筆記試験

【WEBテスティング突破の4つのコツ】おすすめの本・アプリも紹介

目次

  1. WEBテスティングを実施している企業は多い
  2. WEBテスティングとは
  3. 主要なWEBテスト5種類
  4. WEBテスティングの内容
  5. WEBテスティングの制限時間
  6. WEBテスティング突破のための4つのコツ
  7. WEBテスティングを受検するときの注意点4つ
  8. WEBテスティング対策におすすめの参考書3選
  9. WEBテスティング対策におすすめのアプリ2選
  10. WEBテスティング対策におすすめのサイト5選
  11. WEBテスティングは対策を充分にして高得点を狙おう

WEBテスティングを実施している企業は多い

WEBテスティングは、場所を問わずWEB上で実施できる適性検査「WEBテスト」の一種です。WEBテストは対面を避けることができるその特徴から、新型コロナウィルスの影響もあり、多くの企業で実施されています。

「マイナビ 2022年卒 企業新卒採用予定調査」では、2142社中、WEB上での適性検査を行っている企業は48.4%で、上場企業462社では73.6%、非上場企業1680社では41.8%が実施しています。

WEBテスティングは代表的なWEBテストのため、就活中に一度は受験する可能性が高いです。しかし、WEBテスティングには特徴があり、内容を理解していなければ十分な対策はとれません。

この記事では、WEBテスティングの内容・対策について解説していきます。参考にして、就活の成功につなげましょう。

WEBテスティングとは

WEBテスティングとは「自分のPCで受験する形式のSPI」のことです。

SPIは企業の指定した場所でのペーパーテストや、テストセンター・自分のPCで受験するWEBテスト形式があります。その中の、自分のPCを使用する自宅受験型のSPIを「WEBテスティング」と言います。

テストセンターで受験する形式のものはWEBテスティングとは言わないため、間違えないようにしましょう。

特徴として、PCとネットワーク環境があれば自分の好きなタイミング・場所で受験することができます。ただし、受験中に電波が途切れることがないよう、自宅で実施するのが安全です。

また、受験の期日は企業から指定されています。ギリギリまで対策をして臨む学生は多く、期日直前はアクセスが集中する場合が多いです。サイトにアクセスできなくなることがないよう、なるべく余裕があるうちに受験しましょう。

こちらの記事でもWEBテストの見分け方や対策のコツを解説しています。併せて読んでみてください。

主要なWEBテスト5種類

WEBテスティングは、SPIの自宅受験型のWEBテストであることを前述しました。WEBテストはSPI以外にも種類があり、それぞれ異なる特徴があります。

就活をしていると、SPIだけでなく複数の種類のWEBテストを受験する可能性も高いです。ここでは、SPIも含めた5つの主要なWEBテストを紹介します。

①SPI

②玉手箱

③CAB

④GAB

⑤TG-Web

代表的なWEBテストのSPIを対策していても、他の4つを攻略できるわけではありません。どれも内容が異なるため、別々の対策をする必要があります。

就活中に複数のWEBテストを受験することになった場合、適切な対策をするためには、それぞれの内容を理解しておくことが必要です。ここでは、各テストの特徴について解説していくため、参考にしてください。

効率良く適性検査対策をしたいなら、問題集を活用してください

書類選考を突破した後、多くの企業で実施されるのがWEBテストです。実はここで落とされる就活生も多いことをご存じですか?せっかくの志望企業をWEBテストで落ちるのを防ぐために、今すぐ対策をしましょう。

そこでおすすめなのが「WEBテスト対策問題集」です。WEBテストに落ちないためのポイントと、頻出問題が多数掲載されています。本番と同じ形式で解くことができるので、これ一つで効率的に対策することができます。

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①SPI

SPIは、リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査です。自分のPCで受験する「WEBテスティング」以外に、テストセンターで受験する形式もあります。

能力検査(言語+非言語)と性格検査で構成されたテストです。企業によっては、英語や構造的把握力の問題も出題されます。

受験者のレベルや解答状況によって、出題問題の難易度が変化する特徴があります具体的には、正解すればするほど難易度の高い問題が出題され、それに正解するほど高評価につながる仕組みになっています。

代表的なWEBテストで、実施している企業も多いです。

こちらの記事では、SPIについて詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

②玉手箱

玉手箱は、SHL社が提供するWebテストです。

言語・非言語・性格テストで構成され、企業によっては英語の問題も出題されます。言語と非言語では各項目ごとに決まったパターンがあり、そのうちのどれかが出題されます。

例えば、科目「言語」で「論理的読解」の問題が出題される場合、他の「趣旨判定」と「趣旨把握」の問題は出題されません。これは玉手箱ならではの特徴といえます。また、企業によっては英語問題は出題されない場合があります。

