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内定式にふさわしい髪色で参加すると好印象
多くの企業では、入社式の前に内定者を集めて内定式をおこないます。内定通知書に案内があり、企業やホテルなどで実施されます。内定式は初めて企業と内定者が顔を合わせる場面でもあり、第一印象が非常に大切です。
就活が終わり、髪の毛を染める人もいるかもしれませんが、明るい髪色のまま内定式に出席してもよいのでしょうか。内定式は、企業の重役やこれから働く部署の上司、先輩、同期など多くの人が参加します。初めて会う人もいるため、内定式で第一印象が決まることもあるでしょう。
なかには、派手な髪色にマイナスの印象を抱く人もいるはずです。ここでは、内定式に相応しい髪色とはどのようなものか、内定式に参加する際の髪色について解説していきます。
内定式における髪色やマナーについては以下の記事にも詳しくまとめられているため、参考にしましょう。
就活では清潔感を保ちつつ自分らしさを演出しよう
就活の身だしなみにおいて、悩む人は多いです。第一印象に影響を与える大きな要素だからこそ、身だしなみについて悩むかもしれません。しかし、大前提として就活の身だしなみに、どの企業にも共通する「正解」は存在しません。
そのため、清潔感を保つことは前提として、自分らしさを演出することも大切だと覚えておきましょう。解説した内容は参考にしたうえで、自分自身で考えて納得して選択することが大切です。
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「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、身だしなみで第一印象が決まるといっても過言ではなく、それが原因で選考がうまくいかない可能性があります。
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内定式におすすめの髪色
髪色によって、人の印象はとても変わります。就活の選考の段階でも、なるべく落ち着いた髪色にしていた人が多いでしょう。では、すでに選考結果が出た後の内定式では、どのような髪色がよいのでしょうか。
正式に社員として認められる内定式では、どの就活生も企業によい印象を与えたいと考えているはずです。ここでは、内定式で好印象を与えるにはどのような髪色がいいのか、具体的に解説していきます。
地毛に近い色がおすすめ
暗めのトーンで地毛に近い色がおすすめです。金髪や明るすぎる色はもちろん避けた方がよいですが、暗めの茶色やアッシュカラーは許容範囲です。目安としては「7トーン以下」がおすすめでしょう。美容室でカラーをする際、色の見本として様々なトーンが用意されていますので、参考にしてみてください。
トーンの数字は高くなるほど髪色が明るくなります。7トーンを超えると明るいと感じる人が多くなりますので、染める時にはこれより暗めにしておきましょう。
明るすぎる髪を内定式までに染め直そうと考えている時は、美容室に行って現在の髪色とトーン数を確認してもらうと目安が分かります。アッシュカラーは暗い色が多いため、内定式でも悪目立ちしません。市販の溶剤だと髪色の明るさを客観的に判断しにくいため、美容室で相談した方がいいでしょう。髪色のトーンについては以下の記事でもまとめていますので、参考にしてみてください。
業種によっては黒髪の方が無難
髪の毛を染めて内定式に出席しても問題ないとされていますが、業種によっては注意が必要です。金融機関や銀行では、明るい髪色はNGと決められていることがあります。
お金を扱う仕事では、顧客からの信用がとても大切です。顧客の年齢層や職種もさまざまで外見の印象も重視されるため、規律も厳しい傾向があります。そうした業種では、内定式の際にも明るい髪色は避けた方がよいでしょう。
また、医療や福祉関係の企業でも髪色についての規則が稀にあります。銀行や金融機関ほど厳しいわけではありませんが、内定式の際には気を付けましょう。自分の入社する企業の規律が分からないのであれば、黒髪にしておいた方が無難です。
黒染めすると明るい色に染まりにくくなるなどの注意点もありますので、以下の記事を参考にしてから美容室などを利用しましょう。
内定式で避けるべき髪色
では、内定式において絶対に避けるべき髪色はどういったものがあるのでしょうか。先ほど少し触れましたが、明るめの茶髪はあまりよくありません。端的にいえば、「オシャレを意識しすぎた髪色はNG」という認識を持ちましょう。
「まだ学生だから髪色は自由だろう」という人もいるかもしれませんが、内定式に関しては社会人としての自覚を持って対応すべきものです。髪色ひとつで先輩社員や同僚からの評価に差が生じる可能性も考慮に入れて、注意するようにしましょう。
内定式では、不真面目にみえたり個性が強すぎる印象になったりする髪色がNGとされています。以下の記事も参考にして、就活生らしい髪色を心掛けましょう。
プリン
