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理系の資格とは?就活を有利にするおすすめの資格と種類

就活に向けて資格を取得した人は15%

就職に向けて資格を取得しましたか?という質問に対しての回答のグラフ

2021年卒業予定の就活生に向けたアンケート調査の結果、就職に向けて資格を取得した人は15%でした。8割以上の人が資格を取得することなく就職活動に取り組んでいることになります。

結論からお伝えすると、資格はあればよいですが必須ではありません。もちろん技術職の求人で採用条件で「◯◯の資格の取得者」と記載があれば必須です。しかし、条件への記載がなければ資格を持っていなくても内定をもらうことは可能です。

ただ資格を持つことは立派なアピールポイントとなります。資格を取得するほどその領域に対して熱量がある証明になるからです。もし資格を取得していれば書類や面接のときにアピールできるでしょう。

資格が理由で落とされることはない

まず大前提として頭に入れておいて欲しいのは、『資格を持っていないことを理由に落とされることはない』ということです。資格のない学生に対して、「在学中何も努力をしなかった学生」だと悪い評価をすることはありません。ですので、企業研究や自己分析などで忙しい時期に焦ってあれやこれやと、資格を取る必要はないんです。

次に、就活において資格の有無はどのように捉えられているのか、企業が就活生に求めているものは何なのか、詳しくご紹介していきます。就活生にとって本当に必要なことは何なのかチェックした上で、就活に向けて正しい準備を進めていきましょう。

資格はあくまでもプラスの評価

資格は、あくまでもあなたの評価をアップさせるためのもの。よって、資格がなくても就活において不利に働くことはないし、マイナスイメージを持たれるわけではありません。企業から取得が必須とされている場合を除き、資格がないからといって不合格になることはないです。この点は企業研究をする際にしっかりとチェックしておいてください。

しかし、資格を持っているとあなたの評価がアップすることは紛れもない事実です。ESや面接でも自己アピールの引き出しが増えて有利になります。在学中可能であれば資格を取っておきたいところです。

しかし、就きたい企業とは無関係の資格や誰でも取得できる簡単な資格だと、評価されないどころか場合によってはかえってマイナスの評価をされることもあります。企業から「何をしたいのか自己分析が出来ていない学生」だと思われるので気を付けましょう。

企業が求めているのはポテンシャル

企業が新卒に求めていること。それは、企業に対する熱意や自身の成長意欲、やる気といった『ポテンシャル』です。実は新卒には、スキルや実績なんて求めていません。この点は就活生から最も勘違いされがちで、誰もがスキルや実績を武器に就活を進めていることだと思います。ですが学生時代に培ったスキル的能力を、企業側はさほど重視していません。必要な技術は入社後に磨けば良いと考えている企業が多いです。

本当に求められているのは、主体性や粘り強さ、コミュニケーション能力などの社会人基礎力、仕事への熱意、入社後の成長意欲になります。就活においては、あなたのやる気や社会への適応力を見せることが最も大切だといえるでしょう。

難関な資格ほど評価は上がる

希望の職に関連する資格を持っていることは就活で有利で、周りの資格を持たないライバルと圧倒的な差を付けることが出来ます。しかしそれはただ単に、資格を持っていること自体だけが評価されているわけではありません。「その資格を取得するためにどれほど努力をしたか」「目標に向かって諦めずに取り組むことが出来たか」という点にも企業側はフォーカスを当てて、就活生の“やる気”や“辛抱強さ”などを評価しています。つまり、あなた自身の人間性も同時に見られているのです。

よって取得の難易度が高い資格は、その分高く評価されます。“難しい資格にも挑戦し、目標を持ってしっかりと取り組むことが出来る人”という印象を与えることが出来ます。就活前で余裕がある方はぜひ難関な資格に挑戦してみてください。

資格職に就く場合は取得が必要

資格を持っていなくても就活に不利にはならないと記述したものの、資格職に就きたい場合は必ず取得しなければなりません。例えば、独立して個人で働くことができる弁理士や建築士、税理士などの資格職。これらの職業に必要な資格は、非常に難易度が高いところが特徴です。さらに近年人気の、情報処理関連の理系の資格職も特別な資格が必要となるので、事前に必要な資格を取得しておきましょう。

「資格が必要だなんて知らなかった」と就活の直前になって後悔することないように、既に就きたい職が決まっているのであれば早めにチェックしておいてください。就活をスムーズに進めることができるように、早いうちから資格の勉強に取り組んでおきましょう。

理系は専門職に就く確率が高い

また理系の学生は、文系とは違って専門職に就く確率が非常に高くなっています。理系の専門職とは、新たな製品を創り出す「研究開発職」やモノづくりが活かされる「製品設計職」、情報システムに欠かせない理系の代表的な職種「SE(システムエンジニア)」などです。その他にも様々な職業が存在します。