玉手箱の特徴は問題数が多く、解答時間が短いことです。SPIに比べ、さらにスピードと正確性が求められます。ただし、出題範囲はSPIより狭いため、対策は比較的容易です

自宅受験型のWebテストではトップシェアを誇り、多くの企業が実施しています。

これらの記事では、玉手箱について詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

③GAB

GABは、玉手箱と同じSHL社が提供する適性検査です。

GABの中でも複数種類があり、C-GABとWeb-GABがWebテストに当たります。どちらも非言語・言語・性格検査で構成され、C-GABのみ英語の問題も出題されます。

SPIと異なり、GABは問題の形式が一定になっています。SPIは式を解く問題、図から解答を読み取る問題、文章から重要箇所を読み取る問題と、様々な形式の問題が出題されます。

GABでは、非言語は表やグラフから読み取る形式、言語は文章の論理構造を読み取る形式と、各分野ごとの問題形式が一定になっています。その分、図や文章から要点を読み取る力が問われますが、専用の参考書を使えば対策しやすいです。

GABは、知的能力・能力特性・将来のマネジメント適性・職務適性について予測することができるWebテストのなっています。SPIや玉手箱ほど広く認知はされていませんが、幅広い業界で実施されているテストです。

こちらの記事では、GABについて詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

④CAB

CABは、GAB、玉手箱と同じSHL社が提供する適性検査です。

GABと同様にCABでも複数の種類があり、Web-CABがWebテストに当たります。内容は四則逆算・法則性・命令表・暗号・性格診断で構成され、他のWebテストに比べ、かなり独特な内容のWebテストです。

SPIとは内容が大きく異なり、知識よりも思考能力を問われるテストです。CABを受験する場合は、専用の練習問題を解いて対策する必要があります。

CABはSEやプログラマーといった技術者向けのテストで、そういった職に適した思考を持っているかを測ります。そのため、SEやプログラマーなどのIT技術者を応募する際に実施する企業が多いです。

こちらの記事では、CABについて詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

WEBテスト対策の時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう

WEBテスト対策問題集はもう試しましたでしょうか?多忙な就活中に問題集を何冊も解く時間はなかなかありませんよね。頻出問題を知れば、効率よく対策をすることができます。

そんな時は、「WEBテスト対策問題集」を活用してみましょう。SPIで落とされないためのポイント解説と、本番と同じように解くことができる問題集がセットになっています。これひとつで、効率よく、SPI対策をすることができます。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

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⑤TG-WEB

TG-WEBは、ヒューマネージ社が提供するWebテストです。

内容は非言語・言語・英語・性格検査で構成されていますが、TG-WEBには「従来型(旧型)」と「新型」の2パターンがあります。それぞれのパターンで非言語と言語の出題範囲が異なるのが特徴です。

従来型(旧型)は他のWebテストに比べ、高難易度になっています。また、新型は比較的難易度が低く、多くの問題を出題される形式です。

SPIに比べかなり独特な問題が出題され、慣れていないと素早く解答するのは難しいです。特に「旧型」の非言語は、学校で習った数学とはまた別物のため、受験する際は入念に対策しておきましょう。

こちらの記事では、TG-WEBについて詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

WEBテスティングの内容

WEBテスティングの内容は、他の形式のSPIに対して大きくは変わりません。

具体的には、以下の内容です。

①言語問題(能力検査)

②非言語問題(能力検査)

③性格検査

他の形式と異なる点として「英語」と「構造的把握力」は出題されません。英語はペーパーテストとテストセンター、構造的把握力はテストセンターのみでの出題になります。そのため、WEBテスティングの攻略のみに絞る場合は、これらの分野の対策は不要です。

適切な対策をとるためには、それぞれの内容を理解する必要があります。ここでは、各項目の内容について解説していきます。

「英語」「構造的把握力」については、こちらの記事で詳しく解説してあります。併せて読んで参考にしてください。

①言語問題

言語問題は、学校で習う授業でいうと「国語」の問題にあたります。

難易度は中学校で習うレベルのもので、それほど難しくはありません。問題の種類は、主に以下の7つに分けられます。

  • 2語の関係
  • 空欄補充
  • 語句の意味
  • 文の並び替え
  • 文節の並び替え
  • 熟語の成り立ち
  • 長文読解

Webテスティングには制限時間があり、能力検査(言語分野+非言語分野)の問題は35分程度の時間が割り当てられています。難易度は高くありませんが、スムーズに解けるよう問題に慣れておくことが必要です。

