきているということです。そのため、これまでの面接で伝えたことをベースに、どれだけ自分が企業にマッチしている人材なのかを再度アピールしてください。
具体的に伝えることとしては、「ビジョンに共感している」や「企業理念と自分の価値観が一致している」などです。これらを伝えることで、会社に長く貢献していきたいという意思を示すことができますよ。
②話に一貫性があるか
最終面接は、これまでの面接で話したことが本当なのかを確認する場でもあります。したがって、これまでの面接で話したことと最終面接で話している内容に違いがないかを見られています。
たとえば、「あなたの長所や短所は何ですか」という質問に対して、一次面接と最終面接で違う回答をした場合、回答の一貫性がないと判断されてしまうこともあります。そのため、最終面接ではこれまでの面接で答えたこととブレない回答をしてください。
もし、選考途中でやってみたい業務や仕事に対する考え方が変わったときは、なぜ変わったのか理由をしっかり説明できるようにしておきましょう。
③志望度の高さが伝わるか
企業は、応募してくれた人の中から「自社で強く働きたいと思っている人」を採用したいと考えています。そのため、最終面接ではこれまでの面接以上に志望度が高いことを伝える必要があります。
志望度が高い人は内定を辞退するリスクが低いため、企業からすると志望度の高い学生はとても魅力的に見えるのです。
そのため、最終面接を突破するには「志望度が低い人」だと思われないことが大切です。
就活生に聞いた! 最終面接でよく聞かれたこと
最終面接では、企業とのマッチ度や志望度の高さが合格の判断ポイントになっていますが、その部分を効果的にアピールするには、面接官の質問にしっかり答えることが必要になります。
最終面接の対策をするにあたって、具体的にどんな質問をされるのか気になりますよね。そこで、ここでは学生に最終面接でよく聞かれたことについて聞いたアンケート結果を見てみましょう。
志望度の高さを聞かれた人が多数
志望動機を聞かれた人や第一志望かどうかを聞かれたという回答が多くありました。
志望度の高さを改めて図るために、志望動機を再確認したり、他社の選考状況から志望度合いを聞いたりする質問が多いようです。
それだけ、志望度の高さが伝わるかどうかが最終面接を突破する分岐点になっていることがわかりますね。
最終面接を受ける前には、その企業を志望する理由と志望度の高さをアピールできるエピソードを用意しておきましょう。
入社してやりたいことやキャリア像について聞かれた人も
入社後の目標やキャリアプランついて聞かれたという回答も見られました。
目標やキャリアプランを聞くことで、自社の仕事内容が学生に合っているか、自社に貢献してくれるキャリアを思い描いているのかがわかるため、ミスマッチが起きないかどうか判断することができます。
そのため、最終面接を受けるときはその会社でやりたい仕事やどんな職種を経験して、どのようなキャリアを歩みたいのかを明確にすることが重要になりそうです。
最終面接で落ちる人の特徴5選
最終面接で落ちる人には、いくつかの特徴があるため、落ちる人の特徴に当てはまるようなことをしていないか、チェックしておく必要があります。
最終面接で落ちてしまわないか不安を感じている人は、これから説明する特徴に当てはまっていたら、改善するように努力していきましょう。
①自信の無さが態度に表れている人
自信が無さそうな表情や態度をしている人は、最終面接に落ちやすいです。なぜなら、自信がない態度を見ると、入社後に活躍してくれるようなビジョンが見えてこないからです。
最終面接は今までの面接以上に緊張したり、ソワソワしたりしてしまいます。面接官も人事部長や役員になるので、雰囲気も硬くなる傾向にあります。
ここで不安げな表情を見せたり小さな声で話したりすると、アピールしたいことがあっても、自信がないように見えてしまうのです。そのため、最終面接では、ここまで突破できた自分を信じて、自信を持って臨むことが重要です。
回答が難しい質問でも焦らず深呼吸をして、明るい表情で話すことを意識してください。
こちらの記事では、面接で落ちる人についてより詳しく解説しています。
②他の企業の方が志望度が高そうな人
最終面接を受けている企業の志望度よりも、ほかの企業の方が志望度が高いことが伝わる回答をしてしまう人は、最終面接に落ちやすい傾向があります。
