志望動機
志望動機は3つのコツで魅力的になる! 基本構成や作成方法も解説
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目次
- 志望動機で差別化するにはコツを知ることから! 印象に残る作成方法を知ろう
- まずはここから! 志望動機を書く際の工夫が必要な理由
- 就活生に聞いた! 志望動機を考える際に悩んだ経験
- 基本を押さえよう! わかりやすい志望動機の構成
- 差別化できるポイントはたくさんある! 志望動機を魅力的にする3つのコツ
- 3ステップで完成! 説得力のある志望動機の作り方
- 作り終えたら確認! コツを押さえた志望動機かの4つのチェックポイント
- 就活生に聞いた! 志望動機を考えるときに工夫したポイント
- 例文でコツをチェック! 職種別の志望動機例文10選
- コツを押さえるだけじゃない! 志望動機で避けるべき内容とNG例文5選
- 志望動機のコツは企業視点で考えること! 工夫を凝らして印象アップを狙おう
志望動機で差別化するにはコツを知ることから! 印象に残る作成方法を知ろう
「なぜその企業に入社したいのか」という志望動機は、エントリーシート(ES)や履歴書で必ずといって良いほど聞かれる質問です。企業の採用担当者は毎日大量の志望動機に目を通すため、ほかの学生と差別化を図りつつ、印象に残る内容に仕上げることが重要ですよ。
この記事では志望動機の基本構成や魅力的にするコツ、作り方など印象に残る志望動機を作成するノウハウを網羅的に解説していきます。最後まで読むことで、オリジナリティのある志望動機を作成できるようになるので、志望動機の書き方で悩んでいる学生はぜひ参考にしてくださいね。
まずはここから! 志望動機を書く際の工夫が必要な理由
就活の忙しさを理由に、志望動機の作成がおざなりになってしまっている人もいるかもしれません。しかし、志望動機はただなんとなく作成するだけでは、採用担当者へうまく熱意を伝えられなかったり、ほかの学生と差別化できない可能性があります。
志望動機を書く際のコツを紹介する前に、そもそもなぜ工夫が必要なのかを解説していきます。その理由を理解することで、よりポイントを押さえた志望動機を作成しやすくなりますよ。
志望動機は似たような内容になりがちだから
志望動機にコツが必要な理由としてまずあげられるのが、多くの学生が似たような志望動機になりやすいからです。
じっくり時間をかけて企業研究ができれば、ほかの学生と差をつける志望動機を作成しやすくなりますが、やるべきことが多い就活ではそうもいきません。多くの学生は、企業説明会やホームページで簡単に把握できる企業理念や事業内容を志望動機に挙げるため、どうしてもほかの学生と似通った内容になってしまうのです。
しかし、ありきたりな内容では採用担当者の印象に残らず、書類選考の通過率が低くなる可能性もあります。だからこそ、ほかの学生と差別化を図るためには実体験を交えてオリジナリティを出したり、印象的な書き出しにするといった工夫が重要なのです。
工夫があると熱意を伝えられるから
前述の通り、志望動機は似たり寄ったりの内容になりやすいものです。特に、あまり志望度が高くない企業ほど企業研究にかける時間が短くなり、浅い内容の志望動機になってしまう場合もあるでしょう。
似たり寄ったりの内容や浅い内容では、採用担当者にうまく熱意が伝わらずに印象が悪くなってしまうかもしれません。
反対に、企業への深い理解を踏まえた内容だったり、入社後の展望が盛り込まれるなど工夫が凝らされた志望動機だと、採用担当者へ熱意が伝わりやすくなります。なぜなら、志望動機に工夫を凝らすために相当な時間や労力をかけたことが採用担当者に伝わり、入社したいという意気込みをアピールできるからです。
熱意がうまく伝われば、「入社してからしっかり貢献してくれそう」「内定辞退や早期離職の可能性は低そう」と判断してもらえる可能性が高まりますよ。
たとえ大本命以外の企業であっても、できる限り工夫して志望動機を作成し、少しでも書類選考の通過率を高めるようにしましょう。
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志望動機を書こうと思っていても、なぜそうなのかをうまく説明できないと悩む学生は多いです。
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就活生に聞いた! 志望動機を考える際に悩んだ経験
志望動機がうまくかけない学生のなかには、ほかの学生も同じような悩みを抱えているのか知りたい人もいますよね。そこで学生の皆さんに志望動機で悩んだ経験についてアンケートを実施しました。