こちらの記事では、SPIの言語問題について詳しく解説してあるため、併せて読んで参考にしてください。

②非言語問題

非言語分野は、学校で習う授業でいう「数学」の問題にあたります。

難易度は中学校・高校で習うレベルのもので、こちらもそれほど難しくはありません。問題の種類は、主に以下の9つに分けられます。

  • 推論
  • 順列・組み合わせ
  • 割合と比
  • 損益算
  • 料金割引
  • 仕事算
  • 代金精算
  • 速度算
  • 集合

前述したように、能力検査には約35分の制限時間があります。また、非言語問題は慣れていないと解くのに時間がかかる可能性が高いです。非言語問題でつまづく学生も多いため、あらかじめ入念に対策しておきましょう。

こちらの記事では、SPIの非言語問題について詳しく解説してあるため、併せて読んで参考にしてください。

③性格検査

能力検査のほかに、性格検査も実施されます。

性格検査は、受験者の性格の特徴を把握し、企業の社風や考え方にマッチしているかを判断するために実施されます。問題の内容は日常の行動や考え方に関するもので、特に対策は必要なく、正直に答えれば問題ありません。

問題例

  • 飽きっぽい性格である
  • 一度怒り出すと気持ちを静めることがなかなかできない
  • どんな小さな約束でも、破ったことは一度もない

ただし、制限時間がある点には注意が必要です。回答の際はあまり深く考えず、素直に自分が思った選択肢を選びましょう。

また、無理に企業の求める人物像に合わせないようにも注意が必要です。無理に理想像に合わせようと嘘をついてしまうと、他の回答と矛盾が生じることがあります。そうなると、企業も「嘘を簡単につくような人物」と感じてしまい、次の選考に進むことは難しいです。

性格検査は、特別な対策は必要ありません。出題された質問に対し、正直に回答していきましょう。

こちらの記事では、Webテストの性格検査について詳しく解説してあるため、併せて読んで参考にしてください。

WEBテスティングの制限時間

前述したように、WEBテスティングには制限時間が設定してあります。

具体的には、以下のような時間配分です。

能力検査(言語+非言語):約35分

性格検査:約30分

WEBテスティングでは、制限時間を意識して取り組むことが大切です。ここでは、なぜそうなのかを能力検査・性格検査のそれぞれの項目で詳しく解説していきます。

能力検査

能力検査(言語+非言語)の制限時間は約35分です。また、1問ごとの制限時間も決められており、問題画面の下部に図のような制限時間のバーが表示されます。

WEBテスティング制限時間バー

バーにはもともと色がついておらず、画面に映ると左から緑に染まっていきます。1分経過で黄色に変わり、1分半で赤になり、バーが全部染まり切ったら次の問題画面に移ります。そのため、1問の制限時間はだいたい2分弱です。

問題を解き終わったら、制限時間を待たずに次に行くことも可能です。能力検査の問題数は決まっておらず、約35分のうちに可能な限り解いていく形式になっています。

SPIの特徴で述べたように、正解すればするほど高難易度の問題が出題され、それを解くことで高い評価につながります。

高評価を得るためには、なるべく多くの問題を解く必要があります。そのためにも、時間を意識して取り組むことが必要です。

性格検査

性格検査の制限時間は約30分です。能力検査のように一問ごとの制限時間は定められておらず、問題数は決まっています。

ただし、問題数が300問とかなり多いです。1問あたり6秒で答える必要があるため、考えながら取り組んでいると時間内に終わりません。

すべての問題に答えていなければ、企業側も正確にその人の行動・考え方を判断できません。そうなると、中途半端な情報では自社にマッチするかわからないと考えられ、次の選考に進めない可能性があります。

性格検査は、かならずすべての問題に答えられるよう、制限時間を意識して取り組みましょう。

WEBテスティング突破のための4つのコツ

WEBテスティング突破の4つのコツ

ここまでで、WEBテスティングの特徴について解説しました。

WEBテスティングは問題の難易度自体はそこまで難しくありません。しかし、厳しい制限時間や、PCをつかった慣れない受験方式に苦戦する学生は多いです。

何も準備していない状態で挑んではうまくいかず、本番までに問題や形式に慣れる必要があります。ここでは、WEBテスティングを対策する際の、4つのコツについて解説していきます。

