面接対策

【面接の質問対策】頻出7問と逆質問を徹底解説

面接の質問が不安なのは当たり前

誰しもが就活中に受ける面接。面接の前はとても緊張します。前日も不安でなかなか眠れなかったり、持ち物を何度も確認したりそわそわしてしまいます。
その中でも就活生が最も心配しているのは「面接の質問にきちんと答えられるかどうか」です。聞かれた質問に対してしっかりと答えられるかどうかが面接のカギとなってきます。

しかし、不安を抱えているのはあなただけではありません。どんな質問がされるか分からないところに、一人飛び込むことは不安で当たり前です。そして、採用の担当者の方も就活生が緊張していることは分かっています。

その不安を少しでも緩和させるためには、面接で聞かれる質問の対策が必要です。その対策を何から始めていいのか分からない人も、もう始めているけど本当に合っているかどうか不安な人も、一緒に面接突破に向けて確認していきましょう。

自己分析の浅さは人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るには、自己分析が必須です。自己分析を疎かにしていると、選考で説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化し、人事を唸らせる回答ができるようになります。

ツールでサクッと自己分析を終わらせて、選考を有利に進めましょう。

なぜ面接では質問されるのか

なぜ面接では質問されるのでしょうか。そもそもなぜ就活では面接があるのでしょうか。その明確な答えが自分では分からないのに、面接を受けても合格するのは難しいでしょう。
始めにこの面接で質問される理由から理解を深めていきましょう。

1つ目の理由としては活躍できる人材かどうか確かめるためです。ESやWebテストでは分からない部分を面接では目で確かめることができます。
あらゆる質問をする中で、一貫性のない答えであれば、本当のことを言っていないかを瞬時に判断することができます。
また、質問の答えから「論理的思考力」や「コミュニケーション能力」を確かめることもでき、採用担当者としては面接せずに採用することはできないのです。

2つ目の理由としては、人間性を知るためです。どれだけ能力やスキルが備わっていたとしても、会社の社風に合わないようだと採用することはできません。質問によってその人の人柄を判断することができます。この部分は対策によって解決できることではありません。いくらその会社に入りたいからといって嘘をついては、入社後社風が自分に合わないため、つらくなってしまいます。

面接で質問される理由は様々ですが、前者の「活躍できる人材かどうか確かめるため」というところでは事前に対策することができます。しっかりと準備をしておきましょう。

頻出の7つの質問と出題者の意図

面接で頻出な7つの質問をまとめた図

ここからは面接で頻出の7つの質問を詳しく解説します。その質問をすることで、採用担当者は就活生の何を見ているかという出題の意図と、回答例を確認していきましょう。

ここで紹介する7つの質問は、業界や職種に関係なく頻出の質問です。専門的な質問は各々業界や企業によって異なりますが、ここで確認する質問はどの面接でも使えるものです。

どの面接でも聞かれるということは、それほど大切な質問であるということです。簡単だと感じる質問もあるかもしれませんが、手を抜かずしっかりと確認していきましょう。

また、7つ目の頻出質問は「逆質問」です。これは絶対に企業でされる重要な質問であるため、次の見出しでご紹介します。

1.自己紹介をしてください

まずは自己紹介から始まります。軽いあいさつ程度で始まる場合もありますが、時間を指定されるなど、自己紹介といっても様々です。

自己紹介は最初の印象を決める重要な質問のひとつなので、しっかりと確認していきましょう。

出題者の意図

自己紹介を求められる一番大きな理由としては、本人確認です。自己紹介の内容とESの内容が一致しているかどうかを確かめるために質問します。この自己紹介は自己PRする場ではないので、長々と自分のことを話すのは良くありません。最低限の情報を分かりやすく伝えてもらうことを面接官は求めています。

もう一つの意図としては、面接のために準備をしてきたのかどうかを確認するためです。面接で自己紹介をすることは誰もが想像できるでしょう。そうであるにもかかわらず、躓いてしまったり、内容が不十分では面接の準備をしてきていないと判断されてしまいます。事前の準備ができていないことは、入社の意欲が高いと判断することはできません。

自己紹介ひとつでもこれだけの意図が隠されているため、回答例を参考にして練習しておきましょう。


回答例

自己紹介に必要な4ルの要素をまとめた図

自己紹介で必要な情報は、自分のプロフィールである名前、学校名、学部名、学年に加えてゼミやサークル、アルバイトなど、特に頑張っていたことがあれば、基本的な情報の後に端的に一言添えると良いでしょう。最後に「本日はよろしくお願いします」と伝えるととても丁寧な自己紹介になります。