なぜなら、企業は内定辞退をするリスクが少ない人に内定を出したいからです。自社が第一志望ではない人に対して、内定を出したいとは思いませんよね。
志望順位が自社より他の企業の方が高い場合、内定を出しても辞退される可能性が高くなるので、内定を出さないという判断をする企業もあります。そのため、その企業が第一志望であれば、はっきりと伝えるようにしましょう。
その企業より、他社の方が志望度が高い場合は「第一志望群です」などと伝えて、他の会社も検討していることを伝えるようにしてください。
③これまでの面接と違うことを話す人
これまでの面接で話したことと違う話をすると、面接官はどれが本当の話なのかわからず、学生を疑ってしまいます。
面接官によっては、「嘘をついている」「良く見せようと話を盛っている」と思われてしまう場合もあります。そのため、これまでの面接と違ったことを話す人は信用を得られず、最終面接に落ちてしまうのです。
もし、これまでに話した内容と異なる回答をする人は、考えが変わったきっかけも合わせて述べましょう。
④深い企業研究ができていない人
深い企業研究ができていないと、最終面接で落ちる可能性が高くなります。
最終面接では、入社意欲や志望度の高さを図るために、入社後の話をすることが多いです。そのため、挑戦したい仕事についてはその会社だからこそできる経験を話す必要があります。
しかし、企業研究が足りていないと、同業他社との比較ができなかったり、配属される部署での担当業務がわからなかったりします。
そのため、最終面接を受ける前は、企業が現在力を入れていることや、同業他社と比べて優れている部分、志望職種の業務内容などを再度調べるようにしてください。
企業研究のやり方について詳しく知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
⑤逆質問を準備していない人
企業は、「学生がどのくらい自社について理解しているのか」「自社に入社したいという意志の強さはどれくらいか」など、さまざまなことを知るために逆質問をおこなっています。
そのため、逆質問をしなかったり、調べればすぐにわかることを聞いたりすると、準備不足と判断され最終面接で落とされる原因になってしまうのです。
逆質問をする際は、自分の強みが活きる業務や、志望度の高さが伝わる逆質問を用意しておきましょう。
最終面接での逆質問について詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
落ちるかも? 最終面接の不合格フラグ8選
最終面接での落ちるフラグとはどのようなものなのか、気になるところですよね。そこで、ここでは最終面接における不合格フラグを8つ紹介していきます。
どういったものが不合格フラグになるか、事前に頭に入れておきましょう。
①面接官の反応が薄い
面接官の反応が薄い場合、不合格フラグの可能性が高いです。具体的には、以下のような反応が不合格フラグとなります。
・自分の話に頷いていなかった
・表情が暗かった
・賛同や賞賛がなかった
基本的に、納得のいく回答や共感できる回答だった場合、よっぽど怖い面接官でない限り何らかのリアクションはしてくれます。そのため、反応が薄いということは回答に対してしっくりきていない可能性が高いです。
しかし、面接官の性格は人それぞれであるため、どの学生に対しても反応が薄い面接官がいることも頭に入れておきましょう。
②回答を深堀りされない
面接官は「ぜひ自社に入社してほしい」「この人と一緒に働きたい」と思った学生には、たくさん質問したくなります。
また、「もっと自社について知ってほしい」という思いから自社のアピールも多くなります。そのため、回答に対して深掘りされない場合、関心が低く形式だけの面接になっている可能性が高いです。
もし、一次面接や二次面接よりも質問回数が少なかったり、深掘りされなかったりしたら、不合格フラグだと考えましょう。
ただし、これまでの面接で学生の性格や強みが理解できており、最終面接に進んだ段階で内定を考えている場合は、あまり深掘りされないケースもあります。
最終面接でよく聞かれる質問について知りたい人は、こちらも合わせてチェックしてみてください。
③志望度や他社の選考状況を聞かれない
企業からすると、入社してほしいと感じている人の志望度や他社の選考状況は気になるものです。そのため、自社が第一志望なのかを知るために、最終面接では志望順位や他社の選考状況が聞かれます。
