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内定式は社会人への第一歩
内定式は、社長をはじめ、社員の方や他の内定者との顔合わせの場です。そのため、社会人への第一歩を踏み出す場ともいえます。
自分を知ってもらうため、内定式での「挨拶」や「自己紹介」の準備を疎かにしてはいけません。何を話せばいいのか不安になってしまっている学生は、ここで紹介する内定式の挨拶の内容や注意点を把握していきましょう。
内定式でよい印象を与えることができれば、入社への不安も軽減させることができます。
内定式の内容については、下記の記事で解説しております。
内定式で挨拶をする目的
内定式での挨拶や自己紹介は、初めて顔を合わせる他の内定者や社員に、自分を知ってもらう大切な時間です。しかし、人前で話すことが苦手な人にとっては、苦痛に感じる時間でもあります。
まずは、内定式で挨拶や自己紹介をする目的を解説します。目的が明確になれば、準備にも積極的に取り組めるでしょう。
内定式が開催される目的については、下記の記事で解説しております。
同期や社員との親睦を深める
目的のひとつは、他の内定者や社員との親睦を深めるということです。みんなで挨拶や自己紹介をすると、同期の顔と名前を一致させる役割を果たすほか、春から一緒に働く仲間との親睦を深めることにより、内定ブルーの防止にもなります。
内定式では他の内定者も集まるため、同じような悩みを抱えた人もいるでしょう。そのような同期たちと親睦を深めることは、心に抱えた不安を解消する要因となります。
入社への不安を抱えているという人には、入社後同期となる他の内定者たちと積極的に交流し、話しやすい関係性を築いておくことをおすすめします。
同期や社員と親睦を深めるために、内定者懇親会が開催されることもあります。内定者懇親会での自己紹介のポイントは、下記の記事で解説しております。
社会人になるという意識を高める
社会人になるという意識を高めることも、内定式で挨拶をする目的のひとつです。内定式は、これから社会人になるということを改めて実感できるイベントのひとつです。内定式での挨拶を通じて、人前で仕事への意欲を語ることによって、社会人になるという自覚を持ってもらいたいと考える企業は多いです。
内定式には、学生の時とはまた違った心構えで、仕事に臨まなければならないことを気づかせる役割もあるといえます。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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内定式の挨拶時間は1分程度
内定式での挨拶は、1分程度にまとめるとよいです。新入社員が多い場合、ひとりで長々と話すと、自己紹介だけで1~2時間と時間がかかります。長ければ長いほどひとりひとりの印象が薄くなりますし、聞いている方も苦痛になってしまいます。
時間が決められている際は、その時間に合うよう話して問題ありませんが、時間の指定がないときは、1分程度にまとめられるようにしておきましょう。
しかし、短すぎると自分のことを知ってもらえません。自己紹介で伝える情報が少なすぎると、他の内定者たちと親睦を深められないでしょう。そのため、挨拶時間は長すぎず短すぎない1分程度で話すことがおすすめです。
内定式のスピーチで失敗しない方法を、下記の記事で紹介しております。
内定式の挨拶で話す内容
・氏名と大学名
・学生時代頑張ったことや趣味
・志望動機
・入社後のビジョン
実際に挨拶や自己紹介で何を話せばよいのか分からないという人もいるでしょう。上記に、挨拶や自己紹介で話すとよい定番の話題をピックアップしました。
人前で話すことが得意な人にとっては問題ないでしょうが、苦手な人が突然1分間自己紹介をしようとしても、なかなか話す内容をまとめられないことが多いです。そのため自己紹介の内容は、事前に考えておくと安心です。それぞれの話題について、詳しく説明していきます。
内定式での自己紹介のポイントは、下記の記事でも詳しく解説しております。
氏名と大学名
まずは「氏名」と「大学名」を名乗りましょう。自己紹介では、最初の名乗り方によって、第一印象が決まってしまう可能性が高いです。表情やトーンに気をつけましょう。
名前が聞き取れないくらい小さな声で話している人、暗い表情をしている人は、相手に絡みづらい印象を与えてしまいます。その結果、他の内定者たちと上手く打ち解けることができずに、入社への不安が高まってしまうことが考えられます。
初対面の人の「第一声」は印象に残りやすいため、好印象を与えられるように笑顔でハキハキと話すことを心がけましょう。
自己紹介のほかに内定式で実施されるプログラム内容を、下記の記事で紹介しております。
学生時代頑張ったことや趣味
面接の際に聞かれることが多い「学生時代に頑張ったこと」や「趣味」も、挨拶や自己紹介で話す話題としては定番です。学生時代に打ち込んできたことや自分の趣味嗜好を話すことで、どんな人物なのかを聞き手がイメージしやすくなります。
また、同じ趣味嗜好の人がいた場合、あとで話しかけてもらえる可能性も高いです。その結果、気の合う仲間をみつけて親睦を深めることができるでしょう。
内定式の自己紹介でよい印象を与えるには、身だしなみを正すことも大切です。内定式での身だしなみについては、下記の記事で解説しております。
志望動機