〇〇大学〇〇学部4年の〇〇と申します。
大学では言語学を学ぶゼミに所属しており、主に日本語の成り立ちや構成についての研究をしています。
学業以外では、所属しているバレーボールサークルの活動に力を入れています。こちらでは副キャプテンをしています。
本日はお忙しい中、このような貴重な機会をいただきありがとうございます。宜しくお願い致します。

就活生

第一印象を決める自己紹介では、明るくはきはきと爽やかに伝えましょう。

自己紹介についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。出だしの自己紹介は完璧にしておきましょう。

2.長所と短所を教えてください 

次に長所と短所を質問される意図です。自己分析で散々考えたよという人も、なぜ採用担当者が知りたいのか理解しておきましょう。

出題者の意図

長所と短所を通して企業が見ているのは、入社後にどのように活躍するかというポテンシャルです。新卒採用は中途採用と違い、全く仕事の経験がない状態で企業に入社することになります。‌そのため、今までに経験したことや培われた能力を知ることで、今後どんな力を仕事で発揮してくれるのか予想できるのです。自分の課題点である短所もきちんと答えられれば、それを解決することでもっと伸びるというポテンシャルにつながるのです。

さらに長所と短所を聞くことで、あなたの自己理解能力を判断することができます。長所も短所は誰もが持っているものであり、強みを活かしたり、弱みは改善するためにいくらかの努力をしなければなりません。短所から目を背けているのは、仕事でも上手くいかないことがあると逃げてしまう可能性を意味します。

自分のことを客観的に棚卸しできる人は、長所と短所を答えることができます。それは「自分で考え、行動できる人かどうか」を判断するために質問するのです。

回答例

長所と短所の回答として大切なことは端的に伝えることです。長所短所がいくつもある人も答えるときはひとつに絞ってください。大切なのはバランスです。長所を伝えすぎるとただの自慢話のように聞こえてしまい、かといって短所ばかりでも良いイメージになりません。

長所と短所の黄金比率は「7:3」です。長所が7割、短所が3割で話す頃ができるとちょうどよいバランスになります。

そして伝えるときのポイントとして、長所は「どう活かせるか」を提示すること、そして短所は「今後どう向き合っていくのか」を提示することです。自分の強みと弱みを話しただけで終わるのではなく、それがどう会社で活かせるのか、またどのように自分の課題解決しようとしているのかをはっきりさせることで、入社後のイメージも湧きやすくなります。

大切なポイントをしっかりと押さえて、話せるようにしておきましょう。

私の長所は計画性とタスク管理力があることです。大学の定期試験や複数のレポート、また居酒屋のアルバイトが重なることがよくありますが、全体のスケジュールをカレンダーに書き込んで管理しています。
そして、何から手をつけなければいけないのか、To Doリストを作成し、優先順位を付けてその高いものから取り組むようにしています。このおかげでレポートの提出遅れは一切なく、試験にも余裕を持って挑むことができています。アルバイトでもその計画性とタスク管理力から、居酒屋という忙しい現場でもバイトリーダーを任せていただいています。この力は今後働く上でも、締め切りや約束を厳守できるところにつながると考えております。

また、短所は計画性がある反面、心配性なところです。計画はしっかりと立てられいるのか、計画通りに行っているのか、抜け漏れはないか、何度も何度も確認しないとなかなか行動に移せない時があります。しかし、その事前準備に時間を取られていて肝心のタスクが進まなくては全く意味がないため、仕事においては正確性と時間のバランスを取りながら、まずはやってみることをより大切にしていきたいと思います。

就活生

長所と短所の答え方についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。魅力的な回答で自分をしっかりとアピールしていきましょう。

3.学生時代に頑張ったことは何ですか

学生時代に頑張ったことは、就活では「学チカ(学生時代力を入れたことの略称)」と言われていますこの。学生時代とは大学時代を表しているいることがほとんどです。場合によっては「小・中・高・大それぞれ教えてください」と言われることもあれば、「小・中・高・大の中で最も頑張ったことを教えてください」と指定されることもあります。