①問題を繰り返しを解く

WEBテスティングの対策として、1冊の参考書で問題を繰り返し解きましょう。

SPI対策の参考書は書店にたくさん置いてあります。しかし、何冊も使う必要はありません。SPIの対策で重要なのは、同じ問題を何度も解くことです。様々な問題を解くのではなく、1冊の参考書を何度も繰り返し使用しましょう。

複数の問題集を使っても、問題文が違うだけで基本的に解き方は同じです。一つの問題集で解き方を定着させてしまえば、十分に慣れることができます。

ただし、もし言語・非言語でどうしても苦手な分野がある場合は、別の参考書を使うのも効果的です。苦手な分野を違う問題で解くことで、より理解は深まります。

SPI対策は、問題の解き方を覚えることが重要です。まずは一冊の参考書を繰り返し、問題のパターンに慣れましょう。

おすすめの参考書については、記事の後半で紹介してあります。自分に合った参考書を見つけ、対策に役立てましょう。

②電卓の使用に慣れる

WEBテスティングの本番までに、電卓の使い方には慣れておきましょう。

WEBテスティングの非言語問題では、電卓の使用を前提とした問題も出題されます。本番で手間取ることがないよう、あらかじめ使用することに慣れておきましょう。

参考書の問題を解くときに、暗算でできるものでもあえて電卓を使って取り組むことで、段々使うことに慣れてきます。ただし、電卓に頼りすぎると時間がかかってしまうため、本番ではわかるところは暗算で解きましょう。

また、電卓の電池には注意が必要です。本番中に電池が切れて動かなくなってしまうことがないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

普段使い慣れていないと、案外使うのに手間取ります。本番までに、電卓を使うことに慣れておきましょう。

③入力式の問題に慣れる

入力式の問題に慣れることも大切です。

WEBテスティングの問題では、選択式ではなく、自分で文字や値を入力する入力式のものも出題されます。入力に戸惑うと、時間のロスにつながります。

まずはPCの操作に慣れておきましょう。タイピングやマウス操作に慣れていれば、入力に戸惑うこともありません。毎日触れれば、自然と操作は身に付きます。

また、就活サイトで模擬テストを実施することも有効です。模擬テストでは本番に近い状況を体験できるため、制限時間に追われながら正しく解答・入力できるか試すことができます。

模擬テストが実施できるおすすめのサイトは、記事の後半で紹介してあります。参考にして、対策に役立てましょう。

参考書で対策して内容を理解しても、答えの入力に戸惑っては結局時間がかかります。PCの操作には、本番までに慣れておきましょう。

④時間を意識して問題を解く

前述したように、WEBテスティングでは時間を意識して取り組むことが大切です。練習問題を解くときから、時間は意識しましょう。

ストップウォッチなどを利用して、問題を解く時間を計ってみるのがおすすめです。解答スピードを本番の時間に照らし合わせ、自分の現状を把握しましょう。

また、模擬テストに挑戦するのもおすすめです。模擬テストは本番と同じく時間制限があり、問題も今まで解いてきたものとは異なります。本番に近い状況で、自分がどれだけ素早く解けるのか試してみましょう。

これらの方法を試してみて、もし自分の解答スピードが遅かった場合、原因を考えることが大切です。「問題への慣れ」「電卓への慣れ」「入力式問題への慣れ」のいずれかのため、①~③をもう一度対策しなおしましょう。

制限時間を意識して対策することで、余裕をもって本番のテストに臨めます。

WEBテスティングを受検するときの注意点4つ

WEBテスティングを受験するときの注意点4つ

WEBテスティングは独特な受験方法です。そのため、WEBテスティングならではの注意点もあります。

ペーパーテストやテストセンターは会場で受験の準備をしてくれていますが、WEBテスティングは自分で準備が必要です。本番中に戸惑ってしまうことがないよう、あらかじめ注意点を理解しておく必要があります。

ここでは、WEBテスティングを受験する際に注意する点について4つ解説していきます。

①期間内に余裕をもって受験する

WEBテスティングには、受験可能な期間が設定されています。ギリギリではなく、なるべく余裕をもって受験しましょう。

設定された期間を過ぎると、受験することができなくなります。受験日をできる限り期間の終了間際にして、その分対策に当てたいと考える人も多いです。

そのため、最終日はアクセスが集中する傾向にあります。うまくサイトにアクセスできなくなることがあるため、なるべく期日に余裕をもっと取り組むのが安全です。

また、受検する日を期間ギリギリで考えていると、急な用事や体調不良と重なってしまった場合に受けることができなくなります。企業に事情を説明して延期してもらえる場合もありますが、自己責任として片付けられて次の選考に進めない可能性が高いです。