志望動機を考える際に悩んだと回答した人は46.2%と半数近くいました。
この結果から、決して志望動機の書き方に悩む人は珍しくないことがわかります。コツを知ることで効率よく、効果的な志望動機を作成することができるようになるので、志望動機の作成に悩んでいる人はこのあとの内容もぜひ確認してくださいね。
基本を押さえよう! わかりやすい志望動機の構成
魅力的な志望動機を作成する前提として、わかりやすい構成にすることが大切です。なぜなら、わかりやすさがなければ最後まで目を通してもらえなかったり、内容がうまく伝わらないといったおそれがあるからです。
ここでは志望動機を作成する際の基本として、わかりやすい志望動機の構成について解説していきます。基本的な構成を理解できれば、志望動機を作成するスピードが上がるだけでなく、採用担当者に伝わりやすく読んでもらいやすい志望動機を作成できるようになりますよ。
結論:なぜその企業を志望するのかを簡潔に伝える
志望動機を作成する際は、結論先行型の構成を意識しましょう。結論先行型とは、読み手に一番伝えたい内容を冒頭に持ってくる構成のことです。志望動機で最も大切なのは「なぜその企業を志望するのか」という内容なので、冒頭で簡潔に伝えるようにしてください。
このように冒頭で志望理由を伝えることで、採用担当者は志望動機の概要を把握しやすくなり、その後の文章も自然と頭に入りやすくなります。結論ファーストで回答するためにも、日常会話でも結論から順序立てて説明するクセを付けるのがおすすめですよ。
理由:その企業を志望したきっかけを述べる
「なぜその企業を志望するのか」という結論の後には、その企業を志望したきっかけを述べるようにしましょう。
多くの就活生は応募企業の社風や商品・サービスに魅力を感じて、応募企業を決定するものです。だからこそ、志望動機ではその裏付けとなる自分自身の経験や思いを説明することで、説得力が増すだけでなく自分だけの志望動機にすることができますよ。
OB・OG訪問や企業説明会など企業について理解を深めたきっかけのほか、自分の経験や価値観を踏まえて志望動機を説明するようにしてくださいね。
展望:入社後成し遂げたいことで締めくくる
志望動機の最後には、入社後に自分はどんなことを成し遂げるつもりなのか、どのように貢献するのかをアピールして締めくくるようにしてください。
採用担当者は、企業に何らかの貢献ができる人材なのか、そして採用ニーズに合う人材なのかをチェックしています。「採用したい」と思ってもらうためには、自分を採用すると企業にとってどんなメリットがあるのかをアピールすることが重要です。
これらの目標を具体的に掲げることによって、応募企業に貢献しようとする自らの姿勢が伝わりやすくなります。
志望動機作成時には、企業研究を通してその企業が求める人材像や今後の事業展開をよく理解しておくと、企業のニーズによりマッチした志望動機を作成できますよ。
志望動機の作り方については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
差別化できるポイントはたくさんある! 志望動機を魅力的にする3つのコツ
採用担当者の目にとまる志望動機にするためには、ほかの学生といかに差別化するかが重要です。しかし、具体的にはどのようなポイントに注意していけば良いかわからない学生もいるでしょう。
ここでは、ほかの学生と差別化を図り、志望動機を魅力的にするためのコツを3つ紹介していきます。ここで紹介するコツを実践することで、オリジナリティとインパクトのある志望動機に仕上がり、熱意や自分のパーソナリティがうまく伝わるようになるでしょう。
志望動機を作成する際には、ぜひ参考にしてくださいね。
①書き出しを工夫して印象付ける
志望動機の書き出しは、文章における第一印象にかかわる大切な部分です。
書き出しで採用担当者に印象付けられれば、その後の内容もしっかりと読んでもらいやすいでしょう。反対に、書き出しがありきたりだったりわかりにくい内容だと、まともに読んでもらえない可能性や印象がダウンしてしまう場合もありますよ。
書き出しにおける工夫の一例は、抽象的ではなく具体的な書き方をすることや、企業が求める人材像にマッチさせることです。
たとえば、企業理念に共感したことを志望動機とする場合は「時代のニーズを常に見極めながら変革を続けていくという貴社の企業理念に共感したから」などと、志望動機のどの部分に共感したのかを具体的に説明しましょう。企業への理解が深いことをアピールできて、熱意も伝えられるはずです。