ここでは一般的な大学時代にフォーカスした出題者の意図と回答例を解説していきます。

出題者の意図

学チカを聞く意図としては2つあります。1つ目は入社後に活躍してくれる学生かを見極めるため。もう1つは人柄や価値観を知るためです。

学生時代に頑張ったことを聞くことで、学生が目の前の課題にどのように向き合ったのか、またその際困難をどう乗り越えてきたか具体的に知ることができます。中途採用であれば、前職でどのような経験を経てそんなスキルや能力があるのかを聞けば、自分の会社でどのような活躍をしてくれるのか判断も簡単です。
学生の場合、実務の経験がないため、代わりに学生時代の頑張ったエピソードを聞いて、入社後に活躍できるかどうかを見極めているのです。その頑張りが仕事において再現性があると、採用担当者から見ても好印象です。

そして学チカからは人柄や価値観を知ることができます。結果を生み出すためにどんな工夫をしたのか、どんなプロセスがあったのか、深堀をすればするほどその人の人柄や、意思決定をするときの価値観が浮き彫りになります。その人間性や価値観は会社の社風に合っているか、会社という組織の中でのチームを大切にしてくれるかどうかの、大切な判断材料になります。

回答例

出題者の意図から考えると、回答として大切なのはどれだけ優秀な結果を出したのかというわけではなく、どんな工夫をしたのか、どんな努力をしたのかという「プロセス」です。
質問に答えるときも、プロセスをしっかりと話せるようにしておきましょう。ここでも、頑張ったことは一つに絞り、だらだらと話しすぎないように注意することが必要です。

ポイントとしては

1.思考力と行動力を伝える
2.具体的な数字を使う
3.頑張る前と後の変化を伝える
4.仕事でどう活かせるかを説明する

この4つが重要です。

ロジックとその行動力を伝えることができないと、頑張ったことにはなりません。何をどう思い、どう頑張ることができたのか、一貫性をもって伝えましょう。
「頑張った」というのは自分の中の判断です。具体的に数字を使うことでどれだけ頑張ったのかがイメージしやすくなります。
その経験から何を学び、自分にどんな影響を与えたのか、またそれが今後の仕事でどう活かせるのかまでが「学チカ」の大枠になります。

【頑張ったことの例】

・部活
・アルバイト
・ゼミ活動
・研究
・サークル
・学業
・資格取得
・留学
・インターンシップ
・ボランティア活動

私が学生時代に一番頑張ったのは、飲食店のアルバイトです。入学時から約3年間今も続けています。3年目からはアルバイトの育成担当を任せていただきました。
2年目のある時期に、アルバイトスタッフの中で接客スキルに大きな差があることで、お客様の満足度を下げてしまっていることに気が付きました。接客のマニュアルがあるわけでもなく、ほぼ個人任せの接客になっていることに危機感を覚えました。
そこで、自分の経験を振り返りながら同期と協力して原稿を作り、店長や先輩の意見などもたくさん盛り込んで1つのマニュアルを仕上げました。育成担当を任されたのはそのタイミングです。
それからは他のスタッフの動きを見て、終業後にフィードバックをしたり、自分も接客スキルを本で学んで随時共有する時間を取りました。
結果、リピーターが徐々に増え、売り上げも30%以上あげられたことから、店長からもお褒めの言葉をいただけるようになりました。店舗全体を視野に入れ、責任感を持って仕事をしたことが、このような結果につながったのだと考えています。御社でも常にチーム全体を見渡し、自分にできる最大限の努力で貢献していきたいです。

就活生

学チカについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。最大限にアピールできるように事前対策をしっかりとしておきましょう。

4.志望動機を教えてください

志望動機は企業によって考える必要があります。この質問は、採用担当者からも重要視されているポイントなのでしっかりと確認していきましょう。

出題者の意図

この志望動機はただその企業を志望している理由を聞きたいがために質問しているわけではありません。数ある企業の内、なぜ自社でなければならないのかという部分を聞くための質問です。

例えば、志望している理由が

A「御社オフィスが家から近い」
B「御社の商品が好きでそれをもっと広めたい」

では明らかにBの方が説得力があり、自社商品が特にいいのかという入社意欲が伝わってきます。
そのため、端的でありながらも的確な理由を出題者は求めています。

加えて、その志望動機から熱意や入社意欲も感じ取ることができます。学生がその会社でならなければいけない理由はもちろんですが、採用担当者としても、あなたでなければいけない理由が必要です。志望動機から入社して活躍したいという意思や熱意を伝えましょう。

回答例

上記でも説明したように、採用担当者が求めているのは「この企業でなければならない理由」です。そのために必要なのは企業研究です。企業研究が浅いと、この企業でなくどこでもできることだと思われてしまいます。
まずは念入りな企業研究を行い、そこから自分がどうしてもこの企業がいいという理由を見つけ伝えましょう。