受験期間が提示されたら、期日に余裕をもって試験に取り組みましょう。

②解けない問題は潔くあきらめることも必要

万全に対策をしても、本番でわからない問題が出ることも十分考えられます。そうなった場合、潔くあきらめて次の問題に進むことも必要です。

WEBテスティングでは、問題一問一問に制限時間が設けられています。時間いっぱいまで粘っても、結局解答を出せなければただの時間のロスです。

選択肢のある問題であればどれかを選ぶことができますが、入力式だとそうはいきません。問題をみた瞬間に「考えてもわからない、解くのに時間がかかりすぎる」と感じたら、潔く諦めて次の問題に進むことも時には必要になります。

WEBテスティングは時間との戦いです。わからないと感じた問題は、あきらめて次に進みましょう。

③途中式は紙に書き出す

WEBテスティングの際には紙とペンを用意しておき、途中式はなるべく書き出しながら解答しましょう。

WEBテスティングの非言語分野は、計算量の多い問題も出題されます。最終的に明らかに答えと違う値が出た時に、制限時間内にもう一度解き直すのは難しいです。

計算量の多い問題は、なるべく途中式を書き出しながら解答しましょう。明らかに違う答えが出た時も、書き出した途中式を見ることでどこで間違えたかがわかり、途中から解き直すことが可能になります。

余裕がない場合は、メモ程度でも残しておくと役立ちます。途中式はなるべく書き出し、見直せるようにしておきましょう。

④次の問題に行く前に軽く見直す

問題を解いたら、次に進む前に軽く見直しを実施しましょう。

WEBテスティングで次の問題に進むと、前の画面に戻ることはできません。わかっている問題を入力ミスなどで落としてしまうのは非常にもったいないです。

制限時間があるため、あまりにしっかりと見直すと時間のロスにつながります。しかし、多くの問題を解いても、正答率が低ければ意味がありません。

問題を解いて次の画面に映る前に、入力ミスや選択ミスがないか、軽く画面を見直しましょう。

WEBテスティング対策におすすめの参考書3選

WEBテスティングの対策には、問題を繰り返し解いて慣れることが大切と前述しました。その際は、専用の参考書を使うことがおすすめです。

参考書には練習問題だけでなく、各設問の解説や分野ごとの特徴についても記載してあります。ここでは、おすすめの参考書を3つ紹介していきます。

自分にあった参考書を見つけ、対策に役立てましょう。

①【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】 これが本当のSPI3だ! 2022年度版 (本当の就職テスト)

1つめの対策本は「【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】 これが本当のSPI3だ! 2022年度版 (本当の就職テスト)」です。

この本は、SPIの対策本のなかでもベストセラーと評価され「テストセンター」「WEBテスティング」「ペーパーテスト」の3方式に対応しています。上記で紹介したWEBテスティングの特徴を踏まえたうえで、要点の解説や練習問題が記載された対策本です。これ1冊を繰り返し解けば充分に対策できます。

同じ本に掲載されているテストセンターやペーパーテストも、企業の選考としてよく用いられているSPIの実施方法です。就活中にWEBテスティング以外の方式を受験することになっても、この本を使えば対策できます。

②【WEBテスティング(SPI3)・CUBIC・TAP・TAL 編】 これが本当のWebテストだ! (3) 2022年度版 (本当の就職テスト)

2つめの対策本は「【WEBテスティング(SPI3)・CUBIC・TAP・TAL 編】 これが本当のWebテストだ! (3) 2022年度版 (本当の就職テスト)」です。

この本は、4種類のWEBテストを対象にしています。WEBテスティングも含まれており、最新傾向を踏まえた問題が言語分野と非言語分野で2セットずつ掲載された対策本です。

また、WEBテスティング以外には「CUBIC」「TAP」「TAL」の情報が載っています。WEBテスティング以外の適性検査を受けることになっても、対策に役立てることが可能です。

③5日で攻略!Webテスト '22年版

3つめの対策本は「5日で攻略!Webテスト '22年版」です。

この本は、その名の通り5日間で攻略することを目的に作られた対策本になっています。5日間のプログラムを主軸とした内容のため、あまり時間をかけずに対策したいときに役立ちます。