逆に、志望度や他社の選考状況を聞かないということは、その学生に入社してほしいという想いがない可能性があります。
このような背景から、志望度や選考状況を聞かれないのは不合格フラグと言えるのです。
④入社後の具体的な話が出ない
企業は入社してほしい学生には、どんなキャリアを志しているのか興味を持つため、入社後の話をするケースが多くあります。入社後の話とは以下のような質問です。
・就きたい職種や部署はありますか
・自社で挑戦したい仕事は何ですか
・どのようなスキルを身に付けたいですか
・キャリアプランは考えていますか
上記のような質問がない場合、入社後のイメージを聞いて志望度を確かめていないということになります。内定を出したいと思っている学生の場合は、入社後の姿を面接でイメージしておきたいですよね。
そのため、入社後の業務や配属部署についての話題が出ないときは、最終面接に落ちる可能性が高いです。
⑤面接が予定より早く終わる
企業は採用したいと思っている学生に対して、聞いておきたいことがたくさんあります。
そのため、質問数が多くなる傾向にあります。また、自社の魅力を改めて伝えることもあるため、面接時間が長くなる傾向にあるのです。
一方で、不採用の学生に対しては、必要最低限の質問だけで済ませることがあるので、面接時間が短くなる傾向にあります。
ただし、最終面接が志望度の高さや入社意思を確認するためだけの場合は、面接時間が短いこともあります。面接時間が短かった場合は、面接の雰囲気も合わせて考えると良いでしょう。
⑥自社の魅力付けが少ない
面接官は、学生の認知度や入社意欲を高めるために自社の魅力をアピールすることがあります。
特に、企業が求める人物像に当てはまっており、採用したいと思う学生に対しては「この会社で働きたい」と感じてもらいたいと考えています。そのため、最終面接では採用したい学生の入社意欲を高めるために、自社の魅力を伝える時間を設けているのです。
したがって、会社独自の制度や配属部署の雰囲気など、自社の魅力についての話が少ない場合は、最終面接に落ちるフラグになります。
ただし、学生の話をたくさん深掘りし、志望度や入社意思を確かめている場合は、自社をアピールする時間がないだけの可能性もあります。
⑦面接中に指摘される
面接中に悪いところを指摘されるということは、面接官からの印象があまり良くないという可能性があります。具体的には、「伝えたいことがイマイチ伝わってきませんでした」「○○さんの考えはうちには合わないんじゃないかな」などです。
このように、質問に対する回答の反応が良くなかったり、自社に合わないかもしれないという発言があったら、不採用フラグと考えても良いでしょう。
ただし、自社への理解度を確かめる質問として、深い企業研究や同業他社との比較ができているかを見られている場合もあります。そのため、「この会社は向いていないんだ」と諦めず、最後までアピールするようにしましょう。
⑧否定的な意見を言われる
質問の回答を否定されることは、志望企業に合っていないことを伝えられている可能性があります。もしかしたら、面接官個人の考えとの不一致かもしれませんが、否定的な意見が合格につながることは少ないです。
企業の立場的にも、学生の意見を否定してしまうと内定を出した際に、内定辞退につながる可能性が高くなるため、否定的なことを言わないケースがほとんどです。
つまり、否定的な意見を言われるということは、学生を採用したいと思っていない可能性が高いのです。
ただ、一部の企業では学生のストレス耐性を見るために、あえて否定的な意見を言う圧迫面接をしているところもあるので、否定をされてもあきらめず面接に取り組むようにしましょう。
否定的な意見を言われるなどの圧迫面接については、こちらで詳しく解説しています。
就活生に聞いた! 最終面接で実際に感じた落ちるフラグ
他の学生が、どんなときに落ちるフラグを感じたのか気になりますよね。また、落ちるフラグを感じた面接の結果についても聞いてみたいところです。
そこで、最終面接で感じた落ちるフラグの内容とその選考結果について聞いてみたので、確認していきましょう。
落ちるフラグを感じて不合格だったケース
まずは、最終面接で落ちるフラグを感じて、そのフラグ通り不合格だった場合の回答を見ていきます。
面接官が求める回答をできなかったときに、相手の反応が薄くなり、落ちるフラグを感じるようです。