御社が扱う商品に魅了され、私も人々を楽しませるお菓子を開発したいと思い志願いたしました。
幼いころ、習い事のあとにお菓子を買ってもらうのが私の楽しみでした。コンビニに置かれているたくさんのお菓子の中から、いつも選んでいたのが御社の商品です。
御社は、子ども向けのキャラクターもののお菓子や、老人向けの味の濃い和菓子など、幅広いニーズに合わせた商品を販売しております。とくに、「チョコっとゼリー」は見た目も可愛く味も美味しいため、老若男女問わず愛されている商品だと思います。
そんな素晴らしい商品を扱う御社の一員として、人を笑顔にする商品の開発に貢献したいと考えております。テニスサークルで部長をしていた経験で身につけた主体性を活かし、積極的に発言をすることで活躍していきたいです。

就活生

この例の志望動機では、しっかりと企業研究を行ったことがアピールできています。「志望企業はどんな商品を扱っているのか」その中でも「自分が思う素晴らしい商品は何か」が書かれています。そしてその商品と自分が身近であったこと、自分の強みが活かせることも盛り込まれています。最後に「具体的にどの仕事で強みを活かしたいか」を書いておくと、希望の部署を伝えることもできます。

志望動機はある程度の型があります。そこに自分の経験や意見を入れることでオリジナルの志望動機が完成します。もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

5.将来なりたい自分像を教えてください

どんな大人になりたいかを聞く企業もあります。あまり未来の自分像を普段から考える機会は少ないでしょう。だからこそ、事前にイメージを言語化できるようにしておくことが大切です。

学生は就活をしていると、どうしても「内定」をゴールにしがちです。しかし、企業からすると入社後がスタートです。内定して終わりではなく、その後の長い社会人生活を見据えて面接をしています。

また、「将来なりたい自分像を教えてください」は別の言い方で聞かれることも多いです。

・5年後、10年後どうなってたいですか?
・将来のキャリアについてどう考えてますか?
・どんな大人になりたいですか?
・今後どのような成長をして、どんな自分になっていたいですか?

出題者の意図

この質問の意図は、将来像と会社のビジョンがマッチするかを見極めたいからです。
自分の想像している将来像が志望企業のビジョンにマッチしていなければ、組織で働く以上目指しているものから道がそれてしまします

例えば将来的には管理職について会社を担ってもらいたいと考えている企業は、将来的には独立をして個人の会社を作りたいと考えている人を採用するでしょうか。

ミスマッチをなくすためには、学生の将来像と企業のビジョンが一致している必要があります。就活生の将来を聞くことで、採用担当者はその人物が将来、会社にどのような貢献をしていくのかをイメージするのです。

また自分の将来像をしっかりと語れるということは、長期的な視野で自分の未来を考えられているということです。このような長い視野で物事を見ることは仕事の上でも大切なので、今のうちから身に付けておきましょう。

回答例

自分の未来なんてまだ考えたことなんてないという人もいるのではないでしょうか。いきなり将来の自分像をイメージするのは難しいでしょう。その場合はざっくりと考えてみる方法をおすすめします。

たとえば、将来結婚したいという未来像を浮かべたとします。そこから、自分に問いかけていきます。「何歳までに結婚したいか」「どんな家に住みたいか」「その場合いくら位資金は必要か」「そのためのお給料をもらうためには何歳までにどんな役職についていたいか」など。そのように質問をし続けていると、ざっくりしていた「結婚したい」という自分像から、「結婚しても働き続け、後輩の育成を任せてもらえるようなマネージャー業務をしたい」といった具体的な将来像が出来上がるはずです。

その未来像と会社のビジョンを組み合わせて自分像を作成しましょう。

御社に入社後は、まずはSEとして金融系のシステムに携わりながら、自身の専門性を築いていきたいです。そして、実際の現場に参加する際は、自分のことだけでなく、「周りとの一体化と生産性の向上をどう実現するか」を常に考え、3年以内にマネージャーとしての役割を果たしたいです。
5年後にはリーダーとして小規模のプロジェクトを回すことで知識と経験を身につけ、10年後には大規模案件のリーダーとして御社のプロジェクトをマネジメントできる人間になりたいと考えています。

就活生

将来の自分像についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。自分のキャリアについてこれを機に考えておきましょう。

6.他社の選考状況を教えてください

選考が進むにつれてこの質問をされる可能性は高く、最終面接ではほとんど必ずと言ってもいいほど聞かれます。

この質問はただの状況確認に見えて、実は企業によって非常に重要なものです。そして就活生の回答からさまざまなことが判断されています。どのような意図で聞かれているのかを知っておきましょう。

