志望動機

【志望動機のコツとは】好印象を与える書き方と参考になる例文5選

志望動機を書く時のコツとは

選考試験にあたって、志望動機は必ず書かなければいけないもののひとつです。よく目にする例文もありますが、他の人と同じような志望動機では採用担当者の目に留まらず、ありふれた回答となってしまいます。企業側は、採用試験でとても多くの志望動機を見ているはずです。その中でどのような志望動機なら、好印象をあたえられるのでしょうか。

志望動機を書く際には、参考書やインターネットで例文を参考にしながら、自分なりの言葉でまとめていくことが大切となります。また、熱意が伝わるように色々と書きたくなってしまうこともありますが、支離滅裂な文章では相手に言いたいことも伝わりません。自分だけのオリジナルの志望動機で、企業からぜひ働いて欲しいと思われるような文章を書くときのコツを紹介していきます。

志望動機で企業が知りたいこと

そもそも、志望動機は何のために書くのでしょうか。志望動機を聞くことで、企業が知りたいと思っていることはどんなことでしょうか。ここでは、企業が志望動機で知りたいことを紹介していきます。

志望動機を書く際に、自分のやりたいことや、将来の目標を表すのはとても大切なことですが、企業の立場から考えて、志望動機を通して就活生の何を知りたいのが具体的に理解しておくことが、好印象を与えるポイントとなります。ぜひ、これから紹介するいくつかのコツを抑えて、企業から採用したいと思われるような志望動機が書けるようにしましょう。

自社と合う人材かどうか

企業は、その人がどのような考えで企業に応募してきたのか、仕事選びのポイントはどこにあるのかを知りたいと思っています。仕事選びの際にどこを重要としているか、またそのポイントが自社と合っているかどうかを見極めています。例えば、ベンチャー系のIT企業なら、新しい事に自ら挑戦していく姿勢が大切となります。志望動機にも、チャレンジ精神が感じられる文章があれば、企業の考えと合っていると思われるはずです。

志望動機のなかに、社風や社訓を盛り込んで文章を構成するのもひとつの方法です。しかし、社風を志望動機として挙げる人は多くいるので、自分の大切にしている考えと社風がどのように合っているかなど、具体的に伝わりやすい文章にすることが重要となります。

志望度が高いかどうか

志望動機は、どのくらいの熱意でその企業に入りたいかを見極める基準ともなります。企業に対する「本気度」や「やる気」を見たいという採用者の狙いがあります。職種に対する志望動機だけを書いても、他の企業でも良いのではと思われてしまう可能性もあります。

なぜこの企業を選んだのか、なぜこの企業でなければならないのかなど、入社したいという気持ちが伝わるように文章を考えていくことが大切です。具体的に、入社したらどのような事をしていきたいか、どのように企業に貢献できるのかを書くと相手に気持ちが伝わりやすくなります。その企業の商品やサービスの名前を出して志望動機を書くことで、他の企業ではなくここで働きたいという思いを伝えられます。

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志望動機を書くときのコツ

志望動機を書くときはいくつかのコツを抑えて書くようにしましょう。企業側において、志望動機は採用を決める際にもっとも重要なもののひとつとなっており、その内容が合否判定に大きく関わっているといえます。

この企業で働きたいという思いが伝わるような文章を書いて、熱意が伝わるようにしましょう。しかし、いざ書こうとしてもどのように書いていけば良いのか悩んでしまう人も多いです。ここでは、志望動機を書くときのコツを紹介していきます。多くの応募者のなかで採用担当者の目に留まり、好印象を与えられる志望動機を書くにはどんなコツがあるのかぜひ参考にしてみてください。

書き出しは結論から書く

志望動機は、「結論先行型」と呼ばれる文章にすることが重要となっています。結論先行型とは、一番相手に伝えたいことを文章の最初に持ってくる書き方です。

志望動機では、入社したら何をしたいのかという目標を一番先に書くようにします。そうすることで、入社したい理由が分かりやすくなり、なぜそう思うのかと読み手を引き付ける文章になります。

また、目標を一番先に持ってくることで、積極的な姿勢を表すことができます。その後で、なぜそのような目標を掲げたのか、その目標を達成するためにはなぜこの企業でなければいけないのかを書いていきます。自分の掲げる目標と、なぜその目標なのか、なぜ目標をやり遂げるためにはこの企業なのかの3点を盛り込むことで、分かりやすく伝わりやすい志望動機となります。

例文の丸写しはNG

就職活動の参考書やノウハウ本などに、志望動機・理由の書き方について書かれているのを読んだ経験がある学生もいるのではないでしょうか。そういった本はもちろんですが、インターネット上にある例文などの丸写しをするのはNGです。

面接官はたくさんの履歴書や職務経歴書を見ています。その中であなたの履歴書や職務経歴書が目に留まるためには、あやふやな志望動機・理由の書き方をしていたらインパクトが弱く、記憶に残らないでしょう。