また、「失敗を恐れずに挑戦できる人材」を求めている企業の場合、「リスクを恐れずに挑戦し続けられる自分の強みを貴社で活かせると思ったから」などと、人材像にマッチさせるのも効果的です。
志望動機の書き出しの考え方については、こちらの記事も参考になりますよ。
企業理念を志望動機に盛り込みたい人はこちらの記事を読んでみましょう。
②実体験に基づくエピソードを盛り込み説得力を増す
志望動機を差別化するためには、インパクトだけでなく説得力を持たせることも必要です。いくら印象的な志望動機でも、裏付けとなる実体験やエピソードがなければ、説得力に欠けてしまうでしょう。また、実体験を踏まえることで、自分の価値観や性格が伝わりやすくなるというメリットもありますよ。
これまでの人生経験のほか、企業説明会やOB・OG訪問、インターンシップなど企業について学んだエピソードを実体験として挙げるのもおすすめです。その企業のどこに魅力を感じたのかを徹底的に深掘りしていきましょう。
③企業理解を深めて熱意を伝える
志望動機を魅力的にする最後のコツは、企業理解を深めて熱意を伝えることです。すでに説明しましたが、内定辞退や早期離職を避けるために、採用担当者は熱意のある学生を採用したいと考えています。どれだけ優秀な人材でも、熱意がなければ採用したいという気持ちを持ってもらうことは難しいものです。
そして、少し調べただけでわかるような内容だけで作られた志望動機では、「この学生にとってウチの企業はあまり志望度が高くないんだな」と思われてしまいます。そのため、時間と労力をかけて企業理解を深めてオリジナリティある志望動機を作成し、自分の熱意をしっかり伝えるようにしましょう。
企業理解を深めるためには、以下もためしてみましょう。
企業理解を深めるために欠かせない、企業研究の具体的な方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
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ツールを使えば、志望動機が3分で完成します
志望動機作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい志望動機を作成することができます。
志望動機作成ツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、あなただけの志望動機が完成します。
作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。
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3ステップで完成! 説得力のある志望動機の作り方
志望動機の基本的な構成や差別化を図るためのポイントを知った後は、実際に志望動機を作っていきましょう。ここからは志望動機の作成方法を3ステップで紹介します。
この章を読むことで、志望動機をスムーズに作成できるようになるだけでなく、応募先の企業によりマッチした内容に仕上げられるようになりますよ。各ステップにおいて、説得力のある志望動機を作成するためのポイントにも触れているため、ぜひ実践してみてくださいね。
ステップ①自分の就活の軸を明らかにする
まずは、自分の就活の軸を明らかにしましょう。就活の軸とは仕事や企業選びにおける判断基準のことで、たとえば「業務を通じて顧客の問題を解決したい」「自分の強みを活かして働きたい」などが挙げられます。
志望動機の根幹の部分になるため、説得のある志望動機を作るためにもまずは自分が仕事において何を重視したいのかを明確にすることが重要です。就活の軸を明らかにする方法としては、下記の例が挙げられますよ。
就活の軸を明らかにすると、就職先に求める条件が明確になるため、企業選びがスムーズにおこなえるようになるだけでなく、志望動機を具体的に書きやすくなります。また、就活の軸を決める際は「なぜその軸なのか」という点も明確にしておくと、面接で質問された際にも自信を持って答えられるようになりますよ。
より詳しい就活の軸の考え方については、こちらの記事もあわせて参考にしてください。
ステップ②「その企業ならではの強み」を見つける
自分の就活の軸をもとに企業選びをした後は、その企業ならではの強みを洗い出してください。ホームページや企業説明会でその企業が大々的にアピールしているポイントだけでなく、時間と労力をかけてその企業について理解を深めましょう。
具体的には、下記のような方法で事業内容や企業理念、社風を把握するのがおすすめです。