出題者の意図

面接でほかに受けている企業について聞く理由は、志望度の高さを知るためです。
もしも、本当は他社に行きたいといったニュアンスを含む回答をすると、志望度が低いと判断されるでしょう。

もちろん、ほかに受けている企業があるだけでは志望度が低いとは思われません。志望度の高さと複数社選考を受けているということに関係性はなく、また1社に絞っているというのがほかの人よりも志望度が高いというアピールになるとは限りません。

どのくらいの可能性で自社入社したいと思っているのかは、採用するうえでとても大切です。内定承諾しない可能性が高い学生に内定を出すのは、企業にとってもリスクです。

また、選考を受けている企業の一貫性も確認しています。同じような業界を受けている方が志望度が高ことがわかります。ばらばらの業界で知名度のある大手ばかり受けていたり、とにかくがむしゃらに大手もベンチャーもたくさん受けているようでは、採用担当者も本当に内定が出たら入社してくれるのかと疑問に思うかもしれません。

回答例

他社の選考状況を聞かれた場合は、前提として正直に答えることが大切です。ほかの企業を受けているということは、マイナスの印象を与えるわけではありません。複数の企業の選考を並行して受けているのは、企業も理解しています。

1社に絞っていると伝えても、必ずしも高い評価されるとは限りません。また、1つに絞ることが必ずしもプラスに働くとは限りらないのです。嘘をつかずに正直に答えることを心がけましょう。

矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、無理にすべてを答える必要はありません。他社で受けている企業があまりにも多いと、内定を出しても入社しないのではという印象を与えてしまう可能性があります。

多くの企業を受けている場合は、直近で選考を控えている企業や、ある程度選考が進んでいる企業をいくつか選んで答えましょう。また、落ちてしまった話やマイナスになるようなことも話すのは避けてください。やみくもに受けている企業のうちの1つと思われないようにしましょう。

金融業界を中心に受けています。〇〇銀行は二次選考まで進んでおり、〇〇銀行は1次選考の結果待ちです。

就活生

こちらはNGな回答例です。

・メーカー業界の◯◯は受けましたが、一次選考で落ちてしまいました。▲▲は三次選考で落ちました。

・金融業界の〇〇社とメーカー業界の▲▲、食品業界の××を選考中です。

就活生

他社の選考状況について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。この質問はただの状況確認に見える思わぬ落とし穴です。対策しておきましょう。

逆質問とは

企業の面接試験において、終盤に必ず面接官からの逆質問があります。逆質問の例としては「ここまでの説明の中で何か質問はありますか?」「当社について何かご質問などはありますか?」といった、就活生側から企業に向けてに質問をすることです。

ここでは、逆質問をする意図と、回答するときの注意事項などについて解説していきます。
またおすすめの逆質問も確認していきましょう。

質問をする意図

企業側はなぜこのような逆質問を学生にするのでしょうか。これはただの親切心でも、何の意味もなく質問を投げかけている訳ではありません。
逆質問に対してどのような対応をするかも、大切な面接試験の評価項目になっているのです。

大きく分けて3つの質問の意図についてご紹介します。

入社意欲を知るため

面接官が逆質問をする1つ目の理由は、就活生自身がどのくらい仕事に対して熱意を持っているのか、また自社に対しての志望度はどの程度あるのかなどを知るためです。

企業側は就活生が自社以外にも、たくさんの企業の選考を受けていることは理解しています。そしてその中でも自社への関心度はどの位置にあり、入社したいという熱意がどの位あるのかを逆質問で確かめているのです。

積極的に質問することは、それ程自社に興味があり志望する気持ちが高いと判断してもらえます。また、企業全体だけでなく具体的な仕事の内容について逆質問をすると、入社後の自分の姿をきちんとイメージできている、という風に評価されます。

コミュニケーションスキルを確かめるため

2つめはコミュニケーションスキルを確かめるためです。面接と言えど、それは人と人とのコミュニケーションです。評価される場所だということに変わりないため、事前の準備をしっかりとして面接に挑む就活生がほとんどです。

しかし、逆質問となるとどんな質問をしても一定の部分では「自由」です。そのため、質問の有無、質問内容によって、学生が面接官相手にどのようなコミュニケーションをとるのか確かめています

#### 会社の魅力付けをするため

そして3つ目は会社の魅力付けをするためです。就活生は面接の中で質問があったとしても、なかなか「質問があります」とは伝えにくいでしょう。どこかモヤモヤした不安な気持ちのまま面接が終わってしまいます。