この結果を見ると、面接官のリアクションは落ちるフラグに直結している可能性があることがわかりますね。落ちるフラグが気になる人は、面接官の反応や表情について見てみると良いでしょう。
落ちるフラグを感じたが合格だったケースも
最終面接で落ちるフラグを感じたものの合格したという回答を見ていきましょう。
質問が淡々と進み、予定の時間よりも早く終わった場合でも、合格になるケースがあるようです。
また、面接官の反応が薄く、思ったようなリアクションでなくても諦めず最後までアピールすることで合格となっています。
したがって、最終面接中に落ちるフラグを感じたとしても、雰囲気に流されずに、最後まで面接に集中することが大切だと言えますね。
受かっているかも……⁉ 最終面接の合格フラグ5選
最終面接には落ちるフラグがある一方で、合格フラグもあります。そこで、ここからは最終面接に受かると感じるフラグの特徴を5つ紹介します。
合格フラグがどのようなものなのか理解し、最終面接が終わった後に手応えを感じられるようになりましょう。
①面接官がよくメモを取っている
面接官は学生に興味を持っていると、たくさん質問をするため、回答を忘れないようにメモを取ります。
また、面接終了後に選考結果についてをほかの社員と会議する際、採用したいと思った話や動作などを書き留めているメモがあると説得力が増すからです。
学生の魅力を伝えられるように、たくさんメモをしている可能性があるので、合格フラグの一つといえるでしょう。
ただし、集団面接で学生の数が多いと、誰の回答か間違えないように全員のメモを取っている場合があります。そのほかにも、メモを取ることがデフォルトになっている面接官もいるので、あくまでも一つの目安として考えてくださいね。
②入社後の詳しい話をされる
最終面接で入社後の詳しい話がある場合は、自社に入社して活躍してほしいと考えている可能性があります。具体的には、希望部署や担当したい仕事についてや将来のキャリアプランなどを聞かれることが多いです。
入社してほしいと思う学生には、内定を承諾してもらうきっかけを作る必要があります。そのため、入社後の配属部署や担当業務、上司について伝え、その会社で働く具体的なイメージを持ってもらうのです。
それから、企業が大切にしている考えや方向性に共感している学生には、今後の経営方針や新規事業に関する話が出る場合もあります。入社した先を想定できるような話があると、合格の可能性は高いかもしれませんね。
③他社の選考状況を聞かれる
当然の話ですが、企業は自社に入社してほしいと思う学生に内定を出します。
しかし、内定を辞退されるのは企業の採用活動にとってリスクとなります。なぜなら、内定辞退の人数が増えると、必要な人数を確保できない恐れが出てくるからです。
このような背景から、内定を出すことを考えている学生に対しては、他者の選考状況を聞いて内定辞退されるリスクがないかどうかを聞いているのです。
具体的には、以下のようなことを聞いて、内定の承諾の確率を図っています。
・他社の選考の進み具合
・最終面接の日程
・保留中の内定について
・他社を含めた志望順位
また、「内定を出した場合、いつまでに返答をもらえるか」という具体的な質問をされるケースもあります。
④面接時間が予定よりも長い
面接官は採用したいと思っていたり、採用を悩んでいたりする場合は、じっくり時間をかけて最終面接をおこないます。そのため、学生に対する質問数が増える傾向にあるのです。
これまでの面接より質問数が多かったり、質問の回答に対して深掘りされたりする場合は、合格フラグと言えるでしょう。ただ、質問にしっかり答えられないと、不合格になる可能性は高くなるので、事前に準備することは重要です。
また、企業によっては内定を多く出せるわけではないので、内定を出す学生を慎重に見極めるために質問を重ねているケースがあります。
他にも、これまでの面接で聞きたいことが聞けており、最終面接は入社の意思確認だけで済む場合は、面接時間が短くなることがありますよ。
⑤「結果は電話で連絡します」と言われる
基本的に、選考序盤の結果はメールや採用サイトのマイページに届くことが多いです。しかし、最終面接で内定を出すことが決まった場合は、電話で連絡が来るケースが多くなります。
なぜなら、内定を承諾できる日程をすぐに知ることができ、必要な書類を承諾後すぐに発送できるからです。
そのため、最終面接の最後に「結果は電話で連絡します」と言われたら、受かるフラグと捉えられます。