その会社にどう貢献できるか書く

志望動機・理由の書き方における二つ目のコツは、その会社にどう貢献できるかを書くことです。面接官たちはあなたが、自分の会社で働くにあたって、役立つかどうか、今のニーズに合っている人材なのかどうかなどをチェックするために履歴書の志望動機・理由を見ています。

そのため、会社にどのように貢献できるのかについてできるだけ具体的な書き方ができると良いでしょう。この人材が欲しいと思ってもらうためには、いかにその会社で貢献できる人材かどうかをアピールする必要があります。

きちんと企業研究をして、会社の方向性や求められている人材像について把握しておきましょう。それにマッチしている人間だというのを志望動機・理由で伝えることができれば、ライバルと差をつけられます。

その会社でなくてはならない理由を書く

志望動機・理由の書き方における三つ目のコツは、なぜその会社でなければいけないのかを書くことです。たとえあなたがどれだけ頭が良くても、どれだけ優秀な人材であったとしても、「なぜ会社に入りたいのか」「まぜこの会社で仕事がしてみたいのか」という疑問が解消されなければ、採用担当者もあなたには魅力を感じないでしょう。

その会社でしかできないこと、その会社だからこそ挑戦して実現できるようなことを見つけ、独自性のある志望動機・理由の書き方をする必要があります。そのためには、企業研究だけではなく業界研究をしておくと良いでしょう。「それなら他の会社でもいいのではないか」と思われないためには、他社と差別化を図るのが重要なポイントです。

業界にさまざまな会社があるにしても、その会社でなければならない志望動機・理由を自信を持って伝えることができれば、真剣さや熱意が十分に伝わるでしょう。

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入社後にやりたいことを書く

志望動機・理由の書き方における四つ目のコツは、入社後にやりたいことを書くことです。入社後にやりたい事を書くことで、採用担当者に「ちゃんと目標があるんだな」「ちゃんと自社を調べているんだな」と良い印象を与えられるでしょう。入社後にやりたいことを志望動機に書くためにも、上記で述べたように企業研究をしっかりおこなうと良いでしょう。

志望動機では成し遂げたいことを伝えるのも良いです。成し遂げたいことを書くと、仕事への意欲を採用担当者にアピールできるでしょう。また、【成し遂げたい理由】や【どのような努力をするのか】など、具体的に書けると十分に意欲が伝わるはずです。入社後のイメージをふくらませながら、好印象な志望動機を作成しましょう。

具体的なエピソードを盛り込む

志望動機には、具体的なエピソードを盛り込むことも大切です。企業に入りたい理由や入社後にやりたいことを書く時に、漠然としたイメージでは相手に伝わりません。志望動機では、入社した後に社員として企業に貢献できる人材かどうかも見られています。

具体的に、この仕事でこのような活躍をしたいと入社後のプランも表現することで、今後社員として期待できると思われるはずです。具体的な例を出すことで、採用担当者にも「ここまでしっかりと考えているのか」と熱意が伝わります。

具体的なエピソードは、企業のことをしっかりと理解しておかないと書けませんので、自分の希望する職種はどんな業務をおこなっているのか、企業研究の際に把握しておくようにしましょう。

志望動機の例文5選

つぎに、志望動機の例文を5つご紹介します。ぜひ、参考にしてください。志望動機の例文1つめは金融業界です。

例文①金融業界

貴行は「●●」という企業理念のもと、○○な経営で日本経済を大きく発展させていると感じました。貴行なら、□□や多くの企業のサポートができると思い志望いたしました。私は学生時代、経営学を専攻しておりました。また、銀行業務検定試験やファイナンシャルプランナーの資格取得にも取り組みました。経営学で学んだことや資格を活かし貴行の視点で、お客様のニーズに応えながら、日々成長していきたいと考えています。

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上記は、金融業界である銀行の志望動機の例です。上記の志望動機では、資格の取得や「お客様のニーズに応えながら、日々成長していきたい」と意欲もアピールしていることがわかります。つぎに、食品業界の志望動機例について見ていきます。

例文②食品業界

私は「食」を通して多くの人に楽しみや幸せを提供したいと思っています。食は、私たちの生活になくてはならないものです。貴社は冷凍食品事業や栄養食品事業、○○事業など多くの事業を展開しています。貴社なら、新たな事業や商品企画に積極的にチャレンジできると思い、志望いたしました。貴社では世の中のニーズを調査し、新商品の企画に携わりたいと考えています。

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上記の例では、食品業界で携わりたいことを述べていることがわかります。また、志望先の事業内容も述べることで、企業研究をしていることがアピールできるでしょう。つぎに、広告業界の志望動機について見ていきます。

例文③広告業界

私は、学生時代に貴社でインターンをさせていただきました。インターンで企画会議の参加や○○など、多くの業務を経験させていただき、広告が社会に与える影響や社員の方々の強いチームワークなどを肌で感じました。貴社は広告業界でも大手であり、多くの事業や企画に携われると思い志望致しました。私はアドテクノロジーやマーケティング活動でお客様のニーズや流行を把握し様々な広告の企画に携わりたいと考えています。