そうすると、例え企業側が採用したいという判断をしたとしても、就活生の方から「ミスマッチかもしれない」と離れていってしまうかもしれません。採用担当者も、忙しい業務の時間を空けて、未来を担う人材を採用したいと考ているため、志望者の疑問を解消し、より志望度を高めてもらいたいと考えているのです。

逆質問をすることにより就活生が何を疑問に思っているのか、不安であるのかを確かめ、そこを詳しく解消することで、就活生の不安材料を取り除くことができます。また学生が気になることは、会社がアピールできる場所とも考えられます。

逆質問をしてもらい、その回答は学生にとっての魅力ポイントなのです。就活生の疑問を解決するのは、学生と企業の双方にとても重要なことだといえるでしょう。

回答するときの3つの注意点

続いて逆質問を回答するときの3つのポイントを詳しくご紹介します。この逆質問をされたら必ず何かを言わなくてはいけないというルールはありません。しかし、この時だからこそ聞ける質問や、この機会を利用して自分をアピールすることもできます。

一方で、質問できるからといってやたらめったら聞くというのも良くありません。逆に良くない印象を与える場合もあるからです。

ここでは質問をする際に気を付ける3つの注意点をご紹介します。


1.調べてわかることは聞かない

1つ目は、調べてわかることは聞かないということです。企業サイトや採用情報などを見れば分かるような質問は聞かないようにしましょう。その質問は「企業について理解していない」と受け取られてしまう可能性があります。

調べれば分かるような内容を、面接でわざわざ質問するするのは「自分では調べていません」とアピールしてるのと同じととなってしまいます。

特に以下の2点は企業のホームページに載っていることが多いので質問しないようにしましょう。

・御社の実績を教えていただけますか?

・御社の企業理念は何でしょうか?

就活生

2.すでに聞いたことを繰り返し聞かない

すでに聞いたことを繰り返し質問しないように気を付けましょう。採用担当者の方や以前の説明会で聞いたことのある内容を繰り返し質問してしまうと、話を聞いていないことになってしまいます

もしも、事前に考えていた逆質問があったとしても、面接中にその内容を説明してもらえる場合もあります。その状況に合わせて、臨機応変に対応できるように逆質問は複数用意しておくと良いでしょう。

また説明された内容についてもっと詳しく知りたい場合には「先ほどご説明があった〇〇について伺いたいのですが」と前置きしてから質問すると、きちんと話も聞いていたことを印象付けることができます。

3.残業や休日、給与のことは聞かない

残業や休み、お給料など、福利厚生に関する質問は多くあるでしょう。しかしこれらは面接の中の逆質問で聞くのはNGです。特に休みと残業では、仕事への意欲が低いと思われる可能性があります。まだ働く前であるのにも関わらず残業や休みばかりを気にしているのでは、働き始めたとしても長続きしないのではないかと思われるかもしれません。

労働環境は気になるポイントではありますが、直接的に聞いてしまうのは良くありません。気になるのであれば、社員の1日スケジュールや、1週間の仕事の予定を聞くなど、遠回しに聞いてみましょう。仕事のスケジュールを聞くと残業の時間や休日については大まかに推測でき、入社を前提とした質問でもあるため、とても好印象にもなります。

おすすめ逆質問10選

ここからはおすすめの逆質問を10個厳選してご紹介します。以前に聞いたことのあるものは除いて、最低でも3つは事前に用意しておきましょう。

逆質問も評価の対象になることがほとんどです。その際に高評価を獲得するために、質問内容も工夫しておきましょう。普段の面接では採用担当者からの質問に対して発言するという受け身なアピールしかできません。しかし、この逆質問だけは自分からアピールできるチャンスなのです。

おすすめの逆質問10選

・入社するまでに身に付けておいた方がいいスキルはありますか
・御社で活躍している人に共通する点は何がありますか
・◯◯職ではどのような能力が求められますか
・今後予定している事業展開はありますか
・社風は〇〇と伺っていますが、具体的なエピソードを教えていただけますか
・御社の〇〇に興味があるのですが、どんな経緯で開発されたのでしょうか
・御社で取り組んでいる仕事の目標達成について教えてください
・一日の具体的な業務の流れを教えていただけますか
・研修やスキルアップなどの機会はどのようなものがありますか
・仕事をするうえで心がけていることはどのようなことでしょうか