しかし、電話での連絡が100%合格の連絡であるわけではありません。企業によっては、誠意を示すためにメールではなく、応募者全員に電話をかけていることもあるからです。
最終面接で落ちるフラグを避けるためにすべき5つのこと
しっかり対策をして不合格になりやすい点を直すことができれば、最終面接で落ちるフラグを感じて落ち込んでしまうという事態は避けられる可能性は高いです。
最終面接で不合格になる原因は主に準備不足や面接のルールやマナーを把握していないことが挙げられます。
しっかり準備をすれば内定につながる可能性が高いので、「どうしたら合格できるのか」と悩んでいる人はこれから解説することを実践してみてください。
①企業研究や自己分析をやり直す
企業研究ができていないと、志望企業の具体的な業務内容がわからず、入社してやりたい仕事や就きたい職種について回答ができません。
また、自己分析不足だと、質問に対する回答を深掘りされたときに面接官が求める回答ができなくなってしまいます。
最終面接では、これまでの面接よりも志望動機やキャリアプランなどを詳しく聞かれるケースがあるので、再度企業情報を理解しておくことが大切です。
それから、同業他社との比較をし、志望企業を選んだ明確な理由も考えておきましょう。
企業への理解度が深いと、志望度の高さも伝わりますよ。
企業のホームページやSNSで最新の情報をチェックして、その情報について逆質問ができると、「この学生は常に自社をチェックしてくれているんだな」と良いイメージを持ってもらえる可能性があります。
②志望動機を練り直す
最終面接は、内定を出すかどうかが決まる面接なので、これまでの面接よりも志望動機が深掘りされるケースがあります。
そのため、挑戦したいことがその企業でないとできない理由や、働くうえで大切にしたい考えが志望企業と一致していることなどを伝える必要があります。
つまり、今後のキャリアプランや企業で活躍できる理由を落とし込んだ志望動機が求められるのです。
一次面接や二次面接が通っているということは、自社にマッチしている人材だとは思われているはずなので、これまでの面接で使った志望動機をベースにして、アップデートした志望動機を作りましょう。
③予想できる質問の回答を準備する
最終面接では、志望度の高さや入社の意思を聞く質問が多いため、以下のよくある質問に対する回答を考えておくのが有効です。
・志望動機
・同業他社ではなくその企業を選ぶ理由
・志望度
・入社してからやりたい仕事
・その企業でのキャリアプラン
回答を思い浮かべていない状態で、質問に答えようとすると焦ってしまいます。
その結果、これまでの回答とは矛盾したことを話してしまったり、結論から述べられずに論理的な回答ができなくなったりする恐れがあります。
そのような状態にならないように、これまでの面接で答えた内容を振り返り、最終面接でも落ち着いて答えられるような状態にしておくのが重要です。
④場数を踏んで面接に慣れておく
最終面接は、内定がもらえるかどうか決まる面接なので、これまでの面接以上に緊張するものです。特に、面接官が人事部長や役員になることで雰囲気も堅くなります。
そのため、事前に友人と面接練習をしたり、キャリアセンターで面接対策をしたりして場数を踏んで面接の空気感に慣れておくことが大切です。
⑤よりいっそう態度やマナーに注意する
最終面接まで進む人は、態度が良くマナーなどを守れているはずです。しかし、緊張や焦りから普段できていることが疎かになってしまう可能性があります。
そのため、最終面接に臨む際は以下のような基本的なマナーや態度を再確認しましょう。
・ハキハキと挨拶をする
・お辞儀は立ち止まってする
・深く腰掛けない
・髪が顔にかからないようにする
・スーツを正しく着る
・5分前行動をする
基本的なことがしっかりできていると、面接に対する自信も生まれます。
心配な人は、録画して自分の声を確かめてみたり、キャリアセンターで模擬面接をして声量や話すテンポに問題がないか確認をしてみてください。
面接で守るべきマナーを知りたい人は、こちらもチェックしてみてください。
就活生に聞いた! 最終面接に落ちないために準備したこと
実際の学生は、最終面接に向けてどのような対策をしているのでしょうか。これから最終面接を受ける人にとっては気になるところですよね。
最終面接に落ちないために準備していることについて聞いてみたので、回答を見てみましょう。