こうした企業研究を通じて、競合他社にはないその企業ならではの強みを見つけられれば、「その企業でないといけない理由」をしっかり説明できるようになります。
その結果、オリジナリティがあり印象に残る志望動機を作成できて、採用担当者の目に留まりやすくなりますよ。
ステップ③就活の軸と企業の魅力を紐付ける
企業の強みを明確にした後は、自分の就活の軸と企業の魅力を紐づけて志望動機を作成しましょう。たとえば「時代をリードするビジネスに携わりたい」という就活の軸を持つ学生が「国内で初めての技術を取り入れて、業界に革新を起こした」企業を志望する場合、下記の文章が考えられます。
このように、就活の軸と企業の魅力を紐付けることで、説得力のある志望動機に仕上がります。
作り終えたら確認! コツを押さえた志望動機かの4つのチェックポイント
志望動機を作成し終わったら、再度読み直して内容を確認するようにしましょう。誤字脱字を見つけられるだけでなく、オリジナリティや一貫性があるかどうかをチェックできますよ。ここでは、コツを押さえた志望動機になっているかどうかのチェックポイントを4つ紹介していきます。
このチェックポイントを意識しながら内容を確認することで、熱意や志望度の高さが伝わりやすく、採用担当者の印象に残りやすい志望動機に仕上げることができます。誤字脱字チェックとあわせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
①志望する理由がありきたりすぎないか
まずは志望する理由がありきたりな内容になっていないかどうかに注意して、読み直してください。具体的には、自分が志望する業界や企業の志望動機をインターネットで検索したときに、似たような内容が出てこないかどうかをチェックするのが良いでしょう。
ありきたりな志望理由の例
- 貴社の〇〇という製品に魅力を感じています
- 貴社の〇〇な社風に惹かれています
ただし、似たような内容である場合でも、自分ならではのエピソードや強みを交えられていれば、オリジナリティある志望動機といえますよ。ありきたりの志望理由であり、かつ自分だけのエピソードが入っていない場合は、企業研究を深めたり自分とその企業の共通点を探したりするようにしましょう。
②漠然としてわかりづらい内容になっていないか
漠然として具体性がない志望動機になっていないかもチェックしましょう。その企業ならではの事業内容や企業理念を踏まえた具体的な内容に仕上げるようにしてくださいね。
NG例
- 貴社の企業理念に共感したから(どういう企業理念なのか具体的に説明できていない)
- 貴社に入社すれば多くの人の役に立てるから(具体的にどの事業でどのような方法で人の役に立ちたいのかがわからない)
もしも、今把握している情報だけでは具体的に説明できない場合、企業説明会やOB・OG訪問での質問を通じて疑問点を解消し、より深く企業を理解するのがおすすめです。
③ほかの企業にも通用する理由になっていないか
ほかの企業にも通用する理由になっていないかも志望動機をチェックする際のポイントです。ほかの企業にも通用する内容だと、「ウチの企業じゃなくても良いのでは」「ほかの企業の志望動機を使いまわしたのかもしれない」と、採用担当者から熱意がないと思われてしまう可能性がありますよ。
競合他社との違いやその企業ならではの強み・魅力をしっかりと把握して、ほかの企業ではダメな理由を説明できるようにしてください。
④就活の軸と志望理由に一貫性があるか
自分の就活の軸を振り返り、志望理由とマッチしているかどうかを確認しましょう。こうすることで、面接で就活の軸を質問されたときに志望理由と一貫した回答をできるようになります。さらに、就活の軸と志望理由に一貫性がない場合、本当に自分が入社したい企業なのかどうかを再検討するきっかけにもなるでしょう。
就活の最終的なゴールはただ内定を得るだけでなく、自分が本当に入りたい企業に入社することです。自分の希望に合う企業でなければ、入社後に不満を抱いて早期離職する可能性もありますよ。
選考全体で自信を持って説明できる志望動機に仕上げるために、そして自分の希望に合う企業に入社するために、就活の軸と志望理由の一貫性は必ずチェックしてください。
就活生に聞いた! 志望動機を考えるときに工夫したポイント
志望動機を考えるにあたって、ほかの学生はどんなことを意識しているのか気になる学生もいますよね。そこで学生の皆さんに志望動機の工夫についてアンケートを実施しました。
ほかの学生の意見を参考にすることで、志望動機の作成がスムーズに進む場合もあるのでぜひ参考にしてください。
企業のビジョンと自分の強みをすり合わせている学生が多数