質問の答え方のコツ

面接では、答える内容だけが重視されているわけではありません。面接というコミュニケーションの中でどのように質問に答えるのか、その答え方もとても重要です。

今後、入社してから一人の社員として仕事をする中でも質問に回答する機会は数えきれないほどあります。今のうちから身に付けておくと、これから先も役に立つことばかりなので、そのコツを確認しておきましょう。

結論ファーストで答える

まずは結論ファーストであることです。結論ファーストとは、質問の回答を述べる際に、まず答えから話すということです。

例えば

「リンゴは好きですか?」

という質問に対し、

「赤くてかわいらしい見た目と、甘酸っぱい味が癖になるので好きです」

という回答は、回りくどい印象です。一見分かりやすくも見えますが、出題者は好きかどうかを聞いているので、最後にその最重要部分を言われるのは答え方として不適切です。

「リンゴは好きですか?」
「はい、とても好きです。赤くてかわいらしい見た目と、甘酸っぱい味が癖になります」

と答えたほうが、「リンゴが好き」という前提をおきながらその後の理由を聞くことができるので、内容も入ってきやすいのです。

結論ファーストは仕事でもよく使われる話し方のコツです。この方法で話せば、「あれっ結局どんな質問だったっけ?」なんてこともなくなりますし、的確に質問に回答することができます。

数字を使って具体的に述べる

数字を使って具体的に述べると、説得力のある回答をすることができます。
面接の回答の中で、「多くの」「とても」「頑張った」「やり切った」のような言葉を耳にします。しかし、これらの言葉の定義は人によってそれぞれ違うため、非常に分かりにくい回答なのです。

「多くの」「とても」という言葉はなるべく使わずに具体的な数を伝えましょう。また「頑張った」「やり切った」に関してもどのくらい頑張ったのか、どの数値が出るほどやり切ったのかなど数字を使って説得力のある答え方にしましょう。

×「アルバイトでは多くのお客様がアンケート満足であると喜んでくださいました。それが私の頑張ったエピソードです。」

〇「アルバイトでは約90%のお客様がアンケートで満足であると喜んでくださいました。それが大学4年間の中で1番頑張ったことです。」

明るくはきはきと答える

最後は明るくはきはきと答えることです。同じことを言っていても、この話し方だけで印象はかなり変わります。

内容としてはとても良いことを言っていたとしても、目線が合わず暗かったり、話し方がもごもごしていたりすると、コミュニケーションがとりにくいと思われてしまいます。自分の回答に自信をもって、明るくはきはきと答えましょう

急に「明るく、はきはき」と言われてできるものではありません。繰り返し練習を行うことでこれらの自信は身につくのです。面接練習をするときは、内容だけを確認するのではなく、明るさとはきはき話せているかも一緒に意識して練習するようにしましょう。

質問対策方法

ここでは、今から実践できる質問の対策方法をご紹介します。先ほど紹介した7つの質問以外にも、業界や企業によって様々な質問が出されます。頻出な質問の種類や出題の意図は理解したけれど、実際どうやって対策していいかわからないという方もいるのではないでしょうか。

どんな質問をされたとしてもきちんと答えられるように、今から3つの方法を詳しく紹介していきます。自分の試しやすいもので、しっかりと対策していきましょう。

自己分析をする

モチベーショングラフの例

まずは自己分析をしましょう。就活中に自己分析は自分を知るために行うかもしれませんが、これは面接の質問対策にもとても役立ちます。

頻出である質問の中にも、長所短所や学チカなど自己分析から答えられることがたくさんあります。企業側としてはこれからこの学生がどのようにして企業に貢献できるのかを面接の質問の中で見ていきます。

自己分析では、自分がこれまでどのようなことにモチベーションを感じ、どこに強み弱みがあるのか、そしてこれからどういう活躍をしていきたいのかを自問自答で明確にしていきます。自己分析をすればするほど、自分の深いところを言語化することができるので、面接でも自分に関する質問ではしっかりと論理づけて答えることができるでしょう。

自己分析についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。自己分析は就活の基礎中の基礎になります。まだやっていない方は今すぐに始めましょう。

キャリアセンターを活用する

そして2つ目は大学のキャリアセンターを活用する方法です。キャリアセンターとは、大学が学生の就活支援を目的に設置している施設のことです。その大学に所属している学生であれば、誰でも利用することができ、就活情報を掲示したりやキャリア相談を行っています。

キャリアセンターでは企業の求人情報だけでなく、過去の大学の先輩方の就活体験記やどんな質問が出されたのかなどの情報もたくさんあります。また、面接の練習なども個別で対応してくれる場合もあるため、積極的に活用しましょう。学内の施設であるため、費用や時間もかからずとても活用しやすい場であると言えます。