大学で専門的な知識を得る理系の学生さんは、それに特化した専門職に就くことがほとんどです。ですので、将来を見据えて職業に活かすことができる資格を事前に取得しておきましょう。確実に就活でも有利に働き、やる気のある学生という印象を与えることができます。自分が希望する職に必須の資格はもちろんのこと、そこから枝分かれさせて関連する資格までチェックしておくと良いです。

自己分析ツールを活用して、あなたの適職を発見しよう

理系の資格を就職に活かすには、早い段階でやりたい仕事を決めておく必要があります。つきたい仕事によって必要な資格が変わるからです。

やりたい仕事を見つけたい時に便利なのが、無料の自己分析ツール「My analytics」です。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職をサクッと診断できます。

My analyticsを活用して、あなたの強み・適職を診断し、自分に向いている仕事を見極めた上で、取るべき資格を検討しましょう。

理系におすすめの国家資格とは

理系の学生が、就職活動に役立つ資格を取る場合は、どんなものが選択肢として考えられるのか見ていきます。資格を持っていれば履歴書に記入できるので、自身のアピールにつながりますが、やみくもに色々な勉強をしても希望する企業や職種に関係のないものでは、強みとはなりません。就職先で活かせるように、自分の進路をもう一度しっかりと見極めて、それに合った資格を選ぶと良いでしょう。

就職のための資格だったとしても、そのために勉強をしたこともアピールすれば良い印象を与えられるはずです。なかでも、国家資格は難易度が高いものも多く、合格するのも簡単ではありません。国家資格を持っていることをアピールすることで、努力してきた姿勢も合わせて印象に残すことができます。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、平成21年4月に新設された、情報処理技術者試験のうちのひとつです。最も難易度の低いエントリーレベルの資格で、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格となっています。情報処理系の基本的資格で、それほど難しくないとされています。ほとんどの人が独学で、参考書や無料の学習用ホームページなどを利用して試験に臨んでいます。

情報処理の基本となる、情報リテラシーやセキュリティ対策などの内容も含まれるため、ITエンジニアを目指す人だけでなく、一般事務職などでも活かすことができます。PCスキルがあることを資格としてアピールできるので、大きなメリットとなる資格のひとつです。新設されてからの総応募数は77万人を越えていて、今人気の資格となっています。

基本情報技術者試験

「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」が持つ資格として、経済産業省が開催している資格試験です。プログラマーやITエンジニアを始めとしたIT関係の技術者や、それらの職種を希望している人たちが受験します。内容としては、IT業界で働くための基本的な知識があるかどうか、情報処理に使う理論的な考え方ができるか、などとなっています。ほかにも、経営や管理についての知識も必要となるので、全般的な勉強をすることとなります。

ITパスポートと同じ種類の資格となりますが、ITパスポートがレベル1だとすると、基本情報技術者試験はレベル2と位置づけされています。ITパスポートには無い、データ構造・流れ図・アルゴリズムなどの問題が出題されるために、プログラミングの知識も必要となります。

消防設備士

屋内消火栓、スプリンクラー、自動火災報知設備などの消防用設備の工事・整備・点検をおこなうことができる資格です。消防設備士は2つに分けられ、点検のみ可能な「乙種」と、点検・工事までおこなえる「甲種」があります。乙種は誰でも受験可能となっていますが、甲種の受験には関連学科の大学卒業資格や、2年以上の実務経験が必要です。試験は、筆記と実技があり法令や消防法の基礎知識、消防設備の構造への理解が求められます。実技では、甲種の場合には鑑別と製図、乙種では鑑別の問題が出されます。

不特定多数が利用できるビルや商業施設、学校、ホテルなどは消防施設の設置と定期的な点検が義務付けられているので消防設備士が必要となります。ビルのメンテナンスをおこなっている企業や消防施設に関連する業界では、持っていると有利になる資格のひとつです。

一級建築士

建築士を目指している人はもちろん、設計事務所やハウスメーカー、インテリアデザイン、家具メーカーなどへの就職にも有利となる資格です。建築や設計に関連する企業の他にも、地方自治体の都市開発・建築部門などへの就職にも強みとなり、幅広い活躍が期待できます。一級建築士は、3つある建築士資格のなかでも、最も難易度の高い試験となっています。特徴としては、資格を習得することで住宅や公共施設、運動スタジアムなど幅広い設計が可能となる点です。

受験資格は、関連学部の4年制大学を卒業後、2年の実務経験が必要となります。短大卒の場合には、3年~4年の実務経験が必要です。建築士資格には、一級建築士のほかに、住宅などの設計がメインとなる二級建築士、木造住宅の設計に必要な木造建築士があります。