企業研究を通じて企業が求める人物像を明確にし、そのニーズに合った自分の強みを掘り下げようとする学生の意見が目立ちました。
どのような強みであっても、社内で活かせなければ企業はその人を採用するメリットは少ないと感じるでしょう。入社後の貢献イメージが伝わるような強みをアピールすることが重要です。
応募企業ならではの理由を考える学生も
同業他社も存在するなかで、なぜその企業でなければならないのかに注目して、志望動機を考えている学生もみられました。
採用担当者によっては、面接時に「なぜうちでなければならないの」と聞くこともあるため、志望動機を考える段階で深掘りしている人も少なくないようです。
例文でコツをチェック! 職種別の志望動機例文10選
ここからは、志望動機の例文を職種別に紹介します。例文ごとにコツも解説しているので、志望動機を作成する際はぜひ参考にしてくださいね。
例文①個人向け営業職
個人営業では、一人ひとりの顧客に真摯に向き合う姿勢が求められます。どのような顧客にも対応しなければならないため、たくさんの顧客と接してきたというアルバイト経験は十分な魅力になるでしょう。
自身の経験や強みが会社のニーズに合っていることを説明することで、具体的な貢献方法をアピールできますよ。
例文②法人営業職
応募先の企業の製品が最新のトレンドを捉えつつ、業務効率化を実現できていることに魅力を感じている点からは企業への関心が伺えます。企業に対する熱意と関心の高さをアピールできている、良い志望動機といえるでしょう。
例文③事務職
大学時代の実体験から感じたことと、志望動機が結び付いており、説得力があります。また自身の強みを活かせる点から事務職を志望していることも伝わり、入社後の活躍イメージもわきますね。
事務職の志望動機の書き方については、こちらの記事でも詳しく解説していますよ。
例文④企画職
商品開発を通じて人々を笑顔にしたいという熱意が感じられます。さらに、企業が大事にしている考え方にも触れ、自分の価値感とマッチしていることが伝えられていますね。
例文⑤経理職
企業理念である「地域社会への貢献」に共感し、経理の立場から地域の発展に寄与したいという意欲が感じられます。また、大学2年生の頃から不動産業界の経理業務に興味を持っており、これまでの関心と経験が志望動機につながっていることが伝わりますね。
経理職を志望する人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
例文⑥エンジニア職
アルバイトでの実体験から、「働く人をサポートしたい」という気持ちが生まれたという説得力のある内容となっています。さらに企業の強みについても触れられており、なぜその会社なのかという点も伝わりますね。
こちらの記事ではエンジニアの志望動機の書き方を詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
例文⑦販売職
現在の業界事情を客観視しつつ、それでも携わりたいという姿勢を最初に示すことで、本気度を強調することができます。格式の高いレストランでアルバイトを続けたという経験は、一般的な飲食店でのアルバイト経験よりもプラス評価される可能性が高いでしょう。
販売職の志望動機についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
例文⑧サービス職
応募企業の利用経験を冒頭で強調することで、自分自身の気持ちを伝えられています。また、自分の実体験に基づいた強みをアピールしており、入社後の活躍イメージも湧きますね。
サービス職の志望動機の書き方に悩んでいる人は、こちらの記事が参考になりますよ。
例文⑨介護職
自分の実体験を通じて感じたことが志望動機に盛り込まれており、説得力がありますね。また企業の取り組みにもついても言及しており、自分との価値観がマッチしている点を伝えられている例文です。
介護職の志望動機の書き方については、こちらの記事で詳しく解説していますよ。
例文⑩クリエイティブ職
実際に制作に携わるクリエイティブ職は、特に企業のビジョンと合致しなければ、内定獲得が難しい職種です。応募企業のどのような作風や過去作品に関心を持っているかを伝えることで、企業研究の成果を発揮できるでしょう。
コツを押さえるだけじゃない! 志望動機で避けるべき内容とNG例文5選
志望動機はコツを押さえるだけでは、説得力に欠ける内容になってしまう可能性もありますよ。ここからは志望動機で避けるべき内容を例文付きで紹介していきます。
自分が作成した志望動機が当てはまっていないか確認しながらみてみてください。
例文①会社の魅力だけを伝えている
私は貴社の時代に合わせた取り組みに共感し、志望しています。