対象は「WEBテスティング」と「玉手箱」の2つです。他の対策本に比べ少なく感じますが、この2つは最もメジャーなWEBテストのため、受験する機会が多いです。対象を絞っている分、内容もボリュームがあるものになっています。

WEBテスティング対策におすすめのアプリ2選

WEBテスティングの対策には、アプリを使うこともおすすめです。

アプリをダウンロードしておけば、どこでも問題を解くことができます。電車での移動中などの隙間時間も、WEBテスティングの対策に充てることが可能です。

ここでは、おすすめのアプリを2つ紹介していきます。

①SPI言語 【Study Pro】

1つ目のアプリは「SPI言語 【Study Pro】」です。

WEBテスティングでは言語問題、非言語問題、性格検査の三つのジャンルから問題が出題されます。このアプリでは、そのうちの言語問題を対策することが可能です。

言語問題が苦手な人は、このアプリを利用することで集中的に対策できます。練習問題だけでなく、難易度や制限時間も表示されているため、本番を意識して学習に取り組めるアプリです。

②SPI非言語 【Study Pro】

2つ目のアプリは「SPI非言語 【Study Pro】」です。

先ほどのアプリは言語問題の対策用でしたが、こちらは非言語問題に対応しています。この2つをダウンロードしておけば、どこでもWEBテスティングの能力検査を対策可能です。

また、このアプリには手書きメモツールが搭載されています。計算の過程を書き残しておくことで、後から見直すことが可能です。

WEBテスティング対策におすすめのサイト5選

参考書やアプリだけでなく、就活サイトもWEBテスティングの対策に役立ちます。

就活サイトの中には、WEBテスティングの模擬テストを実施しているところがあります。本番に近い状況で対策できるため、利用することで制限時間に慣れることが可能です。

ここでは、おすすめのサイトを5つ紹介します。

①お試し!Webテスト キャリタス就活2022

1つ目は「お試し!Webテスト キャリタス就活2022」です。

このサイトでは、Webテストの代表格である、SPI(テストセンター、WEBテスティング)、玉手箱、Web‐CAB、TG‐WEBの再現問題を体験することができます。利用するのに会員登録も必要ありません。

各設問の解答には詳しい解説も載っているため、間違えた問題を復習するのに役立ちます。ただし、このサイトの問題は何度受けても同じものが出題されるため、注意しましょう。

②適性検査対策 WEBテスト マイナビ2022

2つ目は「適性検査対策 WEBテスト マイナビ2022」です。

内容としては、言語系・非言語系・一般常識・時事問題の4ジャンルの問題が出題されます。一般常識・時事問題はWEBテスティングでは出題されませんが、言語・非言語問題の対策に役立ちます。

試験結果の全国順位や、分野ごとの平均点を確認することも可能です。自分の現状での実力を、より正確に把握できます。

③キャリアパークWEBテスト模試 適性検査対策2022

3つ目は「キャリアパークWEBテスト模試 適性検査対策2022」です。

ここでは「SPIテストセンター型」と「玉手箱テストセンター型」の2種類の模擬テストを実施できます。WEBテスティングに直接対応したものはありませんが「SPIテストセンター型」の言語・非言語は基本的に同じ内容のため、対策に役立てることが可能です。

それぞれの特徴を抑えた模擬テストになっているため、より本番に近い形で実践的に対策できるサイトになっています。

④言語・非言語Webテスト|リクナビ2022

4つ目は「言語・非言語Webテスト|リクナビ2022」です。

言語問題と非言語問題で構成された模擬テストになっています。SPIを提供しているリクルートが作成した模擬テストのため、より本番に近い内容の模擬テストです。

また、テスト結果がランキング化されています。周囲と比較し、自分の現段階での実力を知ることが可能です。

⑤Study Pro SPI無料学習サイト

5つ目は「Study Pro SPI無料学習サイト」です。

SPIの対策サイトで、模擬テストではなく練習問題が載っています。言語・非言語・英語・構造的把握力と、CABの練習問題を解くことが可能です。

また、各分野全項目の解説も載っています。会員登録も必要なく無料で利用できるため、気軽に対策に使えるサイトです。

WEBテスティングは対策を充分にして高得点を狙おう

WEBテスティングは受験方法も内容も独特で、初めて受験する際は色々と戸惑ってしまいます。しかし、問題の難易度自体はそこまで高いものではありません。

大切なのは、正しく内容を理解し、適切な対策を取ることです。逆に、油断して対策を取らなければ、突破することは難しくなります。

WEBテスティングは充分に対策を取って、自信をもって臨みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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