目次
化粧品業界の仕組みや動向を知ることが選考を有利に進める秘訣
化粧品業界は安定して人気の高い業界のひとつであり、多くの就活生にとって憧れでもあります。しかし、化粧品業界に対して華やかなイメージは持っているものの、仕事内容や業界については詳しく知らない人も多いです。
業界研究をおこなうことで、その仕事内容や業界を正しく認識し「働くイメージ」をもって選考に臨むことができます。また、業界を知ることで、将来自分が実現したいことを具体的に設定でき、より説得力のある志望動機が作成できます。
就活は表面的なイメージだけでは選考を勝ち抜くことはできませんので、しっかりと業界研究をおこない、業界に関する理解を深めておくことが大切です。業界の動向や現状などの基本事項を知り、化粧品業界についての理解を深めましょう。
化粧品業界についてはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ併せて読んでみてください。
化粧品業界の市場規模推移
経済産業省の「生産動態統計」をみると、化粧品業界の市場規模は少しずつ成長してきた業界といえます。
特に2012年から2019年までは、化粧品業界の市場規模は右肩上がりで推移します。この好調の裏には、訪日外国人数の増加が考えられます。2014年には化粧品が免税対象消費に加わったのも、大きな理由のひとつです。
免税対象による爆買いなどの影響もあり、化粧品業界は大きく潤いました。このように、訪日外国人需要を取り込めたことで、化粧品市場は拡大。しかし、2020年以降は新型コロナウイルスの影響による訪日外国人の激減、テレワークや外出自粛による化粧品消費の減少により、化粧品業界は打撃をうけています。
化粧品業界の現状
化粧品業界の現状と動向(2021年版)によると、化粧品業界の業界規模は2兆2,805億円となっており、業界動向SEARCH.COMが調査する190業界のなかで89位です。国内産業としてはそれほど大きな規模ではなく、新型コロナウイルスの影響を受けている続けている業界でもあります。
渡航の規制などにより、インバウンド需要は減りましたが、過去に訪日した際に購入した日本の化粧品の質の高さの実感により、自国へ帰国後の需要が伸びているという面もあります。特に近年、中国では日本の化粧品にいいイメージを抱く消費者が増えています。
このように国内市場における化粧品業界の先行きは不透明なところもある一方で、海外から一定の「MADE IN JAPAN」化粧品の需要があるため、海外事業を展開するグローバル化も進んでいます。
化粧品業界の仕組み
化粧品業界を目指すのであれば、化粧品業界の仕組みについて理解しておくことは必須です。特に、化粧品の生産から販売までの仕組みを知ることは、化粧品業界の基本的な知識の理解につながります。
企業によって異なる部分もありますが、化粧品の事業は研究・開発からスタートします。研究・開発の結果、新たな化粧品ができれば、それを量産する製造過程に入ります。
製造が済めばそれをそのまま販売するわけではなく、その間にマーケティングやブランディングもおこなわなければなりません。
これらがなされたうえで、販売過程へと入るのが一般的です。ただし、これらの全行程を自社でおこなっているのは大手を中心に一部の企業に限られます。
これらの過程を細分化し、分業形式で複数社が協力していくというケースも多いです。ちなみに販売では、実店舗の他、インターネット販売にも力を入れる企業が増えています。
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化粧品業界の主な職種
化粧品業界の主な仕事は研究開発、商品企画、生産、営業・販売促進が挙げられます。自分の興味・適性に合ったものが何かを考える参考にしてください。
化粧品業界の職種として、デパートや化粧品専門店で接客などをおこなう美容部員を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、化粧品業界の仕事は、美容部員だけでなくさまざまな職種によって支えられています。
自分が化粧品業界でどのような仕事に携わりたいか、しっかりと調べて考えたうえで目指す職種を決めましょう。
美容部員
売り場で接客もおこなう美容部員はビューティーアドバイザー(BA)とも呼ばれ、化粧品業界でもより身近な仕事といえます。しかし、美容部員の仕事は華やかで目立つ業務ばかりではありません。美容部員の主な仕事は2種類あり、顧客と直接かかわる接客業務と商品の陳列などのバックヤード業務があります。
接客業務では、メイクやスキンケアを顧客に実践する「タッチアップ」、顧客からのメイクやスキンケアに関する相談に乗る「カウンセリング」をおこないます。相手のニーズを察して、自社の製品の魅力を伝えられる高いコミュニケーション能力が必要です。