明るすぎる髪色も問題ですが、染めた髪が伸びているのが分かる「プリン」も印象がよくありません。こまめに染めていないと、どうしても染めている部分と新しく生えてきた地毛の部分の境目が目立ってしまいます。明るく染めているほど、色味の違いがよく分かります。
プリンになっている髪はすぐ目につきますし、だらしないイメージを与えてしまいます。これから仕事を任せるはずの新入社員が、だらしない印象を残してしまうのはマイナスとなるでしょう。
きちんと自己管理ができない、社会人としてのマナーが守れないとも感じられてしまいます。また、ビジネスシーンに不可欠な清潔感もありません。内定式の前には生え際をチェックして、色の違いが目立つようなら根元染めをしたり、全体を暗く染め直したりと、対策をしておきましょう。
髪色だけでなく、髪型も清潔感を印象付ける大事な要素です。以下の記事で好印象な髪型を紹介していますので、社会人らしい清潔感のあるヘアスタイルについて確認しておきましょう。
黒染めスプレーをつかったカラー
内定式に出席するために黒染めスプレーを使用して、髪色を暗くするのはおすすめしません。ドラッグストアなどで気軽に手に入り染めるのも簡単ですが、黒染めスプレーを使うと髪が真っ黒になってしまい不自然です。一目見ただけで、スプレーで黒くしていることが分かってしまいます。
また、黒染めスプレーは色が落ちやすく肩や背中などに移ってしまう可能性が高いでしょう。特に雨の日などは要注意です。洋服が黒くなって汚れていたら目立ちますし、清潔感に欠けます。
黒染めスプレーで根元までムラなく染めるのは難しく、プリンになってしまう可能性もあります。黒染めスプレーを使うこと自体、社会人として相応しいとはいえませんので、明るすぎて髪色が気になるなら美容室で染め直した方がよいでしょう。
また、染め直す以外にも、男性であれば髪を短く切って乗り切るという方法もあります。就職を機に髪型を変えるのもアリだという人は、以下の記事も読んでおきましょう。短髪にするときのポイントが記載されています。
派手な髪色
先輩社員からみて、極端に明るい茶髪の新入社員は「生意気だ」「まだ学生気分なのか」と感じられます。ただでさえ注目の集まりやすい新入社員が明るすぎる茶髪だと、悪目立ちしてしまうでしょう。
明るすぎる茶髪ならまだしも、まるでアーティストやパンクミュージシャンのように「金髪、赤髪、青髪、緑髪、紫髪」だった場合、非常識とみなされ内定式でさまざまな人から信用を失ってしまうかもしれません。注目を浴びたいのであれば、見た目ではなく中身で勝負するのが社会人です。髪色で個性を出すのではなく、ビジネスパーソンとして仕事で活躍することを目指しましょう。
髪色以外にも、ビジネスシーンにふさわしい身だしなみには数多くのルールがあります。社会人として働きだす前に、自身の服装は正しい着こなしなのか、基本を以下の記事で確認しておきましょう。
グラデーションカラー
「暗めの色であれば、グラデーションカラーでも大丈夫なはず」という考えを持っている人もいるかもしれません。グラデーションカラーは、髪の色が毛先に向かって変わっていく染め方です。茶髪であってもカジュアルさが先行してしまうため、グラデーションカラーはNGでしょう。
他にビジネスシーンに向いていないオシャレなカラーリングは、メッシュが挙げられます。メッシュとは、部分的に髪を染めることです。暗めの色だとしても、メッシュはグラデーションカラーと同様にカジュアルすぎるヘアカラーのため避けてください。髪色について「派手・奇抜はNG」という認識を持ちましょう。
アパレル業界であれば、企業によってはオシャレな髪色でもいいケースがあるでしょう。ただし、ブランドイメージに合う身だしなみでなければ、好印象は得られません。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人
髪色だけでなく髪型にも注意する
髪色だけでなく、髪型にも注意ポイントがいくつかあります。まず男性は、就活がひと段落して髪の毛を切っていない状態が続いていたとしても、襟足の長さを調整して、耳周りもスッキリさせておくべきです。少しワックスを使用したり、額を出しておくと清潔感がアップするでしょう。
女性は、目にかからない程度の前髪の長さで、全体的に髪の毛が長い時は、ハーフアップ、もしくはポニーテールがいいでしょう。挨拶やお辞儀など頭を下げるシーンもあるため、髪は束ねておくべきです。
履歴書に貼り付ける証明写真や、面接の時の髪型を意識すれば問題ないです。清潔感がある明るい印象の髪型にしましょう。面接の際の髪型については、以下の記事を参考にしてください。
内定式は印象のよい暗めの髪色で参加しよう
髪色で、役員や先輩方に悪い印象を与えてしまうリスクも考えられます。もちろん、そうしたケースはほとんどありませんが、「万が一」ということを頭に入れて、内定式に臨んでください。
基本的には、面接した時の服装や髪色・髪型で出席するのがよいでしょう。就活時の髪色は、ビジネスシーンにふさわしいスタイルになっているため、悪目立ちすることもないです。
学生という身分ではあるものの、内定を言い渡されたということは社会人生活がスタートしたといっても過言ではありません。内定式は、社会人としての自覚を持って参加しましょう。