弁理士

特許、実用新案、意匠、商標といった知的財産に関する知識のための資格です。法律や特許の専門的知識が必要で、特許事務所で働くには必須の資格となっています。試験は毎年おこなわれていますが、司法試験の次に難易度が高いと言われていて専門学校やスクールに通いながら何年も資格取得の勉強をしている人も多くいます。

知的財産を権利化するためには、特許庁へ出願手続きをしなければいけませんが、この時に弁理士に依頼することがほとんどです。弁理士は、出願手続きの代理、他に同じような知的財産が登録されていないかの調査、企業に特許取得のためのアドバイスなどをおこないます。就職は、特許事務所がメインとなりますが、経験をつんだ後に独立して開業する人もいます。

3年生のうちに自己分析しておこう

志望先を決めるためにはもちろん、選考を突破するためにも、大学3年生のうちに自己分析を徹底しておくことは非常に大切です。

そこで、自己分析ツールの「My analytics」を利用してみましょう。最短30秒であなたの強み・弱み・特徴が見える化し、就活を進める上で必須の情報が一度に手に入ります。

ツールを活用して、就活を有利に進めましょう。

プラスの評価をもらえる資格

次に、理系学生の就活において良い評価をもらえる資格を3つ厳選してご紹介します。志望する企業によって持っていると有利な資格は異なりますが、次に挙げる3つはどんな企業も揃って求めているものとなっています。

非常にメジャーな資格でもあるので、持っていても困ることはなく必ず将来役に立つはずですが、手あたり次第資格を取るのはNGです。将来のビジョンを持っていないとしてマイナスイメージを与えることもあります。さらに不必要な資格を取得するのは、忙しい就活前の時期に無駄な労力を使うだけにもなりますし、慎重に選ぶべきです。そんな就活において、評価アップが期待できる資格をご紹介していきます。

TOEIC

文系・理系共通して有利となる資格と言えば、英語力を図るペーパーテスト『TOEIC(トーイック)』です。最近ではTOEICのスコアを採用の必須条件としている企業も多く、就活だけではなく転職でも有利となると言われています。上場企業では、なんと約7割がTOEICのスコアを参考にしています。海外展開などを見越して、英語力がある人材が必要とされているようです。

しかし、ある程度のスコアが求められることを忘れてはいけません。理系の場合は最低でも600点は必要です。それ以下となると、エントリーシートに記載した場合印象を悪くする可能性もあるので気を付けましょう。

MOS

こちらもTOEIC同様メジャーで、ITスキルを証明する世界共通の資格『MOS』です。マイクロソフトが認定する資格で、ワードやエクセル、パワーポイントなどのソフトの操作の習熟度を計るもとなっています。これらは仕事をする上で必要不可欠と言っても過言ではなく、見積書の作成や数値の管理、プレゼン資料の作成などができるソフトです。会社で使う機会が非常に多いため、ぜひとも在学中に身に着けていて欲しいスキルです。今後どの企業に行っても強みとして示すことができます。

MOSの資格取得と言うと難しそうなイメージを抱かれがちですが、独学でもOKです。パソコンスクールなどに通わなくても、市販の参考書を参考にしながら実際にパソコンで操作をすることで案外スムーズに操作を覚えることができます。

簿記

さらに、経理事務に必要な『簿記』も就活で有利に働く資格です。理系の学生の方は関係ないと思うかもしれませんが、簿記はビジネスパーソンであれば絶対に取得しておきたい資格です。経済の仕組みを把握して経営戦略を立てるスキルが身につくため、ビジネスの全体像がはっきりと見えてきます。社会人になってから取得する人も多く、どんな職種であっても簿記の知識が無駄になることはありません。

簿記検定には3つの種類がありますが、一般的に学生や社会人が受験するのは「日商簿記検定」です。実務で求められるのは2級以上なので、ぜひとも2級以上を目指してください。

大学生のうちに資格を取って損はない!

資格を持っていないからと言って、就活に不利になるようなことはありません。就活間際に焦って無意味な資格を取って、時間と労力の無駄になることだけは避けましょう。焦って資格を取る必要はないとは言えど、在学中に資格を取っておいて損になることはありません。目標に向かって取り組むその努力が企業側にも伝わるたため、希望する職に関連する資格は積極的に取得しましょう。自身のスキルアップにも繋がるので、将来どこかで必ず役に立ちます。

また専門職や資格職を希望する場合は例外で必要とされる資格があるので、就活前に予めチェックしておきましょう。以上のことを参考にして、資格の習得に力を入れてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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