バックヤード業務では、商品の検品、陳列やタッチアップ用の化粧道具の清掃などをおこないます。美容部員にとって大事な仕事です。バックヤード業務は、ブランドや店舗によっては分業制でおこなわれている場合もあるようです。
営業
化粧品業界での営業活動は、基本的に化粧品を取り扱う様々な店舗・小売店に対しておこなわれます。身近なところではコンビニエンスストアやドラッグストア、スーパーなどの量販店が挙げられます。
あわせて化粧品専門店や百貨店へも営業をおこない、こちらは特に高級化粧品を取り扱うことも多いようです。
営業の仕事はこれらの店舗に対して、自社製品の店頭売上を上げるための提案活動や、取り扱い店舗の新規開拓のための交渉などをおこなう仕事になります。
提案活動は、主にマーケティングを元におこないます。過去のデータを元に導き出された、自社製品が売れる可能性のある店舗を中心に提案活動や新規開拓を行います。
また、営業の仕事として、広告担当が作成した宣伝資材などを実際に店舗へ持っていったり、店舗へ設置の指導もおこないます。このような営業活動によって、消費者の元に手軽に化粧品が届くようになるというわけです。
商品企画職
商品企画は新しい商品の企画・提案、コンセプトの立案などが主な仕事です。消費者のニーズを取り入れて企画を考えますので、マーケティング能力が必要な職種です。
化粧品業界は、流行や季節の移り変わりなどの影響を大きく受ける業界です。商品企画の際のマーケティングで、いかにトレンドや消費者のニーズをとらえられてるかが売り上げに大きくかかわります。
そのため、化粧品業界のマーケティングは、企業経営にとって大変重要な仕事であるといえるでしょう。
商品企画では、消費者の立場に立った自社製品が選ばれるための戦略立案や、新製品の企画や既存製品の売上を伸ばすためのコミュニケーション・プロモーション企画の立案をおこないます。これらはブランドマネジメントの一環でもあります。
また、ブランドマネジメントだけでなく、新規商品の開発や、新たな市場の創造も重要な仕事です。まだ市場にない化粧品ニーズを消費者の声からくみ取り、新しい商品の企画・開発につなげていくのです。
トレンドの移り変わりの早い化粧品業界では、最新情報を常にチェックし、トレンドに素早く対応する必要があります。
広告・デザイナー
化粧品業界の広告というと、テレビCMやファッション雑誌でみかけることも多いでしょう。これらのメディア広告の立案・制作だけでなく、広告・デザイナー職は広い領域でのクリエイティブ業務をおこなう仕事になっています。
たとえば、化粧品のプロダクト・パッケージのコンセプト開発やグラフィックデザイン、実店舗のデザインなども、広告業務の中に含まれています。
近年ではパソコンやスマートフォンの普及に伴い、ブランドサイトや専用のデジタルコンテンツなどを制作することもあります。
広告は、自社製品をアピールするためには重要な仕事なのです。広告と一口にいっても、化粧品業界で求められる仕事は大変幅広いものとなっています。
生産技術職
生産技術職は商品の生産管理、品質のチェックなどをおこないます。化粧品は、肌に直接つける商品のため、高い安全性が求められます。生産技術がかかわる主な仕事は、店頭に並ぶ商品の生産業務や、工場の運営やそれに携わるスタッフ業務です。
化粧品は主に肌につける商品ですので、製造工程でトラブルが起きたり製品自体の品質、成分に問題が起きることは致命的です。
トラブルがひとつ起きるだけで、化粧品ブランド全体のイメージに傷がついてしまうことになるでしょう。そうならないように、生産技術では自社製品を滞りなく工場で作り出し、安全で効果のある商品を市場に送り出すことが求められます。
製品を世に出してよいのか、最後の品質チェックを行うため細心の注意が必要な職種です。製品の安全性を保障する生産技術職は、特に表立って目立つことの少ない仕事ですが、化粧品業界全体をみても特に重要であるといえるでしょう。
研究・開発職
研究開発職は新商品の開発やそれに向けた基礎研究、成分研究などが主な仕事です。研究・開発職では、「基礎研究」「処方開発」「安全性研究」をおこないます。新しい製品の開発だけではなく、既存の製品の改良もおこないます。
研究・開発職は研究部門と開発部門に分かれます。企業にもよりますが、研究部門と開発部門の大まかな構成人数の割合は3:7です。そのため、研究・開発職として採用された際には、開発部門に配属される場合が多いといえます。
化粧品の研究には、生物学、物理学だけでなく、情報学や法律などの多岐にわたる知識が必要です。よりよい製品を作り出すためには欠かせない職種です。化粧品業界は移り変わりが早いため、スピード感をもって製品開発していく必要があります。
研究・開発職では、高い知識力に加え、何度も試作を繰り返すため根気や集中力が必要な職種です。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