考えられる質問の回答を考えておく人が多数
聞かれそうな質問に対する回答を準備していたという人が多かったです。
これまでの面接で深掘りされたポイントや、入社意思を確認するための質問に対する回答を考えておく人が多いようです。
また、面接のレポートや体験記を読み、実際に過去に聞かれた質問を把握している人もいました。
最終面接で落ちないためには、焦らずに整理した回答ができるように、質問を予想して答えたいことをまとめておくことが大切ですね。
面接のレポートや体験記はかなり昔の話が書かれていることもあるので、鵜呑みにせず参考程度に活用するようにしましょう。
面接練習をして慣れておくという回答も
友人やキャリアセンターの人と面接練習を重ねるという回答も見られました。
最終面接は、これまでの面接とは違った緊張する空気感があります。そのため、友人やキャリアセンターの人などと面接練習をして、場慣れをしておくことが重要です。
最終面接に向けてどんな準備をしていいか悩んでいる人は、最終面接を受けた友人やキャリアセンター、就活エージェントなどで面接練習を受けてみましょう。
最終面接で落ちるフラグを感じたら? 前に進むためにやるべき3つのこと
最終面接で落ちるフラグを感じたら、「不合格かもしれない」と不安になってしまいますよね。しかし、落ちるフラグを感じたときは不安になる前にやるべきことがあります。
落ちるフラグを感じて落ち込んでいてもどうにもならないので、これから解説する3つのことを実践してください。
最終面接の内容を覚えているうちに、これから解説することを実践することで次の面接に活かすことができますよ。
①気持ちを切り替える
落ちるフラグを感じたからといって、心配したり不安になったりしても選考結果を変えることはできません。そのため、次の面接に臨むためにも気持ちを落ち着かせることが重要です。
うまく気持ちが切り替えられないときは、スポーツをしたり映画を見たりして、いったん頭から就活のことを離しておきましょう。そうすることで、リフレッシュができ、「あの企業とは合わなかったのかな、次の面接を頑張ろう」という気持ちになれますよ。
②最終面接を振り返る
うまく答えられなかった質問や、守れていなかったマナーを振り返りできれば、次の面接で同じことを繰り返さなくて済みます。
そのため、「何が落ちるフラグを感じる原因だったか」を理解してください。
たとえば、以下のようなポイントを振り返ってみましょう。
・回答に戸惑った質問
・もっと伝えるべきだったこと
・マナーを間違えたかもと思ったこと
・お礼を忘れてしまったこと
振り返りをすると、回答の準備不足だったのか、企業研究ができていなかったのかなど原因がわかりますよ。
落ちるフラグを感じた原因を追及して、次の面接までに改善することが重要です。
③友人や就活エージェントに相談する
落ちるフラグを感じた原因を自分だけで見つけることは難しいので、客観的な意見を聞くことが重要です。
落ちるフラグを感じたことについて、友人や就活エージェントに相談してみましょう。他の人の意見を聞くことで、今まで見えていなかった課題点が出てくる可能性があるからです。
他人から指摘された課題点を克服して、万全の状態で次の選考に臨むようにしましょう。
最終面接を受ける前には企業研究と自己分析をやり直して落ちるフラグを回避しよう
最終面接で落ちるフラグを感じる人は一定数います。しかし、フラグというのはあくまで傾向の話であって、面接結果を確定させるものではありません。そのため、落ちるフラグを感じても、最後まであきらめず面接を受けることが大切です。
落ちるフラグを感じているということは、面接対策が不十分であった可能性があるので、うまくいかなかった部分の振り返りをして、次に向けて対策を練っていくことが重要になります。
落ちるフラグを気にするのではなく、「合格するには何をすればいいのか」を考えて、最終面接の準備を進めてください。
【最終面接の落ちるフラグに関する調査】
・調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
・調査日:2023年7月13日~20日
・調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
・調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の123人