「その企業を選んだ動機」も、自己紹介で話すべき内容です。それぞれの志望動機を内定者同士で共有することによって、より強い仲間意識が生まれるという効果が期待できます。
また、志望動機はひとりひとり異なるものです。他の内定者の志望動機を聞くことで、その企業の見方が各々で違うことを知り、そこから新しい発見ができることもあるでしょう。
内定式では、髪色に気を配ることも大切です。内定式の髪色マナーについて、下記の記事で解説しております。
入社後のビジョン
熱意のある人物という印象を与えたいのであれば、「入社後のビジョン」を話すことがおすすめです。入社後に成し遂げたいことや、将来の自分がどうなっていきたいかというキャリアビジョンなどを話すことで仕事への意欲を示すことができます。
また、多くの仲間が集まる内定式という場で宣言することで、「みんなに言った以上は絶対に成し遂げなければならない」という適度なプレッシャーを自分に与えることができます。その結果、モチベーションも高まるでしょう。
内定式で入社後の抱負を述べる際のポイントは、下記の記事で解説しております。ぜひ参考にしてください。
印象をよくする挨拶の仕方
本番を迎える前に、印象をよくする挨拶の仕方について確認しておきましょう。いくら素晴らしいことを話していても、声が小さかったり表情が暗かったりすると、内容を聞いてもらうことができません。
好印象を与える挨拶のコツを、ここでは2つ紹介します。とくに人前で話すことが苦手な人は、これらを意識して練習してみてください。
印象をよくするためには、髪型にも注意しましょう。内定式の髪型のマナーについて、下記の記事で解説しております。
笑顔ではきはきと話す
挨拶の印象をよくするためには、やはり笑顔ではきはきと話すことが大切です。これを意識するだけで相手を惹きつけることができ、挨拶後に他の人と話しやすくなります。
反対に暗い表情や小さな声で話していると、相手を寄せ付けない雰囲気を出していると勘違いされ、近寄りがたい印象を与えます。また、挨拶や自己紹介の際、原稿用紙を丸々読んでしまうこともNGです。顔がうつむき加減になるため、声も前に届きません。
挨拶の内容は前日までに覚えて、本番を迎えるようにしましょう。笑顔ではきはきと話し相手と接することは、仕事でコミュニケーションをとるうえでも必要なことです。
下記の記事で「笑顔の練習方法」を紹介しております。笑顔が苦手な方は、ぜひ参考にしてください。
1点を見つめるのではなく周囲を見渡す
挨拶をする際は、周囲の人を見渡すようにして話しましょう。緊張すると1点に集中しながら話す人、表情が硬くなる人は多いです。1点を見つめて話していると周囲に緊張が伝わり、聞いている人に話の内容が伝わりづらくなります。
周囲の人を見渡しながら話すと、聞いている人の表情が見え、互いに緊張がほぐれやすくなります。目が合えば頷いたり、時には笑顔を見せることで、より話の内容を伝えやすくなるでしょう。親しみやすい印象を与えることもできます。
内定式に緊張して、うっかり忘れ物をしてしまう人も少なくありません。下記の記事を参考に、内定式に必要な持ち物を準備しておきましょう。
適職診断を試してください。
適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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好印象を与える挨拶の例文
初めまして。◯◯大学◯◯学部の○○と申します。
私は海外旅行が趣味で、学生時代は年に2回以上、海外へ行っていました。ちなみに、フィリピンやシンガポールなどの、アジア地域の国がとくに大好きです。行った国々の文化に触れ、現地の人々とコミュニケーションをとることが、海外旅行をするうえでの私の楽しみです。
御社のデザイナー職は私の第一志望でした。台湾で御社の広告をみつけたことが興味を持ったきっかけです。台湾に馴染みながらも日本らしい繊細さを備えたデザインが印象的でした。
私も、人々の目に留まり、頭から離れなくなるような魅力的な広告を作れる人材になりたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。
上記の例文では、趣味を詳しく話すことで印象的な自己紹介になっています。「たくさん海外に行っている人」「アジアへの旅行に詳しい人」と覚えてもらうことができるでしょう。また、活発でコミュニケーション能力に優れていることもアピールできているため、親しみやすく話しかけやすい人柄が伝わります。
志望動機や入社への意気込みを話すことで、意欲の高さもアピールできています。
内定式の開催時期についても、事前に確認しておきましょう。下記の記事を参考にしてください。
内定式の挨拶は事前に準備して好印象を与えよう
内定式は、これから一緒に働く同期や上司に自分を知ってもらう初めての機会です。内定式での自己紹介で、第一印象が決まることもあります。
相手に好印象を与える挨拶をするためには、内容はもちろん、話す時間や表情、視点も大切です。話す内容を考え、実際に話す練習をしておくと安心でしょう。内定式では企業の役員も参加しているため、人前で話すことに慣れていても、意外と緊張してしまうものです。準備を怠って、当日失敗をしないように注意しましょう。
内定式が終わったら、お礼メールを送って感謝の気持ちを伝えましょう。内定式のお礼メールの送り方は、下記の記事を参考にしてください。