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化粧品業界に向いている人
同じ化粧業界で働く人の中でも、ほとんどの人が自社の商品を消費者に販売する接客業です。自社の商品開発をする研究職は、専門的な知識と技術を必要とするため、特殊な職種といえるでしょう。
企業の中核に近いところだと、この商品開発や広報といった仕事もありますが、これらに携わる人は化粧品業界で働く人うち、ほんの一握りにすぎません。
では、化粧品業界で働くには、どのような人が向いているといえるのでしょうか。ひとつは、美容に興味があり、化粧品が好きであるということが前提にあります。その他にも、化粧品業界に向いている人の特徴を解説していきましょう。
常に笑顔でいられる人
接客業には、常に笑顔でさわやかな対応をすることが求められます。自分の体調や感情のマイナス面が表に出ているようでは、このような接客はできません。実店舗で販売するメリットは、通販では得られない付加価値のあるサービスの提供です。
店舗に足を運ぶ消費者は自社製品を実際に使った販売員に、自分にあった製品をおすすめされて購入する人が多いです。
また、店舗で購入したいという消費者には、販売員に相談して購入したいという人もいます。人は、笑顔がなく愛想の悪い人に話しかけることに躊躇してしまうものです。
そのため、常に笑顔で話しかけやすい雰囲気で売り場に立つことが重要です。勤務中は常に笑顔でいることができる人がこの業界には向いています。
体力のある人
化粧品業界に勤める人は、体力が必要とされます。販売職では、一日中立ったまま接客をおこなうので、体力が必要です。顧客にメイクをする際には、中腰の姿勢になることも多く、腰痛になる人もいます。
また、自社の商品を自らがマネキンとなってアピールしなければいけないため、どんなに疲れていても、常にきちんと整った状態でいる必要があります。
そのため、化粧崩れや髪型にも気をつけなければなりません。ヒールのあるパンプスを履いた状態で立っている時間が長く、売り場の明るい照明の下で笑顔で接客するわけですから、化粧品業界には、体力のある人が適しているのです。
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化粧品業界の志望動機のポイントと例文
化粧品業界への就職を目指すには、化粧品業界にふさわしい志望動機の準備が必須です。化粧品業界に興味があり、活かせるスキルを持っていたとしても、志望企業の採用担当者にその熱意が伝わらなければ、内定を勝ち取ることができません。
新卒採用は選考過程の金額面・時間面でのコストが大きいだけでなく、今後の経営にかかわる重要なものです。曖昧な志望動機では熱意を感じられないため、企業側も内定を出す決断をすることは難しいでしょう。
その企業で働きたい理由と、自分がきちんとその企業で活躍できることが伝わる志望動機の書き方を例文から学んでいきましょう。
化粧品業界の志望動機についてはこちらの記事でも紹介しています。併せて確認しておきましょう。
例文①商品企画職の志望動機
私が貴社を志望しているのは、粘り強い探求力を活かし、美しいライフスタイルの創造に貢献したいと考えたからです。私は自分自身も含め、周囲の人たちが化粧をすることで自分に自信を持ち、ポジティブに毎日を過ごしている現実を実感しています。
貴社の掲げる「美しいライフスタイルを世界へ」という理念に共感し、全世界によりクオリティの高い化粧文化を広げ、多くの人の生活を豊かにするお手伝いがしたいと考えました。
学生時代は、粘り強い探求力でリサーチをおこない、人の美意識に対する社会心理学調査で優秀な成績を納めました。この能力を貴社でも活かし、世の中のトレンドやニーズに合った商品の企画で貢献したい考えています。
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まず良い点として、結論が先に書かれていることが挙げられています。この志望動機の軸は「探求力」と「美しいライフスタイルを広めたいという想い」です。この両者が冒頭で述べられ、それ以降の内容ともリンクしているため、とても説得力があります。
企業の理念や学生時代の研究もこの観点と一致しているため、熱意や採用メリットが伝わる志望動機です。
例文②研究・開発職の志望動機
私が貴社を志望しているのは、消費者にとって安全で魅力的な商品を開発するのに、自分の研究能力を活かしたいと考えたからです。私は肌が敏感で、化粧をすることで肌が荒れてしまうことが多かったです。しかし、貴社の「○○○」ではそのようなことがなく、安心して化粧を楽しめました。
そこから貴社製品について調べ、貴社が何より消費者の健康や安全を重視し、全ての肌質の方に満足を届けようとしていることを知りました。このような点に共感し、貴社への入社を志望しております。