女性管理職の積極的な登用や障がい者の雇用など、SDGsを意識した取り組みは今の時代に必要なものであり、多様性を受け入れているという印象を持ちました。
多様な価値観を大切にして、広い視野を持って貴社に貢献できる人材になりたいと考えています。
企業研究をしていたことは伝わりますが、これだけではほかの応募者に差をつけることができません。応募企業ならではの強みを活かして、どのような働き方をしていきたいのか、そして自分はどのように貢献できるかを、具体的に伝えると良いでしょう。
例文②やりたいことと仕事内容が結び付かない
私は、被災地の仮設住宅を建設している貴社に興味を持ち、志望しています。私は東日本大震災が起きたときに東北地方に住んでいたこともあり、災害に強い関心を寄せています。
仮設住宅の建設を通じて被災者の負担を減らそうとしている、貴社の姿勢に感銘を受けました。
私は簿記2級を取得しているため、貴社では経理職として被災者の支援をしていきたいと思います。
被災地に貢献する企業で働きたいという気持ちは伝わりますが、経理職は直接支援に携わる職種ではないため、今ひとつ説得力に欠ける印象です。希望する職種の仕事内容とそれに関連する自分の夢を結び付けるようにしましょう。
例文③待遇面だけを重視している
私は、育休・産休制度が充実していて、社員の取得率も高い貴社の待遇に惹かれて志望しています。
結婚や出産といったライフイベントがあっても、同じ企業で働き続けたいと考えています。
貴社の制度を利用しながら、結婚・出産後も退職することなく、同じ仕事を続けるなかで成長していきたいです。
長く働きたいという意志を示すのは間違いではありませんが、制度を利用したいという気持ちが前面に出すぎていて、利己的な印象になるおそれがあります。熱意を伝えるためにも、待遇面ではなく、企業の事業や考え方などに着目した志望動機にしましょう。
例文④志望理由が複数あり何を言いたいのかわからない
私は、多岐に渡る分野に興味があります。特に、最近は宇宙工学にも関心があり、火星の植民地化についての研究を読んでいます。
しかし、それと同時に、食品の新商品開発にも魅力を感じています。また、貴社が展開する自動車製造や金融サービスにも興味があります。貴社の企画職に応募する理由は、幅広い興味を持っているからです。
興味の対象が多岐に渡ることは良いことですが、興味の対象が広すぎて、応募する職種や業界に対する明確な志向が見えません。なぜ応募先の職種・企業に就職したいのか、その理由と、入社後に実現したいことが論理的に整合しているかを今一度チェックしましょう。
例文⑤離職を前提とした志望動機
私は、この会社で経験を積んだ後、将来的に自分の会社を立ち上げたいと考えています。
大学で一からサークルを立ち上げ、自分一人の状態から勧誘、イベントの開催などをおこない、最終的には80人規模のサークルにできた経験から、自分の力で0から何かを作り上げたいと考えています。
社員一人ひとりの自主性を重んじ、チャレンジする姿勢を大事にする姿勢を大事にする貴社であれば、自分の成長につながると感じ志望します。
多くの企業は、長期的に貢献してくれる人材を求めています。そのため、たとえ独立を視野に入れたスキルアップのための就職だとしても、離職の可能性を感じさせる学生は企業側から敬遠される場合がありますよ。
あくまでもその会社でどのように貢献したいのか、という視点を忘れないようにしましょう。
志望動機のコツは企業視点で考えること! 工夫を凝らして印象アップを狙おう
志望動機のコツは、企業側つまり採用担当者側の視点に立って考えることです。
採用担当者は志望動機を通じて、学生の熱意や志望度の高さ、企業が求める人材像とのマッチ度合いをチェックしています。そのため、自分ならではのエピソードを踏まえたり、時間と労力をかけて収集した情報を活用したりという工夫を凝らす必要があるのです。
採用担当者は毎日大量の志望動機を読んでいるため、何となく作成したありきたりの内容では印象に残らないばかりか、しっかり読んでもらえない可能性もありますよ。書類選考は採用選考における最初のステップなので、工夫を凝らした志望動機を作成して少しでも選考通過率を高めることが重要です。
この記事で紹介したコツやステップを参考に、説得力やオリジナリティのある志望動機を作成してみてくださいね。
【志望動機のコツに関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2024年4月5日~4月11日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の52人