まだキャリアセンターを利用したことがない方はぜひ活用してみるとよいでしょう。

おすすめの書籍

最後におすすめの書籍をご紹介します。就活期間は多くの書籍に触れることをおすすめします。今は多くの情報がネットで無料で手に入る時代であるため、書籍を購入する機会も減っているでしょう。わざわざ買わなくても、と思う就活生もいるかもしれませんが、書籍でしか得られない情報がたくさんあります。

書籍は出版されるまでにたくさんの人が関わります。そのため、載っている情報に偏りや主観がなく、網羅的で信憑性のある情報が本には載っているのです。

それは面接の質問対策に関する本も同じです。どんな質問がよく出されるのか、どう答えたらいいのかなど、たくさんの人が関わり、多くの時間をかけて1つの本にまとめられています。ぜひ活用してみましょう。

その中でも高橋書店出版の「一問一答 面接攻略 完全版」という本がおすすめです。こちらは一問一答形式であるため、隙間時間を利用して質問対策を行うことができます。また良い例と悪い例の両方が載っていたり、面接官を納得させるポイントも詳しく乗っています。的外れな回答を防いだり、マナーやテンプレートもあるまさに「面接即戦力本」です。

本がありすぎて迷ってしまう方はぜひこちらの本を手に取ってみてください。

準備をしていない質問をされたら

できる限りの準備していったとしても、突拍子もない質問をされることも多くあります。高校受験や大学受験の面接などで、想像もしていなかった質問を経験した学生もいるのではないでしょうか。

これ以上できないと思うほど対策と練習をしていたとしても、全てがその通り上手くいくとは限りません。ここではそんな緊急事態時に対応できる方法をいくつかご紹介します。

慌てないことが一番大切

一番大切なのは慌てないことです。全く予想だにしなかった質問をされた時には、一呼吸おきましょう。頭が真っ白で何も思いつかないという状況をまずは自分の中で理解するのです。

一度慌ててしまうと、すぐに気持ちを落ち着かせることは難しく、そのあとの面接も全て台無しになってしまうかもしれません。

まずは慌てず焦らず、一度質問をゆっくりと自分の中でかみ砕いてみましょう。

答えられる範囲で答える

質問に全て答えられないと不採用と決まっているわけではありません。急な質問をされた時、大切なのは「答えようとする姿勢」です。

意味の分からない答え方をしたり、一か八かで的外れなことを伝えるよりも、今の段階でわかる範囲のことを使えることが一番大切です。時間が必要な場合は「申し訳ございません。1分時間をいただいてもよろしいでしょうか」など、一言断りを入れてから考えましょう

仕事においても、取引先からの質問や業務内のアクシデントで急な対応が必要な場面もあるでしょう。その際、ごまかすのか、それともできる限りのことをするのか、この質問で分かってしまうかもしれません。

臨機応変な対応ができることは立派なアピールポイントです。答えられる範囲で回答しましょう。

わからないとはっきりと伝える

どうしても分からない、全く考えたことがなかった時は「わかりません」とはっきり伝えましょう。いつまでも黙っていたり、意味の通らないことを長々と伝えている方が、良くありません。

分からないときは丁寧に分からない旨を伝えましょう。
丁寧な伝え方としては以下の通りです。

「恥ずかしながら、知識不足でわかりません。申し訳ございません。今後答えられるようにしたいと思います。」

「勉強不足で申し訳ございません。今後、答えられるようにいたします。」

「今すぐの回答はしかねますが、帰宅後に確認して、ご報告してもよろしいでしょうか」

質問の答えは全部あなたの中にある!

面接は誰もが緊張するものです。きちんと正確に答えなければならない、全部覚えなければならないとプレッシャーに押しつぶされそうになることもあるでしょう。

果たして、全ての考えてきたことを記憶して、正確に答えることができたら、全員採用なのでしょうか。

採用担当者は、就活生が全ての質問に答えられることを期待しているわけではありません。
採用基準は、「上手く答えられなかった」それだけで合否を判断するほど単純ではないのです。「質問に答えられなかった=即不採用」という考えせず、しっかりと切り替えることのほうが重要です。

事前に質問の準備をすること、練習をすることで得られるのは、単に質問の解答だけではありません。「しっかりと練習もしたし、対策もばっちりだから私ならできる!」といった自信です。その自信を何よりも大切にしてください。

質問の答えは、必ずあなたの中にあります。事前対策で自信をもって面接に挑みましょう!

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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