学生時代は、細胞の浸透圧に関する研究を粘り強くおこない、学内外でとても評価されました。貴社でも研究能力を活かして貢献したいと考えています。
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こちらの志望動機は、研究職を志望している方のものです。研究職を志望する場合、入社後に役立つ研究能力をアピールする必要がありますが、学生時代に評価された研究内容が具体的に書かれているため好感を得られるでしょう。
また、研究能力だけでなく、「なぜその企業なのか」という点も伝えなくてはなりません。この志望動機では、敏感肌の自分が安心して化粧品を使えたことからその企業に共感した具体的な体験が伝えられています。
スキル・熱意をバランス良く伝えられている志望動機といえるでしょう。
例文③美容部員の志望動機
私が貴社を志望しているのは、自分の共感能力やコミュケーション能力を存分に活かし、お客様に満足を届けられると考えたからです。私は初めて貴社製品を使用した際、販売店で親身に悩みを聞いてくださった社員様がいらっしゃったからこそ、自分の悩みを解決する商品に出会えたと思いました。
化粧品販売を「美との出会いをお手伝いする」と位置づけ、おもてなしにこだわる貴社のコンセプトに共感しました。学生時代には、アパレル店でアルバイトをし、お客様との会話からニーズを掴むことにより、販売実績を表彰された経験がございます。
相手のニーズを察してコミュニケーションをとれる能力を活かし、貴社で美容部員として貢献したいと考えております。
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こちらの志望動機も冒頭に結論が書かれており、とてもわかりやすいです。自分の「能力を活かせるから」という志望動機から、共感能力やコミュケーション能力をアピールすることができています。
なぜそういえるのかという根拠として、志望企業の「化粧品販売でのおもてなしへのこだわり」、自分が「アルバイトで表彰されたこと」を挙げており、ともに実体験に基づくものです。実体験を入れることで、熱意も伝わりやすくなるでしょう。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で自分の適性を把握しておき、就活を効率的に進めましょう。
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就活生に聞いた! 化粧品業界の志望理由
化粧品業界は人気があるうえ、さまざまな職種があります。そのため、化粧品業界を目指す理由もさまざまあると考えられます。実際のところ、就活生の皆さんがどのような理由で志望しているのかを聞いてみたので、確認していきましょう。
化粧品に親しみがあったからという理由を挙げる就活生が多数
元々化粧が好きだったり、化粧品に親しみがあるという理由で死亡したという回答が多く集まりました。
化粧品業界を志望する就活生の多くは、普段から化粧品にふれ、その親しみから仕事にしたいと考えているようです。
普段使っている中で感じていることや具体的なエピソードも探しやすいかもしれませんね。併せて、見つけた課題や、自分の強みを活かしてどのように貢献できるかをアピールすることが選考において重要になるでしょう。
大学での研究が活かせるという理由の回答も散見
大学での専攻・研究内容が活かせることを理由に化粧品業界を志望したという回答も散見されました。
化粧品業界にはいくつか職種がありますが、そのなかでも研究・開発職を目指し、志望する就活生も少なくないようです。
大学時代の研究を志望動機に盛り込むことで、研究への熱意や、予備知識をアピールすることにもつながるでしょう。研究・開発だけでなくマーケティングなど文系の知識も化粧品業界には必要とされるので、専攻・研究についてアピールに盛り込むと良いでしょう。
研究職についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
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化粧品業界のシェアランキング
化粧品業界のシェアランキングTOP5
- 1資生 9.208
- 2コーセー 2.793
- 3花王2.340
- 4ポーラ・オルビスホールディングス1.763
- 5DHC972
- 売上高(億円)
上のランキングは、 業界動向サーチによる化粧品業界でトップシェアを誇っている企業を5社です。
資生堂だけで全体の3分の1以上のシェアを占めており、2位のコーセーからは各社20%以下のシェアになります。3位の花王、4位のポーラがそれぞれ10%前後であり、それ以外はシェア1桁台となっています。