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広告業界は営業やコピーライター、デザイナー、クリエイティブディレクターなど様々な職種があります。上記の例文では、志望先でのインターンの経験や携わりたい仕事を交えていることがわかるでしょう。つぎに、旅行業界の志望動機例について見てきましょう。

例文④旅行業界

私は学生時代、○○に1年間留学していました。1年間留学して、○○と生まれ育った日本のそれぞれの良さを感じるきっかけになりました。私は留学した経験や語学力を活かして、お客様のプランに合った旅行や、ツアーを企画して「旅」の楽しさを知ってもらいたいと思い旅行業界を志望致しました。私は、得意な英語で外国人の方にも旅行プランをわかりやすく提案したり、海外の支店でも活躍できる人材になりたいと考えています。

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旅行業界では、旅行のプランの企画や販売、旅行者のためにホテルや交通機関などの手配をおこなっています。上記の例文は、海外留学の経験や、なりたい人材を述べていることがわかるでしょう。最後に、総合商社業界について見ていきます。

例文⑤総合商社業界

私が総合商社業界を志望した理由は、海外との取引や交渉をとおして日本経済を発展させられる仕事に魅力を感じたからです。貴社は○○共和国で●●プロジェクトをおこなっています。また、海外に103カ国に拠点を持ち、多くの事業の立ち上げや雇用創出にも力をいれています。このような事業は、貴社だからこそ取り組めることだと思っています。私は8年間、海外に住んでいたため英語は得意です。私は、英語での交渉や海外の新規事業に携わり、貴社と日本経済に貢献したいと考えています。

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総合商社業界は取引の仲介や国際的な事業などをおこなっているようです。上記の例文では志望先の事業や、英語が得意なことを活かして「英語での交渉や海外の新規事業に携わりたい」と述べていることがわかります。総合商社では、英語で交渉する機会もあるため、語学力があることは強みになるでしょう。ここで紹介した例文5を、ぜひ志望動機に役立ててください。

志望動機のNG例

ここでは、志望動機を書く際のNG文例をいくつか見ていきます。志望動機では、入社後のエピソードを盛り込みますが、給与に関することや、残業時間はどのくらいなのかなどの労働条件について書くことは避けましょう。

働く上で給与や勤務時間は大切なポイントですが、志望動機では書かないほうが無難です。また、資格を習得したい、海外勤務を経験したい、など自己中心的な考えもふさわしくありません。志望動機では、企業に貢献するための目標などを盛り込むようにします。ここで紹介するNG例文を参考にしながら、どのような志望動機を書くのか、自分なりの言葉で考えていきましょう。

NG例文①

私は、子供たちの成長を支えたいと思い貴社を志望しました。子供が成長する上で大きな目標を持つことがとても大切だと思います。小さな目標だけを立ててしまうと、それを達成した後に目標がなくなり、夢を持つことができなくなると考えています。そのためにも、貴社で子供たちのために全力で取り組み、大きな目標をもってもらえるような環境を提供したいと考えております。

なぜ子供の成長を支えたいのか、具体的な理由が不明確です。どのような経験があり、そう考えるようになったのか、理由を書きましょう。ただ子供の教育について述べているだけで、企業を志望する動機になっていません。また、どうしてこの企業でなければならないのかも合わせて書くようにした方がよいでしょう。

NG例文②

御社でなら私の目標が叶うと思い志望いたしました。私の目標は、勉強を通して学んだ様々な事の中から、自分の生き方を選んでいくことのできる人間を育てることです。御社の充実した研修制度のもとで学び、知識を付けて目標達成のために邁進したいと思います。学生時代の経験を活かして御社に貢献していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

この志望動機では、どの企業にも当てはまります。自分の生き方を選ぶことができる人を育てようと思ったきっかけや、どのような指導をしてききたいのかを具体的に書く必要があります。また、その企業でなければならない明確な理由も書くようにしましょう。

NG例文③

普段から使用している製品に関われ、日本だけでなく世界の医療に貢献できることから、御社を志望しました。特に御社の常に前進しようとしておられる姿勢に魅力を感じました。また、説明会での話などから、社員同士の仲がとてもよいことが窺え、私もその一員となり仲間と共に協力し、楽しみながら医療に貢献していきたいと思います。

この志望動機では、企業の良いと思った点を挙げているだけで、入社後にどのように企業に貢献していきたいかなどが分かりません。例えば、世界の医療に貢献している企業で何をやりたいのか、どのように医療に貢献したいのかなどを盛り込むようにしましょう。漠然と貢献していきたいだけでは、志望動機としてあいまいになってしまいます。

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志望動機・理由の書き方においては採用担当者を意識するのがコツ

今回は、志望動機・理由で好印象を与える書き方とコツについてご紹介しました。採用担当者の心に残るためにも、ぜひ4つのコツを押さえた書き方をしてみてください。何よりも大切なのは、「一緒に働きたい」と思ってもらうことです。そのため、採用担当者を意識しながら、志望動機・理由を書くように心がけましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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