このように、化粧品業界のシェアは一部の大手企業に集中しており、その他企業はかなり厳しい競争が発生しているといえるでしょう。選考においては、このような業界の現状だけでなく、それぞれの企業についての深い理解が必要です。
入社の意欲を伝えるためには、選考では「なぜその企業で働きたいのか」が問われます。その理由を具体的に答えられなければ、選考前の準備不足と判断され、入社したい意欲も伝わりません。
化粧品業界の主要な企業を知り、企業それぞれの特徴や強みなどを知って選考に役立てていきましょう。
①資生堂
- 企業名:株式会社資生堂
- 代表者名:魚谷 雅彦
- 従業員数:40,000名(2020年1月1日現在)
- 設立年月日:1927年(昭和2年)
資生堂は、日本を代表する化粧品メーカーです。国内の化粧品業界では1位の売上を誇り、シェア率は4割を超えています。国内で高い支持を受けている企業であり、ブランドを幅広く展開しています。
「SHISEIDO」「エリクシール」「マキアージュ」「アネッサ」が主なブランドです。
また、国内だけではなく、海外でも事業を展開するグローバル企業ということも特徴の一つです。海外にもさまざまな拠点を持ち、化粧品メーカーとしては世界でも5位の実績を誇っている企業です。
資生堂では挑戦することが大切にされており、お互いに影響を与えることができる影響力の高い人材が求められています。さらに、化粧品業界ならではの美しさを追求する社風であり、美意識の高さも求められます。
②コーセー
- 企業名:株式会社コーセー
- 代表者名:小林 一俊
- 従業員数:14,060名(2020年3月現在)
- 設立年月日:1946年
コーセーは、化粧品の製造販売事業を展開している企業です。国内の化粧品業界でも高い売上を誇り、現在業界2位に位置します。
コーセーは「ハイプレステージ」「プレステージ」「コスメタリー」の3つの価格帯でブランドが展開されています。主なブランドは「JILLSTUART」「雪肌精」「ELSIA」などです。
コーセーは創業以来、世の中に先駆けた新しい製品を生んできた企業です。また、アジアやアメリカを中心に事業を展開しているグローバル企業でもあります。
コーセーが求めているのは、新しいことに挑戦できる人材です。既存の常識にとらわれず挑戦していけることが大切であり、変革を進められる人材が求められています。
③花王
- 企業名:花王株式会社
- 代表者名:長谷部 佳宏
- 従業員数:8,112人(2020年12月31日現在)
- 設立年月日:1940年5月(昭和15年)
花王は、ビューティケア、ヒューマンヘルスケア、ファブリック&ホームケアの3つの分野で事業を展開している企業です。化粧品だけではなく、洗剤や石鹸、柔軟剤などの商品も有名であり、幅広く事業展開をしている企業です。
主なブランドは、「RMK」「KATE」「KANEBO」などです。
化粧品事業も規模は大きく、国内市場では業界3位の売上と高いシェア率を誇っています。高い技術力を活かした製品開発が強みである企業です。また、アジアやヨーロッパ、アメリカなどにも事業を展開しているグローバル企業でもあります。
花王では成長意欲に溢れた人材が求められています。社風としてもチャレンジがしやすい環境にあり、高い向上心を持って成長していくことができる企業です。
④ポーラ・オルビスホールディングス
- 企業名:株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
- 代表者名:鈴木 郷史
- 従業員数:146名(2019年12月31日現在)
- 設立年月日:2006年
ポーラ・オルビスホールディングスは、スキンケア・メイクブランド、エステサービスなどの事業をおこなっている企業です。国内では化粧品、カウンセリング、エステの3つのサービスを取り入れた「ポーラザビューティー」や、オンラインストアなどを展開しています。
主なブランドは「POLA」「ORBIS」に加え、「THREE」「Jurlique」などです。
一般的な化粧品メーカーは小売りを介して消費者に商品を提供する一方で、ポーラ・オルビスホールディングスでは「ダイレクトセリング」で商品を提供します。
これにより、顧客と直接接点を持つことが可能になり、よりその人の肌に合った製品を提供しています。また、アジア圏を中心に商品販売やエステなどの事業を展開しており、海外でも高い評価を受けている企業です。
ポーラ・オルビスホールディングスでは、革新を進められる人材が求められています。社風としても挑戦することが後押しされている環境であり、向上心を高く持ち、さまざまなことに挑戦できる企業です。
⑤DHC
- 企業名:株式会社ディーエイチシー
- 代表者名:𠮷田 嘉明
- 従業員数:2,188名
- 設立年月日:1972年
株式会社DHCは、化粧品や健康食品などを幅広く展開しており、コンビニエンスストアで販売する画期的手法を取り入れたことが特徴です。
直営店のほかに、通販、量販店やドラッグストア、バラエティショップ等へも販売網が広がっており、スキンケア、メーク、メンズスキンケア、健康食品をより身近なものにした企業だといえます。
「DHCを知り尽くすのは、DHC」というポリシーのもと、研究・商品開発・品質管理から、製造、パッケージデザイン、販売促進・マーケティング、受注・発送、アフターフォロー、そして販売に至るまでを自社で運営しています。
そのため、幅広い職種が用意されており、自由な発想でさまざまなことに興味をもつことが尊重される会社です。
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化粧品業界の外資メーカー
これまでは日本の化粧品企業についてご紹介しました。次に、外資の化粧品企業について2社をご紹介します。海外の化粧品企業も大手百貨店の中に多数出展しているため、目にする機会は多いでしょう。
売上規模からみると、海外の企業の方が日本の企業よりも高い傾向にあります。化粧品業界は国内市場にも外資メーカーは参入しているため、海外の企業も競合となります。
化粧品業界を志望するのであれば、外資メーカーの化粧品企業についても知ることで、より業界の理解も深まります。
また、海外の化粧品企業の中には、グループ会社として日本支社を傘下におくところも多く、新卒の採用をしているところもあります。化粧品業界は海外展開している企業も多いので、外資企業も含めて比較検討することをおすすめします。
①ロレアル
- 企業名:日本ロレアル株式会社
- 代表者名:ジェーム・ブリュア
- 従業員数:2,500名
- 設立年月日:1996年7月1日
日本ロレアルは「すべての人生に、美しく生きる力を。世界を日本へ。日本を世界へ。」を企業理念に掲げる化粧品メーカーです。本社はフランスにあり、元々は株式会社コーセーとの事業提携から日本での事業を開始しました。
主なブランドは、「LANCOME」「HR」「MAYBELLNE」「shu uemura」などです。
「世界の化粧品メーカー売り上げランキング2020年度版」(TOP 20 GLOBAL BEAUTY COMPANIES)によると、ロレアルは世界1位を獲得しています。日本で最大のシェアを誇る資生堂は6位に位置します。
日本でも国内化粧品企業の競合となる外資メーカーです。ロレアルは、欧米やアジアに事業展開し、バランスよく売り上げを伸ばしています。
日本ロレアルでは、ブランドを体現し、常に向上心をもってお客様のために行動することのできる人材を求めています。
②ELC
- 企業名:ELCジャパン株式会社(旧 ELGC株式会社)
- 代表者名:マシュー グラウドン
- 従業員数:2780名(2019年12月現在)
- 設立年月日:1967年3月(日本支社)
2014年7月にエスティローダー株式会社とELGC株式会社が合併しELGC株式会社となった後、2019年2月にELCジャパン株式会社へと社名が変更になりました。
エスティローダーの日本支社は1967年の日本進出以来、高級輸入化粧品として確立され、そのイメージは健在です。
主なブランドとして、「ESTEE LAUDER」「aramis」「CLINIQUE」「MAC」などを取り扱っています。「ESTEE LAUDER」は世界発の女性起業家の一人が立ち上げたブランドです。
「世界の化粧品メーカー売り上げランキング2020年度版」(TOP 20 GLOBAL BEAUTY COMPANIES)によると、エスティローダーは世界3位を獲得しており、こちらも資生堂よりも売上規模は大きいです。アジア、中東/アフリカ、ヨーロッパに進出しているアメリカのグローバル企業です。
ELCジャパン株式会社は、企業の掲げる活動の原点となる“ハイタッチなふれあい(ふれあう一人ひとりに最高のものを)”が体現できる人材を求めています。
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化粧品業界との関連がある業界
ここまで化粧品業界についてさまざまな視点から見てきましたが、化粧品業界は化粧品に関する企業のみで成り立っているわけではありません。化粧品業界の事業に関連する業界を知ることで、その事業の仕組みを知ることにつながります。
たとえばインターネット通販に関連するIT業界を知ることで、どのようにインターネット通販で販売されているかを知ることができます。
関連業界を知ることは、化粧品業界のことをより深く理解していくためには不可欠となるでしょう。そこで、化粧品業界と関連の深い代表的な3業界であるIT業界、広告業界、百貨店について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
IT業界
現在の化粧品業界は、IT業界とかかわることがとても多くなってきています。なぜなら、化粧品販売は実店舗での販売だけでなく、インターネット販売にも力を入れるようになってきたからです。
化粧品業界は、もともとインターネット販売に必要な自社サイトの充実など、IT関連のノウハウを蓄積しているわけではありません。そのため、ネット販売のための自社サイトの充実などを図ろうとすれば、既にIT関連のノウハウを持っている別企業に頼ることになってくるでしょう。
IT業界の企業と協働していく機会は今後も増えることが予測されるため、IT業界に関する基礎的な知識を身に付けておくことも役立つでしょう。また、もし自分にIT関連の経験やスキルがあれば、それを伝えることもメリットにつながる可能性があります。
IT業界について詳しい記事はこちらです。
広告業界
化粧品業界と関連の強い業界としては、広告業界も挙げられるでしょう。製造された化粧品が売れるかどうかは、ブランドイメージによる影響がとても大きいからです。
効果の大きな化粧品を製造したとしても、その効果を消費者にわかりやすく伝えることができなければ、消費者に選んでもらうことは難しいでしょう。
また、直接肌につけるものでもあるため、安全性・安心感のあるブランドほど、消費者に手に取ってもらうチャンスが大きいことも予想されます。
テレビやラジオによる広告、雑誌や新聞など紙面による広告、インターネット上の広告など、消費者が目にしやすいところで情報を発信します。
化粧品の効果や安全性・安心感、化粧品を使ってポジティブに生活しているイメージなどを伝えることで、消費者に選ばれやすい状況を整えます。広告業界も化粧品業界にとって重要なので、基礎知識を押さえておくのがよいでしょう。
広告業界についてはこちらの記事でも紹介しています。
百貨店
続いて、化粧品業界との関連で押さえておきたい業界として、百貨店業界を紹介します。先述の通り、化粧品販売は百貨店などの実店舗だけでなく、インターネット販売などにも注力されているのが昨今の状況ではあります。
しかし、現状は百貨店などの実店舗が売り上げを牽引しています。
直接肌につける化粧品ですので、百貨店などの実店舗で実物を確かめたり、説明を受けて購入したいという方も多いのです。
また百貨店は、消費者が商品を選ぶという貴重な場所です。消費者のニーズに合う商品を紹介するというのも百貨店の役割のひとつですので、自社商品を販売するうえでは百貨店との連携もとても重要といえるでしょう。
インターネットで手軽に化粧品を買うことのできる時代だからこそ、あえて百貨店で店員から買いたいという方もいます。特に高価な化粧品などでは、インターネットよりも百貨店で購入しているという人も多いのが実情です。
百貨店ならではの販売の特徴を活かしていくことは、今後の競争を勝ち抜く中で大切な要素のひとつとなるでしょう。そのため、百貨店についても知っておくことが大切です。
百貨店に興味がある場合は、こちらの記事で確認しておきましょう。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で自分の適性を把握しておき、就活を効率的に進めましょう。
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就活生に聞いた! 化粧品業界以外に応募した企業
化粧品業界と関連のある業界を紹介しましたが、化粧品業界を志望する就活生は他にどのような業界・企業にも興味を持ち、応募しているのか気になる人も多いのではないでしょうか。
ここでは化粧品業界を志望する就活生に聞いた、他に応募した業界・企業について紹介します。
研究職のある業界・企業に応募している就活生が多数
化粧品業界と同様に、研究・開発職がある業界・企業に応募しているという回答が多く寄せられました。
特に製薬会社や食品メーカーなど体に対しての安全性が問われる業界に集中して応募している就活生が多くいました。
生活するうえで必需品とあるものの、ものづくりにかかわる社会貢献性や責任という共通点があり、そこにやりがいを感じていることが考えられます。
メーカーへの就職についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
専門的な接客業にも応募している回答も
保険会社や、コンサルなど専門領域で顧客に密接にかかわるような業界にも応募している就活生も散見されました。
接客業のなかでも、一顧客に対し、比較的長い時間をかけて専門的な情報を駆使して提案・アドバイスをするという、美容部員に通じる特徴を持つ業界ばかりでした。
これらの業界を志望するうえでは、専門的な知識の吸収力や、学びに対する意欲などを自己PRに盛り込むことが大切になりそうです。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
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化粧品業界研究のおすすめ書籍紹介
業界についての理解を深めるためには、書籍を利用しての業界研究もおすすめです。書籍を利用することでより幅広く、専門的な知識を身に付けることができますし、効率的に業界研究を進めることができます。
業界に対してより深い知識を身に付けておくことで、就活にも役立てることができますし、身に付いた知識は就職後にも役立てることができます。おすすめの書籍を参考にして、より専門的な知識を身に付けて、化粧品業界への理解を深めていきましょう。
①コンセプトで勝負!小資金でスタート! 化粧品ビジネスで成功する10の法則
コンセプトで勝負!小資金でスタート! 化粧品ビジネスで成功する10の法則は、化粧品業界について、商品のコンセプトづくりなどを解説しています。
化粧品業界ではさまざまな情勢の変化が起こっており、既存の企業との競争だけではなく、新規参入の企業との競争も激化しています。それは裏を返せば、化粧品業界には新規の企業も参入しやすいということです。
この本では高度な技術を活かした化粧品開発から、米や酒、牛乳など身近にある材料を使った化粧品作りなどを紹介しています。
化粧品業界に参入する企業は、どんな商品・ブランドコンセプトを持つべきなのかが語られており、ビジネスの立ち上げのプロセスが解説されています。
化粧品ビジネスへの参入の方法を知ることで、業界への理解を深めることができるので、業界研究の入門書としてもおすすめです。
②新版 化粧品マーケティング
新版 化粧品マーケティングは、化粧品業界でのマーケティングについて解説されています。化粧品業界は消費者のニーズや市場のトレンドなどを知って、それらに合わせた商品開発、販売企画を考えていく必要があります。
化粧品の開発をおこなう職種でも、新商品のコンセプトを決める職種であっても、それぞれマーケティングの知識や手法を学んでおく必要があります。この本ではマーケティングの基本的な知識や戦略、製品開発のブランディング方法などが解説されています。
化粧品業界のマーケティングについて学ぶことができ、就活中だけではなく就職後にも役立ちますので、化粧品業界を目指す全ての人におすすめの一冊です。
就活生に聞いた! 化粧品業界の業界研究のコツ
化粧品に普段から慣れ親しんでいる場合でも、業界の仕組みや現状を知らなかったという人も少なくないでしょう。そこで今回は就活生の皆さんに、化粧品業界の業界研究のコツを聞いてみました。ぜひ参考にして業界研究を進めてみてください。
他社製品の違いを細かく調べたという回答が多数
企業ごとに製品の成分や特徴などを調べ違いを探したという回答が多数寄せられました。
化粧品業界の企業を研究するうえで、企業の特徴や強みが端的にあらわれるのが化粧品そのものだと考えている就活生が多いようです。たしかにひとえに化粧品といってもターゲットの年齢層や、得意としているアイテム、イメージは大きく異なります。
実際に愛用しているという思い入れだけでなく、客観的に製品の特徴も詳しく見ることで、より深い企業理解や、自身のやりたいことの実現に近づくでしょう。
企業全体に目を向けて同業他社との違いを見るという回答も
化粧品以外の事業や企業の理念など、製品以外の他社との違いも意識して研究したという回答も集まりました。
企業によっては化粧品以外の事業を取り扱っていたり、他社と似た商品でも異なる宣伝方法や販売経路であったりと大きく特徴が異なる場合があります。
いかに好きな製品であっても事業の進め方に納得できなかったり、興味が持てない違う事業に長く配属されたりということであれば長続きしないでしょう。製品そのものではなく、会社の理念や方針についてもしっかり確認しておくことが大切になります。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
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AIを活用して自己PRを完成させよう!
化粧品業界を深く知り就活を有利に進めよう
化粧品業界は人気の高い業界であり、就職難易度が高い企業も多いです。憧れの業界に就職するためには、業界研究・企業研究を欠かすことはできません。しっかりと業界研究をおこない、人気の化粧品業界への就職を決めましょう。
また、化粧品業界でどのような働き方をしたいのか考えることも大切です。化粧品業界には、美容部員のほかにも幅広い職種があります。自分の適性や目指す働き方と照らし合わせながら職種を選び、その企業にあったアピールを心掛けましょう。
【化粧品業界に関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年7月22日~27日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の252人